好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.10
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本棚登録 : 1416
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068878

作品紹介・あらすじ

大企業とスタートアップ、どちらで働くべきですか?インドでプログラミングを学べば、自由人になれますか?「キャリア計画がない」私は、ダメ人間ですか?ビジネスパーソンのあらゆる“迷い”に『ストーリーとしての競争戦略』の著者が答えを示す!

感想・レビュー・書評

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  • 本書のベースにある考えは「脱力」ではないだろうか(50歳手前の男性の感想)。ぜひ私も相談したい。

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB20614480

  • 面白い。NewsPicksの質問コーナーをまとめた本で、具体的な質問に答えるので具体と抽象が混ざってて良い。
    以下、著者の考え。

    キャリアコンセプトを作る。抽象レベル(場所にとらわれない自由人)から具体へ降ろす→日常の好き嫌いを集めてコンセプトを洗練する→最後は手持ちの具体から直感で選ぶ(勘がいい人)自分の土俵の輪郭を描く

    キャリア計画は不要そもそも無理。機が熟した時に無理なく自然と行動することが大事。ちょっとした引っかかりを毎日意識し、「こういうことをしたいのかな」を意識。

    人のためにやるのが仕事で、自分のためにやるのが趣味。商売の原則は「まず誰かを儲けさせて、そのことによって自分が儲ける」
    仕事を評価するのは他人、自分は納得すべき。

    ジョブローテーションのメリットは3ステップ、「何が向いているか」の引き算、「複数スキルセット」の足し算、「担当を超えて商売全体へ拡張」の掛け算

    仕事の適性は誰かが教えてくれるものではない。自分で決めつけるもの。都度修正し、自分の土俵を作る。
    ビジネスパーソンは自分の土俵を最もしっくりくる言葉で定義すべき(世間一般標準の定義とは別に)著者は芸者。

  • おそらく好き嫌いが分かれる内容!著者の楠木さんは、一橋大学の経営学の権威?で、「ストーリーとしての競争戦略」は良かったんだけど、こちらの書は自分には合っていなかった。自由闊達なコラム集って感じで、一冊の本としての明確なメッセージは伝わって来なかったゆえ。

  • 相談のほとんどは、読むに値しないレベルの、くだらない内容です。鼻で笑えるものばかり。本当に真面目な顔をしてこれを書いて送ってきたことを考えると、ゾッとする内容が多いです。
    それに真正面から、よくこんなに書けるなと驚くくらいの文章量で回答してくれる楠木先生がおもしろい。楠木節炸裂。そんでもって、全て納得できる。おもしろい上にためになる。本の値段以上に学びがありました。
    仕事をするにあたっての基本中の基本は、全てこの本に書いてあると言っても過言ではない。たまに読み返して、自分もこの相談者たちと同じようになっていないかどうか、振り返るきっかけにしたいと思います。

  • 「仕事は、自分以外の人のためにするもの」
    というのが何度も出てくるので、言われてみれば当たり前だけど忘れがちだったことを教えてくれた。
    だけど、誰のために仕事するのかは自分で選んでいい。
    どの仕事を選ぶのが正解なのかは、やってみないとわからない。
    自分の好き嫌いや思い込みで、仕事を決めて良い。
    やってみて向いてなかったら次(ただし似たような職種で)にチャレンジする。やる前から悩んでも、わかりっこないので無駄。
    という考えがなるほど〜と思った。

    それと、「怒るな、悲しめ原則」の話が好き。
    威張ってくる人に遭遇した時、「こいつ!」と怒らずに、「うわ、こんなに威張るんだ」「この人どんだけつらいことがあったのかな」と想像して、その人の寂しさに思いを馳せる。

    各回答が、質問者への的確な突っ込み満載で面白かった。

  • 楠木さんのうちはうち、よそはよそ、みたいな感じで一貫して主張を貫いてる感じがたまらなく好きですね
    丁寧な皮肉に何度もくすっとしてしまった
    仕事で迷ったらまた読みたい

  • 軽快な語り口、説得力、なんかわかった気になれます。

  • ◎「女を抱いたことのない男の恋愛指南」

    楠木さんの仕事に対する信念とユーモアが溢れる最高のメタファーだ。
     
    女を抱いている人を相当に見ている、女を抱いている当人には成し得ないこと。

    その論理が世で悩むある男にとって助け舟となることが彼の仕事の意義。

    「理屈じゃないから理屈が大切」
    私が好きな守破離の言に通づる。
    言語化とユーモアに優れた思考の深さに触れることで仕事に対する洞察を深めることができた。

    「川の流れに身を任せ」「時の流れに身を任せ」
    キャリア論争をぶった斬る最高の思考ヒントです!

    ◯目的がなければ手段は評価できない

    仕事の本質は他人の役に立つこと、対価(成果)が発生して初めて仕事となり得る。
    趣味は自分のため(自分さえ満足すればそれでいい)

    ◎何をやるかより、何を捨てるか。
     何をやりたいかより、何をやりたくないか。
     不要なもの、嫌いなものはその対極にあるエッセンスと紙一重。

    ◎結論ありきながら、ユーモア・DCN(いい意味です笑)個性も交え論理立ててズバズバ悩みを切り捨てていく回答が超爽快。

    読み終えた頃には誰もがそう思う。
    "好きにさせてもらいます!"

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著者プロフィール

経営学者。一橋ビジネススクール特任教授。専攻は競争戦略。主な著書に『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(東洋経済新報社)、『絶対悲観主義』(講談社)などがある。

「2023年 『すらすら読める新訳 フランクリン自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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