0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる

  • ダイヤモンド社
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レビュー : 175
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478029060

作品紹介・あらすじ

PKを蹴る方向も、人生の選択も、国の政策も、すべてバイアスをゼロにして考えろ-。あらゆるバイアスから自由になり、一発で本質に切り込む思考法。

感想・レビュー・書評

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  • 「ヤバい経済学」が面白かったので購入。みんあ「バイアス」にかかってませんか?

    ものごとを0ベースで考えられないのは、
    ①政治的、思想的、その他のバイアスのせいで、偏った先入観をもってしまいがちだから。どんなに聡明な人でも、新しい情報を積極的に取り入れて確かな現実感覚を磨くよりも、自分がもともともっている考えを裏付けるような情報ばかりを探そうとするから。
    ②みんなと同じことをするのは楽だから。
    ③たいていの人は忙しさにかまけて、考え直したり、ものごとをじっくりと考えることすらしなくなっているから。
    →人生を効率に生きるために、0ベース思考ばかりではいられないのは、理解に難くない。

    例えばホットドックを端から食べろだなんてルールはどこにもない。食べる前にソーセージとパンを割って見る?ソーセージとパンをばらしてみる?など。
    小林はコニ―アイランド大会の25と1/8本という世界記録を正当なものだと思わないようにした。スピードの決め手になる期間は心臓や肺ではなく、脳なのだ。
    →まぁホットドックの早食いを戦略的に考える人間がこれまでにいなかった、ということも大きいが、人に与えられたMaxに捉われないという考え方は重要。メールは24時間以内対応もその1つ。24時間というのは区切りが良いが、できるなら5分後には対応して驚かせたい。

    省エネのアンケートで、次の順にやるべき理由が挙げられたが、本当か…。
    1、環境保護になる
    2、社会のためになる
    3、お金の節約になる
    4、多くの人がやっている
    →人に体裁よく見せたいという見えないバイアスを誰しもが抱えているよね?

    スマイル・トレインがうまくいった理由は、
    ①目新しさ:これが最初で最後のお願いです、なんていう人は今までいなかった。
    ②素直さ:郵便物に何度も寄付のお願いがくることをうんざりしているだろうということを認めた。
    ③コントロール:寄付者にある程度の自由度を与えた。
    →シンプルに言うと、相手の本当の関心事を抑えて、相手に主導権を与えること。人は「操られている感」を覚えると反発したくなる。

    男子トイレを綺麗に使ってほしい?「きれいに使いましょう」の張り紙もいいけれど、小便器にハエの絵を描いて、後は的に命中させようとする男の本能に任せておけばいい。
    →何かの目標がどんなに大切かを諭すよりも、さりげない後押しで、相手をそっとつつく方が良い。

    「お悩みですか?ときに人生には、大きな決断を迫られて、どうすればいいのかわからないことがあります。あらゆる角度から考えつくしたのに、どう考えても何が正しい決断なのかわからない。そうなったら、どんな決断をしてもコイン投げで決めるのと変わりません。」

  • 昔から著者のファン。本書も期待をまったく裏切ることなく、自由な発想で思いがけない諸々の指摘をしている。
    ホットドッグ早食いの裏にそんな緻密な考えがあったとはねー。

    難を言えば、タイトルが悪い。
    そのへんのビジネス書と間違う人がすごい多いんじゃないかな。
    まあビジネス書と思ってうっかり買った人が、うまいこと著者のファンになってくれればいいんだけど。

  • タイトルが自己啓発本っぽいけど、実際はそんな本ではない。ヤバイ経済学の著者が、フリークのように発想するにはどうしたらいいか?を書いた本。一筋縄ではいかない。
    PKでは実は真ん中に蹴ると成功確率が高いが、誰も蹴らないのは、そこに自分の利益があるからだ。でもそのタブーを突いたらどうなるのか。それがフリーク。知らない、わからないというほうが見えてくる、できることがある。ゲームのルールを書き換え、根本の原因を考える。誰も考えない小さな問題を、子どものように考える。インセンティブよりも関係の枠組みを変える。相手を尊重し、物語を使って相手を説得する。そして何よりも、止めることを恐れない。それは失敗ではなく袋小路の発見なのだ。

  • 経済学の教授と経済ジャーナリストの2人の著者が各々が行った実験や実例や経済学の知識を使いながらゼロベースで考えるという思考法を紹介した一冊。

    ホットドッグ早食いのコービーなどの物語から知らないと臆せず言うことや聞く耳をもたない人を説得させることなどを解説されていて物語というテストケースを読みながら方法を学ぶことができました。
    その中でも子供のように純粋に考えるということが本書の中でも一番メッセージとして残りました。
    また、インセンティブの効果的な使い方やサンクコストの考え方など経済学の知識も多く扱われており印象に残りました。
    また、本書のエピソードでは著者たちが行ったコインの実験に関しては非常に興味深い結果となっており面白いものだと感じました。

