プラットフォーム・レボリューション PLATFORM REVOLUTION 未知の巨大なライバルとの競争に勝つために
- ダイヤモンド社 (2018年8月24日発売)
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感想 : 22件
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784478100035
みんなの感想まとめ
プラットフォームビジネスの理論や実践に関する深い洞察を提供する本であり、特にプラットフォームの定義やマネタイズの方法に焦点を当てています。著者は「交流型」「交換型」「交差型」という独自の三類型を提案し...
感想・レビュー・書評
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何となく分かっているつもりの「プラットフォーム」をしっかり理論化した本。分かりやすくて為になった。
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・ プラットフォームの全体的な目的は、ユーザー間でマッチングを行い、製品やサービス、社会的通貨を交換しやすくし、あらゆる参加者が「価値創造」できるようにすることである
・ プラットフォーム・ビジネスは、自らが所有やコントロールをしていない資源を用いて価値を創造するので、従来の企業よりもはるかに急成長を遂げることができる
・ ネットワークの成長の為に、片方のサイドの集客にお金をかけることもある(バーの女性無料は男性を引き込む効果がある)
・ サイド交代:プラットフォームの片方にいるユーザがもう一方のサイドにいくことでプラットフォームが成長する(エアビーのゲストがホストを行う)
・ プラットフォーム上で相互に関わり合うことは、生産者と消費者の間で「情報」「製品やサービス」何らかの形の「通貨」という3つのものを交換する。
・ 成功しているプラットフォームでは、組織化されていない市場を集約することでも、あらたな効率性を生み出している。市場の集約とは、プラットフォームが中央集権的な市場を提供し、広く分散した個人や組織にサービスを行うプロセスをいう。これまで場当たり的に取引を行っていたユーザーに、プラットフォームを用いて情報や権限を提供するのだ(たとえばインドのバス会社の情報をキュレーションして提供するなど)
・ プラットフォームビジネスにとって、ユーザの登録や購入ではなく、ユーザの参加や積極的利用が顧客獲得の真の指標になる。ユーザをインタラクションに有機的に結びつける為に、プラットフォーム上で可能になるようなインセンティブが必要になる(マスよりもクーポン)
・ プラットフォームは事後分析の支援も行い、フィードバック価値をもたらすことで、サービス品質の向上を支援できる
・ オープン性にレベルで差別化する。ウィンドウズはSDKを無料で後悔し、多くの開発者を惹きつけて魅力にした
・ エコシステムの優れた3つのガバナンス
1) ターゲットとする消費者の為の価値を常に創造する
2) 自社に有利なルールへと力づくで変更してはいけない
3) 公正な富の配分を超えて獲得してはいけない
・ プラットフォームは、自分たちのリスクを最少化することよりも、むしろリスクのプール化や保険のような市場メカニズムを用いて参加者のリスクを軽減し、それによって全体的な価値創造の最大化を図らなければならない。優れたガバナンスとは、エコシステムのパートナーの健全性に配慮することを意味するのだ。(エアビーやウーバーの保証の例)
・ 片方のサイドの参加者が多くなりすぎないようにコントロールすることで(キャンペーンなどによって)、参加者の離脱を防ぐことができるため、参加者の比率には注意する必要がある
・ 最重要指標は至ってシンプルだーネットワークの全サイドの顧客のうち、正の価値を創出するインタラクションに何度も参加し、その頻度が増しており、満足している人がどれくらいイルカである。
・ プラットフォーム企業は競争のルールをひっくり返し、経営の影響が企業の境界線の中から外へと移っている。このため、企業はもはや単独ですべての新しい機会をつかむ必要はない。エコシステムのパートナーがほかの機会をつかむのを手伝い、共同で生み出す価値をパートナー全員と共有することができる
