一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

  • ダイヤモンド社
3.71
  • (104)
  • (140)
  • (107)
  • (30)
  • (18)
本棚登録 : 1818
感想 : 156
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478061466

作品紹介・あらすじ

★竹中平蔵教授絶賛!
「抜群の面白さと、圧倒的な説得力。『親の教科書』といえる稀有な良書だ」

★中室牧子氏(『「学力」の経済学』著者、教育経済学者)絶賛!
「どうやって子どもをやる気にさせるのか、その明快な答えがここにある」

★グローバルエリート×ミセス・パンプキン、超人気著者、初のコラボレーション!


数百に上るエリート家庭への膨大な「家庭教育方針」調査を元に、「成功する人」「自己実現できる人」「自分で目標を立て、決められる人」を育てるための、超具体的な「7大方針55か条」を紹介した画期的な書!


著者は、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であり、多彩なグローバルキャリア(外資系投資銀行・戦略コンサルティング・公開株運用・プライベートエクイティ・海外一流MBA)と、世界中に豊富なエリート人脈を持つ“グローバルエリート”ムーギー・キムと、実際に4人の子どもがグローバルに活躍するプロフェッショナルに成長した家庭の母であり、東洋経済オンラインの子育て連載でバズ記事を連発し、圧倒的な人気を誇るミセス・パンプキン。


★膨大な数の「エリートたちが親に感謝している教育方針」と、一流のグローバルリーダーたちの行動特性の調査をもとに、「成功する力」を養う「最良の育て方」を徹底分析!

勉強ができるだけの単なる偏差値エリートではなく、ビジネスでも何でも成功できる「育て方」とは?

「自己実現できる人材」を育てるための、愛情あふれる感動的な言葉の数々。

すべての親、学校の先生、教育者のみならず、主体的に生きたいビジネスパーソン必読の、「人の育て方」のバイブル的一冊!


・子どもは親のどんな教育方針に感謝している?
・なぜ「頭がよくても成功しない」子どもが多いのか?
・「主体性の有無」は、出身大学と無関係
・自由に挑戦させるが、簡単にはやめさせない
・子どもの「強い意志」がないところに、湯水のような教育費は無駄
・親のアドバイスは、子供のときは反発しても、成人してから効いてくる
・怒るのではなく、内から気づかせよ
・勉強は、放任や強制ではなく、動機づけ
・なぜ「バーベキューパーティ」の振る舞いで将来を予測できるのか?
・子どもは「優しさだけ」を求めていない
・子どもに「お金の話」はしたほうがよい
・感謝力を磨け──「小さなありがとう」を忘れない
・教育とは、「勉強の楽しさ」「何が好きで、何が得意か」に気づかせること

……など、子どもに限らず、人を成長させる「一流の育て方」の珠玉の55箇条!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 言うは易し行うは難しの本
    子供に感謝される育児法というのが、あってドキドキしながら、その項目になるのを待ちました
    親から子供へと伝わっていくなにかがあると感じました
    その一つに、進路に関して重要な決定は子供に下させるで、親父からもらったものをそこだけは子供に譲ることができたとおもいました。

  • 子育てが始まったまさに今、この本はたくさんのことを教えてくれた。

    朝起きれば歯を磨くのと同じように、家族の自然な生活リズムに、子どもの勉強時間を組み入れること。

    親が勉強家で、子どもが読書や勉強をしている親の姿を見て育ち、自分が勉強するのは自然の成り行きだったという家庭像。

    親ができない努力を子どもに要求しても、子どもには届かない。誠実に生き、努力を惜しまない親の姿を子どもに見せ、言行一致で子どもを教育することは、親となった人の基本と心得るべき。

    才能より努力をほめられたほうが子どもは伸びる。結果だけでなく、頑張っていること自体をほめてあげる。

    子どもがにこにこ笑っていて、読書好きで、自分が好きなことと得意なことをわかっていて、感謝する習慣を持っていて、他人の考えを聞く力があり、好きなことに打ち込んでいたら、その子育てに大きな間違いはないということ。

  • 一流(と言われている)大学生からのアンケート結果と
    グローバルに活躍する自身の4人の子育て経験を基にした
    「子供から感謝される子育て法」について書かれた本。

    まず、私は子供から感謝されるために子育てしているわけではない、
    という時点で若干本書と自分の子育てのスタンスの違いはありつつ…

    子育て実例集として読むならちょうどいいかな、
    という印象でした。

    長い目で見てこんな姿勢であったらいいんだろうな
    ということは分かるものの
    未満児を相手にした"今"活かせる内容は少ないので
    この時期は話半分で斜め読みしても充分かもしれない。

    気になったところだけ、各論として
    個別の専門書で深掘りするといったような
    まさしく教科書的な使い方でもいいのかもしれない。

    習い事や勉強の仕方、才能の伸ばし方など
    そんな考え方もあるんだな、という知見にはなりました。


    200名の一流大学生からのアンケート結果とのことですが
    正直そこまで一流に含めていいのか?と思うほど裾野も広く、
    また、大学でうまくいったからといって社会人でも通用するとは限らない。

