速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.50
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  • (10)
本棚登録 : 2545
感想 : 239
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478029787

作品紹介・あらすじ

マッキンゼーで14年間活躍した著者が明かす、仕事のスピードを極限まで上げる哲学とノウハウ。

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    「スピードが、質もやる気も連れてくる。多くの仕事はスピードをもってやることで精神的な余裕をつくり、優位に立つことで自ら好循環を作り出し、やる気を高めていくことができる。」
    引用として下にも書いておりますが、本書の内容は本当にこの文章に尽きます。
    とにかくスピード対応を心掛ける事、またどのようにしてスピードUPを図るれるかというスキルの紹介と、それによって得られるメリットについて書かれている本です。

    僕自身、仕事でもプライベートでも、何においてもまずはスピーディな対応を心掛けています。
    「正確さ」や「優先順位」なども大切な事なので蔑ろにはしませんが、スピード対応を行なっていれば自ずと付随してくるモノではないかと思います。
    クイックレスポンスであればいくらでも修正が効きますし、物事の推進力も上がりますし、相手からも重宝されます。
    あと単純に、何事もスピーディな対応を行える人って、なんかそれだけで充分カッコイイんですよね(笑)

    とまぁ、普段からそういう性格、そういうスタイルの人間ですので、本書を読んで何か新しい気づきがあったわけではありませんでした。
    読んでいて、「やっぱり速さって凄く大切だよね~」と思ったくらいです(笑)
    たまにモチベーションが下がってダラけてしまう時もあるので、自身を引き締め直すときに読みたい本だなと思いました。

    余談ですが・・・・
    スピードと似て非なるものとして、「せっかち」が挙げられますよね。
    この2つの違いは、「主語が自分か他人か」といった事なのかなと思います。他人にスピード対応を求める人は、ただの「せっかち」です。
    「自分」がスピーディな対応を行なったからといって、それを同じように「他人」に求めてしまってはいけないと思います。
    (自分が遅いくせに他人にクイックレスポンスを求める人間は論外です。)
    わかってるんですが・・・やっぱりたまにイライラしちゃいそうになるんですよね。

    「せっかち」にならないよう、また他人からそう思われないように今後も気を付けたいと思います。



    【印象フレーズとアクションプランBEST3】
    ・スピードが、「質」も「やる気」も連れてくる!
    ⇒この一言に尽きる!クイックレスポンスを今後も徹底する事!!

    ・明るく、「ポジティブフィードバック」に徹する。
    ⇒これも本当に大切。気持ちよく楽しく仕事をしている人の周りにイイ話も舞い込んでくるはず。


    【内容まとめ】
    0.スピードが、「質」も「やる気」も連れてくる!
    多くの仕事はスピードをもってやることで精神的な余裕をつくり、優位に立つことで自ら好循環を作り出し、やる気を高めていくことができる。

    1.ゼロ秒思考
    頭に浮かぶことを全部A4メモに吐き出していくと、モヤモヤがなくなり頭がどんどんよくなる。
    究極的には瞬時に考え、瞬時に結論まで出せるようになる。

    2.速さが解決する5つのこと。
    ・速さが上がれば、何かと好循環が生まれ、やるべきことにすぐ着手できる。
    ・速さが上がれば、何をどうすべきかまで早く思いつくようになり、頭がよりよく動く。
    ・速さが上がれば、仕事自体の推進力が上がり、PDCAを何度も回すことができる。
    ・速さが上がればやる気が出てくる。
    ・速さが上がれば実力を出せる。

    3.スピードを上げるための原則
    ①「まず全体像を描く」
    ②「丁寧にやりすぎない」
    ③「好循環をつくる」
    ④「前倒しする」

    4.A4メモ書き
    A4用紙を横置きにして、左上にタイトル、右上に日付、本文を4~6行で各20~30文字書く。
    1ページを1分で書き、朝起きてから夜寝るまでの間に毎日10ページ書くと、頭が非常にスッキリする。
    テーマは何でも良い。
    頭の中で考えていること、疑問に思っていることを文章化する。
    気がかりな事が頭に浮かぶたびに、溜めずに全部メモに吐き出すこと。

    5.「ポジティブフィードバック」に徹する。
    よい結果を出したときに褒めたり、感謝したり、労ったりする。心から褒め、感謝する。
    要は、何にせよ、前向きに明るく接することだ。


