マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 3996
感想 : 375
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478064788

作品紹介・あらすじ

プライシング能力を身につける、インセンティブシステムを理解する、市場に評価される方法を学ぶ、失敗と成功の関係を理解する、市場性の高い環境に身をおく。マーケット感覚を鍛え、「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法。

感想・レビュー・書評

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  • 以前は重要視されていた学歴や資格が、前よりも評価されなくなってきつつある時代。

    マーケット感覚とは、価値を正しく認識する能力。

    自分では何の役にも立たないと思っていることだとしても、どこかの誰かには価値あることかもしれない。

    そんな能力を身につければ、今後かなり有利になりますね。

    例えがわかりやすくて、説得力があって、ちきりんさんにはいつもハッとさせられます。

  • あらゆることにマーケット感覚で物事を考える。この考え方は全ての人が取り入れたほうが良い。例えば会社内で給料が少ないもっと上げて欲しいということを言っている社員がよくいるが、その場合は労働市場で物事を考えれば解決する。具体的には給料にこだわるのであれば金融業に転職すれば良い。またはクラウドワークスなどて発注金額が高い仕事を調べてそれに必要なスキルを勉強すれば良い

  • 自分のアタマで考えようの対になる本だと思います。(青い本は読んでませんが)
    これも後輩に貸すためにちらっと読み返しました。うっかり忘れてることですよね。
    自分の感性を研ぎすまそう、と言うことかと理解してます。感性ではあまり気乗りしないのに、した方がよい理由を探して、する方向の意思決定を行うことがある気がします(特に会社で)。別の言い方をすると、「案外よかったね」を探しても仕方ない、ということですかね。

  • チキリンさんのブログを愛読していますが、本書と「自分の頭で考えよう」は、非常に好きな本であり、手元に置いて何度も読んでいます。
    完全に人との関わりを絶って、自給自足で生活しているという状況でもない限り、世の中の人は皆マーケットと関わりを持って生きており、
    ●マーケットとは何か
    ●マーケットを味方に付けるにはどうするか
    を説明した本です。
    このブクログの書評にしても、「いいね!」を如何に多く獲得するかを競うゲームだと仮定すると、たちまちマーケットに早変わりします。※実際、書評を書く理由は人それぞれで、私は、文章の練習、感じた事の忘備、本の内容整理、読書量可視化によるモチベーションアップの為に書いてますが。。。
    本をジャンル分けし、それぞれのジャンルの書評を覗いている人の数、その特性、「いいね!」を押すインセンティブを分析し、自分が戦えそうなジャンルを選択し、トライ&エラーを繰り返しながら「いいね!」を稼いでいくといった具合でしょうか。
    何より大事なのは、特定の物事を観察するとき、「これってマーケットじゃない?」という視点を持つことであり、先ずはその思考の癖をつけてみようと思います。

  • 私はまさに、資格を取れば安泰だ、公務員は安定だと耳タコで聞かされてきた世代です。
    しかも現に世間的に難関と呼ばれる国家資格を得ても、それだけで食ってけるほど世の中楽じゃないことは身をもって体験した(過去には安泰な時代もあったんだろうけど)。

    だから、この本も現実感を持って読みました。
    資格を持ってれば良いのではなく、それプラス経営能力(この本でいうところのマーケット感覚)と、新しい事象に対応するための日々の勉強は絶対に必要。

    万全を期してやろう、ではなく、とりあえずはじめてみて失敗しながら学んでいく、という姿勢、すごく大事ですね。
    良い学びを得られました。

  • オカネとモノの交換現場をリアルに想像出来る力-マーケット感覚-
    売る側であればお客様が何を求めていて幾らで売れば、売上向上に繋がり、商品の市場における価値を上げられるかであり、買う側であれば商品が自分の求めている価値と納得のいく価格で購入出来るか(プライシング能力)の見極めが求められる。

    私は現在マイホームの購入に迷っています。何故かと言うと周りの人の意見を聞いたり、相談した結果、明らかに価格が高く、自分の身の丈に合っていないのではないかと思ったからです。
    本書を読んでその悩みが少し緩和されました。まさしくプライシング能力というフレーズがそうさせてくれました。
    つまり私にとってその価格設定は、自分のしたいことを叶える上では、安い買い物だと判断したからです。
    要は自分がその価格に対してどう思うか。価値観は人によって異なります。高く感じる人もいれば安く感じる人もいる。それは人それぞれです。
    本書によって家を買うという決断の後押しをして頂きました。

  • 自分は何を売っているのか。
    自分は何を買っているのか。

    服はユニクロ一択の私だが、ユニクロの服が好きなわけではない。「ユニクロで買っておけば間違いない」という安心感を買っている気がする。

    カフェで飲むコーヒーも、コーヒーが飲みたくて買っているわけではない。「カフェで本を読む時間」を買っている。

    「本当の“価値”」を見極める。
    そのためのマーケット感覚。
    人々はどこにどんな価値を感じているのか。

    世の中の“流行り”は次から次へと移り変わっていく。
    その流行りも、その時々の社会のニーズにカチッとハマったから流行ったんだろうな。
    「なんとなく流行ってるね」じゃなくて、
    「なんで流行ってるんだろう?」って考えたい。



    重要なのはノウハウや知識を覚えることではない。それらを使いこなせることでもない。
    過去に経験のない場面に遭遇したときにも、自分で判断できる独自の基準や肌感覚を持つことが重要。


    1.プライシング能力を身につける
    自分の基準で、妥当と思える価格をつけてみる。

    2.インセンティブシステムを理解する
    こんなものが欲しい!
    こういうサービスがあったらなあ。
    なぜ今の制度はこんなに面倒なんだ?

