SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478066997

感想・レビュー・書評

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  • 言葉だけしか知らない状態だったのでやり方としてどんなことに気にしておくとよいのかがわかった。ある意味民主的じゃないところに自分としてはカウンター的な学びがあった。5日セットに限らず、それぞれの日でやることは物事を前に進めるときにとても役立ちそう(特に水曜日の決める)

  • NEWSPICSの記事を読んだらこの本の著者の記事があって、久々に開いてみた。
    改めて読んでみると実践!スピード企画立ち上げ術といった印象。
    チームづくり、アイデア出し、プロトタイピング等々、かゆいところに手が届く的に事細にその勘所を書いている。
    ただ、アイデア出しの箇所は付箋を使ったフツーのブレストとしか思えなかったり、僕の読み込みが浅いのか特段の目新しさは無いような気もした。
    とは言え、邦訳の文体は何だかテンション上がったりもしたりして、若い頃のハツラツとした自分を思い出した感じだったね。

  • スプリントとはアイデアをプロトタイプの形に素早く落とし込み、それを顧客とテストすることにより、短期間で重要な問題に答えを出す手法を言う。

    月曜日 問題を洗い出す。どの重要部分に照準を合わせるか決める。
    火曜日 多くのソリューションを紙にスケッチする。
    水曜日 最高のソリューションを選ぶ。アイデアを検証可能な仮説の形にかえる。
    木曜日 リアルなプロトタイプを完成させる。
    金曜日 生身の人間でそれをテストする。

    まず外見を整える。
    決定権を持つ人を参加させる。
    チームの人数は7人以下にする。

    中断が生産性を急落させている。
    典型的な仕事時間は10時から17時に設定する。そして5日連続でスケジュールを確保する。
    また、デバイスは基本禁止。
    ホワイトボードが思考力を高める。

    終わりから始める。つまり、ゴールを意識し、長期目標を定める。そして優先順位を決める。
    スプリントクエスチョンを考える。
    *このスプリントでどんな質問に答えを出したいか。
    *長期目標を達成するために、どんな前提が満たされなければならないか。
    *プロジェクトが失敗に終わったとしたら、どんな原因が考えられるか。

    マップを作る。
    登場人物を書き出す。
    完了を書く。
    フレーズと矢印でつなぐ。
    どうすれば〜できるか。というフレーズでメモを取る。そのメモをマップにマッピングする。
    ターゲットを決める。

    プロトタイプはファサード。つまり張りぼてで良い。プロトタイプにはキーノートなどのプレゼン用ソフトが向いている。

    テストは5人が良い。というのが本書で示唆されている。

    本書はスプリントの多くの事例と具体的な方法が記載されており有用である。
    メンバーを集め、5日間集中して取り組む。プロトタイプを早く仕上げる。それをテストし修正する。ということを回す。

  • 1週間確保して一度やりたい。

  • グーグルベンチャーズが考案した5日間という超短期間で事業の抱える様々な問題から最優先の課題を絞り込み、プロトタイプ検証までを終える方法「SPRINT」を解説した一冊。

    ●スプリント5日間の流れ
    月:問題の洗い出しと、最重要課題を設定
    火:課題の解決案を洗い出しスケッチする
    水:テストする解決案を選定
    木:解決案のプロトタイプを作る
    金:顧客テストとフィードバック

    ●準備編
    ・参加者をリクルートする。推奨メンバーは、意思決定者、財務担当、MKT担当、カスタマー担当、技術担当、生産物流担当、デザイン担当。部門をまたいで構成し、多様な角度から検討可能なチームとする。特に意思決定者は必須。不在で進めても、最終段階でひっくり返されるリスク高い。
    ・月曜日~金曜日まで連続でやること。間を挟むとことで、効率は激減する。5日間という時間は、焦点を絞り緊迫感を生み出し、かつ無理をせずともプロトタイプテストまで出来る最適なプログラム期間。
    ・議論の経過が常にミエルカできる場所とツールを確保する
    ・大きな課題を選ぶ
    ・決定すべきタイミングでの決定を躊躇しない
    ・知ったかぶりをしない。知らないことを勇気を出して聞くことが、チーム全体の理解を高まる貢献になる。
    ・個人ワークで熟考させる時間を取ることが需要。ブレストよりも効率はあがる。
    ・具体は抽象に勝る。

