人工知能は私たちを滅ぼすのか―――計算機が神になる100年の物語

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 164
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068090

作品紹介・あらすじ

AIはどこから来て、何を変えるのか? ITの専門家がコンピューターの進化論から、この先必ず訪れる驚愕の世界を描く。福岡伸一氏推薦!「2045年、人工知能の発達は人間の手を離れ、独自の進化段階に入る。以降、人間はあらゆる問題から解放される。あなたは本書の最終章を受け入れられるだろうか?」

感想・レビュー・書評

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  • 前半はコンピューターの誕生からインターネット、スマホ、人工知能の誕生までの技術史を独自の解釈でまとめています。
    後半はディープラーニングに代表される今後の人工知能の発展とそうした時代への問題提起です。
    ラノベ風の小説を織り混ぜながらなので、難しい話もなんとか最後まで読み進めることができました。
    前半部分では技術史を彩る人物の考え方が分かりやすくまとまっていてとてもよかったです。

  • コンピュータや人工知能について、これまでの開発の経緯と、これからの発展の推測について書かれた本。

    キリスト教とのアナロジーを多用している点について、個人的には面白いと思いました。
    未来を語るためには、そういう手法もありだと思いますし、ある種、聖書の汎用性を表していると思います。
    宗教というのは、そういうものだと思いますし。

    果たしてこの後、実際には、どのような形で、コンピュータは進化するんでしょうか。
    楽しみなような、怖いような。

  • 小説を混ぜながら、現在のAIに至る歴史から、2030年までに可能性がありそうな設定を考慮して話は進む。

    2045年の特異点(シンギュラリティ=AIが人間が考えられる以上のことを考え出す年)とは一体どんな時代になっているのかの輪郭を探る。

    物語の部分だけ読んでも非常に面白いし、天才数学者の話からロボットやAIにおけるアップダウンな歴史を紐解いていくのも非常に面白い。

    我々が想像できる、ターミネータのようなAIとは少し違った展開になりそう。  そして、2030年にはiPhoneは昔のものになっていたり、小型化したりクラウド化したAIロボットが一人一台与えられてるという設定は、どこかそんなに現実離れしていないように思える。

    読み応えがあり、面白く、飽きない本。
    AI入門書としてオススメ。

    この10年でまた世界はガラリと変わるのかも。

    神の領域に近づくのか、はたまた、、。

  • 学際の一言でまとめるにはあまりに楽しい1冊。科学技術史が大好物な自分にとっては、自分の生きてきた時代を理解するための文字通り"バイブル"になりました。

    昔、自分の学部時代の建築史の指導教授が言ってたことを今でもとても良く覚えているのですが、50年後を知りたければ少なくとも前の50年で何が起きたかを知らないとダメだろ?と。

    "シンギュラリティ"を前にして、そんな感覚が役に立つのかは少し不安であるけれど、不確定な未来を知るためには、少なくとも人類が今日にたどり着いた経緯は知らなくてはいけないでしょう。

    この本では、ページの下に、キーマンの解説が出てくるのですが、フォン•ノイマンから始まって、登場した日本人は夏野剛さんだけ、、という(たぶん)。この本が日本語で読めたのは、とてもラッキーなことだと最後に振り返って思いました。

    ※いかにiモードがすごい現象だったのか!とも言えるけど!

  • コンピューターの発明、ネットワーク、そこからのモバイル技術、現代のクラウド、ビッグデータ、人工知能まで、網羅的に歴史が説明されており、これまでのITの発展の経過についてざっくりとした知識を得ることができる。

    人工知能の技術的な詳細は他書に譲るような感はあるが、歴史を俯瞰した説明や、キリスト教や、架空のエピソードを交えた緩急ある物語構成、人工知能を突き詰めていったときに、機械に心は生まれるのか、人間の心とは何か?に関しての筆者の踏み込んだ説明など。飽きさせない内容で面白く最後まで読めた。

    それにしても、
    シンギュラリティの到来については、
    読む本、読む本で評価が違っていておもしろい。
    この本はかなり世界の終わりを煽っていて、
    世界は2045年で終わるという風にも読める。
    が未来はいかに?

  • 教員推薦

    ↓利用状況はこちらから↓
    http://mlib.nit.ac.jp/webopac/BB00537009

  • パソコンから始まり人工知能へと進化していったITの歴史と未来に関する話。

    ITの発展の歴史が分かりやすく書かれていて、理解しやすかった。また、人工知能が引き起こすとされているシンギュラリティについても触れていた。未来に起こるであろうことを現状から予測していて、その内容もリアリティーがあり面白かった。

  •  しかし、ブール代数は結果として今日のコンピューターと人工知能の基盤となりました。聖書の神による創世の物語は、混沌の中に神が光と闇を分けることによって始まりました。この二つに分けるということが、デジタルな宇宙の創造にも決定的な役割を果たしました。
    (P.41)

  • 民族意識というのは、大きな抑圧がある時にその反動として高まるものなかもしれない。
    今日、人工知能の開発は歴史的な転換点を迎えている。

  • キリスト教の歴史と対比するのは無理があるような。

    出版社のページに抜粋と補足?があるので参考にされたい。
    http://diamond.jp/category/s-jinkouchinouhawata

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プロフィール

1980年、東京生まれ。10代からデジタルメディアの開発に取り組む。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにてモバイル/IoTの研究に従事、2010年に博士号(政策・メディア)取得。頓智ドット株式会社にて80万ダウンロード超のモバイル地域情報サービス「tab」の設計、フリービット株式会社にてモバイルキャリア「フリービットモバイル」(現トーンモバイル)のブランディングと製品設計に従事。2014年には株式会社アトモスデザインを立ち上げ、ロボット/AIを含むIT製品の設計と開発を支援。電通グループ/ソフトバンクグループのような大手からスタートアップまでを対象に幅広い事業に関わる。現在は外資系IT大手にて製品マネージャーを務める。

「2017年 『IoTは“三河屋さん”である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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