    3.市場に評価される方法を学ぶ
    市場=一般顧客に評価される方法。
    一般顧客は趣味嗜好がバラバラ。ある特定のターゲットを決め、そこから評価される方法を学ぶべし。

    4.失敗と成功の関係を理解する
    とりあえずやってみる=市場に問いかける
    失敗するか(拒否されるか)
    成功するか(受け入れられるか)

  • サブタイトルは『「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』です。帯には「論理思考と対になる力を教えます!」とあります。有名ブロガーである著者には、本書発刊の前に論理思考についての著書があったということでした。

    これだけの情報だと、現在の「グローバル化」し「情報化」が進み20世紀とは様変わりした世界で商売をばりばり行って、一頭地を抜く存在になるための教本のように思えるかもしれないです。ですが、読んでみると、そのための知識をつける本というものともちょっと違います。より根本の、「やわらかな頭を持つための、やわらかな頭とは何なのかそしてなぜ大切なのかの解説とやわらかな頭のための体操の仕方」を教えてくれる本といったほうが的の中心に近そうです。

    ここで登場する「マーケット感覚」とは、マーケティングのことではありません。ここで本書での例をあげますが、たとえば航空会社の競合会社は他の航空会社だけだろうか? という問いを考えるとわかりやすいです。飛行機には出張や旅をする人を運ぶのはもちろんのこと、それだけではなく、貨物としての性質だってあります。列車やバス、運送業も競合会社になります。さらに、全国各地、ひいては世界各地の支店長を本社にあつめて会議をしたい、となったとき、それだったらリモートのほうが便利だし安上がりだし時間も節約になる、となれば、IT会社や通信会社が航空会社の競合にもなっている、となります。

    というように、現実感覚と現場感覚、そして想像力によって論理思考より広くそして地に足をついた感覚でものごとを把握する感覚がマーケット感覚なのでした。

    昨今では、就活も婚活も市場化された、と著者は述べますし、大学のありかたも今後どんどんマーケット感覚でもって運営していかないと淘汰されていくというようなことも述べています。おもしろかったのは、都市部よりも地方のほうが市場化によってチャンスとなるものが潜在的に多く、町おこしをそういった目でみるとまだまだ地方は捨てたものではなさそうだ、というところでした。都市部で暮らした人のほうが、市場としての性質の高い生活を強制的に送らされているのでマーケット感覚が培われる人が多いです。なので、都会でマーケット感覚を知った若者が地方にやってきたり、Uターンして地元に戻ったりして上手に商売をするだとかが今も起こっていることですし、これからもそういうことが起こり続けるのだろう、と本書から教えられます。そこで自らがそこに関われたならばすごくいいでしょうね。

    読んでいると、人間理解をちゃんとやることが大きいぞ、と読めもするんですよ。マーケット感覚を育めたなら、たぶん小説を書くことも上手になりそうだし、書く前段階での読者ターゲット設定やテーマ設定、そしてキャラクター設定もずっと無理なくできそうな気がします。そういった仕事が、小手先じゃなくなるでしょう。

    でもですね、僕なんかはこういう商売が最前面にでてくる世界観には寂しさを感じもするのです。拝金主義に陥りやすそうだなあだとか、世知辛くなりそうだなあだとか思えますから。そういった点についても、そうならないように感覚を働かせるのも、ある種のマーケット感覚ではありましょう。基盤設計といいますか、社会のあり方みたいなものに働きかけるときにも、応用が効く感覚だと思いました。つまり人間を中心に据えて考えてみること、です。お金がとても重要でありはしても、人間を差し置いてまで重要ではないでしょうから。僕個人としては、そういった感覚を捨てずにいながら、マーケット感覚をもっと養いたいところでした。

  • 変化し続ける社会や市場においてどう適応すべきかを学ぶことができる本です。
    自分の欲望を諦めていると市場感覚が鈍ることを学ぶことができました。なので自分のやりたいと思ったことや欲しいと思ったことを体験したり得たりするために行動していきたいと思います。

  • この本は人気ブロガーのちきりんさんが「マーケット感覚」について書いた本です。このマーケット感覚について、彼女は自身のブログの中で「これから必須になる能力」と見出しをつけ、記事を書いています[1]。

    では、このマーケット感覚とは何か。著書の中では、「価値を認識する力」であると説明されています。インターネットの影響により、様々な分野で市場化が進みつつあります。本書では就活や婚活などが例に挙げられていますが、こうした市場化した状況においては、自分がいるべき市場を正しく認識できたり、他者が必要とする価値に気付けたりすることによって、大きく結果に差がついてしまいます。だからこそ、マーケット感覚が重要になるわけです。

    本書の中でマーケット感覚を身に付ける方法として挙げられている、自分で値付けすることやインセンティブシステムを利用することは実際に試しやすい方法だと思います。買い物をする際に自分にとっての値段や価値を考えることはすぐにできることですし、自分の課題を克服するためや習慣づけのために、いかにインセンティブを与えるか考えることも後々他のことに応用できそうですよね。

    本書の「はじめに」にもあるように、マーケット感覚を説明し、その重要性を説明した後で、身に付ける方法を具体的に説明するという順序で展開されているため、非常にわかりやすい構成になっていると感じました。

    誰が読んでも損をしない良書だと思います。

    [1] http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20150220

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著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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