    ●月曜日
    ・プロジェクトの長期目標を決める。最終ゴールの共有があってこそ、議論の方向性が定まる。
    ・思いっきり悲観的になり、何がどうなったらプロジェクトが失敗に陥るかを書き出す(スプリントクエッション)
    ・ユーザーのサービス体験マップを出会いから完了まで書き出す。5~15ステップのシンプルなものにする
    ・専門家の話を聞きスプリントクエッション、マップの精度をあげる
    ・問題を機会に捉えなおし「どうしたら○○を◇◇にできるだろう(How migth we?)」の問いの形にしたメモを大量に書き出す。
    ・マップとメモを掛け合わせ、今回のスプリントで取組ターゲット(どのシーンの、どのどうしたら・・・に取組むか)を決定する

    ●火曜日
    ・発想するためのネタをインプットする。自分が優れたサービスだと思った様々なジャンルのポイントを互いに高速で紹介する
    ・マップ全体を見渡しながら、どのテーマを担当するかを決める(テーマが多い場合は振り分ける)
    ・4段階でアイディアをスケッチする。
    ①今までの情報(長期目標、スプリントクエッション、マップ、どうしたらメモ、相互紹介したサービス)から使える!と思うネタをメモする/②メモをもとに、ラフなアイディアスケッチを多数書き出す/③書き出したアイディアから1つお気に入りのアイディアを選び、クレイジー8で深堀をする(短時間で8つのバリエーションを考える)/④本番のスケッチ、3コマのストーリーボードを作成する。分かり易いタイトル、全体の流れが分かること、匿名で作る

    ●水曜日
    ・火曜日に作ったアイディアを展示、各自黙読して良いなと思ったサービス部分にドットシールを貼る。
    ・その後、一つ一つのアイディアについて3分で、内容を確認し、重要だと思うポイントをメモする。最後にアイディアを出した本人に、抜け漏れが無いか確認する。
    ・全アイディアの確認が終わったら、どのサービスでプロトタイプしたいかを、投票する。
    ・各自の投票状況を踏まえて、最終意思決定者が投票し、プロトタイプに進めるもの、今回は温存するものを仕分ける。
    ・選んだプロトタイプのストーリーボードを作成する。お客様がサービスと出会う瞬間からスタートし、15ステップ程度で書き出す。プロトタイプを作る際に、迷子にならないよう全体図をチームで共有するためのもの。

    ●木曜日
    ・プロトタイプを作るチームと、お客様へのインタビューを考えるチームとに分けて進める。
    ・プロトタイプは、お客さまの反応がキチンと引き出せるレベルの質は保つものの、1つ1つに拘り過ぎない。プロトタイプは使い捨てと考える

    ●金曜日
    ・1日に5回の調査をする
    ・スムーズに進めるための5ステップ。①親しみを込めた歓迎/②顧客の理解を深める質問/③プロトタイプの紹介・体験/④タスクと促し、お客様の理解をサポート、誘導はNG/⑤簡単な振り返り
    ・観察者は、お客さまの反応をプラスとマイナスに分けて書き出す。
    ・お客さまの反応からパターンを見つける。

  • 5日間でアイデアを形にする方法。
    マネは難しいが概念は参考になる。
    例えばそもそも中断がよくないわけでしっかりと時間をかけて短期間にやり切ることはまず大事。
    大きな課題をとらえてアイデアを整理するのもそう。
    タイムタイマーを買う気持ちになれたほど時間管理や期限が大事で
    常に限られた時間内で物事を成し遂げようとするのもだいじ。
    脱出ゲームのスプリント力を思い出す。
    諦めない気持ちが前に進む力となるのだろう。

  • デザインスプリントのやり方。アイディエーションやユーザーインタビューのやり方が細かく書いてあってとてもわかりやすかった。実際の業務でどんなタイミングで実施するかは難しいが、知っておいてよかった。

  • プロトタイプづくりやテストの具体例が語られてて参考になった。

  • グーグルなどで使われている仕事術「スプリント」について解説された一冊。スプリントとは、新しく事業を立ち上げたり、既存の事業を改善のためのプロジェクトの進め方であり、1週間(5日)でプロトタイプを作る超短期サイクルの業務プロセス(内容は結構複雑)。マッキンゼーやブルーボトルコーヒーなどで使われたようだ。プロジェクト進行の選択肢を増やしたい人にオススメ(プロマネ向き)。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50057656

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