やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

制作 : 神崎 朗子 
  • ダイヤモンド社
3.93
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本棚登録 : 3315
レビュー : 342
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478064801

感想・レビュー・書評

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  • スマホユーザーになってから4年、本から遠ざかっていた私を引き戻してくれた一冊です。
    著者は研究者でもあり、多くの事例と考察に裏付されており、オリジナルな見解に説得力があります。「天才とは」という疑問に対して、普遍的なところから一歩踏み込んだ答えを見せてくれます。

    打算や小さなプライドは次の日から捨てたくなります。それだけで自分が変わりました。どう生きるかの幹になるものがクリアになり、私の思考をシンプルにしてくてました。
    志と支えを持ち、あとは努力(これは簡単じゃない)を積み重ねること。素敵な人生と感じる人間でいたいです。

  • 今の自分にとってとても重要なことが書かれていた。

    まずは自分の「究極的関心」を理解してあげようとすることから始まる。



    「やり抜く」ことは本当に重要なこと。

    それはこれまでの歴史でも色んな人たちが言ってることだし、日本人的には意外と馴染み深い哲学であるんじゃないかな。

    この本のすごさは、「やり抜く」ことの重要性を"科学的に正しい"と論を展開していることである一方で、「やり抜くことは重要だよ」というメッセージしか受け取れないと、ひどく損することになる。



    "「やり抜く」ことは本当に重要なこと。"

    だからこそ「辞めていいのか?」または「いつ辞めるのか?」ということも重要な課題になってくる。

    だから、自分にとってもっとも重要なことを理解してあげることから始まる。自分の大事なことに向かっていると感じているのなら、それはきっと「やり切る」べきだし、そうでないと感じるのなら、出来るだけ早く辞めた方がいい。

    ストレスにもポジティブ/ネガティヴの特性があると感じていたけど、この辺りのことに近いかも。

    自分の究極的関心に向かっていて、大変だけど楽しいとも感じるようなことは、そのときのストレスはポジティブなもので、自分の潜在能力を引き出すために大事にしたいものになる。



    あと、12章がとてもよかった。

    今年の目標に、GRIT SCALEのスコアの項目を加えた。

  • 成功するためには、才能ではなくGRIT(やり抜く力)が大切である、というのが本書の主旨である。

    何かを成し遂げるためには努力が必要であるが、そのための能力をGRITと定義し、それは粘り強さと情熱に分解できるとする。

    このGRITは遺伝の影響を受けながらも、後天的に伸ばすことが出来る。これは我々平凡な人間にとって朗報である。

    伸ばすためにはどうすればいいのか?GRITに必要な要素は4つ:興味、練習、目的、希望である。何かを心から楽しむ興味ややっていることをの重要性を理解する目的は情熱を育み、何かをやり続ける練習や困難に立ち向かうための希望は粘り強さを強化する。後半はこれらをどう伸ばすかが説明されており、GRITを伸ばすことに特化しているが教育方法にも触れられている。

    才能か努力か。そして努力する才能なのか。これは長年議論されてきていることだが、科学的なアプローチで努力が重要であり、そのための能力が伸ばせるということがわかったのは非常にありがたい。結局は何かを成し遂げるための簡単な道はないのだが、今歩んでいる道が間違いではないことがわかったのは大きな自信にもなる。

  • やりぬく力について学べたし、今までの自分の考えが間違えてなかった事とやり抜く力を身に付ける努力について、その大事さについて読んで良かった。また読みたい。

  • 総じて良い本、そして好きなタイプの本。

    著者は成功のために最も必要な要素は、グリッド(やり抜く力)だと主張します。
    この「グリッド」という言葉、日本語に訳すると「やり抜く力」なのですが、
    英語では「The Power of Passion and Perserverance」と表現されていることから、
    グリッド=情熱×忍耐力と解釈できるようです。

    著者は大きな物事を達成するためには、才能×努力×努力が必要な要素であったと、研究結果から主張しています。
    つまり、才能も大事だけど、それ以上に努力すること(すなわち、グリッド)が大事、という訳です。

    そして、本の中盤以降、この「やり抜く力」を育て上げるための方法論を
    現時点での研究結果をもとに、明らかにしています。
    このあたりから、自身の(そして子育てをしている方は自分の子どもの)グリッドを伸ばすためにはどうすればよいのか、
    という視点で本が読めるので内容がどんどん面白くなってきます。
    元コンサルタントだけあって、論理構成がとてもロジカルにまとまっていて、読みやすいです。

    個人的に最も好きなパートは、
    「「やり抜く力」の鉄人の多くは、親を手本にしている」
    というところ。

    やはり、子育ては、誰かに丸投げするのでもなく、
    子どもに無理やり何かをさせるのでもなく、
    親自身が手本となって、ナチュラルに何かを探求している姿を見せる必要がある、ということを再認識できたことでした。

