- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478028650
作品紹介・あらすじ
言い方を変えるだけで売れる!見せ方を変えれば企画が通る!伝え方を変えたら信頼された!違いを知れば結果が出る。交渉、販売、営業、社内評価、面接・就活…に効く!
感想・レビュー・書評
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男性=男性脳、女性=女性脳では決め付けられないことが印象的である。
見分け方の例として、
①右手の人差し指と薬指の長さ
②PCのデスクトップのファイル数
③欲しがるものなどが紹介されていた。
コミュニケーションをとる上では相手を観察して
関係性を築くことが大事である。
今までは男性が働くもの、女性が家事という風潮があったため
ビジネス書などに「ホウレンソウ」と書かれているが、今後の女性活躍においては「ソウレンホウ」が望ましいようだ。
それは女性脳は『共感』を大切であるからだ。答えは決まっているけれど共感してもらってから物事を進めていく方がノンストレスで働けるということを学んだ。
男性脳と女性脳の違いをセールスに生かしていくなら、
男性には【機能やスペック】を、
女性には【雰囲気とイメージ】を伝える。
また、男性は最後の最後は自分で決めたいと思う。
女性は最後まで決めて欲しいと思う。
男性は沈黙に対しては平気だが、逆に女性は沈黙にストレスを感じる。
この特徴に基づいてクロージング部分では、男性に対して選択肢をいくつか与えて沈黙をして相手に決めてもらう。
女性に対しては限りなく選択肢を絞ってあげてプロ目線でどちらかをお勧めして背中を押してあげる。
このように男女の脳の違いを知ることで、相手にどのようにコミュニケーションをしたらいいのかを理解できる。
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モノタスクがこなせたり、行間が読めたりできる女性脳は非常に優秀だと思った。
そして、認知不協和による男女のコミュニケーション能力の差にはとても頷けた-
2019/02/03
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星座や血液型、生年月日等、
色んな軸で人は分類されているが、
根本的な部分である男性・女性で分類して、
それぞれどういう特徴があるか、だからどう反応するのがよいか
について、わかりやすく説明してくれています。
ここでいう男性・女性の軸は、実際の性別ではなく、
男性脳・女性脳で分けたうえでの分類。
そもそも自分自身がよりどちらに近いかを知り、
相手がどちらよりかを判断するためのノウハウを知り、
逆の脳を持つ人を理解するためにはどうすればよいかを
順序だって説明してくれています。
ふむふむなるほど〜というところも多かったこともあり、
非常にわかりやすかった。
ちなみに私は若干女性脳寄りっぽいです。
【勉強になったこと】
・男性脳、女性脳でそれぞれ以下のような傾向がある。
(左が男性脳)
競争 - 共感
モノタスク - マルチタスク
論理型 - 感情型
最終思考 - 拡大思考
自己完結 - 自己関連
・人に伝えるときは相手が男性・女性どちらの考え方に
近いかを知ったうえで伝えると納得してもらいやすい。
男性脳の場合:自尊心のくすぐりから入る
女性脳の場合:共感の提示から入る
・男性脳の人を褒めるときは本人を褒める、
女性脳の人を褒めるときはプロセスを褒めること
・人は希望的観測に従った、楽観的な計画や目標を設定しがち
これを「計画錯誤」という。
この計画錯誤は、男性脳に多く見られる。
・何かを売りたいときは、
男性脳の場合:スペックやデータ
女性脳の場合:イメージ
を伝えることで買ってもらいやすくなる。
・女性脳の人は何故うまくいったのかという根拠よりも、
うまくいったという現実が重要と考える傾向にある。
そのため、論理的に根拠を説明するのが下手。
その分、直感に優れている。
・相手が男性脳の人を説得するときは、
過去に相手が言っていたことを参考にした等、
過去の言動を覚えていることを挟むと応じてもらいやすい。
・自分が失敗したことよりも、自分の失敗によって、
周りに迷惑をかけてしまったといった罪悪感を
強く感じてしまうのが女性脳。
フォローの言葉をかけるのが大事。
・君にしかお願いできないと言ったとき、
男性脳:自分が唯一無二の存在
女性脳:自分の集団を守る役割分担
と解釈したがる。
それくらい感じ方が違う。 -
言葉として【男性脳】【女性脳】は知ってはいたが具体的な違いは知らなかったので、本書を通じて性差による考え方の違いを知ることが出来ました。
管理職なので部下に男性も女性もいるので、状況に合わせてアプローチの仕方を変えてみたいと思います。 -
女性顧客がメインでコミュニケーションエラーが多々発生したため、仕組みとして女性脳を理解するため
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目的
女性心理や女心の分からない自分が女性の扱い方などを知る事
テーマ
脳の違いを理解してビジネスに活かす事
読み途中の感想
会話例などを出して男性脳と女性脳の違いを教えてくれる。
言われてみると確かに!と思う事も多くエビデンスがちゃんとある事が書いてある印象でした。
少し例題が多すぎると読んでる途中で思うことはあった。
実際、例題を出して話した方が分かりやすいが、ずっと同じようなパターンでは少し飽きてしまう部分も感じられた。
本来この本を読む目的とは違う内容ではあったが共通する部分もあり楽しめた。
読み終えた感想
あくまでテーマは男女脳の違いをビジネスに活かす事だが、ビジネス以外でも使えるネタもあった。
もっと女性心理を知りたいと思えた一冊でした。 -
男性脳と女性脳の違いを扱う本が流行った時代の一冊。
他の本と違い、
こちらは、
マーケティングにまで踏み込んでいるのが興味深い。
ビジネスの参考に。 -
男性にはデータで提案
女性には感情に寄り添って提案 -
冒頭診断では私の脳は女性脳でしたが、性格診断なんかでは論理的思考で父性的と結果が出ます。かといってモノタスクではなく、全体的に几帳面なので、私の脳はジェンダーレスの時代を迎えているのでしょうか。
マーケティング戦略を立てるときに意識してみます。 -
正直、新しい発見のない本でした。自分は仕事においては男性脳です。常に筋の通った根拠と明確な論理を求めます。しかし家庭では女性脳です。マルチタスクでワンオペ家事をこなし、何度言っても言動を直さない、何もしてくれない夫にうんざりしています。つまり私、自分で言うのもなんですが、よくやってる方だと思うんです。男性的振る舞いも、女性的振る舞いもこなしています。それでも解決したい課題があるから本書を読みました。でも、自分のヒントになるものは無かった。そのことにイライラしてしまいました。