NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ

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  • ダイヤモンド社 (2018年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (440ページ) / ISBN・EAN: 9784478067604

感想・レビュー・書評

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  • 閉鎖的、独占的なオールドパワーから、解放的でより開かれたニューパワーへ移行するための仮説です。クラウド、コミュニティ、プラットフォームを用いた新しいリーダ像に導く。

  • 価値観、気軽さ、しくみ。コントロールを手放すことは、ティール組織とも通じるところ。
    長期に渡る自らのコミットメントが足りていなければ難しい。
    動いてもらうためには規範を示すことが重要とあり、納得。

  • これからはニューパワーの時代で、オールドパワーは古くてだめということではなく、この激変の時代で、ニューパワーもオールドパワーの本質を理解し、効果を最大化にしていくくにはどうすればいいのかヒントを得られた。

  • 【後付】
    常に変化は起きています。
    いつからがオールドで、いつからがニューという境い目は、後になってわかるもので、進行形で確認するものではないです。

    したがって、どうしても古い感じになってしまいます。

  • オールドパワーとニューパワーは対立軸ではなく、お互い補完しあうことによって、新たなリーダーシップになると理解した。

  • p.80「拡散」される3つのアイデア
    ・Actionable 行動を促す
    ・Connected つながりを生む。アイデアの共有が仲間と感じさせる
    ・Extensible 拡張性がある。各自が発展、アレンジできる。
    ソーシャル物理学でフェイスブックの実験。情報は横に広がる。小さなグループが情報をシェアする方がインフルエンサーよりも拡散する。
    p.113「群衆」を生む5つのステップ
    ・コネクテッド・コネクターを見つける。:世界観を共有し、周囲に影響を及ぼす。
    ・ニューパワー・ブランドをつくる:GetUp! 行動。
    ・参加の障壁を下げる。入会を簡単に。手間を最小化。
    ・参加のステップを上らせる。コミットメント。オフラインへ。徐々に。
    ・3つの嵐を利用する。嵐を巻き起こす。嵐を追いかける。嵐を逆手にとる。
    p.164 3つの存在
    ・プラットフォーム・オーナー(スチュワード):方向性を決める
    ・スーパー参加者:コミュニティの原動力
    ・参加者
    ウーバー対リフト (前者がオールドパワー)
    p.180 コミュニティの5つの課題
    ・報酬はだれがどれだけ
    ・誰がどんなステータスを獲得
    ・どんなフィードバックで牽引するのか
    ・信頼をどのように構築するのか
    ・誰が采配を振るのか
    p.262 4つの問
    戦略:ニューパワーが必要か
    正当性:信頼関係は築けるか
    コントロール:予想外を受け入れるか
    コミットメント 腰を据えて取り組めるか
    p.311ニューパワーのリーダー
    ・シグナルを送る
    ・仕組みをつくる 参加と自主性をうながす
    ・規範を示す 方向性
    TEDxは各地のオーガナイザーが実施。
    ソリッド バーナーズ=リー
    デ・コレスポンデント ワインベルグ 読者の貢献
    p.422参加型の予算編成:ブラジル ポルト・アルグレ、パリ イダルゴ市長、アイスランド レイキャビック
    訳者によると、p.65とp.341の図が役に立つ

  • センセーショナルなタイトル・帯文と、ベストセラーということで読んだ本。

    IT時代の民主主義において、リーダーシップのあり方を考えさせられる。

    本書によれば、リーダーの価値観とモデルを分類すると、4タイプの異なるリーダーシップが存在するという。
    ●クラウド·リーダーは、ニューパワーのリーダーシップモデルを用いるとともに、ニューパワーの価値観を明確にし、尽力する。クラウド·リーダーは群衆のパワーを利用するだけでなく、群衆にもっとパワーを与えようとする。
    ●チアリーダーは、協力、透明性、参加など、ニューパワーの価値観を支持するが、オールドパワー式のリーダーシップを取る。パワーを分配する能力も意図も持っていない。
    ●キャッスルは、オールドパワーの価値観を持ち、オールドパワーのリーダーシップ·モデルを用いる。我々の多くが育った、伝統的な階層制と権威に基づくモデルで、軍隊、ビジネス、教育といった分野に幅広く浸透している。
    ●懐柔者は、群衆を動員し、ニューパワーのツールや戦術を駆使するが、オールドパワーの価値観に基づき、自らに権力を集中させるのが目的である。