・ 政府の規制機関の役割は、市場へのアクセスの原則を確立することよりも、事後の透明性の要件を確立し、実施することだ
・ 過度に情報の非対称性があった市場はプラットフォーム企業に機が熟している
・ パイプライン型とプラットフォーム型の組み合わせ。パイプライン型(例えばパッケージツアーのような付加価値性の高い旅行商品)を集めたプラットフォームをつくる。事業の目的により、パイプラインのどこを切り取ったプラットフォームになるかが異なる -
プラットフォーム革命」「最新プラットフォーム戦略 マッチメイカー」に続いてのプラットフォーム本。今年はプラットフォームに関する翻訳がなかなかに豊作のようで。しかし、同じ年に「プラットフォーム革命」と「プラットフォーム・レボリューション」が出るのはさすがに紛らわしい。
「プラットフォーム革命」がプラットフォーム≒マルチサイド・プラートフォームとして範囲を狭めに議論を進めたのに対して、こちらはもう少し定義を広く取った印象。その分広範な議論ができている面もあるが、ちょっと焦点がボケてしまった感じがしないでもない。
この点、プラットフォームの定義という意味では、監訳者が独自に定義した「交流型」「交換型」「交差型」という3類型がわかりやすい。とくに3類型めの交差型は、これまで微妙に位置付けにくかったプロダクトを上手いこと整理しており、この分類はなかなか使えると思う。
また、「プラットフォーム革命」が収益化の議論がほとんどなかったのに対して、マネタイズの方法に1章割いているのもひとつの特徴だと思う。「最新プラットフォーム戦略 マッチメイカー」でも収益化の議論があったが、それよりもさらに踏み込んでいて3冊の中では一番良かった。
あと、KPIの設定に関する章も、話としては地味だけど、実務家にはすごく役立つんじゃないか。
これだけ読んでおけばプラットフォームにまつわる論点はすべて網羅してます的な包括的なものはまだないので、複数読み比べてみるのが良いかと。 -
従来のパイプライン型産業からプラットフォーム型産業との違い、プラットフォームを構築し拡大、持続成長させていくために必要な考慮すべきことについて網羅的にまとめられている。
取るべき指標やそれがプラットフォームの成長フェーズにおいて変わってくるということやガバナンス、規制などのような配慮すべきこととそのセオリーなどについても、成功事例と失敗事例とともに学ぶことができる。
プラットフォームの構築を検討する際に参考になる書物と言える。
規制
将来の変化 -
登録番号:1027111、請求記号:007.35/P24
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正直、難しかった。
プラットフォームビジネスの種類や課題、今後の発展などについて網羅的に記されていることはよく分かったが、すっと腹落ちできる書き方ではなかった。改めて私のレベルが上がったら読み直したい。このような骨太な本を理解できるようになりたい。 -
整理されている印象。整理されすぎていて、つまらないとも感じてしまう。しかし、国内のこの種の本にはない知性がある。プラットフォームの次に何が来るのか、まだその影すらも見えてこない。帝国は移り変わるもの、すでに今のプラットフォームを凌駕する新しい芽吹きがあるのかなぁ。MS Google Amazon Appleの時代はしばらく続きそう。
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・プラットフォームは、生産者と消費者が平面上で交流や交換を行うイメージ。
・これに対するものがパイプラインビジネス。生産者と消費者はパイプラインで結ばれ、それぞれの入り口には、ゲートキーパーがいる。 -
「プラットフォームは技術で人を結びつけ一緒に価値を創出するのに役立つツールを提供」は自分の業務にもつながる。この切り口でリフレーミングしてみるとシンプルに重要な部分だけを抽出して考える助けになりそうだ。全体としてはまだ消化不良だが、コア・インタラクションと適切なフィルタリングとマッチングを意識して考えるようにしてみたい。
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パイプラインからプラットフォームビジネスへ。膨大なアンケート、調査を基に、プラットフォームビジネスの定義から、設計、市場への導入、マネタイズの方法、戦略、ガバナンスなどビジネスの仕組みが網羅されている。