    加えて、4人の子育て経験からと言うけれど
    それを合わせてもどことなく論拠に欠けると
    どうしても感じてしまいました。

    途中から飽きてしまい後半だいぶ読み飛ばしたこともあり、
    一旦リリース。

  • 【気になった場所】


    一流の子を育てる家庭教育
    ・勉強の楽しさや、自分は何が好きで何が得意かを気づかせること
    ・強い知的探究心を芽生えさせること
    ・視野を広げて、天職を見つけさせる

    子どもは親の言うことは聞かないが、行動の真似はする

    自由に決めさせる
    ・子どもに自由を与え、自分を探させる
    →自分で決めさせ、自己認識を深める
    ・子どもに目標を設定させる
    ・進路は子どもの意思を尊重する

    子どもの強い意志がないところに、湯水のような教育費は無駄

    助け過ぎずサポートする
    ・自主性は尊重しつつアドバイスは与える
    →任せるだけでは育たない
    ・選択肢を示し、最終決定は子どもに任す→選択の連続で判断力が養われる
    ・過保護に育てない
    →失敗を通じて学ぶ機会の創出

    自分らしさを育む
    ・個性を尊重する
    →人と違ってもいいと教える
    ・「人に迷惑をかけるな」より「役に立て」
    →過度な慎重さより、志が大切
    ・小さいことから自信をつけさせる
    →小さな自信が伸びしろを生む

    小学生の時期の塾選びの情報は、親が集めて子どもに提示するべき

    子どもの視野を広げること
    =自分は何が好きで、何に才能があり、どの分野なら競争に勝てるのかに気づかせ、その道に進む道筋につけてあげること

    視野を広げる
    ・知的好奇心を刺激する
    →知的充足感を覚えると、その後は放っておいても自発的に学び、自律的に成長していく
    ・読書
    →読書はすべての学力の基礎
    →まずは好きな本で読書を習慣化
    →読書で視野が広がり、好奇心が強まり、親から言われなくても勉強するのが当たり前になる

    親の応援は子どもの強いモチベーション
    →物事を継続する力を育む

    知的充足感を育む具体例
    ・理科や社会の図鑑や雑誌をたくさん買う
    ・本はいくらでも買っていいルール
    ・キャンプや旅行など

    幸福な人生の大切な基本
    →視野を広げ、自分と世界を知り、自分がやっていて楽しく、好きで、それでいて周りに喜ばれる仕事をすること

    やり抜く力「グリット」を育む
    →真剣に挑戦させ、簡単にはやめさせない

    グリットを育む方法
    ・モチベーションを高める
    →挑戦させ、応援して、期待を伝える
    ・真剣に最後まで続けさせる
    →本気度を確かめ投資し、真剣でないと叱る
    →失敗しても叱らない、怠けたら叱る

    自分が起点になると、子どもは頑張れる

    親の見識がなければ、子どもの挑戦や成長を阻む

    一流のコミュニケーション能力を磨く
    =聴いて、相手を理解する力

    あらゆるビジネスの基本は、クライアントが何を欲しているのかを知ること

    コミュニケーション能力を磨く方法
    ◆コミュニケーションに慣れさせる
    ・社交の場に参加させる
    ・書く習慣を身につけさせる
    ・外国語教育は、幼少期から慣れさせる
    ・小さい頃から、何でも話せる相手になる

    ◆異なる視点、価値観、感情を理解させる
    ・子どもと積極的に議論せよ
    ・親の価値観を押し付けない
    ・感情的にならず、理由を伝えて叱る
    →怒るのではなく、気づかせる

    ◆心を通わせる習慣を身につけさせる
    ・感謝することの大切さを伝える
    ・相手の立場に立って考える癖をつけさせる
    ・動物を通じて思いやりの心を育む
    →動物の命を扱う読書も効果的

    感謝の気持ちの強さと人の出世はかなり高い相関関係にあり、感謝しまくっていればあらゆるところから助け船が押し寄せてくる

    勉強のさせ方
    ◆習慣づけをする
    ・勉強を強制しない
    ・幼少期に学習習慣を贈る
    ・楽しく思考力を伸ばす
    →「なぜ?」と問いかける
    →「is to」遊び(夏は雨に対して冬は?雪)

    ◆勉強への動機付けをする
    ・勉強のメリットを教える
    ・教育環境で子どもは決まる
    ・勉強での競争意識を育む
    ・報酬を与える?

