答えは必ずある---逆境をはね返したマツダの発想力

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.76
  • (14)
  • (24)
  • (16)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 161
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478061541

作品紹介・あらすじ

会社存続の危機の中、エンジン技術だけで、ハイブリッド車並みの超低燃費を実現した、マツダ流「選択と集中」とは!?Mr.エンジンが初めて明かす!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • マツダ車が好きなので、ここ数年、マツダのブランド価値が上がってきたことがとても嬉しい。
    力をつけてきたマツダブランドの裏側を知りたいと思い、以前から気になっていた人見光夫氏の著書を手に取った。
    物事はできるだけシンプルに捉え、ヘッドピン(ポイント
    となる課題)を見つけて、解決することに邁進する。できないとは言わない。
    『答えは必ずある』
    シンプルだけど深い。とても共感できる内容だった。

  • 要因を見つけ、ボウリングのヘッドピンを倒すように…との記述、甚だごもっともだが、それを見つけられないのが自分の現実。見つけようとしてないだけか、能力不足か

  • 凄い人がマツダにもおられた。エンジンは何処まで進化するのだろうか

  • マツダのスカイアクティブエンジンの開発責任者だった著者が、エンジンの先行開発部員たった三十人という少数部隊で、如何に困難ななエンジン開発を成し遂げたか、その開発マネジメントの真髄を語った書。

    その要諦は、山のようにある技術課題の中から、ヘッドピンを見つけることだという。ヘッドピン(主要共通課題)を倒せば、後ろのピン(課題)が次々に倒れてくれる。そのためには、まず全体を俯瞰して見るすることが重要だとも。

    著者は、エンジンの効率=エネルギー損失(排気損失、冷却損失、ポンプ損失、機械抵抗損失)を改善するための制御因子が、圧縮比、比熱比、燃焼期間、燃焼タイミング、壁面熱伝達、吸排気行程圧力差、機械抵抗の七つしかないことに気づき、各因子の現状達成レベルを把握した上で、注力すべき因子を絞って開発を行ったという。

    また、著者は、環境問題への解がEVしかないという昨今のマスコミの論調・政策動向に強い苦言を呈している。well to wheel で考えたら、EVは環境に優しくないし問題が多いってことなんだけれど…。個人的には、EVシフトがバッテリー技術のブレークスルーと再生可能エネルギー活用を促進するんじゃないかと期待してるんだけどなあ。

    同じマツダ本でも、先日読んだ「マツダ 心を燃やす逆転の経営」の方が面白かったな。

  • 熱すぎるエンジニアの書である。エンジニアの心構えという精神的な部分と、課題をどう解決していくかという技術的な部分の、両方が書かれていて、お得である。
    こんな人が予定調和な組織にいたら大変だが、前に向かって進んでいく組織には必要不可欠である。

  • 逆境だからこそ知恵が出るっていう事例。
    人数が少ないからこそ、コンピュータを積極的に採用したし、後戻りが出ないように攻めどころを事前に整理した。

    それと、反作用を怖れず一度試しに振り切ってみるっていう作戦は使える場面がありそう。

  • 中身が薄いし、表現がしっくり来ない

  • 2015/03/08 Kindle
    ◯理想とロードマップがあれば,少ない人員でも迷うことなく進むことができる.
    ◯批評家はいらない→提案者になる
    ◯年頭メッセージのメール・各人が計画的に,日々に生産的な仕事がどうすればよいかという提案を考えてください・メモレベルでOK,提言を返してください・それを,業務方針・計画に反映していきます→他人任せばかりの提案ではこまる,自分もやるという意思を込めた提案をお願いします

  • 研究者としてものづくり業界にいるものとして勇気をもらえとても共感できた。この時代にこんなことができた人見氏を尊敬します!(講演で直接話を聞いたときは胡散臭い感じでしたが(笑) それにしても残したい言葉がたくさんあった。マツダは間違いなく生まれ変わっている。自分たちもこうなりたい。以下目次のタイトル。
    ・答えは必ずある
    ・マツダ存続の危機
    ・「できない」とはいわない
    ・強烈な反骨心でソリューションを探る
    ※俯瞰し問題を見抜く力
    ・答えはいつだってシンプルである
    ・常に全体最適を考える
    特に※の章からいくつか言葉を残しておくことにする。
    ・時には極端なことをやってみる
    ・まさにロードマップが私たちを導いている
    ・世界一を目指さなければサラリーマンだって面白くない
    ・自分で誇れる仕事をするしかなかった
    ・ヘッドピン探し
    ・「私の専門にはこれだけの広がりがある」と自分カタログに書こう
    ・いかに共通課題を見つけるか、そしてシンプルに答えを見出すか
    ・ロードマップを示してメンバーに道を教えるのがリーダーの役目
    ・もう少し他の部門の仕事も近いして協力できないだろうか
    ・後追いの対症療法ではなく根本的治療法は何かを考える
    ・あらゆるシーンなど想定できるはずがない、だから共通の課題を探す
    ・負けず嫌いならば他人にとやかく言わずに自分を磨け
    ・商品開発と先行開発のバランスを逆転させれば強い組織となる
    「商品開発・量産開発はやると決めた製品を開発し量産する部門だからそれはいかに効率よく少人数でこなすかという事が重視されるべきだ。そのかわりむしろ将来に向けた先行開発に優秀な人材を配置すべきなのだ・現状から言えば逆三角形になるそうした組織こそが開発重視の会社では正しい。いい会社の条件と言っていいはずだ。」
    ・道を知っていれば迷わずに済む
    ・代替可能が受け入れられる強さが欲しい
    ・ヘッドピンがわかったら自分たちが制御できる因子を見極める
    ・全体像が分かれば進むべき方向性も自分のポジションも見えてくる
    ・究極の姿を描きそこに近づいていく
    ・ロードマップに沿ってまだまだ挑戦の連続なのだ

  • マツダの存続を掛けてエンジン開発に取り組まれたお話です。
    答えは必ずあると信じて取り組み続けることで、新しい発想が出てくること。
    困難に思えることも、要素を絞り込んで(今回の場合は7つ)考えてみると、突破口が見えてくること。
    常識が邪魔をすると山の上の景色が見えない。
    など問題解決の取り組み方として、技術者以外でも参考になることがたくさんありました。

全24件中 1 - 10件を表示

人見光夫の作品

答えは必ずある---逆境をはね返したマツダの発想力を本棚に登録しているひと

ツイートする