    フェイスブックは懐柔者。
    ウイキドぺディアはクラウド·リーダー。
    よくわかる。

    レディ・ガガはクラウド·リーダー。
    トランプは懐柔者
    なるほど。

    プラットフォームの設計を企画するのに、参考になった。

  • テトリス思考からマインドクラフト思考へ(トップダウンからボトムアップ)というメタファが印象的だった。

  • 企業の強みや弱み、パラダイムシフトが起きている。気づいて動けるか動けないか、重要な選択になっている。

  • テクノロジーを活用して、多くの人を巻き込み、オープンで流動性の高い仕組みを作って影響力を発揮することをニューパワーと定義し、事例から、そのエッセンスがまとめられいる。

    マインクラフト型。
    オールドパワーとニューパワーのブレンドのあり方。
    簡単に参加でき、ステップがあり、つながれて、スーパー参加者とユーザー、運営側のバランスをとること。
    ゆるく繋がる。
    世界を創ること、なんらかの貢献ができた感覚を持てるもの。

    不完全な方が広げてもらいやすい。

    ストーリーテリング、パーソナルにナラティブ、インフルエンサーの巻き込み、コミュニティのバランス、参加プレミアムをつくる。これらがニューパワーの資金調達スキル。

    入口の仕組みやコンセプトを意図して仕掛けることはできるが、その後のうねりの起こし方には方程式はないように思った。なにを価値観に据えるのか、最上の目的はなにか、を確認しつづけること。

  • 要は個人でもSNSなどの影響力を持つことができ、一個人が力を持つことができますよ、っという本。過去の事例が載っている。だからどう、というわけでもない。

  • SNS では参加者に当事者意識を持たせ、基盤を作り伝統的手法も組む会わせて力を発揮させる。
    組織の4分類:価値観とパワーの二軸で、分散組織で参加者の自立意識が高いのがクラウド。アラブの春のようなムーブメントを作るが継続性に難がある。組織が旧来の中央集権型なのがチアリーダー、パタゴニアがあげられている。従来型の価値観組織がキャッスル。アップルもここに分類されている。組織が新しいテクノロジーに基づいているが価値観か伝統的なのが懐柔者。フェイスブックやウーバー、ISIS があげられている。価値観にたいするイメージと実際の運営に乖離が出てきている。

  • 指示命令系統を備えた組織の力や、専門知識に基づく判断で人や資金を動かし、物事を実現する力といったものと対比させ、個々人の自発的な行動や集合知といったものの力を使って大きなことを実現する新しい方法を「ニューパワー」と呼んで紹介している本。

    クラウドファンディングによるビジネスの立ち上げや、SNSを活用した社会運動など、このような新たな動きを紹介した本は多数あるが、それらと比べてもより深い視座に立った本であると感じた。

    その大きな理由は、ニューパワーとオールドパワーの分析を、「組織vs個」、「アナログvsデジタル」などといった単純な二項対立の枠組みに押し込まなかったことにあるのではないかと思う。

    その代わりに筆者が枠組みとして提示しているのが、「群衆の力の使い方」と「価値観」の2軸で構成される4つの象限で構成されるマトリックスである。

    これによって、フェイスブックのように、価値観としては個人主義的な発想を持ちながらシステムの維持管理は中央集権的(ザッカーバーグの権限が大きい)である事例や、非常に教条的で全体主義的な価値観を実現するために、個の自発的な力に巧みに働きかけている事例(ISIS)といった、従来の二項対立的な発想からは「ねじれ」に見えるような事例も存在することが述べられている。

