一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる
- ダイヤモンド社 (2016年2月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478061466
感想・レビュー・書評
-
一流(と言われている)大学生からのアンケート結果と
グローバルに活躍する自身の4人の子育て経験を基にした
「子供から感謝される子育て法」について書かれた本。
まず、私は子供から感謝されるために子育てしているわけではない、
という時点で若干本書と自分の子育てのスタンスの違いはありつつ…
子育て実例集として読むならちょうどいいかな、
という印象でした。
長い目で見てこんな姿勢であったらいいんだろうな
ということは分かるものの
未満児を相手にした"今"活かせる内容は少ないので
この時期は話半分で斜め読みしても充分かもしれない。
気になったところだけ、各論として
個別の専門書で深掘りするといったような
まさしく教科書的な使い方でもいいのかもしれない。
習い事や勉強の仕方、才能の伸ばし方など
そんな考え方もあるんだな、という知見にはなりました。
200名の一流大学生からのアンケート結果とのことですが
正直そこまで一流に含めていいのか?と思うほど裾野も広く、
また、大学でうまくいったからといって社会人でも通用するとは限らない。
加えて、4人の子育て経験からと言うけれど
それを合わせてもどことなく論拠に欠けると
どうしても感じてしまいました。
途中から飽きてしまい後半だいぶ読み飛ばしたこともあり、
一旦リリース。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オーディオブックで読了。
一言で言えば、まったく価値観が合わない本だった。
一流の定義って人それぞれやなと。
僕は割と和風な人間なので、一流と言えば「たたずまい」であったり「教養」であったり、もう少しざっくり言えば「人格」であったりといったことを重視する傾向にある。頭が良くても、人間的に今ひとつな人を一流とはどうしても思えないのだ。
本書では一流というのは「難関大学に合格」だ「グローバルに活躍」だと言うことだし、正直障害を持つ人のことを「弱い人」と表現して「弱い人は守ってあげなければいけない」みたいな見方、価値観は正直ちょっと好きにはなれない。勿論、サポートが必要な場面もあるだろうけど、僕は一個人として同じ目線で対等に向き合いたいと思う。
ただ、教育という面で言えば、色々と参考になる要素はある。「自分の将来を自分で考えさせて、自分で選択させる」という方針は良いなと思うし、「放置にならない様に気を付け、情報を集め選択肢を提示したりよき話し相手となる」ことについては、自分もそうありたいと思った。
『「学力」の経済学』を少し前に読んだこともあり、そういうエビデンスベースでの論考かと思って期待したら、ミセス・パンプキン(誰?)の子育て体験談を、日本の大学生から採ったアンケートで補強する実に主観的な本だった。
価値観が合えば、悪い本ではないかもしれない。しかしながら、もう価値観と言うか、道徳観の面でまったく相容れなかったので正直オーディオブック聴くのが途中から辛かった。 -
うーん、いまいち。特に新たな学びはなかったし、〇〇した方がいいと書いてあっても具体的な方法がなかったり、第一、単に日本の高学歴(高学歴の基準もあいまい)の人の経験を聞いたところで何だってんだ…と思ってしまった。その人が今どういう人かもわからんのに。
ということで、やや前時代的と感じるところもあり。
まぁ、「一流」「エリート」というワードとか、いわゆる日本の高学歴とされる人たちの経験談、そういうものに惹かれる方には響く本なのかもしれない。 -
炎上するのがよくわかる。ただの自慢話。
-
参考文献が一切ないので、これを他の人が子育ての教科書とするのは親として心配に感じる。子育て支援啓発書というカテゴリーになるだろうか。
-
モヤっと。
それはそうですよね。と感じただけであった。
私には必要ないかなー。なぜなら、読めば読むほど普通に自分の父と母がしてくれた事だと思ったから。感謝しかない。お金がかかる事に関しては難しかったけどね。
一流大に行く事が一流ではないと書きながら、結局は一流大学在学中の生徒さんへのアンケートで成り立っている訳です。普通に大学へ進学する事が現在どれ程の贅沢なのか?国立大学でもグググイっとお値上げされている昨今。大学はどこだろーがセレブですわ。塾代も高いしね。
他山の石。これを読むより、自分の子供がどの進路に進もうが応援してやれる最低限の教育費の貯金に励んだ方が良いわね。庶民は。そっから先は一人で頑張れよって話だ。お金持ちの人が読む本だったわ。間違えた。