    【引用】
    速さは全てを解決する 「ゼロ秒思考」の仕事術


    ・スピードが、「質」も「やる気」も連れてくる。


    ・ゼロ秒思考
    頭に浮かぶことを全部A4メモに吐き出していくと、モヤモヤがなくなり頭がどんどんよくなる。
    究極的には瞬時に考え、瞬時に結論まで出せるようになる。


    p5
    ・日本人の生産性を低下させる三大要因
    1.自分で決定・推進できない経営者や部門長
    2.部内外の調整に次ぐ調整
    3.それに伴う膨大かつ過大な書類作成

    要するに、意思決定のスピードが遅すぎるのだ!


    p10
    ・あなたの仕事が遅い理由。
    1.すぐ始めることができない。
    2.やるべきことに集中できない。
    3.段取りが悪く、後手後手になる。想像力や先読み能力の欠如。
    4.優柔不断、迷う。決めることができない。
    5.書類、資料作成が遅い。タイピングが遅い


    p25★★
    ・速さが解決する5つのこと。

    1.速さが上がれば、やるべきことにすぐ着手できる。
    仕事が速くなれば、何かと好循環が生まれ、あまり苦労なく心が重くなることなく、次第にやるべきことにすぐ着手できるようになる。

    2.速さが上がれば、頭がよりよく動く。
    スピードに慣れれば、不思議なほど頭がよく動くようになる。
    何をどうすべきか早く思いつくようになり、ヒントに対して閃きも走る。
    また言葉やアイデアどんどん出てくるので、資料・書類作成が加速度的に速くなる!

    3.速さが上がればPDCAを何度も回すことができる。
    仕事が速くなれば仕事自体の推進力が上がり、人より先に、あるいはいつもより早くPDCAを回すことができる。
    資料作成のPDCA、営業企画のPDCAなど、どんどん回転させることができ、ブラッシュアップも図れる!

    4.速さが上がればやる気が出てくる。
    人より一歩二歩も足が前に出るようになれば、当然いい結果が出るのでやる気が高まる。
    精度を少し犠牲にしてもいいので仕事のスピードを大幅にあげよう!

    5.速さが上がれば実力を出せる。



    p32★★
    先手を打ち、段取りを前倒しして、ざっとでいいので結果を出してみる。そしてPDCAを回す。
    そういった細かな努力の積み重ねをしているうちに、気分も高揚して結果にもつながりやすくなる!

    多くの仕事はスピードをもってやることで精神的な余裕をつくり、優位に立つことで自ら好循環を作り出し、やる気を高めていくことができる。


    p42★
    ・スピードを上げるための原則①「まず全体像を描く」
    最終成果が何で、それを出すためにどういう要素があり、どういうステップと段取りを踏むのか?
    どこから手をつけると効果的なのか?

    全体像が見えれば、どの部分が大事なのか、どこが絶対に押さえるツボなのか、逆にリスクはどこなのかが見えてくる。

    そして、全体像を上司と連携し、途中で何度も確認すること。


    p45
    ・スピードを上げるための原則②「丁寧にやりすぎない」
    丁寧なことは勿論いいが、「やり過ぎない」という点が重要。時間がいくらあっても足りない。
    仕事は丁寧にやることそのものが目的ではなく、あくまでも結果を出すことが目的だ。
    顧客にとって本当に意味のある箇所を集中的に丁寧にすれば良い!


    p51
    ・スピードを上げるための原則③「好循環をつくる」
    好循環とは、仕事を進める上で良い方に勝手に物事が進むような状況、多くの人々が次々に協力してくれるようになること。

    好循環は信頼できるチーム、パートナーとの間で起きる。
    しかし、意図的に起こそうとしても中々起きない。自然と始まるものなのだ。
    なので、不自然な事はせず、種をまくことに集中すること。


    p57
    ・スピードを上げるための原則⑥「前倒しする」
    仕事を速く進める上で重要な点は、できることは全部前倒しすることだ。
    早めにやる方が精神的には楽で余裕があるので、落ち着いて広い視点から取り組むことができ、また心に余裕があるので頭もよく働く。
    逆に「ギリギリ」だと目先のことにあくせくし、先手を打てず、想定が外れたときに挽回のチャンスもなく、結果として好循環など起こりようもない。人の協力も得にくい。

