超・箇条書き―――「10倍速く、魅力的に」伝える技術

著者 : 杉野幹人
  • ダイヤモンド社 (2016年6月17日発売)
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  • レビュー :42
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068670

作品紹介

"たかが"箇条書きこそ、最強のスキルである。シリコンバレー、戦略コンサル他、世界の最前線で超一流がしていること。

超・箇条書き―――「10倍速く、魅力的に」伝える技術の感想・レビュー・書評

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  • 超・箇条書き―――「10倍速く、魅力的に」伝える技術
    著者:杉野幹人


    ◾️本書を読んだきっかけ
    私は自分が思っている事を人に伝える事が苦手です。
    それは、内向的だからとか、嫌われるのが嫌だからとかではなく、内容を整理できていないため
    話していても収拾がつかず混乱してきてしまいます。
    自分自身がうまく纏められていないのに、他人に伝わる道理はありません。

    仕事でもプレゼンをする場面がありますが、そんな時は最悪です。
    折角時間をかけて作ってもたったの数分で撃沈します。

    非効率この上ありません。

    それをなんとかして変えたいと思って本書を読んでみました。


    ◾️本書の内容

    ・超・箇条書きを行う事で、「短く・魅力的に価値を伝える」が可能になる

    そのスキルを学べる


    【スキル】
    1.構造化
    2.物語化
    3.メッセージ化


    1.構造化…全体像を一瞬で理解
     ・「レベル感を整える」
     ・「自動詞と他動詞を使い分ける」
     ・「直列と並列で時間軸を整える」
     ・「ガバニングで引き出しを作る」

    2.物語化…相手の興味を引く
     ・「フックを作る」
     ・「アンサーファーストで関心を醸成」
     ・「固有名詞で具体的なイメージをさせる」
     ・「プレゼンは聞き手を主人公にする」

    3.メッセージ化
     ・「隠れ重言を排除する」
     ・「否定を入れる」
     ・「形容詞や副詞は数字に変える」



    ◾️本書を読み終えて
    ・超・箇条書きにする事で論理の曖昧さがなくなり一目で結論が理解できるようになる

    ・英語・会計・ロジカルシンキング同様、世界的に求められるスキルであると認識できた

    ・昨今の情報過多の時代には「長く伝える」<「短く魅力的に」

    ・読み手や聞き手にとっての情報処理の負荷を減らし人を動かす為の技術であると認識できた




    出来ている人には当たり前の事かもしれないが、私にとっては素晴らしい内容で今本当に求めていた事が
    200ページにも満たない本書に凝縮されている。

    しかも箇条書きに技術を学ぶ事でメールへの応用やプレゼン資料を作成する際のスキルをも学ぶ事が出来
    その守備範囲は非常に広い。

    この「超・箇条書き」をいつでも素早く使いこなす事が出来れば多くの仕事に役立つに違いない。
    仕事ではなくても、人に面白いと感じた話しを伝える時にも相手の反応がこれまでとは違うものになると思う。

    本書の内容をマスターする為にこれから練習して何度も読み込んでいきたいと思います。

  • 箇条書きは普段結構使うが、これほど意識的に使っていたわけではない。
    こういう技術的な要素を使った方が「10倍速く、魅力的に」伝える効果があるのは間違いない気がする。
    技術的な要素は3つ。「構造化」「物語化」「メッセージ化」
    構造化は「相手が全体像を一瞬で理解できるようにするため」
    「レベル感を整える」⇒「自動詞と他動詞」「直列と並列」「ガバニング」
    物語化は「相手が関心を持って最後まで読み切れるようにするため」
    「フックをつくる」⇒「イントロ」「MECE崩し」「固有名詞」
    メッセージ化は「相手の心に響かせ行動を起こさせるようにするため」
    「スタンスをとる」⇒「隠れ重言排除」「否定」「数字」
    箇条書きには「読み手や聞き手の情報処理の負荷を減らす」という機能があるというのはなるほどその通り。
    伝えるというのは相手があることなので相手のことをとことん考えるということができるかどうかはビジネスにおいて超重要なのではないだろうか。

  • ⚫︎自動詞と他動詞の使い分け
    →行為を伝えるときは他動詞を、物事の未来、現在、過去の状態を伝えたいときは自動詞を使う。

    ⚫︎メッセージではポジションをとる
    →否定を使う。
    否定しきれないときはソフトな否定→相対否定(AよりもB、AからBになる)

  • 超・箇条書き―「10倍速く、魅力的に」伝える技術
    2016/6/17
    著:杉野 幹人

    著者はシリコンバレーで仕事をともにした500人以上の起業家のプレゼンや提案資料から、箇条書きで短く魅力的に伝えることのパワーとその技術を学ぶ。現在は、箇条書きを基礎としたストーリーライティングの技術を東京農工大学でも教えている。

