幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

  • ダイヤモンド社
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レビュー : 455
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478066119

作品紹介・あらすじ

3年ぶりに哲人を訪ねた青年が語る衝撃の告白。それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩だった。アドラー心理学は机上の空論だとする彼に「貴方はアドラーを誤解している」と哲人は答える。アドラーの言う、誰もが幸せに生きるためにすべき「人生最大の選択」とは何か? 貴方の人生を一変させる哲学問答、再び!

感想・レビュー・書評

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  • 青年の卑屈未練っぷりがたまらない一冊でした。
    彼のツンデレな様子や、哲人に飛ばす罵詈雑言が面白すぎて、読み終わるころにはすっかり青年のとりこになっていました。

    い、いや。違う。
    そういう本じゃなかったはずだ……。
    えーと、内容内容……。

    内容は、前作で学んだアドラーさんの仰ることが、より噛み砕かれて説明されていたので分かりやすかったです。

  • 尊敬、愛、勇気 全て自分から。与えよさらば与えられん。分かる…けれどすごく難しい。でも、たしかに結婚して愛を共有し合うようになって、ただただ生きているだけで自分の存在意義を感じやすくなってからは、他人にも友人にも家族にもそして自分自身にも愛と尊敬を前より示せるようになった気はする。自分が幸せでなければ人の事を幸せにできるわけがない。もっと自分を愛そう。アドラーの本なのだが文中にでてきたマザーテレサの言葉が気になった。世界平和のためには我々は何をするべきか?"帰って家族を大切にしてあげてください"

  • 本当の信頼とは、どこまでも能動的な働きかけ。現状の不幸を理由に理想を捨ててはいけない。まずは自分から他者を信頼すること。「与えよ、さらば与えられる」意志の力によって何もないところから築き上げるものだから愛のタスクは困難。人間の悩みはすべて対人関係である。人間の幸福もすべて対人関係。幸福とは貢献感である。弱さとは対人関係にとって強力な武器になる。しかしいつまでも弱さ(世界の中心)に君臨することはできない。世界と和解し、自分は世界の一部だと了解しなければならない。自立とは自己中心性からの脱却。愛を知り「あなた」から「わたし」そして「わたしたち」に守護が変わっていく。愛とは自立、大人になること、だからこそ困難。私は誰からも愛される資格がないと思うのは劣等コンプレックスのあらわれ。愛されるのは他の課題、愛することが自分の課題(課題の分離)自分から先に愛すること。運命とは自らの手で作り上げるもの。 我々は他者を愛することによってのみ自立を成し得る。そして他者を愛することによってのみ共同体感覚にたどりつく。なんでもない日々と言う試練は最初の一歩を踏み出した後から始まる。本当に試されるのは歩み続ける勇気。全ての出会いと対人関係において裁量の別れに向けた不断の努力」を傾ける。                                    

  • この本を読んで、自分を理解することができました。

    そして、自分がこれからどうしていくか、
    物事をどう捉え、どう消化し、どう行動していくか
    それらを掴んだ気がします。


    すべての交友関係において、
    何の担保も無く、相手の態度がどうであれ、
    「この人になら、腹を割って話ができる」と思うこと。
    それが交友関係の第一歩。

    そして、それによって自分が傷付くことを恐れないこと。
    恐れず、自分の価値を信じて第一歩を踏み出すことが肝心。

    ひいては、自分は大丈夫という自尊に繋がる。



    そういう気付きを与えてくれた1冊でした。



    ただ、これを読んだからといって
    成長はできないと思います。

    成長とは、実践を積み重ねていき
    それらを振り返った時にある結果だと思うからです。



    そんな私と共に成長しあってみようかと思ったあなた。
    ぜひ、この作品を読んで共に歩んで参りましょう♪

  • 青年の卑屈で激昂しやすいキャラクターに時折疲れると感じるけれど、
    青年の気持ちがとても分かるので、自分を見ているような気持ちにもなる。

    前作「嫌われる勇気」の内容を復習しながら、
    更に対話を深めていく形式なので、前作を読んでいたのもあってか、すんなりと入ってきた
    (実践していけるかは別として理解はできる)

    読者が疑問に思うことは、青年が代弁してくれるけれど、
    それが漏れなくしっかり押さえられているのがすごいと思う。
    また、話の流れがとても巧みで、納得もしやすい。

    読んだ瞬間は、なるほど、と思えても、
    実践していくのは容易ではないと思う。

    けれど、こういう考え方があることを知っておくだけでも違ってくると思う。
    何度も読んで、心に刻んで、実践できたら、それはとても素敵なことだと思う。

  • アルフレッド・アドラーの「嫌われる勇気」の続編的な本。
    そうか…人生に必要なのは”愛”なんだよね。
    っていうのはわかるんだけどさあ、
    「考え方次第で誰とでも幸せになれる」っていうのはなんだかな~って感じ。
    ホントにそうなのかなあ~。

    そんな感じでモヤッとするので
    「嫌われる勇気」は5つだったけど、
    この本は★4ってことで。

  • 内容面に触れるより、本書の形式的な面について感じたことを書いてみたい。青年と哲人の対話という設定からは、①Q&A方式にも通ずる点があり、②議論の流れが追いやすい、③口語調なので比較的字数を多く要すが、④力点や強弱をつけやすい、といった特徴に気がついた。また専門家・研究者の知見をライターがヒヤリングし、共著するという方法も前作からの実績もあり、啓蒙書のスタイルとしてだいぶ一般的になってきたように思う。当該学問分野(哲学、心理学、アドラー心理学)において一部の研究成果を、商業的にアウトリーチした成功例ともいえよう。岸見一人では書けなかったかもしれない。一例を挙げれば、本書の序奏の書き方にも、かなり緻密に計算されたわかりやすさの仕掛けが埋め込まれている。例えば、哲学と宗教の異同を数行で説明しているが、これは対話形式のなせる技だと思う。

    前作から通底している概念は「共同体感覚」であり、本書も含めてこれを自分なりに解釈できれば著者の目的は、きっと達成されるのだろう。人間は弱いからこそ、共同体に参画する。かかわり方を説明する視点の例として、表題の「幸せ」や「嫌われること」を用いているととらえている。その他、印象に残った点は下に引用しておいた。

    <前作>
    http://booklog.jp/users/ikthr/archives/1/4478025819

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  • 嫌われる勇気の補足的な部分と新たに恋愛的な部分を追加で書いていて、よりアドラーの哲学を深く知る事が出来、面白かった。前作よりはやや難しい部分も多いが、それでも対話形式で分かりやすく書いてあり、良い。

  • 覚書
     「課題の分離」:「自分の課題」と「他者の課題」
    あなたは他者の期待を満たすために生きているのではない。
     尊敬とは、ありのままにその人を見ること。
     人が変化することは、「死そのもの」。
     自立とは「わたし」の価値を自らが決定すること。他者に評価され満足する「依存」を脱却し、自らを承認する。「普通であることの勇気」を持つ。

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著者プロフィール

1956年、京都府生まれ。哲学者。日本アドラー心理学会認定カウンセラー。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門はギリシア哲学、アドラー心理学。主な著書に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(以上、古賀史健氏と共著、ダイヤモンド社)、『老いる勇気』(PHP研究所)、『プラトン ソクラテスの弁明』(KADOKAWA)、『幸福の哲学』(講談社)、『よく生きるために働くということ』(KKベストセラーズ)など多数。

「2019年 『「今、ここ」にある幸福』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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