最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 927
感想 : 97
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068137

作品紹介・あらすじ

なぜいま、内向的で、心配性で、臆病で、繊細であることが、よいリーダーの共通点になのか? ビジョンによって人を動かす「静かなリーダーシップ」を通じて、自己躍動するチームをつくる秘訣とは? 1000人以上の社長に取材してきた著者が語る「次世代リーダー」へのエッセンス!!

感想・レビュー・書評

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  • リーダーとは常に心と時間をかけて一人ひとりの社員をよく見て、どんな声かけが必要かを考え続けている。直感とは、考えに考えて考え尽くした末に、ふと浮かび上がってくる決意。単なる思い付きとヤマ勘ではない。リーダーの大切な仕事は、常に考え続けること。考え続けた人にしか直感は降りてこない。考え尽くしたからこそ、どんな反論にも動じない信念が生まれてくる。リーダーは常に考え続けているから大事な情報を見逃さない。全身から釣り針が出ているような状態。同じような情報や映像を見て、それがヒントとして映るか、単なる情報として通り過ぎていくかは、ふだんからどれだけ考えているかの違い。何もしないとは何もしなくていいというわけではない。

  • 『最高のリーダーは何もしない』 インパクトのある題名、その意味は リーダーの仕事とは ①良いビジョン(目標設定) ②ビジョンの浸透 この2つが(部下から見える)仕事だからである まずビジョンの設定が必須であり 設定することにより、部下が能動的に動き、リーダー自身が足を動かす必要がなくなる 良いビジョン=部下の働く目的=部下が自ら動きくなるビジョン そのビジョンの浸透を行えば、部下自身に意思決定を任せ リーダーは次なることに目を向ける そうすることでリーダーが本来すべき仕事に注力ができる

  • タイトルは、最高のリーダーは何もしない、であるが実際のエピソードの多くは能動的なリーダーが多い。強力なリーダーシップとは、ビジョンを持つこと、社員を大切にすることで、何もしないわけではない。多くの有名な社長さんの行動力やビジョンが紹介されておりとても参考になった。すべてを取り入れることはできなくても、自分が組織のリーダーとして、信頼されるため、強いチームを形成するため、自分もチームも成長するため、とても参考になる内容であった。内容自体はすぐに読めてしまうが、心に残る本であった。

  • 2019年 26冊目
    『最高のリーダーは何もしない』
    ↑誰よりも組織のことを考えつづけるから、何もしてないように見えるてことなのね。リーダー、リーダーシップ、ビジョン、その定義が簡潔で、整理されててわかりやすい。

    えいじさんとかあおいさんとか、ひぐちさんが頭に浮かんだた

  • 最高のリーダーは何もしない
    〜内向型人間が最強のチームをつくる!〜
    藤沢久美 ダイヤモンド社

    ・1000人以上の社長に「経営者インタビュー」を実施→優秀な人ほど何もしない。
    【6つの発想転換】
    『第1の発想転換』
    「人を動かす」から「人が動く」へ
    ・リーダーの最も大切な仕事は、ビジョンをつくり、それをメンバーに浸透させること。
    ・従来のトップダウン型のリーダーシップだけでは「遅すぎる」
    ・「命令を遂行する部隊」から「自分で判断する仲間」へ
    ・魅力的なビジョンを作り浸透させる力
    『第2の発想転換』
    「やるべきこと」から「やりたいこと」へ
    ・ビジョンはあとからつくるもの
    ・最後はリーダーの直感
    ・リーダーの大切な仕事は、常に考えること
    ・何もしていない時こそ最大のチャンス
    ・極端に心配性で、最高にポジティブ
    ・相談されても「指摘」しない
    『第3の発想転換』
    「命令を伝える」から「物語を伝える」へ
    ・共感を呼ぶ説明力
    ・決断したプロセスを「説明」する
    ・リーダーの声が最高のチームをつくる
    ・何度もビジョンを振り返る習慣
    ・リーダーの唯一最強の仕事道具→「言葉」
    『第4の発想転換』
    「全員味方」から「全員中立」へ
    ・繊細である事は大切な素質
    ・リーダーの行動力は「マメさ」から。
    ・好かれなくてもいいが嫌われてはいけない
    (広大な中間地帯をつくれ)
    『第5の発想転換』
    「チームの最前線かは最後尾へ」
    ・手をかけるから目をかけるへ。
    ・任せて見守る事の大切さ。
    ・人に対するウォームハート
    ・数字に対するクールヘッド
    『第6の発想転換』
    「きれいごと〈も〉からきれいごと〈で〉」
    ・ハングリー精神の新たな意味
    ・ビジネスを通じて社会貢献する
    ・ビジョンこそがゴールまで走り切る力の源
    ・未来を予測する最良の方法は、
     それを発明する事だ(アランケイ)

