データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標

制作 : 佐藤 純  矢倉 純之介  内田 彩香 
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478039632

感想・レビュー・書評

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  • 原著は2010年、邦訳が2017年。AmazonのベゾスCEO推しという本書は、事例は古いもののそれにより価値を毀損することのないデータを活用したマーケティングの要諦を押さえた良書。データ・ドリブン・マーケティングとは要は如何に意思決定にデータを活用するのかということだが、データ量が溢れる現代においては、舵取りがしっかりしていないと大量のデータとシステムの制約に翻弄されがち。本書はこれまで辿ってきた道のりを振り返りつつ、今登っている道を再確認するためにちょうどよい。難しいのはこの考え方を他者と共有すること。加速も減速もそこにかかっている(そんなことにも本書は言及している)。

  • 題名の通り、データを活用したマーケティング最適化の仕方に関して、広く解説した本。あくまで教科書的なため、実務に活用したい場合は、一つ一つのテーマを掘り下げしている他の本にあたったほうが良さそう。

    業績上位企業と下位企業のマーケティング予算配分の構造比較が面白い。上位企業ほど、ブランディングとカスタマー・エクイティ(顧客リテンション)に予算が投じられ、単発的で一過性の需要喚起(販促)への費用配分は低い。短期的な成果ではなく、長期的な視点に基づきマーケティング予算を振り分けている事実は勇気付けられる。

    ■ブランディング効果測定と予算配分の仕方
    各種チャネルごとに以下の2軸で評価して、打ち手を切り分ける。
    1.対象ターゲットに対する該当チャネルによる広告の到達度
    2.対象ターゲットに対する該当チャネルによブランドの想起アップ度
    →1が弱い場合はターゲティングに課題。2が弱い場合は、クリエイティブに課題。

    ■CLTVを加味したマーケティング施策を講じる際の注意点
    ・単純に現時点のCLTVが高い顧客を優遇すると、成長性ある顧客が離反してしまうため、長期的な収益が落ちてしまう可能性がある
    →そのため、期待CLTVを算出した上で、現在の利益率/収益をかけ合わせて優先度付けや施策の出し分けを行うことが必要。

    ・CLTVに基づく施策実行時は単純にCLTVの多寡で優先順位をつけるのではなく、現在の利益率もかけ合わせて「他サービスへの移行を推奨」「関係維持×アップセル」「コスト削減」を見極めることが必要

  • 推薦図書

  • データ・ドリブン・マーケティングを実践するための適切な指標15個を解説している本。
    所謂、マーケティングフレームワーク(3C,5F,STP,感度分析等)の話ではない。

    伝統的な10の指標と、比較的新しいサーチエンジン+ソーシャル系の5つの指標を具体的に記載されており、分かりやすい。
    例えば、"CLTV(顧客生涯価値)を高めるのが目的だ"と言われても実はピンと来なかったが、本書では計算式で導いているので、少し腑に落ちた。
    ただ、その算出には非財務指標と財務指標のどちらも必要であるため、データが集約されていなければ指標があっても活用は難しいと感じた。

    いきなり全ての指標は難しくても、まずはあるデータを元にして指標を立てるのが良いと思う。
    データもとりあえず片っ端から集めないと、ある指標では3~5年分は貯めないと意味をなさないものもありそう。

    別書籍『カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則』にも”まずはデータだ ~略~ 膨大なデータだ”と記載あり。
    とはいえ、本書冒頭では”マーケッターたちは、巨大なデータ量に圧倒されてしまい、時間・リソース限られた中、活動の有効性を示せないままになりがち”とある。
    最終的に”ビジネス要件”からどんなデータが欲しいのか必要なデータが決まるが、
    データの集め方を解説した本ではないので、その集め方も課題があるかもしれない。

    道しるべにはなる参考書のため、お薦め。
    私のお客様にも、データ・ドリブンで躓いているところや逆にこうして進めているという例を色々きいてみたいと思う。

  • 指標の使い方が分かりやすい。

  • 財務指標以外の指標が求められるのはやはり難しいと思った。
    ネット広告はすでに現在の技術と隔たりがあるかな。
    スモールスタートを推奨するのはいいこと。

  • データを活用したマーケティングの教科書。基本的考え方から始まり、具体的な分析、活用についての解説、さらには実際に会社で導入する際の注意事項など、内容が網羅的。
    読んでワクワクするような本ではないが、これからのマーケティングの教科書として活用しがいのある1冊と思います。

  • これいいなあ。当たり本。本屋でじっくり探しているときに見つけることができた。もう少し、本のテイストにメリハリ、太字や、下線があると早く読めそうだけど、逆にないから必要な個所を見極めようとするのかも。

    まだ1章目だけど、忘備録。

    ・8割の成果に繋がる2割のデータを見極める
    ・アイデアを評価するために、対象実験を行おう
    ・効果測定の設計が肝
    ・成果に対して評価を行う
    ・プロセスをイメージする。 現状評価 → 先行事例 → 成功を再現するためのツール作り → レビュープロセス

  • PDCAだなんだと言われても、なかなかちゃんとしたプランは立てられないもの。ちゃんとしたプランっていうのは、PDCAサイクルを見通したプランのことですよってのが隠れたテーマな気がする。さらに、そのプランの中で見るべき指標って言ったらまあまずはこの15個ですよねってことかな。
    この本を読めば、マーケティング指標を概観できると思います。

  • 全体的な具体例がとっつきにくい。海外事例だからか。
    15の指標のレベル感がバラバラとしていて、小難しく感じるところもあった。
    各指標は、大事だと思っているので、他の本で学びを深めたい。

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