マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478064788

感想・レビュー・書評

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  • 新規事業を志す人だったり、自分を新たな場所に売り込む必要のある人によさそうな本。マーケットとはなにか、今の時代にあわせたサクセスの例示と共にわかりやすく書いてある。

  • なんとなく欲しくなるものやいいイメージを持つものに対して、その理由を教えてくれて、一般化まで紹介してくれる。
    自分の強みを探して勝てる市場で戦おうという内容にもなっている。

  • 1 どんな本?
    ちきりんの「コレからの時代に必要な能力」シ
    リーズ四部作の一つ。マーケット感覚=「価値を
    認識する力」として、発掘されていない需要や自
    己の価値に対して分かるようになる方法を説く
    本。

    2 なんで読んだの?
    (1) ちきりんの本だから。
    (2) マーケット感覚を生活に活かす方法
    (3) 生活に活かす事ができる状態

    3 著者の問題提起
    金塊の価値を理解できるから金塊を換金でき
    る。金塊以外の物の価値に気付いてますか?

    4 命題に至った理由
    時代の変化に伴い様々なビジネスが生まれて来
    ているから。

    5 著者の解
    価値に気づく力が有ると時代の変化に対応でき
    るし、人生を切り拓く事ができる。

    6 構 成
    全7章260頁構成
    マーケット感覚とは?から始まり、市場の力
    〜価値とは?〜マーケット感覚を磨く方法〜変わ
    らなければ替えられるで終わる。

    7 重要な語句・文
    (1) プライシング
    (2) インセンティブシステム
    (3) 作り込みよりとりあえずやってみる。
    (4) 失敗と成功の関係を理解する。
    (5) 変わらなければ替えられる。
    (6) 一生一つの専門性は無理
    (7) 私的援助こそ弱者を切り捨てる

    8 感 想
    私には足りない感覚だと感じた。社会の変化に
    ついて行けるようになりたいと感じた。取り残さ
    れる恐怖すら感じた。
    刺さったのは失敗と成功の関係。欧米では失敗
    した事の無い人は評価されない。チャレンジ経験
    が無いとか成功への道のりを知らない人だと判断
    されるらしい。考えを改めたい。
    深く知りたい事はインセンティブシステム。人
    は何で動くのだろう?
    人に勧めるなら私的援助こそ弱者を切り捨て
    る事。市場原理は何処にでも働いている。
    図やチャートで失敗が成功に不可欠な事等が分
    かりやすかった。
    タイトル通りのマーケット感覚の身につけを勧
    める本だった。

    9 TODO
    (1) とりあえずやってみて修正(なんでも)
    (2) 変化にポジティブになる。
    (3) インセンティブシステムを意識(行動原理)

    10 問 い
    求められるのは?

    11 答 え
    柔軟性

  • 価値が何なのかよく考えよう

  • 上司ではなく、会社ではなく市場を見る。

    市場を考えることで、価値や独自性という普遍的な視点で物事を捉えられる。マーケティング大事。

    市場からフィードバックをもらうこと。練習ばかりして市場という実践で磨かないのはもったいないということ。どんどん挑戦して、どんどん失敗したい。

    https://self-methods.com/rn-get-a-sense-of-the-market/

  • 私が提供できる市場価値を見出すことは、大人であるなら当然身につけるべきスキルだという宇多田ヒカルの歌の歌詞を思い出した。資格や学歴だけではなく、それを通して自身が身につけた能力をメタ認知するコツも漸く腹落ちした感がある。自身はなかなか上手くできていないが、走り出してから考える手法の効果も納得した。

  • 本書は、論理思考と対になる、全ての人の働き方や生き方に関わるマーケット感覚について、日常の具体例を示しながら話を進めていく。自分のそばにある価値あるものを認識する、気付く能力を獲得するすべを学んでいく。

  • 読みやすい。
    マーケット感覚を大きく分けると2つになる。
    一つ目は、自分がお金を払う際のマーケット感覚。
    例えば今買おうとしているモノは、自分にとってその価格の価値があるのか判断できること。
    それがないと50%オフセールというだけで、自分の基準ではなく安い!と購入してしまう。
    これは自然と身に付いていた。

    二つ目は自分の価値や置かれている立場の価値を見い出すマーケット感覚。
    これは全く身に付いていない。自分に何か市場で求められている価値の素がないかと探して、気がつけるか意識していきたい。

    ・どんな分野でも10年働いたら価値ある能力は身についている。もしそれがないと感じるなら、足りないのは価値ある能力ではなく、価値ある能力に気がつく能力である。
    ・ANAのライバルはオンライン会議やネット通販かもしれないという考えが、マーケット感覚
    ・高く売れるのはよい商品ではなく、需要に比べて供給が少ない商品
    ・今後は英語よりインドネシア語ができる方が有利かもしれない
    ・20代でルックスは良いが、年収が低い男性が婚活に使う場所は結婚情報サービス会社ではなく、合コン等
    ・これならお金を払ってでも手に入れたい人がきっといると気づく能力がマーケット感覚
    ・ちきりんセレクト(ブログ)
    ・自分が困難に直面してそれを苦労して解決したら、その情報は多くの人にとって価値があるのかもしれない
    ・草むしりや花を手むけるお墓参り代行者、一緒に不用品を選別してくれる価値がある
    ・相場より安い値段だから良いと思うのではなく、自分にとってその金額を稼ぐのにどれだけ働く必要があるのか、それでも手に入れたいモノなのか、それだけの価値があるモノなのか考える。人がその値段で買っているから自分もその値段で価値があるかどうかは別。
    ・あれがやりたい、これを実現したい!と自分の欲望に素直に向き合うと自分の欲望センサーの感度が高まり、他者の欲望や人間全体に共通するインセンティブシステムについても理解が進む。するとビジネスで成功する。
    ・皿洗いが面倒だと素直に思うことで、食洗機が市場に登場する
    ・自分の欲望と向き合い人間のインセンティブシステムに関心を持つ
    ・なんでも無理な可能性がある、規制があるかもしれないと考える規制脳はという病気

  • 今まで思いもよらなかった発想の連続で
    なるほど!確かに!!
    を繰り返してました。

  • マーケット感覚とは?
    …売れるものに気付く能力、価値を認識する能力

    ・何かがヒットしている、、
    考える癖、なぜ?、今後は?
    ・市場操作、、、貯金は良いもの→消費から貯蓄に資金流入、商品を売る、という流れ
    ex)ハミガキ粉の会社の「歯磨き」も同じ考え方
    →マーケットを動かすということ

    >感覚を鍛えるためにやろうと思ったこと
    欲を出す、言葉に出す
    とりあえずやってみて市場に判断してもらうことも大事

    マーケット感覚を身につけて変わることを楽しめる、金銭感覚ではなく自分の価値基準で消費行動ができるようになろう、と心に決めた。

著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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