  • メンバーが自発的に動く状況の作り方。
    身近にもこんな人いるけど、やり方を間違えると嫌われてしまう。

  • 「内向型」をキーワードに探して読んだ本だけど、自分のイメージしている内向型とは違い、むしろ普通に積極的な人を取り上げている印象。
    リーダーになるには、内向型であるにも限度があるということか。

    かつてのリーダー:勇猛、大胆、ボス猿
    本書の対象:内向的、心配性、繊細

    「かつてのように、昇給昇進やその他の信賞必罰によってメンバーの行動を制限していくのではなく、メンバーがワクワク自ら動き出すような目的を提示し、現場に任せるのが新しいリーダーシップのかたち。」

  • 著者が経営者インタビューを通して感じたこれからのリーダーに求められる資質を紹介している。
    ・「働く目的」をメンバー全員に明確に伝えるビジョン型リーダーシップが求められる。ビジョンを作り、それをメンバーに浸透させる。その先の具体的なアクションは部下にゆだねる。
    ・メンバーが共感して自ら動きたくなる、魅力的なビジョンを作る力
    ・ビジョンをメンバーにsっかりと伝えて浸透する力
    ・ビジョンとは、メンバーの仕事を定義すること、「何のために働いているのか」の土台。
    ・リーダーは常に考え続けているため、同じような情報に触れても、単なる情報として通り過ぎるのではなく、ヒントとして映る。
    ・リーダーには、細かいことが気になって仕方がない心配性な人が多い。しかし心配性では終わらず、心配と向き合い、徹底的に考える。
    ・心配性な人が「ただの心配性」に留まっているのは、まだまだ心配が足りない証拠。
    ・リーダーには、好きでも嫌いでもない「中間層」をどれだけ作れるかが大事。敵を出来るだけ作らずに「嫌われない人」になる。
    ・リーダーが語るべき「成果」とは、売り上げや利益、昇進や昇給ではなく、仕事の先になる「社会への貢献」を見える化する。
    ・メンバーが感じるべき喜びを、いかに見える化、実感化するかがリーダの考えるべきこと。
    ・以前のCSRは利益が出れば社会貢献をするが、利益が出なければ削減していたが、これからは「ビジネスそのものを通じて社会貢献する」必要がある。

  • 実例が多めなのはよかったけど、いまいちぱっとしない。
    内容が薄い。

  • リーダーが心からそのビジョンに信念を抱いているか。徹底的に考え直しそれを我がものとしていくプロセスが必要。
    朝礼、会議、お酒の席でも繰り返し繰り返しビジョンを語る。メンバーにも自分自身にもそのビジョンを深く刻み込んでいく。

    部下を信じる。能力を認める。任せる。
    部下が働きやすい環境を作り、あとは口を出さずにじっと見守る。

    女性は炭鉱のカナリア。
    女性たちが声を上げやすい環境をつくるだけではなく、解決策もセットで提案してもらう環境づくりをする。

    メンバーの行動を制限するのではなく、メンバーがワクワクして自ら動き出すような目的提示をし、現場に任せる。

    上司、経営層とは同じ釜の飯を喰う。

    「なぜ」を伝える事→自分の仕事を深く見つめ、自信をもって自ら考える人に

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著者プロフィール

シンクタンク・ソフィアバンク 代表

「2016年 『事業承継の安心手引 平成28年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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