孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術

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  • ダイヤモンド社
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レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478100950

作品紹介・あらすじ

仕事のスピードと結果は、PDCAの回し方で決まる--仕事がうまくいかない、時間がかかってしまう、その問題がすべて解決するソフトバンクの仕事の技術を集大成。ソフトバンクの人は何を考え、どう仕事を進めているのか。6万を超える社員が実践する仕事のやり方がすべてのビジネスパーソンの仕事を加速させる。

感想・レビュー・書評

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  • ソフトバンク社出身の事業家、三木さんの著書。
    孫正義さんが何を心がけてどのように仕事をしているかを中心に働く上での心構えとテクニック論をまとめた一冊。
    ざっくりまとめると、リーンスタートアップを個人の仕事にどう落とし込むのかと言う話と、効果的な目標管理、数字の扱い方について。

    備忘録
    ・期限を決めてすべての方法を同時に試す
    ・T字勘定
    ・6:3:1の法則

  • 仕事やそれ以外でも共通して数いってるけど、結果・成果としての数字に繋がらないという方はぜひこの本を読んでみてください~☆*:.。.o(≧▽≦)o .。.:*☆

  • 孫社長の側近であった三木雄信氏の著書。ソフトバンク時代に培われた「高速PDCA」について、事例をもとに解説します。

    いきなり余談ですが、わたしがソフトバンクのことを初めて知ったのは、ゲームブック「ロストワールド」の販売元として名前が書かれていたのを見たときで、Wikipediaによれば1985~1986年あたりですね。それとソフトバンクといえば『BEEP』という雑誌です。これも結構古かったと記憶しています。ソフトバンクは急成長を遂げ、17/3期の売上高は9兆円を超えるなんて、その頃は想像していませんでした。

    さて、著書ではまずソフトバンクの三原則と、高速PDCAの回し方について解説します。

    ソフトバンク三原則
    ===引用ここから===
    ① 思いついた計画は、可能な限りすべて同時に実行する
    ② 1日ごとの目標を決め、結果を毎日チェックして改善する
    ③ 目標も結果も、数字で管理する
    ===引用ここまで===

    ビジネスでは感覚でなく数字がすべてですからね。日々起きていることを数字で可視化することで、より理解が進むというものです。

    高速PDCA
    ===引用ここから===
    ① 大きな目標を立てる(週、月単位など)
    ② 小さな目標を立てる(1日が原則)
    ③ 目標達成に有効な方法をリストアップする
    ④ 期間を決めて、すべての方法を同時に試していく
    ⑤ 毎日、目標と結果の違いを検証する
    ⑥ 検証とともに、毎日改善する
    ⑦ 一番すぐれた方法を明らかにする
    ⑧ 一番すぐれた方法を磨き上げる
    ===引用ここまで===

    1日単位で目標を設定すること、すべての方法を同時に試すことが特に重要と認識しました。スピード感ある経営を行うには、1ヶ月毎にとりまとめて対策、なんて悠長なことを言っている場合ではありません。日々、仮説を立てて幅広く行動し、検証しながら最適な道を見つけ出す。アジャイル的な経営が必要となります。

    当著ではこの他に「多変量解析」「T字勘定」「6:3:1の法則」「鯉とりまあしゃん」「見える化」「熱意をもって『聞きに行く』」、「論文データベース『CiNii』」など、手法についてもアドバイスしてくれます。

    ちなみに「鯉とりまあしゃん」とは、
    ===引用ここから===
    彼は鯉とりをする数日前から栄養価の高いものを食べ、水中で体温が低下しないよう準備し、当日も河原のたき火でじっくり体を温めます。
    そのまま川に入って水中に横たわると、人肌の温かさを求めて鯉が集まってくるので、腕の中にそっと受け止める。これが「鯉とりまあしゃん」のやり方だったそうです。
    本番の前から準備を重ね、相手が自分から望んで寄ってくるような状況をつくる。
    まさに孫社長の交渉術とそっくりです。
    ===引用ここまで===
    だそうです。存じ上げませんでした。鯉とりまあしゃんの話は、iPhoneの国内販売にあたり、あらかじめiPod touchを大量に売りスティーブ・ジョブス(Apple)にソフトバンクの存在を猛烈アピールをした際のエピソードに出てきます。