    要するに、仕事の全体像をしっかりと押さえ、各セクションの仕事にどんどん取り掛かって片付けることだ。


    p68★★★
    ・A4メモ書き
    A4用紙を横置きにして、左上にタイトル、右上に日付、本文を4~6行で各20~30文字書く。
    1ページを1分で書き、朝起きてから夜寝るまでの間に毎日10ページ書くと、頭が非常にスッキリする。

    テーマは何でも良い。
    頭の中で考えていること、疑問に思っていることを文章化すれば良いのだ。
    とにかく、気がかりなことごあたまにうかぶたびに、溜めずに全部メモに吐き出すこと。


    p92
    ・「深掘り」で真実を探求する。
    全て疑い続けること。
    メモ書きしながら、あるいは仮説思考やゼロベース思考をする上でさらに重要なのは、聞いたことや考えたこと、感じたこと全てを深掘りすることだ。
    仮説を立てた後、納得するまで「なぜ?」を繰り返し、必要に応じて調べ、「なるほど」と思うまで考え続けることだ。


    p95
    ・深掘りのポイント
    丁寧な姿勢は崩さないものの、相手が少しくらい面倒そうでも、遠慮せずに聞き続けること。


    p103★
    ・フレームワークは練習あるのみ
    問題点を切り分け、仕事の優先順位を明確にし、スピードアップする上で非常に強力だが、使いこなすことはかなり難しい。。。
    使い慣れる為には、かなりの練習量が必要だ。


    p143★
    ・展示会にはこまめに行く。
    関心分野の知識アップグレードはmustである。
    動向、最新状況を把握する為、展示会にもこまめに行くと良い。月1回行けば、おそらくその分野で誰にも負けないレベルになる。


    p152
    ・英語学習について。
    日本人は常に遅れをとっている。いや、遅れをとっているというレベルではなく、もはや仲間外れとなっている。
    「優れた翻訳機ができるから、英語力がなくても大丈夫」?とんでもない。
    他の人が英語で自然にコミュニケーションしているのに、自分だけが自動翻訳機を使うのか??

    英語力を強化するには、以下の4項目それぞれを半年程度で強化しよう!
    →聞く力
    →読む力
    →話す力
    →書く力


    p161
    ・メモ書きのテーマ
    1.問題点は?
    2.解決方針は?
    3.その具体的施策は?


    p248★★
    ・ポジティブフィードバックに徹する。
    よい結果を出したときに褒めたり、感謝したり、労ったりする。心から褒め、感謝する。
    要は、何にせよ、前向きに明るく接することだ。