    箇条書きは、英語や会計、そしてロジカルシンキングと同じくらい世界的に求められているスキルである。

    世界の最前線では、「短く、魅力的に伝える」ツールとして箇条書きが選ばれ、そして使われている。そこには共通の技術がある。わずか数行の箇条書きであっても、繊細で精巧な工夫が必要なのである。

    短く、魅力的に伝える箇条書き。そして人を動かす箇条書き。
    それらを「超・箇条書き」と呼ぶこととする。
    本書はそのエッセンスを惜しみなく披露している。
    構成は以下の5章からなっている。
    ①なぜ、箇条書きが、最強のビジネススキルなのか
    ②構造化
    ③物語化
    ④メッセージ化
    ⑤超・箇条書きをもっと使いこなす

    素晴らしい箇条書きは読む立場からすれば非常に楽である。
    しかし、書き手からすれば非常に多くの背景やスキルののちに
    出来上がったものである。

    本書で取り上げられているスキルについては
    非常に興味深い。そしてその奥深さと難しさも理解しているつもりである。
    しかし、その壁を越えてでも箇条書きを会得したいと思う。

    構造化・物語化・メッセージ化
    箇条書きに限らず上位3工程は
    人を動かすし理解させる際には必須の考え方である。

    良い本、良い考え方に出会えた。

  • ・ 3つの技術的要素
    構造化:相手が全体像を一瞬で理解できるように、伝えたいことの幹と枝を整理する
    物語化:相手が関心を持って最後まで読み切れるように、相手のコンテキストを考えて全体の流れをつくる
    メッセージ化:相手の心に響かせ行動を起こさせるようにする
    ・ 「状態・現象」を伝える文と「行為」を伝える文は分ける必要がある
    ・ 直列型、並列型は時間の流れで使い分ける
    ・ イントロでは「相手が期待していること」を伝える
    ・ アンサーファーストは万能ではない
    ・ 箇条書きで伝えるときには、相対的なMECEで考えるべきだ
    ・ 箇条書きの物語化では、固有名詞を使うことが有効。相手が、自分の物語として背筋を伸ばして聞くようになる
    ・ 「なにをしないか」を明示して強調することで、「なにをするか」の意図を伝えるのだ
    ・ 形容詞や副詞は「数字」に変える
    ・ 海外の履歴書「権限を持っていた金額」「マネジメントしていた人数」「売上や利益などの結果の計数」が3大数字
    ・ 超・箇条書き技術のまとめ
    1) 構造化:レベル感を整える
    ➢ 自動詞と他動詞
    ➢ 直列と並列
    ➢ ガバニング(グルーピング)
    2) 物語化:フックをつくる
    ➢ イントロ
    ➢ MECE崩し
    ➢ 固有名詞
    3) メッセージ化:スタンスをとる
    ➢ 隠れ重言排除
    ➢ 否定
    ➢ 数字

  • 上司にわかりやすくレポートをしたい方。社内・社外のコミュニケーションに課題を感じる方にお勧めの一冊。

    コミュニケーションの基本は、正しい言葉を使うこと。そのエッセンスは、ワードの箇条書きです。

    かっこよい話し方よりも、しっかりと情報を構造化し、正しい日本語で伝えられるようになることが大切。

    メール文書、社内案内文書、営業文書など、書き言葉を見直したい人にお勧めの一冊です。

  • 10年程前に外資系の会社へ転職することになり、英語のメールを書く機会が増えました。同僚のメールを見ていると多くのパターンがありますが、私が見習ったのは、1)冒頭にメールを書いている目的を書く、2)可能な限り箇条書きを利用する、でした。

    英語が得意でない私にとっては、箇条書き、というものは相手に自分の言いたいことを伝えるための有効な武器であったと認識しています。この本では、この箇条書きをさらに有効に多雨買いこなすための注意点を述べています、これらを参考にして、さらにメール作成時において活用していきたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・箇条書きが向くのは、1)相手に情報処理の手間をかけさせたくないとき、目上の人への報告、2)相手がこちらに対してあまり関心を持っていないとき、売り込みのプレゼン(p19)

    ・日本では、意見と人格が同一視されがちなので、率直に意見しすぎるのは成果につながらない、日本では意見を否定された人は、自らを否定されたように感じて相手を遠ざける(p26)

    ・超箇条書きは、普通の箇条書きである「羅列化」の他に3つの技術要素(構造化:全体像を一瞬で理解する・物語化:相手が関心を持って最後まで読み切れるようにする・メッセージ化:相手の心に響かせ行動を起こさせる)を加えることで完成する(p28、29)

    ・構造化させるためには、ただ羅列するのではなく、1つひとつの文の並びに意味を持たせる、伝えたいことを幹をし、その補足を枝とする(p34)

