「ビル」を街ごとプロデュース プロパティマネジメントが、ビルに力を与える
- ダイヤモンド社 (2015年3月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784478083673
みんなの感想まとめ
ビルの価値を維持・向上させるための運営管理の重要性が強調されている本書は、特に三菱地所プロパティマネジメントの実績を通じて、街全体をプロデュースする新たな視点を提供しています。著者は、外資規制緩和後の...
感想・レビュー・書評
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三菱グループのPMにかける想い
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2015年、当時三菱地所プロパティマネジメントの社長を務めていた岩田氏による著作。前年にグループ2社が合併し新体制がスタートしたタイミングでの出版である。
ビルの価値を維持し高めていくには、日頃の維持・運営管理が非常に大きな役割を担っている。外為法改正に伴う外資規制緩和後は不動産の「所有と経営の分離」が進展し、運営管理のプロであるPMの重要性も必然的に高まってきた。その中でも業界的に高いプレゼンスを示しているのが三菱地所プロパティマネジメントである。
本書で挙がっている事例のうち丸の内エリアのリニューアルについては、当該エリアの大半の建物を所有する三菱地所グループならではの取り組みであり、他社が真似できる余地は少ないと思う。しかしながらみなとみらいのランドマークタワーの事例については、ビル単独の運営にとどまらず他のビルや行政と連携を取りエリア全体でのマネジメントに取り組むという視点が、なかなか他のPM会社には無いもののように思える。
「PMの本質は極めて地味で地道な日常の積み重ね
であり、平穏無事な毎日こそが理想」
「同じ会社の中でも、営業や技術などの他の部署の人間もお客様」
これらの言葉は、PM業務に携わっていなくても普段の仕事の中で心がけられる内容だと感じた。 -
言ってしまえば三菱地所プロパティマネジメント社の宣伝か広報かとなってしまうわけだが、街づくりを建物だけで終わらせず、その地域全体をプロデュースして盛り上げようという心意気は認めるし、ノウハウは参考になる。
ただし、丸の内あたりはほぼほぼ三菱が大地主だったから事例として成功したことは間違いがないところで、これを同じように展開できるのかは今後注視したい。
こういった力のある企業に先導されると、似たような街が点在することになりかねない恐さも感じる。それを許してはならないとも思う。