  • 良書 業務対応にて、メモ書きから、仕事量とスピードアップを可能にする工夫を紹介しています。
    方法論について、具体的に、詳細に説明をしていてわかりやすい。
    どうやったら、事務の生産性を飛躍的に向上できるかということである。
    各章の要点は、以下の通りです。
    第1章
    ・日本人の生産性を低下させる三大要因
     ①自分で決定推進しきれない多くの経営者や部門長
     ②部門内外の調整につぐ調整
     ③それにともなう膨大過剰な資料作成 これを改善すれば生産性は改善される
    ・生産性を向上させる企画とは
     ①全体像を明確にもつ
     ②顧客ニーズ、競合状況、業界動向に通じ、説得力のある文章を書く
     ③社内意思決定プロセスを十分把握、通しやすい形で効果的に表現する
     ④内容の確認、各部調整が素早くできる
     ⑤上司、上長の期待を超える提案を行う
    ・あなたの仕事が遅い理由 すぐできない。理由をつけてすぐやらない ⇒ すぐ着手する
    ・仕事に集中できない ⇒最も重要に課題に取り組む必要がある
    ・段取りが悪く、後手後手となる。 ⇒想像力、先読みをして、いつまでに何をすべきか、そのために、いつまでに何を仕込むか、どこに何をいつまでに依頼する、かを前倒しで行う。
    ・優柔不断、迷う ⇒ 全体像、過去の経緯、仕事の背景を全部考慮して、着手する。
    ・書類資料の作成が遅い ⇒ の指示があいまい、多くの書類・資料を要求される フォーマット通りに完成させなければならない 
    ・メールに多くの時間を取られる ⇒ タイピング遅い、言葉浮かばない、状況に応じてこう書くべきがない、具体的にどこまで何を書けばいいのかが見えず、だらだらとなってしまう
    ・会議多い、時間長い ⇒ だらだらした会議、発言少なく生産性の低い会議、長時間会議が負い
    ・差し戻しやり直し多い ⇒ 上司自身わかっていない。上司の在り方、部下の育成など問題点が多く深刻。
    ・仕事が早ければ、他の業務がどんどん片付くので、締切のある程度前に着手ができるようになる
    ・仕事が速くなれば仕事がどんどん進むので、人より先に、PDCAを回せるようになる
    ・一度作成した書類は、使いまわせるよう、再利用フォルダーに、テンプレートとして保存しておく。文例フォルダーをつくる
    第2章
    原則① 全体像を描く 全体像の把握⇒重要部分への対応⇒上司のブレがないことを確認⇒実際の作業を行う。記録を残し、文書で確認、短時間に何度でも確認をする
    原則② 丁寧にやりすぎない 結果時間切れになっては元も子もない、仕事とはあくまでも結果を出すのが目的 バランスを考え顧客にとって本当に意味のあるところを丁寧にする
    原則③ 仕事のツボを押さえる 最も重要なポイントを把握、無駄を省いて効果的に進める 成功イメージをもって、何度でもしみゅんレーションをして段取りを明確にする 
    原則④ 好循環をつくる 資料作成に必要な資料を前倒しで依頼しておく チームの運営方針、コミュニケーションルールを先に決めメンバーが対応しやすくしておく チーム、パートナ間で信頼を形成する
    原則⑤ 工夫の仕方を工夫する 特別な工夫を意識する、工夫すべきところは無数にあり 仕事はどんどん早くなり、全体観も身についていく
    原則⑥ 前倒しする できるものは全部前倒しする ミスを挽回するための時間を確保する
     1:仕事の全体像を把握する
     2:無駄、不要不急の仕事を切る
     3:人に頼める仕事を振る
     4:自分でしかできない仕事に集中し、優先的にかたづける
    原則⑦ 一歩先んじる 進むべき方向を先にかんがえておく、調べる情報を先に調べておく、こちらから先に会議の設定をする 主導権を先にとる
    原則⑧ 二度手間を全力で避ける まずいと思ったことが分かれば、最速で挽回の手を打つ 悪いニュースをすぐ共有する 惰性で無策の行動を続けない
    第3章
    ・メモ書き A4 10枚を残す 考えたことは言いにくいものを含めて、全部書き出す
     メモを書く ⇒ 整理してかけるようになる ⇒仕事の何が重要か、何が問題なのかがわかる ⇒最速で対応ができるようになる
     上司がなにをしてほしいのか、細かいところまでかんがえいるかどうか
     メモをみて不明事項を繰り返し確認する
     何がわかっているのかいないのか、説明不足なのか
     何をもとめられているのあ、どう応えるのか、何を言うのか言わないのか
    ・問題把握 ⇒ その本質を見抜く ⇒ どう解決すべきかを整理する ⇒解決に着手する
