ていねいな文章大全 日本語の「伝わらない」を解決する100のヒント

  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 573
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478069516

作品紹介・あらすじ

国立国語研究所の教授が教える、日本語の「伝わらない」をすべて解決する100のヒント。



①「不正確な文章」を「正確な文章」へ。

②「わかりにくい文章」を「わかりやすい文章」へ。

③「不快な文章」を「思いやりのある文章」へ。

④「退屈な文章」を「工夫を凝らした文章」へ。



すべてbefore→after形式で100項目解説。



コロナ後の世界、SNSの時代は、人類史上におけるテキストコミュニケーション全盛期です。

日本語研究の第一人者が叡智を詰め込んだ500ページの日本語百科事典。

大人のための新しい日本語の教科書です。

感想・レビュー・書評

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  • 正しい日本語を学ぶ
    「書くことは考えること、考えたことを伝えること」これからの時代、SNS、Xなどメール活用でもっと書くことが多くなるのではないだろうか。その時に必須なのが「正しい日本語」だ。ひと言のSNS、短いメール、長いエッセイ、論文など誤解されない、心が通う文章の作法が必要になるが、この書はとても参考になる。

  • ●なぜ気になったか
    ありがちな本かと思いきや、目次をみたら文章を書く上でふと悩んでしまうような項目が多く、ぜひとも読んでみたくなった

    ●読了感想
    とても参考になる内容だが、文章事例が多すぎて流し見。興味が強い項目はじっくり読んで知識向上。各項にあるQ&AのQ一覧があったら活用しやすい

    #ていねいな文章大全
    #日本語の「伝わらない」を解決する108のヒント
    #石黒圭
    23/9/20出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き

    https://amzn.to/3PlJQjj

  • 日本語が苦手という人には必携かもしれない。
    書かれている内容は基本的なものが多く、プロ級の本やエッセイを書くためのポイントではない。
    「この程度の日本語をいちいち上司が直していたら大変」というレベルなので、文章を書くのが苦手な人は、上司に確認する前に、自分でこの本で調べて確認すると良いだろう。

  • 日頃からできていることの再確認。
    世間一般はこの程度のこともできないのかと思うと、頭が痛い。
    ただ、よくもこんな鈍器本を作ったものだと感心はする。網羅性は高い。編集者の力を感じる。
    高校生、大学1年生でこれを全部頭に入れれば、レポート作成、就活、そして社会人になってからも恥をかくことは無くなるのかな。

  • 佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
    https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD04100727

  • 構成が読みやすく、内容も分かりやすく、とても参考になった。
    出版年が新しい事もあり、AIにも言及されているのが印象的だった。

  • タイトルだけ知ってて、実物見た時に思った以上に厚くてびっくりした。笑
    正確、わかりやすい、配慮がある、工夫を凝らした文章を描けるようになるためのポイント集。

    子どもの頃から小説を読むのが好きでいっぱい読んできて、その経験則や大学の卒論で教わったやり方でなんとなくやっていたことを理詰めで解説してもらった感じ。概ね実践済みで、時々知らない知識があったかな。
    たぶん大学卒論をそれなりにちゃんとやった人はだいたい知ってるレベルじゃないかなと思う。
    これを読んだらだいぶ変わるかなとは思う、思うけど変えたいなと思う人でこれ読み切るのは結構大変じゃないかな…という分量だった。毎日少しずつ読むならいけるのかな。私は最後いくつかのセクションは読みそこねた。


    以下個人的メモ、読んだらわかると思う。
    表記、語彙、表現、文法、構成

    わ、え、お→助詞だと は、へ、を
    う、おの即音→う(おとうさん、とうだい)
    ※こほろぎ、うつたうしい→こおろぎ、うっとうしい
    じ、ず、ぢ、づ→原則じ、ず
    ※例外→同音の連続(ちぢむ、つづく)、二語の組み合わせ(おこづかい、たべづらい)
    ※さらに例外→同音の連続(いちじるしい、いちじく)、二語(うなずく、少しずつ) →文化庁のサイト「現代かなづかい」で確認

    語彙選択→現代日本語書き言葉均衡コーパス で検索できる

    62.不特定多数への配慮
    ・地球の裏側のブラジル→
    季節も時間も日本と対称の国ブラジル
    ・ブラインドタッチ→タッチタイピング
    他にも将棋倒し、狂言、ポエムなど

    69.名詞の敬語
    訓読みの和語はお、音読みの和語はご、外来語はなし
    財布、弁当、中元など身近なものの場合はお
    返事はおもごも使える。日常性のためか、おがつく。漢語という意識が高まるとごがつく。

  • 816/イ

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著者プロフィール

横浜市出身。1993年一橋大学社会学部卒業。1999年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。国立国語研究所教授。一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。著書に、『「接続詞」の技術』(実務教育出版)、『段落論』(光文社新書)、『よくわかる文章表現の技術』Ⅰ~Ⅴ(明治書院)など多数。明治書院教科書編集委員。

「2021年 『よくわかる文章表現の技術 Ⅳ 発想編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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