優れたリーダーはみな小心者である。

著者 : 荒川詔四
  • ダイヤモンド社 (2017年9月22日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478066966

優れたリーダーはみな小心者である。の感想・レビュー・書評

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  • 裸の王様にはなりたくない。そう思っていてもなってる人はいて、誰もないたいと思う人はいない
    =自分もなるかもしれない。

  • 筆者の経験談に基づいた考え方が学べてなかなかためになった。以下は読書しながらのメモ。

    経済情勢が悪くなると店舗の業績が悪くなるのであれば、誰が店長をしていても同じこと。それならば、店長は誰でもいい。そこを変えることができるのができる店長。

    目の前に困難が立ちはだかった時に誰かのせいにしたり、環境のせいにするのではなく、自分の力でなんとかしようとする意思を持つ心の持ち方こそがリーダーシップの根っこ。

    トラブルと解決するのがリーダーの仕事。そのために部下よりも高い給料をもらっていると言っても間違いではない。トラブル報告を受けたら、これこそ自分の仕事だと喜ばなければならない

    何度言い出しっぺになったかが真のリーダーになれるかどうかを決める。

    トラブルを報告しやすい風土を作りみんなで討論することで合目的的になれる。

    そもそも会社はゲマインシャフトではなくゲゼルシャフトなので、感情的な結びつきをベースに集まった集団ではない。なので、そのような場所で好き嫌いは出さず、目的達成に集中すべき。

    自尊心を傷つけるのは最もいけないこと。強い敵意を抱いてしまい、その結果面従腹背になる。

    会議では、自分は答えを知っている。メンバーの中で自分が最も優秀だ。という意識はダメ。自分は答えを知らないという謙虚さを持って傾聴する姿勢を持つ。

    リーダーがどんな言葉を打ち出すかでリーダーの力量は測られるが、かっこいい言葉を使ってはならない。まずは短い言葉でインパクトを与え、そのキーワードを繰り返すことでチームに浸透させる。

    危機に対する対応は、それが顕在化する前に行うべき。なぜなら、経営状況が良好なタイミングでやった方が能動的に強力な対策を打つことができるから。経営が傾いてからでは、受動的でミニマムな対策になってしまう。

    結果を出せとだけ言っていれば現場からはOKYと言われてしまう。やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、ほめてやらねば人は動かじ。を体現するべき。

    現物、現場、現実の3現を体感しなければ優れた判断はできない。しかし、上になれば現場から離れるのはしょうがない。少しでも決断に不安がよぎったら、時間を作って3現を体感しに行こう。

    能力はいつも無理矢理広げられる。その時の自分の実力では対処できない状況でもがく中で成長できる。

    リーダーはメンバーを導く者なので、誰よりもしっかりと先を見通すことが必要。

    権力を使わずにリーダーシップを示すには、実力を示し続けるしかない。そうしてなお見出すものに対してだけ、権力的アプローチで制裁を加える。

    課長に就任した人物が、これから勉強して、結果を出せるように頑張ります、と挨拶するようではダメ。既に育成期間は終わり、結果を出すことだけが求められるから。

    〜覚えておくべきフレーズ〜
    言い出しっぺでなければ意味がない。
    人格者を目指すな。
    自尊心を傷つけることほど愚かなことはない。
    リーダーは1円も稼いでいない。

  • 荒川さん自身の体験をもとに優れたリーダーが小心者であることが書かれています。メーカーの管理職の人、管理職になりたい人は身が引き締まると思います。

  • リーダーシップを持っている人の気質で共通するのは、
    実は小心者というところである。

    タイトルは少し大げさですが、本書では、
    色んなリスクを考えながら決断していくことが
    リーダーに求められる気質であると言ってます。

    実際色んな可能性を考えられる能力って特殊で、
    そこから一つを選択・決断出来る能力も特殊。
    両方が揃っている人がリーダーシップを持つ人で、
    優秀な経営者は共通して持っている。

    若干心配性のほうが良いってことですかね。

    【勉強になったこと】
    ・リーダーとなるためにも言い出しっぺになること。
     そしてたくさん失敗すること。
     そして最後までやりきること。

    ・会社とは目的達成のために集められた組織で、
     好き嫌いはどうでもよい話である。

    ・リーダーが果たすべき重要な役割として、
    「誰もが発言しやすい環境をつくる」ことがある。
     そのためにも相手の話を傾聴する姿勢を忘れずに。

    ・リーダーは現場を指図するのではなく、
     サポートするくらいでないといけない。

    ・外部コンサルタントのレポートが理路整然として
     いるときは、たいてい現場の声を聞いてない。
     もっと現場を視察して、現場の声を聞いて、
     レポートとしてまとめること。
     資料を読むだけでは分からないことは多い。

    ・「先」を見通す力を持つ人とは、
     ずばり心配性である。

    ・リーダーが提示するのは細かい作業指示ではない。
     大きな方向性・目標を提示して、メンバーに語りかけ、
     メンバーの貢献意欲を引き出すことが重要。

    ・上記以外に、全体のバランスを見ることも
     リーダーに求められる素養。
     部分最適ではなく、全体最適を意識すること。

    ・計画とは、一度決めたらそれを厳守するのが目的
     ではなく、むしろ変化に即応するためにこそあるもの。

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