スーパーマーケットほど素敵な商売はない―100年たってもお客様から支持される企業の原則
- ダイヤモンド社 (2009年12月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478090138
感想・レビュー・書評
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業界人必読書!
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あまり刺激がなく、150ページで挫折。
サミットストアを拡大させた人の本ですが、あまり画期的だと思える話が出てこない。
そもそもこの店を知らず、イメージ出来なかったせいか、至って普通のスーパーの話なので、凄さを感じないんだよな~。
それと客観的に他社と比較する感じではなく、著者の自慢話って感じなのが鼻につきます。
自慢してるわりには、普通というか、想像の範囲内なんですよね。
それは流石だね!というのがないのが辛い。
正直、偉大だと思ってない人の本を読んだのが失敗なのか、スーパーという身近すぎるテーマが詰まらないのか……選択ミスでした。
サミットストアを知らない人にはオススメしません。 -
生まれ変わってもまたこの仕事を選びたいというその一文に惚れました。
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サミットの社長、会長、最高顧問を経て、オール日本スーパーマーケット会長にもなられた安土敏氏の著書。
伊丹十三氏の『スーパーの女』の参考文献となった『小説スーパーマーケット』も書かれたそうです。
衣食住の食の部分を担う食品スーパーは決して無くならない業態だとは理解できるが、昨今ではGMSやCVSと言った新しい業態との競合が激化し、安定的とは見えない。
が、著者は商圏をきちんと守り、来店されるお客様の事をきちんと考え、より良いスーパーマーケットで在り続ける(作り続ける)事が重要と説く。
その為に目先の利益にとらわれる事なく、必要な投資をし如何にお客様に必要とされるスーパーマーケットを作る事を考え続けた方の言葉は非常に参考となる。
とは言え目先の利益に振り回されるのも事実だし、それが無いと事業の継続も困難なので、うまくバランスを取りながら進めることが大事。 -
スーパーマーケットという商売を見る目が変わりました。スーパーという商売について経営の視点から深い考察がされている本。人々の日々の生活に密着して、数千点もの商品を用意する有店舗小売業商売の難しさ、面白さ、複雑さ。店舗そのものが商品とも言えるスーパー。今まで考えていた以上に、この商売は高度で知的な作業を必要とするものでした。他業態でも使える原理原則も多いと思います。
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2011/5/8読了
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201009/
その店に置いてある商品のなかで、もっとも魅力のないものがその店の魅力を決める/
スーパーマーケットにおいては「いいものを置こう」と考えるまえに「悪いものを置かないで、完璧な品揃えをする」という考えが大切である/
勝つより、負けないことを目指すのが、強いスーパーマーケットを作ることになると私は確信している/
価格とは「物の価値を金額で表したもの」、すなわち、価格とは「価値そのもの」を表している。消費者から見れば「価格競争を避ける」というのは、客観的には「価値の競争を避ける」という意味にしかならない/
日本各地で、価格だけで商売をするダメ企業が発展し、まじめな努力を重ねた企業が生き残れないというような不幸なことにならないためには、いい店を作ることのできるいい企業ほど、価格についてはシビアな意識を持たねばならない/
消費者にとって「未知の商品を定番化する能力」こそ、スーパーマーケットの「売り込み力」であり「拡販力」なのだ/
「『ラインによる人事管理』こそが人事管理の基本」という大原則は、人間には、一般に「ヒトを見る目」がないという事実に立脚している/
多少能力的に問題のあるミドルであっても、部下と仕事を一緒にやっている上司が評価するほうが、能力は高いが仕事振りを見ていないトップが評価するより、はるかにまし/ -
マネジメントの原理・原則を実践した経営者の傑作。
業界紙の連載が本となったことでスーパーマーケット以外の分野でも応用できる原理原則が多数あり。
なんども読み返して考え方を頭にたたきこみたい本