    願わくは、努力の方向性も大事であることを言及して欲しかったとは思いますが、
    それを差し引いても非常に学びの多かった本でした。

  • フォトリーディング&高速リーディング。以後熟読。
    読み応えのある研究書。自己啓発書的な読み方をするとまどろっこしく思えるかも。また翻訳本によくある、エピソードを交えながらの著者の述懐が、さらにまどろっこしい感じを与える気もする。

    同じ「やり抜く力」について自己啓発書的に読みたいのなら、ハルバーソンの「やってのける」の方がお薦め。

    それにしても「やり抜く力」を科学的に分析し、グリッドのある人になるための研究をしている本書はとても説得力がある。

    星四つ。

    下記に付箋を貼った個所の要約を載せる(後ろから前)

    352:集団に影響を受けることの例。標語を宣言。「弱音を吐くな、文句を言うな、言い訳をするな」など。

    325-327:子供がやり抜く力を付けるための4つのルール。
    1.家族全員がそれぞれ、ひとつは「意図的な訓練」(ハードな挑戦)にチャレンジし、共有する。
    2.それは自分の好みでない挑戦なら、分かった時点でやめても良い。(ピアノが向かないと分かった、絵は描きたくないと分かった、など。)
    3.それは自分で選ぶ。親は選択肢を提供する。子どもの自主性で選ばせる。
    4.それが自分に合っていることが確認できたら、最低でも2年以上は続けてみる。

    318-319:殆どに人は生まれながらにとてつもない力を持っている。それを引き出すのはやり抜く力によって、ひたすら地道な努力を積み重ねる事しかない。

    314:やり抜く力はやり通すことによって得られ、やり通すことによってやり抜く力は得られる。

    248-250:無力感を学習してしまうのは、努力が実を結ばない時。死ぬほどの逆境は、無力感も産めば、逆に乗り越えれば、やり抜く力も産む。その違いは諦め。

    241:自分は成長できると信じる者はやり抜ける。才能のあるなしで自分を諦めたら、無力感を学習してしまう。

    233-234:楽観主義か悲観主義かがわかるテスト。「たのまれた仕事が終わりそうにありません。その理由は何ですか?」という質問に対し、自分の能力のなさを答える人は悲観的で、自分のやり方が誤っていたと答えるのは楽観的。(ということは一見「ガッツがない」という答えは、やる気の裏返しや、根性のある人に思えるが、実際は前向きな改善ができないところに責任を問うているので、悲観的な人ということになる。)
    楽観的な人は結婚生活も巧く行く。

    208-212:レンガを積んでいる人3人の「何してる?」の答え。3が一番「やり抜く力」が強い。
    1.レンガを積んでいる。
    2.教会を作っている。
    3.歴史に残る大聖堂を作っている。

    179:どんな練習をしているかは重要。「意図的な訓練」は我慢ではない。我慢の訓練は「意図的な訓練」(フィードバックのあるチャレンジ)に比べ成長できない。

    147:好きでもないことはなおさらうまくはならない。

    142:「これだ」と思うようなひとつに出合えるまで、多くの人(やり抜いた人たち)は、かなり時間をかけて色々チャレンジしている。

    97:やるべきことを絞り込むとともに、やらない事を排除する。(無駄な時間を使わない。)

    81:やり抜く力は自分にとってかけがえのない事に挑戦しているときに発揮される。

    60:一流の人は当たり前のことをひたすら繰り返している。

  • 何度打ちのめされても立ち上がる。
    別の切り口など何度でもトライする。
    目標に区切りを決めて達成に慣れる。
    達成に慣れれば自ずとハードルを上げていく。
    気がつけば過去の目標を超えている。

    書くことは簡単だが、やり切る力は
    日頃の積み重ねがないとできない。

    さあ、やり切ろうとする
    努力から頑張って参りましょうか~♪

  • 「GRIT」とは「努力し続けることができる力」と定義できると思います。
    また、
       [才能]×[努力]=[スキル]
       [スキル]×[努力]=[達成]
    と考えることができるそうですので、2重で効いてくる「努力」は、「才能」よりも大切、といえそうです。

    しかも、「才能」は生まれつきな部分が大きいですが、「努力し続ける力」は、伸ばすことができる、とのこと。
    自分自身、納得できる部分が多々ありますし、「努力」の価値を改めて見直した、よい本だと思います。

  • かなり興味深かった。子育ての参考にしたい。出来れば論文のサイテーションが欲しかった。

  • 自分は楽天的と思ったが、そうではなかった。ポジティブ心理学や習慣に関して興味深かった。本中に紹介されている。天才たちの日課とポジティブ心理学は読み始めた。

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