    つまり、ニューパワーを使うことは、その力を使って実現しようとする価値の内容とは必ずしも相関しない。ニューパワーも、「パワー」である以上、道具であり、使い方を理解していればどのような目的にでも利用できるという側面があるということだ。

    言い換えれば、ニューパワーの浸透が民主化や貧富の格差の解消や新たな文化の誕生といった何らかの価値に自動的に結びつくというのは、あまりに楽観的な見通しであるということでもある。

    一方、当然のことながら、ニューパワーを適切に活用することで、これまでは達成することが難しかった成果や、実現が困難であったプロジェクトが形になる可能性も広がっている。

    本書では、オールドパワーの使い方と対比させながら、どのように進めればニューパワーの力を解放し、成果を上げることができるかということが、詳しく書かれている。また、ニューパワー万能主義ではなく、オールドパワーを使うほうがよい場合とニューパワーを使うべき場合の見分け方についても触れられている。

    ニューパワーは長期にわたって成果を積み重ね、専門性の高い取り組みを実現することは苦手だが、これまでの知識や仕組みの中からは出てこなかった新たな発想や創造的な打開策を生み出すことには長けている。

    そのような力を解放するために、いかに権限を個々の参加者に移譲するべきか、参加者のモチベーション、対価をどのような形で付与するべきかなどが、具体的な成功例と失敗例を数多く挙げながら説明されており、非常に分かりやすく理解できた。

    これからの時代も、ニューパワーとオールドパワーが併存することが想定され、むしろそれらを使い分けながら成果を挙げていくことが大切になってくるだろう。そのような時に、非常に参考になる本であると感じた。

  • レビューはブログにて
    https://ameblo.jp/w92-3/entry-12517228896.html

  • 主にソーシャルメディアを活用して、多数の人々(群衆)が同じ目標や目的をもって行動する力(ニューパワー)についての本。
    いろいろ事例が書かれてあって、なるほどそういうことかと思ったけど、そういうのって10年ぐらい前には言われていたことなので、今頃こういう本をだすのかという印象もある。事例の中にはオバマさんの大統領選もあてまるということも書かれてあったから、著者もそれは分かってるとは思うけど(ただし、オバマさんの場合、大統領になってからはニューパワーを生かしきれなかったらしい)。後、事例が多すぎて、もう少しページ数減らせなかったのかなと思う。
    ただし、そのニューパワーというのは決していい方向に働くというわけではなく、悪い方向にも動くと書かれてあったのは新しいと思った。例えば、ISISの活動なんかがそうらしい。あくまで、価値観にあった行動だろうしね。
    途中、ニューパワー・マトリックスというのがでてきて、面白い考え方だなと思った。ニューパワーかオールドパワーかというのを、ビジネスモデルと価値観で表した図とのこと。直感的には理解しにくいけど、説明されたらなるほどなと思った。アップルはビジネスモデルも価値観もオールドパワー寄りだとか、フェイスブックはビジネスモデルはニューパワーだけど価値観はオールドパワー寄りだとか。
    後、UberとLyftという二つの配車サービスについて書かれてあって、似たサービスだけど価値観は全然違うということを知った。Uberの価値観はオールドパワー寄りだけど、Lyftはニューパワー寄りなんだとか。Uberは最近は赤字続きらしく、株もだいぶ下がってるそうだけど、価値観が今の時代とあわないのか。今後はLyftのほうがよくつかわれるようになるのかも。
    後、群衆の行動というと、やっぱり最近だとクラウドファンディングが思いつくけど、この本にもクラウドファンディングの事例が多数載ってあった。感情を揺さぶられるものはお金が集まりやすいらしい。自分も興味はあるのだけど、今だに募金したことはない。何か面白そうなものがないか今度探してみようかな。
    そういえば、オールドパワー型からニューパワー型に切り替えた成功事例としてレゴについて書かれてあったのだけど、その書き出しが、「レゴはテーマパークに財力を傾けすぎた」と書かれてちょっと笑った。最近全く耳にしなくなったけど、日本のレゴランドはうまくいってるのだろうか。
    他、TEDについても書かれてあったのだけど、カンファレンスの参加費が2万5000ドルと書かれてあって驚愕した。さすがに高すぎじゃないのかと。それでも買う人がいるらしいので、すごい。

