新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて

制作 : 井口 耕二 
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 93
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478069721

感想・レビュー・書評

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  • 言わずと知れたアウトドアの最強ブランド。
    その経営者の経営哲学がふんだんに書かれた本です。

    仕事とレジャーの融合が、
    どう社員の生産性に高めるのかという視点で、
    日本でも以前かなり話題になった。

    少なくない日本企業も、社員を遊ばせれば、
    より生産性が上がるのではないかと考えた。
    ただ、実際は、かなり表面的な「働き方改革」で終わった印象がある。

    表面的なモノを模倣して、
    自分達で、新たに作り変えるというのは、
    日本企業が得意とする所だが、そこからは、決して哲学は生まれない。
    よって、経営者と社員との「問題意識」の共有はできない。
    日本の労働生産性は、先進国ぶっちぎり最下位だが、
    経営者が、「どう人材を活用すれば、社員が幸せになり、会社の利益が上がるか」
    その哲学を持ち合わせていない。
    よって、経営者と社員との問題意識のずれが深刻化している。
    利益を上げて、人件費を下げるのが、この20年の日本のやり方だが、
    これは、企業の規模を上げるという、高度経済成長の論理と、全く変わらない。
    結果、現在、多くの日本企業の日本人社員のモチベーションは世界的にて、
    非常に低い。

    本当に大事なのは、経営者と社員との、
    「問題意識」の共有だと思います。
    このパタゴニアは、この問題意識の共有が深い所まで、経営者と融合している。
    その結果として、就業時間中に、サーフィンだと思う。

    この意味で、哲学なき、モノマネは、百害あって一利なし。

  • 会社をやる上で、私が1番大事にしたいと思っていることのエッセンスが詰まったような1冊。

  • 学ぶことが多い。行き詰まった時、社員でキャンプをして話し合うシーンが好きだなぁ。あとシュイナードが冒険するために始めたプロセスも好き。

  • ESG経営の極北のように思われている会社であるが、目的のために会社を運営していること、利益は目的を実現するための手段であると明確に認識しているというのは考えれば当たり前であることに気づかされる。環境問題をどのくらい真剣に捉えるか、というので違いは出てくるが、社会的責任と株主に対する責任は両立しにくいというのはよくわかる一方、特に固定資本がいるわけではなく、あくま
    時流に沿った成功事例だろう。

  • 「持続可能」がキーワードになっている。自然を侵していないか、質の高い製品を顧客に届けているか等々、そう謳う企業は珍しくもないが、それを恒久的に成そうとアプローチするところに、確固たる哲学を持つパタゴニアの矜持を見る気がする。それが世間にも浸透しているから、自社製品を「買わないで」と広告を打ったり、私企業として上がる利益を顧客からの「信任」と捉えると語っても、詭弁に聞こえない。無論、本書に羅列されている自然環境のデータがどれほど事実かは判断出来ないし、従って彼らの主張を鵜呑みにするのも公平を欠く。ただ何よりこの会社の顧客が自然をよく知っている(知らなければ命を落とすかもしれないような)人達であり、そんな彼らがパタゴニアを支持し続ける限り、"自然"からの信任を得ていると考えても差し支えない気はした。

  • ちょっとシュイナード時代に取り残されて来てる感じするなー。創業者の理念が失われて来ているというか。

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