- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478065648
感想・レビュー・書評
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「日本のビジネスマンは勉強しないので、こういう風に効率よく勉強しよう」
がメッセージ。構成としては5つ章があります。エッセンス版ですね。
①知識を増やそう
②教養を身につけましょう
③論理力を現代文と小論文で鍛えよう
④英語やりましょう
⑤時間術と学習法を身につけて評価を上げよう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本屋で偶然見かけて購入。
内容的には佐藤優氏の「読書術」と重なる部分が多いが、癖のない文章で読みやすいように感じた。
筆者の言う通り、新聞に出ている言葉の意味を正確に他人に説明できるかと言うと自信がない。大学受験参考書を利用することで、一歩進化できる。そのちょっとした努力で、考えが深まる。
上部のビジネス書を読み漁って、浅い知識を身につけるより、参考書で基礎を身につける方がビジネスパーソンとして深みが増すだろう、と筆者に同意。
まずは倫理の参考書から試してみたい。 -
普通
可もなく不可もなくって感じ -
冒頭のビジネススクールの話を知り、気が引き締まった。
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頭でっかちにならないといいのだが……
とにかくたくさんの知識を詰め込めという内容。知識を覚えて、このまま吐き出すことに価値はあるのか?
知識を自分なりに加工して、人のため世のためにするのが現代では求められている。
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何がきっかけで本書を購入したのかを覚えていないが2017年にAmazonで購入したようだ。
「独学」という言葉に反応してしまう癖がある。
それは、「勉強とは全て独学である」と思っているからだ。では、本書のタイトル「新・独学術」とはどんなものか。期待して読んだ。
結論から言えば、本書は「受験勉強肯定論」、「受験勉強のススメ」であった。入試で試される「知識」と「論理力」は社会に出てからも役に立つ。ゆえに、大学受験用の参考書が「社会人の教養」を鍛えるのに有効だ。あえて大学受験用の参考書で勉強するのが効果的である。「逆転の発想」とも言うべき本書の主張は確かに新しい。「新・独学術」と言うことはできる。
しかし、受験の秀才がクリエイティブな仕事をしないことは往々にしてある。
勉強とは全て過去である。受験勉強とは過去を暗記していく作業である。となれば、受験勉強と創造性(0を1にする力)にはおそらく開きがあるだろう。
『東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方』では受験勉強で鍛えられるのは「マニュアル力」であると位置付けている。そうだ。「頭脳を磨く3ステップ」は、
①マニュアル力=暗記力
②思考力
③創造力
の3段階であり、本書は「受験勉強をきちんとすれば①と②を鍛えることができる」と主張しているのだ。
本書を読んで気付いたのは、「方法とは思想と経験の産物である」ということである。方法とは道具であり、道具を使いこなせるようになるには長い年月が必要である。だから、学問でも芸能でも師匠について修行をする期間があり、弟子は師の思想と経験を吸収するのだ。
方法は色々ある。人によって、また対象によって方法は異なる。師の思想と経験を吸収すれば、自分なりの方法を生み出すこともできる。
それを昔の人は「守・破・離」と呼んだ。 -
内定先からの課題図書4冊目。
【概要】
ビジネスに必要な知識や論理を、MBAコースやコンサルティング会社に所属しなくても、「大学受験用の教材」で効率よく身につけられる方法が説明されている。
【感想】
学びにはなるが斬新さはない。 -
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 高いレベルで働くための「独学の技法」-ビジネスに特化した「知識と論理」の磨き方(なぜ日本のビジネスパーソンは、学習しても能力が向上しないのか?/ビジネスで使える「知識」を増やす ほか)/第2章 最重要の「教養」を効率的に取り込むー政治、経済、哲学…「使える知識」を鷲づかみにする(「政治・経済」を知らないビジネスパーソンは出世しない/経済用語は「書く、読む、聞く」で覚える ほか)/第3章 最強の知的武器「論理力」を鍛えるー頭の回転は「現代文」と「小論文」で最速化する(なぜ現代文を学ぶと「論理的」になれるのか?/「どういうことか問題」で説明力を磨く ほか)/第4章 必要な「英語力」を最速で手に入れるービジネスパーソンのための「非常識な英語学習法」(まずは英語をあきらめる/成果を意識して「集中」してやり抜く ほか)/第5章 独学の効果を「最大化」するー知的好循環が続く「現実的」な方法(独学を続けるための「時間術」/「資格試験」の問題集で知識に磨きをかける ほか) -
新鮮味はない。
第3章と第5章だけで私は十分。 -
この本では
賢さ=知識量+論理力とし
賢さを手に入れることによって社会に出ても有益な力になる。
その賢さを手に入れるには「大学受験の教材、参考書」で学ぶことをテーマに一貫している。
佐藤優の「読書の技法」にも参考書で学ぶ内容は書いてあったので、通ずるものがある。
ビジネスパーソンを視点に書いているが、学生にもなぜ勉強が必要なのかを伝えるにはいいと感じた。