    ・仮説思考 これが問題なのでは/これが有効なのでは ⇒仮説を立てたら検証して正解に近づける ⇒素早く訂正して再び実行する
    ・ゼロベース思考 前例・現状に囚われずに対応する、暗黙の前提条件うや、制約条件を排除して、視野を広げて、大きな発想をしてみる。
    ・深堀で真実を探求する なぜを腑に落ちるまで繰り返して問い続ける ⇒ 分析力、独創性の徹底追及
     人のいうことを素直に聞くこと
     それは人が言ったことを鵜呑みにすることとは違う
     真剣に、相手に好意と尊敬の念をもって対応する
    第4章
    ・仕事のスピードアップには、情報収集能力の抜本的強化が欠かせない
    ・朝夕の各30分でできれば自宅で調べ物をする、30分というのは、時間をきめないと延々と時間をつかってしまうため、決まった時間で必死となって大事なものを収集する
    ・重要な記事は、印刷、書き込み、ブックマークする、テーマを分けて保存する
    ・通勤時間は、英語か読書を
    ・PCはできれば仕事と自宅で同じものを、ディスプレイは資料を並べて見れる大型ディスプレイが効率がいい
    ・検索はGoogle Chromeを表示件数100件で使う
    ・勉強会、セミナーは、月2回ぐらいのペースで参加する
    ・なんでも相談できる相手をつくる ①やりとりを歓迎してくれる方 ②メールでの返信が早い方
    ・英語の効率的勉強法 聞く:DVDで、日本語字幕、英語字幕、字幕なしで聞く、読む:とにかくたくさんよむ、ペーパバックを10冊ぐらいよむ 話す:海外出張や外人と話す、短文を数百用意し、何度も読み上げておく 書く:①メール、②英語プレゼン資料 メール文面を数百整理しておく
    ・メモ書きから資料におこす方法 ①メモ書きを30~50書き溜めておく ②書いたメモを関係あるもので、並べ替える ③メモから、目次をつくり、順序、整理する ④パワーポイントやワードに落とし込んでいく ⑤できたら、しばらく放置してからあらためて、確認する ⇒できたら、例文フォルダーにいれておく
    ・資料のイメージ合わせ ①上司とイメージを合わせるために、アウトプットイメージを書いて渡す ②最終ゴールを明示し、打ち合わせを重ねる ③資料全体を共有し進捗を報告する
     頻度が多ければ、10,15分でミーティングはかまわないし、アウトプットの品質は急激に改善される
    ・ブラインドタッチ、ショートカットキーを多用する
    ・資料を作るときは、ネットを切り、1Hrほど集中する
    ・会議の明確化 議題の明確化、説明資料の事前準備
    ・会議の低減 5分ミーティング、10分ミーティング、15分ミーティングと時間を短縮する
    ・会議の回数を減らす、出席者を絞り込む 他関連には、資料のメール等の共有を、質問はメールで確認でよい
    ・会議の活性化 ①参加者全員に発言してもらう ②異なる視点をもった発言を引き出す ③声の大きさでなく内容で判断する ④相違意見は、一致点を確認し相違点を整理する ⑤議論がすれちがったら、同じ土俵に戻して議論するようガイドする
    ・会議リーダがホワイトボードに書く、発言をそのまま記録する、わかりにくいときは、聞き直す、趣旨をくみ取って補完して書く、書いたら内容を示して、その場で確認する、課題とアクションを整理する、論点のすれ違いはその場で一致点、相違点を図示する。ホワイトボードは写メして全員に配布する
    ・メールはすぐ変身する 優先順位をつけない、メール作成スピードをアップする。難しい内容は、少しねかせてから送信する
    ・伝えにくい内容でも、遠慮なくメールする
    ・込み入ったことはメールでなく、直接話す。①メールだと長文になる ②誤解を生じやすい ③ボタンの掛け違いで感情的になりそう ④お願いをする場合 ⑤直接話すとそうでもないのにメールだととげとげしくなる人が相手
    ・PCの単語登録をうまうつかう、300語ぐらい登録できる
    ・メールも用途別に再利用フォルダーに保存しておく
    ・人の話を丁寧に聞くことでそのあとの仕事をスムーズに行う あせる心を押させて、落ち着いて聞くこと、あわててしまうとかえって生産性が落ちる
    ・話すときは、伝えるべきことをあらかじめメモしておき、そのメモを見ながら伝える
    ・伝えるべきことは、遠慮せずにはっきり伝える。いずれ伝えなければならないし、遠慮していれば誤解をうむ
    ・合意内容は、書面で共有する
    ・対等な関係で対応する、上から目線は諸悪の根源、表現はポジティブフィードバックを心掛ける
    ・避けるべき人 ①相性の悪い人、②悪意のある人、③病的な人 はさけること