  • 旧来的な中央集権的権力(オールドパワー)が通じない世の中になってきていて、これからは群衆が生み出す潮流のような力(ニューパワー)が世の中の主流になっていく、ということが書かれた本です。口コミ戦略とかキャンペーンとかの参考になりそう。

    アイスバケツチャレンジの例がわかりやすいです。このムーブメントには、アイデアが拡散されるための3つの条件が盛り込まれています。行動を促すActionable、つながりを生むConnected、拡張性があるExtensible。この3つの頭文字をとり「ACEの原則」と本では名づけています。確かにアイスバケツチャレンジは、チャレンジャーが次の人を指名して行動を促し、SNSシェアでたくさんの人につながり、人によってはパロディー的に少し違ったチャレンジをするなど拡張性があって、よくデザインされている取り組みだなと思います。

    意外なのはオバマ大統領とトランプ大統領との選挙戦略の比較の話。二人を比較すると、トランプさんのほうは中央集権的スタンスのオールドパワーに分類されそうだが、モデルとしてはどちらもニューパワーに分類されるそうな(正確には価値観とモデルの2つの評価軸があって、トランプは価値観の軸はオールドパワーで、モデルの軸ではニューパワーになる)。

    他にもローマ法王の話や、エアビー、ウーバーvsリフト、スターシチズンというコアな宇宙ゲームの資金調達、などなど面白い話が詰まっています。

  • 「オールドパワー」vs.「ニューパワー」という切り口でとにかく具体例が多く出てきます。例が多すぎて結論までが冗長すぎ読むのが途中からしんどくなりました。
    例中には知らないことが多くあり、新鮮なものもありました。(特にNRAの例など…)

    結局、言いたいことは「オールドパワー」vs.「ニューパワー」ではなく、共に短所・長所を理解して使い分けることが重要だということです。

    それぞれの短所・長所については(枝葉の部分は多いですが)、よく理解できるので「オールドパワー」、「ニューパワー」を理解したい人にはお勧めできる本だと思います。

  • 実例を交えての解説が分かりやすい。一方でやや冗長的な表現が理解を阻害してしまっている気もする。言い換えれば、もう少し文量を減らしてくれていた方が、ずっとポイントを理解しやすかったと思う。途中、大分斜め読みした。

  • これからのリーダーのあり方についても一投する本。
    著者の立ち位置が垣間見えるところが少々鼻につくところもあるけれど,そのあたりを削ぎ落としていきながらニュートラルなあるべき姿として見ると(著者も「敵」から学んでいるところがある),あらゆる立場で利用できる。
    総量が結構あるからか,中盤だるいところがあったのはちょっとしんどかった。

  • ・(スマホによって)新しい参加の手段を手にした。
    ・成功するのは、人々の参加意欲を巧みに操れる者たちだ。
    ・拡散されるアイデアは、Actionable、Connected、Extensible
    ・「コネクティッド・コネクター」つながりを持ち、つなげる人。
    ・オーナーレス・ブランドにする。一貫性を持ちながらも変化し続ける。
    ・入会をできるだけ容易にする。その後、ハードルの高い行動のステップに上がってもらう。
    ・参加のステップの道筋を示す。TEDの事例。
    ・CFの研究を見ると、とにかく締切、切迫感が全てだということが分かる。
    ・ネットワークの参加者に対して、同志として協力を求める姿勢を鮮明にする。
    ・巻き込む相手に対して何を提供できるか。
    ・「問題解決者」と「解決策の探究者」
    ・あるときは前面にでて強烈な印象を与えるが、次にはさっと後ろに身を引く。
    ・「箱をしっかり描く」その上でコミュニティの協力を求める。

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