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プラットフォーム型のビジネスについて、かなり網羅的に解説をしている本。
プラットフォーム型ビジネスを構築するためにまず何よりも必要なのは、プラットフォームの上でユーザー同士が行うコア・インタラクションを定義し、それが実現するためのシステムを構築し、それを強化していくことである。
仮説検証とシステムの見直しを繰り返しながらインクレメンタルに取り組んでいくということが重要であるが、プラットフォーム上でサービスの利用者と提供者が集積することで生み出されるネットワーク効果を高めていく際にまず大きな壁となる「鶏と卵の問題」について、かなりページを割いて説明をしている。
必ずしも数が多いことが大切なのではなく、どのようなコア・インタラクションを産みたいかによってどのような層をターゲットにユーザーの基盤を作っていけばよいのかが変わってくるという点は、非常に重要であると感じた。
また、その次に重要になってくるのがそれをどうマネタイズしていくのかということである。ネットワーク技術の進展で低コストで立ち上げられるようになってきたとはいえ、ビジネスである以上はキャッシュを産むことがなければ持続性のあるビジネスにはならない。また、この段階で戦略を誤ると、ユーザーの離反やコア・インタラクションの不活性化につながっていくという意味で、プラットフォーム型ビジネスの生命線ともいえる。
基本的には「何に対して、どのタイミングで、誰に」課金をするのかということであるが、この場面においても、コア・インタラクションの意味を徹底的に考えることが重要であると感じた。
コア・インタラクションがユーザーに付加価値を生んでいる限りにおいて、コア・インタラクションに対して課金を行うことは、必ずしもNGではない。しかし、ユーザーへの付加価値が発生するタイミングと課金のタイミングの前後関係や、課金の対象(支払うのは提供者か受益者か)などを丁寧に検討し、システムを設計する必要がある。
また、プラットフォーム型ビジネスの特徴である情報のハブである点が生み出している価値についても、ひとつのマネタイズのチャンスと言える。
こういった側面を丁寧に分解し、事例を伴いながら解説をしているため、非常に分かりやすく網羅的に、プラットフォーム型ビジネスの設計を理解することができた。 -
所謂「GAFA」のような大御所から、それに続くAirbnb、Uber、アリババといった新興勢力まで、供給者と消費者の「ツー・サイド」をマッチングすることによって価値を創出するプラットフォーム型ビジネスモデルのメカニズムと、その成功の要諦や課題を網羅的に整理・解説したビジネス書。
ITの発達によって情報の集約が容易になったことを背景に、成功するプラットフォーム型ビジネスモデルでは、運営者は自ら在庫を持つことなく、供給側と消費側を効率的に結びつけることで、取引量(インタラクション)が持続的に増加するネットワーク効果を生み出し、好循環が回り続けるようになる。そのためには、データを活用した適切な「キュレーション」(情報流通の交通整理)を行うことでマッチング品質を高めることや、プラットフォームのオープン化とクローズド化のバランスを常に意識することで供給側・消費側双方で参加者数を拡大させる仕掛け、さらにはプラットフォームの競争優位性を維持するためのガバナンスや評価手法が必要になる。
本書ではそのようなプラットフォームの構築について、豊富な事例をもとに旧来のビジネスモデル(パイプライン型の直線的なバリューチェーン)と比較しながら、マーケティングや経営戦略の観点だけでなく、マクロ経済やテクノロジー、さらには個人の働き方といった多様な視点も交えて解説される。ここまで網羅的な解説書が発行される時点に至って日本企業の事例の少なさ(というか皆無)には落胆と焦りを感じざるを得ないが、現時点でプラットフォームを扱う書籍としては決定版といえる充実した内容の一冊といえる。 -
プラットフォームというビジネスモデルについて考察した本。プラットフォームビジネスがなぜこんなに早くスケールするか、少ない従業員で良いのか、原則は何か、成功する企業と失敗する企業の違いは何か、などが書いている。
事例も多いけどここは都度飛ばせば良いと思う。 -
東2法経図・6F開架 KW/2018//K