    子どものモチベーションを高める方法
    ・学ぶ楽しさを教えること
    ・親の応援や頑張り
    →自分がやることに対する納得感の醸成

    親自身が「子どもの教育第一」の生活をする
    →自然に勉強ができる環境を整えてあげる
    →親自身が本を読み、学習している姿を見せる

    いつか目標が見つかったときに、選択肢を狭めないためにも勉強が大切

  • 助け過ぎずサポートする

  • 子供の成長に親が与える影響の大きさを改めて認識した

    ビジネスでも当てはまるというのもよくわかった

    子供の自主性、自立心を育むことが大事というところは一番心に留めたいと思ったところ

    勉強しろと言うのではなく、自分が勉強している姿を見せる…親の姿勢を見せるのが大事

    それもこれも、一人前に育って幸せになってもらいたいと思う愛情があってこそ

    行動するのが難しくても、改善していこうと努力する姿勢があるのと無いのとでは、相手の受け取り方も違ってくるのかもしれない

  • 子どもを大胆に信じ、決定権を広く認めていく。
    個性に応じた選択肢を示し、最終選択は子どもに任せる
    なんでもやってあげる=能力を磨く機会を奪う
    →失敗は時頭を鍛えるチャンス
    人に迷惑をかけるよりも役に立て
    読書で視野が広がり、好奇心が強まり、親からいわれなくても勉強するのが当たり前に。
    モチべをあげる秘訣は、挑戦させること
    目標を達成してからやめる

    勉強で一番大切なこと
    自分が得意な分野を見つけ、社会貢献を通じて周囲に感謝され、承認される喜びを教えること
    勉強は強制ではなく、 背中で教える
    大学のよさは同世代の刺激

  • 大学生へのアンケートなので、
    これからどれくらいエリートになるかはわからず。
    例えば早稲田といっても
    政経法と教育社学人科だと全然レベルが違うしね...
    (教育社学人科あたりなら、
    高校でガリ勉すればたぶん受かると思う)


    筆者は中受推奨派であった。
    お子さんが自発的に学ぶタイプではなかったとのことで、
    自然と勉強する環境システムに放り込むには中受しかないと。
    なるほど〜
    でもそれは共働きでやるにはかなり茨の道だわあ。

    肝心の勉強の動機付けをどうやるのか?
    が薄い気がした。

    結局親のレベルなんですよ、と言われた気がした。
    それは学歴じゃなくて、
    親の教養とか自己管理のレベルを問われているというか。
    子どもをエリートにしたかったら親もちゃんとせい!ということらしい。

    エリートじゃなくて良いから
    好きなことでメシを食える子になってほしくて、
    でもやっぱりベースに自ら学ぶ力が必要なら
    食後はテレビ観てゲラゲラ笑ってないで、
    みんなそれぞれ読書でもしてろってことかなあ。

    レベル高!!

    • QAZさん
      > 結局親のレベルなんですよ、と言われた気がした。
      『言ってはいけない残酷な真実』でも取り上げられていた記憶があるのですが、親のレベル、の...
      > 結局親のレベルなんですよ、と言われた気がした。
      『言ってはいけない残酷な真実』でも取り上げられていた記憶があるのですが、親のレベル、の1つとして「収入」に強い相関があるのは事実の様ですね。昔から、東大にはエリート階級が多いという話もありますし。

      ただ、実際社会に入ってみると、あまり学歴って関係なく優秀な人はいますし、むしろ頑張れる力を付けてあげることこそ大事で、その結果の1つで高い学歴という結果はあるでしょうね。

      自分の意見を持つ、考える力を持つという点では色々な本を読むのはとてもいいと思っています。
      その知識をベースに、家族でTVを観てゲラゲラ笑える時間と空間が心を良く育むと思いますね。
      2021/02/06
  • アンケートを元に様々な子育ての実例や方針が載っていて、分かりやすい。まさしく教科書のような感じ。子育てに正解はないと思うため、参考にする程度に読むにはちょうど良い。親の姿勢など、共感出来る点は多々あった。

  • そうだよなーそうだよなーと頷きながら読んだ本。子供をより見つめ、子供の行きたい道が決まった時に全力で支えられる親になりたいと改めて思わせてくれた本だと思う。

全156件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ミセス・パンプキン
『一流の育て方』著者
立命館大学法学部卒業。家庭問題、人間関係、人生相談の専門家として、国内最大級の経済メディア「東洋経済オンライン」で長年にわたり人気コラムを連載し、6年間で7300万PVを突破。4人の子どもはそれぞれプライベートエクイティ・プロフェッショナル、ニューヨーク州弁護士やロンドン勤務の公認会計士、北米名門大学教員など、グローバルに活躍するプロフェッショナルに成長。
「20年後、子どもに感謝される育児法」をコンセプトにした、ムーギー・キム氏との共著『一流の育て方』(ダイヤモンド社)は20万部を突破し、5カ国語で翻訳され、大ベストセラーとなった。「育児」「家族関係」「人間関係の改善法」をテーマに、講演・執筆多数。
https://www.pumpkinsalon.com/

「2018年 『あらゆる悩み・不満・ストレスが消える!最強の人生相談〈家族・結婚・夫婦編〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ミセス・パンプキンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
ジェームズ アレ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×