    ・構造化で注意することは、レベル感を揃える(=グループ分け)、そのコツとして、1)自動詞(瞬間の静止画:状態)と他動詞(誰かに影響を与える行為:因果関係)を使い分ける、体言止めはご法度2)直列と並列で考える(時間軸で整理)、3)ガバニング(p37、43、45、54、62)

    ・ガバニングとは、統制する、頭出しまとめ、という意味。最初に「ポイントは3つ」と宣言すること(p63)

    ・物語化の要件は、フックをつくること、相手の関心を踏まえて、相手がドキっとする仕掛けを意図的に箇条書きに埋め込む、そのコツとして、1)イントロづくり、2)MECE崩し、3)固有名詞の使用、がある(p81、82)
    ・MECEにすることで、フックをなくしてしまい、物語化に失敗して相手の関心を引けなくなるという問題が起きる、つまり重要度の低いことは伝えない、考える過程で気づいた重要なことは伝える、思考のとっかかりとしてMECEを使うのは良いが、伝えるときは敢えて崩して、相手にとって大事な部分のみを伝える(p97、102、108)

    ・メッセージ化の要件とは、スタンス(どちらの立ち位置か)を決めることで、一般的なこと、無難なことを言ってはいけない。このコツとして、1)隠れ重言を排除、2)否定を使う、3)数字を使う(形容詞や福祉は「数字」に変える)、がある(p133、154)

    ・プレゼンにおけるNGワード集、~を改善する、~を見直す、~を推進する、~を最適化する、~のバランスをとる、~を徹底する、~を強化する、~を実行する(p139)

    ・ソフトな否定である、「AからBになる」、結果的には「もうAではない」というスタンスが明確になる、「AよりもB」、相対的に否定する(p151、152)

    ・企業のビジョンには、「企業をどこに向かわせ、いつ、何を達成していたいのか」という未来の姿を描くもの、ビジョンには状態を示す数字と、期限を示す数字の2つが必要である(p163)

    ・超箇条書き活用法として、1)ストーリーライティング、2)パラグラフライティング(長い文章を書く際に、その文章をいくつかのパラグラフに分け、各パラグラフの先頭に、主張することは何かを一文で示す書き方)(p174、182)

    2018年1月14日作成

  • 情報が、長いということには価値がない
    情報の長さに価値がない
    短くて魅力的なじょうほに価値がある
    箇条書きのやり方は、習わない

    情報が長いということには価値がないということ
    2ch等でよく書かれている「今北3行」ではないが
    読む立場になれば、要点をまとめて、すんなりわかる情報量が好ましいことは自分でもわかる

    書く際にはつい、多く書いてしまいがちだが、それは間違いだということがよくわかる。

    そしてそういうスキルは、なかなか習う機会がない
    ---
    今までは、書く際に、人に伝えるということを意識が薄かった
    箇条書きにすること自体は今までやっていたが、それを人に伝えるという観点で書いたことはなかった。
    あくまでメモレベルで書いていた

    ある物事を伝えるとき
    受け手がその全体像をわかっているかは非常に重要

    今までの箇条書きは、自分に対しては有効だが他社に対しては
    いろいろなとらえ方ができる、つまりそのメッセージの意味がピンポイントでは
    伝わらないということが改めてわかった

    まず、一瞬で理解できるような伝え方をする必要があるし、
    また、そのほうが受け手、書き手双方にメリットが生じる。
    それは、読みやすければ受け手も余計な質問をしなくてすむし、
    書き手も補足を入れる必要がなくなる

    そういった手法は、明示的に習ったりすることはない
    だから、今回のような、文章によるコミュニケーションの手法以外に
    あらためて、自分で能動的に、学ぶ場を探し、そして学んでいくしかないと感じた
    ---
    最近読んでいる文章によるコミュニケーション手法に関して改めて思うのは
    文を書く際に必要なものは

    コミュニケーションにおける書き手のスタンス、心構えのようなもの

    実際に書く際のテクニック、手法

    とに分けられると思うので、そういったカテゴリ分けがあり、そして両方が必要だ
    ということを強く意識していきたいと思う。

    ---
    短く魅力的にする
    自動詞と他動詞を使い分ける
    直列と並列:時間軸

  • 新入社員向けです。

  • 「人に伝える(伝わる)箇条書き」を意識したことがなかったので、とても衝撃的でした。

    箇条書きは、単に文を短くすればよいのではなく、読み手を意識しながら「構造化・物語化・メッセージ化」する必要がある。
    簡単そうに思えますが、実際にやってみるとかなりレベルの高いことを要求されているのが分かります。

    箇条書きは、職種、職場環境や上司、顧客などによって向き不向きがあると思います。それでも、相手に伝えるための一つの方法として、「超・箇条書き」を身につけておいて損はないと思います。
    相手のことを考える技術でもありますから。

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