    多くのエピソードや実験からバイアスを取り除いてゼロベースで考えることの大切さを多角的に学ぶことが出来ました。
    本書で得た知識を活かして人生を変えていくこともできるのではないかと感じた一冊でした。

  • 「ヤバい経済学」Freakonomics主宰による、最新刊。

    データサイエンティストの不遇あるあると、 私はかく突破したという総仕上げ的な内容。

    「分離的均衡」の事例として、ソロモン王が問われた「どっちがホンマのおかん」問題と同列に語られる、 デイビット・リー・ロス(ヴァン・ヘイレ ン)による「興行委託契約書第428条(M&M茶色粒の除外:バンド受け入れ側の各条項に対する内容認知度を測るためのサンプリング条項)」がやっぱり 秀逸。

  • ホットドッグをもっとたくさん食べるにはどうすればいい?
    どうしたらもっとホットドッグが食べやすくなるか?

  • コインを投げて人生の選択をしても、それで満足する結果になることもある。と。
    悩むのがもったいないときには、その方がいいかも知れない。

    テロリストをあぶり出すくだりは、おもしろかった。
    あやしい動きをしたら、それでバレる。という罠の仕掛けが、二段階。

  • シカゴ大学経済教授の本、非常に勉強になる方なんですが、前著やばい経済学とほとんど内容は変わりません。要は人間の行動はインセンティブで決まるということです。日本人大好きな精神論ではことは動かないことを証明しています。

  • 原題が Think Like a Freak

    本書の内容は独立した2点で構成されていると感じました
    ・フリークのように考えろ(タイトルどおり)
    ・インセンティブの与え方で人の行動は変わる(設定が難しいけどね)
    この内容については全く同意です
    とても重要なことです
    その観点では多くの人がこの本を読んでくれることを期待します

    ただ、フリークのように考えること自体は実は簡単で
    それを阻害しているのがフリークのように行動できないことだと思います
    本書にも記述されていますが、フリークは変人とみなされ煙たがられます
    本物のフリークは変人とみなされ煙たがられること自体が生き甲斐というのは言い過ぎにしても、少なくともそれに耐えられます

    フリークの「ような」人にはきっと耐えられないですよ
    フリークは生き様なので都合のいい時だけフリークにはなれません
    時には身内や仲間との決別も覚悟する必要があります
    本物は子供の頃からそうだから反りの合わない身内との決別は完了済みで仲間は理解者しかいませんからね

    本書に足りないのはそこをどうするかという観点だと思います
    思い切ってやってみな! 楽になるよ! ってことだと思うけど
    本書って大人向きの本だからそれだと無理がありますよ
    大人は諦めて10代向けの内容にしたら完璧だったと思います

    本書を小中学生に普通に教える世の中を期待しますが、そのためにはまずそう教えることに対して教師にインセンティブを与える教育制度や学校運営が必要でしょう

  • 原題は「Think Like a Freak」。Freakとは、常識の枠に収まらない人、既存の慣習にとらわれない人のこと。脳を鍛え直して、色々な問題を普通とは違う方法で考えることができれば、得るものは大きい。
    一般的に常識のある大人は自分が知らないと認めたがらないし、道徳的・良識に則った回答をするものだが、真実は大抵もっと違うところにある。そんな実例を本書では数多く示してくれる。子どものように世界を見て、ゼロベースで物事を捉え直せばいいらしい。マインドフルネスのようだと感じた。
    文章が非常に軽快で小気味よい。考えさせられる内容なのに、すらすらと楽しく読めた。

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著者プロフィール

スティーヴン・レヴィット
シカゴ大学経済学部教授
シカゴ大学経済学部ウィリアム・オグデン特別功労教授。シカゴ価格理論ベッカー・センター理事。ハーヴァード大学で学士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。1997年以来、シカゴ大学で教鞭をとる。2004年、40歳以下の優秀なアメリカ人経済学者に贈られるジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞。2006年には、『タイム』誌の「世界で最も影響力がある100人」の1人に選ばれる。共著に『ヤバい経済学』『超ヤバい経済学』があり、人気ブログ「Freakonomics(ヤバい経済学)」を共同で執筆している。

「2018年 『レヴィット ミクロ経済学 発展編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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