自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選

制作 : ハーバード・ビジネス・レビュー編集部  DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部 
  • ダイヤモンド社
3.69
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本棚登録 : 293
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068304

作品紹介・あらすじ

「経営学の巨人」ピーター・ドラッカーから、ハーバード・ビジネス・スクールが誇る「世界の経営思想家ベスト1」のクレイトン・クリステンセンまで、どうすれば自分を伸ばしていくことができるかについて書かれた「ベスト論文」を収録した豪華な一冊。自分を成長させる方法は、この一冊にすべてが凝縮されている!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが胡散臭い自己啓発本そのものという感じで惜しまれますが、中身はさすが由緒あるHBRに掲載された論文です。(この種のタイトルが付けられた他の本ではよくあることですが、)同じ主張がくどくど繰り返されるようなことはありませんし、著者の経験則と熱血的な精神論で片付けられることはなく、統計や実験で科学的に立証された法則を、秩序正しく構成してあります。

    各論文の末尾に、要諦をまとめたトピックも設けられており、理解を助けます。

    Chapter 1 自分の人生を「成功」に導く;正しい物差しで生き方を管理する ――クレイトン・M・クリステンセン
    Chapter 2 自分をマネジメントする;自分の強み、仕事の仕方、価値観を知る ――ピーター・F・ドラッカー
    Chapter 3 これで、時間は完全に支配できる;仕事の「サル」を手なずける ――ウィリアム・オンキン・ジュニア、ドナルド・L・ワス
    Chapter 4 「レジリエンス」を鍛え上げる;強い人格をつくるために最も必要な能力 ――ダイアン・L・クーツ
    Chapter 5 身体・感情・知性・精神のレベルを底上げする;パフォーマンスを活性化するトリガー ――トニー・シュワルツ、キャサリン・マッカーシー
    Chapter 6 「小さな勝利」で自分を変える;全方位的に目標を攻略する ――スチュワート・D・フリードマン
    Chapter 7 「膨大な仕事」に飲まれない最良のアプローチ;自分の仕事を取りもどす ――スマントラ・ゴシャール、ハイケ・ブルック
    Chapter 8 人の上に立つために最も大切な「4つのこと」;最良のリーダーが力を発揮する秘密とは何か? ――ロバート・E・クィン
    Chapter 9 自分を成長させ続ける「7つの質問」;ビジネスで定期的に考えるべき最重要の問い ――ロバート・S・キャプラン
    Chapter 10 成果を最大化する「プロセス」を実行する;自己認識を変える5つの自己革新ステップ ――ダニエル・ゴールマン、リチャード・ボヤツィス、アニー・マッキー

  • HBR掲載の論文集。実践的なテクニックよりも、組織リーダーとしての内面の成長に焦点をあてたもの。一通り実務を経験し、部下を持つようになった段階で読むと役に立つのではないでしょうか。

    第1章はクレイトン・M・クリステンセンの「自分の人生を『成功』に導く ー 正しい物差しで行き方を管理する」。かつて読んだ「イノベーション・オブ・ライフ」と共通する、人生を正しく生きるためにビジネス・スクールでの学びを活かすヒントを提示しています。

    管理部門が長い私には、「『例外』が人生を混迷に陥れる」が心に刺さりました。「この一度だけ」がいかに「一度」で済まないか。この甘いささやきが仕事、人生を破壊する危険。誰しも経験があるかと思います。