    目次は次の通りです。
    はじめに
    第1章 速さは全てを解決する
    第2章 スピードを上げるための8つの原則
    第3章 思考のスピードを上げる具体的な方法
    第4章 スピードと効率を極限まで上げるノウハウ
     最も効率的な情報収集法
     書類・資料作成の時間を最小化する
     会議はここまで効率化できる
     メールを制する者が時間を制する
     コミュニケーションのミスをなくす
    おわりに

  • 『ゼロ秒思考』の延長でさらにスピードアップの効能と実践方法がテーマ。
    スピードが上がってささっとやることで精神的な余裕を持つこどができ、やる気と本来のパフォーマンスが出る好循環を自分で作ることができるのが理想ということ。
    ●そのためのいくつか実践しようと思ったこと。
    -まず全体像を描く(把握する)
    -丁寧にやりすぎない
    -仕事のツボを押さえる
    -出来ることはどんどん前倒し
    -いったん仕上げちゃう
    -さっとポイントをメモしてから話する

  • 仕事が遅い理由にドキッ…思い当る節がありあり。
    ●すぐ始めない
    ●集中できない
    ●段取りが悪く、後手後手

    解決方法
    ○先延ばしにしない。今やる。


    仕事の速度を上げ、自分も周りもハッピーになる方法が満載。
    具体的方策と精度の磨き方が具体的に載っている超良書!

    「全体像を理解する」ということが、何度も出てくる。
    それだけ重要なんだろう。
    木を見て森を見ずということがないように…

    全体像を理解するには、最終成果がどうなればいいか、どういった段取りやステップを踏むのか、どこから手を付けると効果的かということをしっかり考えなければならない。その際、上司への確認がとても大事。途中経過報告をこまめにする。

    メモ書きを毎日10枚10分間ですることで、瞬間的に判断できるようになるそうだ。
    精査され、迷いがなくなり、決断を下すのが速くなるのだろう。

    他にもフレームワーク作成トレーニングも面白そう。

    「学んだ~!」というきらきらした気持ちになったが、これで満足せず、日常生活に生かしていかないと意味ない。

    0秒で行動だ!

  • 『ゼロ秒思考』読了後、そのままこちらも。前作に引き続き項目ごとに分かりやすくまとまっている。参考にしたい部分がかなりあったので、早速出来ることから実践していきたい。スピードが「質」も「やる気」も連れてくる。

    • りまのさん
      お身体、大切に。なにせ、この御時世、ですから。
      お身体、大切に。なにせ、この御時世、ですから。
      2020/08/20
    • 泪さん
      りまのさん
      コメントとフォローありがとうございます。
      りまのさんもご自愛くださいませ。
      りまのさん
      コメントとフォローありがとうございます。
      りまのさんもご自愛くださいませ。
      2020/08/20
  • ・私が思うこの本のメインメッセージ
    仕事の全体像を把握してから取り組むこと、上司とのゴールのすり合わせを早期からすること、そのために0秒思考を常日頃から行い自信を持って質問できるようにすること

    時間短縮のための具体的なノウハウもたくさん書かれている。具体的かつその理由も細やかに描かれており、試してみたくなるものもある。ストイックすぎて今の自分にはちょっと、、というものもあった。

  • 有意義な時間の使い方が書かれている

    心に残ったのは
    「速さが上がればやるべきことにすぐ着手できる。悪循環を生まない」

    「締め切りのある程度前に着手すると心にゆとりも生まれ、頭がよりよく動く」

    すぐに実践出来ることとして、締め切りのある程度前に着手すること。
    後回しにしていていいことはないと感じた。

    そして
    「仕事のスピードは無限に早くなる」
    「思考のスピードは無限に早くなる」

    工夫次第で、いくらでも時間の使い方を変えることができると分かった

    人生の限られた時間をどう使うか
    考えていきたい

  • 上から目線が諸悪の根源、しっかり聞くことで時間短縮など、当たり前のことが書かれています。
    しかし、これができないんですよね。

  • 個人的に、会議のコストを通知するという話がなるほどなと感じた。
    多分、真剣にやるとエゲツないことになっているだろうな

  • 前作の「ゼロ秒思考」に関しての話はほとんど出てこない
    仕事のスピードを上げるための話もあるが、後半は人付き合いに対しての方法論がメインで、他の似たような本に書いてあるようなことしかなかった
     きちんと話を聞く、上から目線にならない など

    中盤は興味がある内容もあったが、全体的にイマイチだと感じた。

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著者プロフィール

1978年、東京大学工学部卒業後、小松製作所でダンプトラックの設計・開発に携わる。 スタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。 ソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となる。 2002年、「ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。 大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、も積極的に取り組んでいる。

「2017年 『最速のリーダー 最少の時間で最大の成果を上げる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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