  • なかなか参考になる一冊。

    <メモ>
    ・3つの理論のレンズ。
     「どうしたら幸せなキャリアを歩めるか」
     「どうしたら家族との関係を揺るぎない幸福の源にできるか」
     「犯罪者にならないためにはどうしたらいいか」
    ・本物のプロフェッショナルになる5つのポイント
     自分の強みは何か(自分はどのような成果を生み出すことに長けているのか。望む成果をえるにはどんな能力を高める必要があるか。)
     自分の仕事のスタイルはどういうものか(どうすれば一番成果を挙げられるか。)
     自分にとって価値あることは何か(自分の倫理は何か。重要な責任は?組織の論理は自分の価値観と共存するか)
     自分がいるべき場所はどうこか(自分の好きな価値観は何かそれを踏まえた上で、どんな環境が自分に適しているか。)
     自分にできる貢献は何か(企業に貢献するには状況が求めていることを見極めること)
    ・どうしようもない状況にあっても、変えようもない運命に直面しても、我々は人生に意味を見出せることを忘れるべきでない。
    ・自分のエネルギーを測る 
    身体: 疲れは残っているか、運動不足か、リフレッシュできないか
    感情:イライラすることが多いか、一緒にいても大切な人の相手をできていないか、心から楽しめる活動時間が少ないか、感謝する時間は十分か。成功や幸福を味わう時間はあるか。
    知性:1つに集中しにくい、周りに追われ長期的な価値ある活動に集中できない、長期計画を立て工夫する時間が足りない、週末にも働いてる
    精神:得意な仕事好きな仕事の時間が十分でない、人生で大事だと思うことに時間を避けていない、職場判断が自分の目的意識でなく外部の要求に影響されることが多い、世界にプラスの影響を与える活動に十分エネルギーを避けていない
    ・エネルギーを高めるトレーニング
     身体:心肺機能トレーニング、筋トレでストレス軽減
    短時間の休息を定期的にとる、2時間以内ごとにデスクを離れる
     感情:深い腹式呼吸で負の感情を抑える、感謝の気持ちを持つ。3つのレンズを活用 逆のレンズ、長いレンズ、広いレンズを持ち続ける。
     知性:集中することは邪魔が入らない場所で行う。翌日の重要課題を前日の晩に決める。よく朝一番にそれに取り組む
     精神:最も大事だと思うことに時間とエネルギーを向ける。自分の価値観を行動に反映させる。
    ・小さな勝利で自分を変える。
     人生には仕事、家庭、地域社会、自分自身(知的好奇心、身体精神など)という4つの領域がある。これらでリーダーシップを発揮することが重要。一つのために何かを諦めるのではなく、共通する価値を見出す。
    ・あなたの大切な人たちについて、あなたが期待する成果について考えてみる。手に入れたいもの、貢献できることを把握する。
     現実的である:何が重要かを明らかにすることで自分らしく行動する
     総合的である:全人格を尊重し、誠実に行動
     革新的である:実験することで創造的に行動する
    ・実験の9カテゴリー
    1 記録と内省 自分の活動、考え、気持ちを記録し、自己認識を深め、優先順位に従って行動する
    2 計画と準備 時間を有効活用し、将来に備えて計画を立てる。 スケジュールを共有する、日曜日に一週間分準備するなど
    3 回復と充電 肉体精神に注意し、新たな活力、集中料、やる気を持って日常生活と仕事に臨む。小説読む、ヨガや瞑想など情緒や精神面を改善するような活動を実践する
    4 感謝と配慮 人々と楽しく過ごす。心が触れ合える関係に感謝し、信頼を高める。ボランティアに参加など
    5 集中と専念 重要なステークホルダーに出向く、支える。通信環境をあえて遮断、誰かのために集中的に取り組む時間を用意。メールチェック回数を決める
    6 開放と関与 多くの部分を誰かと共有する。他人の意見に耳を傾ける。将来構想を他人に話す。
    7 時間変更と再配置 在宅勤務、柔軟性を高める。
    8 委任と育成 自身と他社のスキル開発に向け仕事を再配分する。
    9 探索と挑戦 新しい仕事やキャリア、他の活動のために対策を講じる。新しい仕事を引き受ける。
    ・価値観に従っていないため誠実に生きていると実感できない、やりたいことができていないため満足感を得られない状況を克服するために。
    1内省する。4領域で自分がどの程度重要でどの程度エネルギーを割いているか、満足しているかを考える。
    2可能性を考える。各領域絵の満足につながる実験を書き出す。リスクは最小限、結果がすぐ出るものをかく
    3実験を選ぶ。基準は次の通り。4領域で満足度と結果が改善される、大切な人から肯定される結果を生む。やらなかった代償が大きい実験。最も伸ばしたいスキルを使い、実践したいと思ってることが実戦できる。
    4実験の進み具合を評価する。
    ・リーダーであるために大切なこと
    1成果主義を志向する。ぬるま湯から出る。どのような結果を出したいか
    2自分の内なる声に従う。他人からの期待にすぐ応じるのでなく同調するのでなくうちなる声に従う。自分の価値観を明らかにし、誠実さ、自信、自分らしさを高める。
    3利他的になる。組織のニーズを自分自身のそれに優先させる。他社からの信頼と尊敬という形で報われる。
    4外向的になる。外部からの刺激にオープンになる。
    ・組織は方向性がわかると動き出す。
    ・自分を成長させ続ける7つの質問
    1ビジョンと優先課題 これは何か
    2タイムマネジメント 優先課題に時間を支えているか
    3フィードバック 部下に与えているか。
    4後継者育成 
    5現場確認と調整 アンテナを張り巡らせ事業環境変化を察知し、運営方法を変えているか。優秀な部下から新鮮な意見をもらえているか
    6プレッシャーに負けないリーダーシップ プレッシャーがかかった時にとってしまう非生産的な行動は認識しているか
    7本当の自分について 自分のスキル、価値観、正確にあったリーダーシップが取れているか
    ・ムードは伝染する。業績行動を目指すマネジメントは気持ちと行動の正しい連鎖反応が起こるようリーダーが内面をコントロールするところから始まる。
    ・リーダーが行うべきステップ
    1理想の姿を思い浮かべる
    2周囲の目に映っている現実の姿を見つめる
    3理想を現実化する計画を作り、実行する
    4行動を繰り返す
    5見張り役を設ける

  • 過去の名著(名論文)をまとめている書籍。様々な論点について、こういう考え方はどうか、というときの定石を読むような内容。定石を学んで、自身でそれ以上に発展させる上での基礎を学ぶのによい内容か。

  • よかったと思うすっきりする
    自分の強み それを伸ばす

  • タイトルで教育よりかと思ったが、ビジネスよりだった。

  • ハーバードレビュー2016。以前の論文も取り上げられていた。コラムなどもあり、論文だけを掲載しているわけではないのがいい。やはり数10ページでは語り尽くせない部分もあるので、ここから好きな著者の本を探すという使い方がよいと思う。

  • ハーバードビジネスレビューのうち「自分を成長させる」トピックに係る10選。パーソナリティからレジリエンス、リーダーシップに至るまでカバレッジは広い。HBRの集合体という性質上当然であるが、howを軸にした複数の起承転結のバレットポイントになっているので、取捨選択又はコンセプト抽出に基づくアナロジーの対象としてとらえる必要がある。

  • 人生で大切なことはお金を稼ぐことではない。学び、成長し、他者に貢献することで成果を認めらて喜びになるというもの。
    ただし、キャリアアップばかりを求めては幸せになれない。幸せは家族との時間を惜しみなく提供し良好な関係を築き上げることが長期的に見て1番の幸せである。

  • 複数の著名人が、それぞれ1章を担当し、各々好きに書いている感じで、本全体としてはまとまりがない。ためになる意見もあれば、よくわからないものも。仕事の時間、記録をとり、自分がいったい何をやっていたかを記録することは、是非やってみようと思う。

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