    経営はリスクを把握しながら現場に行動を任せていくことを徹底し、次から次に新しいビジネスを創出する孫社長の姿が思い浮かびます。孫社長に叩き上げられた著者は、その後独立して、同じく起業家として活躍されています。実戦をこなしながら経験を積んだ著者のご助言、ありがたく頂戴いたします。

  • 実用書

  • ソフトバンクといえば
    国内の電話事業では、3番手のイメージがありますが
    ビジネス的には、圧倒的なスピードで世界のトップになった企業です。

    本日ご紹介する本は、
    そんなソフトバンクでの経験から
    超スピードで、かつ確実に成果を出すための
    ノウハウを紹介した1冊。


    ポイントは
    「毎日」

    PDCAは、
    計画を立て、実行した結果を確認し
    改善していくサイクルです。

    このサイクルは1週間だったり
    1か月だったりしますが、
    本書では、必ず1日ごとの目標を決め、
    結果を毎日チェックして改善することを勧めています。

    毎日の勝ち負けを知ることが
    スピードをもって大きく変われる根源だと言います。


    「同時に試す」

    人はムダなことはしたくないと思うもので
    可能性の高そうなことから、順番にひとつづつやるものです。

    しかし、本書では同時に試すことを勧めています。

    同時にすべての手段を試すと
     ①スピードでライバルに勝てる
     ②最善の方法を探せる
     ③各方法を正確に比較できる
    というメリットがあります。

    でも、多くのことを1人で同時にやるのは
    難しいもの。


    「人の力を借りる」

    そこで、人の力を借ります。

    新しいことを始めるときや、情報を得るときは、
    必ず人の力を借りるのがソフトバンク流とのこと。

    これをマウンテンガイド理論と言います。
    ”初めて挑む山に登るには、その山を知り尽くしたガイドを雇うのが確実”
    ということです。

    高速で成長した会社ならではの
    高速にPDCAを回す考え方が書かれています。

    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    許容できる範囲のリスクでできるすべてのことを、片っ端からやっている
    できる人と普通の人では最大で3倍の差がでる
    失敗することで学びが増え、成功に近づける
    一つの商品を順番に試すのではなく、複数の商品を同時に試す
    できるだけ多くの手段を考えて、それを実行する
    計画ではなく、「目標+実行」からすべてが始まる
    大きな痛手にならないうちに、こまめに改善を繰り返す
    自分にないものは人に借りればいい
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    序章 なぜ高速PDCAなら超スピードで仕事が片づくのか?
    第1章 高速PDCAを動かす8ステップ
    第2章 月間、週間ではなく「毎日」の目標を設定する(高速PDCAの「P」)
    第3章 一つひとつではなく、「同時にすべての手段」を試す(高速PDCAの「D」)
    第4章 結果は「数字」で厳密に検証する(高速PDCAの「C」)
    第5章 「いちばんいい方法」だけを磨き上げる(高速PDCAの「A」)
    第6章 「人の力」は借りて、もっと速くなる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • ★高速PDCAの流れ
    1.大きな目標を立てる(週、月単位)
    2.小さな目標を立てる(一日単位)
    3.目標達成に有効な方法をリストアップする。
    4.期間を決めて、すべての方法を同時に試していく。
    5.毎日、目標と結果の違いを検証する。
    6.検証をもとに、毎日改善する。
    7.一番すぐれた方法を明らかにする。
    8.一番優れた方法を磨き上げる。

  • ・ 色々試して、結果で考える方が正確で速い!
    ・ 社員は最新情報を常に把握し、目標より数字がよくても悪くても理由を分析し、次のいってまで含めて答えることが求められます
    ・ 働いていて最もストレスがたまるのは、「人からいわれたことをただやるだけ」という状況
    ・ 事前に失敗の可能性を明らかにしたうえで、「失敗することで学びが増え、成功に近づけるのだ」という事実を関係者に理解してもらう必要がある
    ・ 許容できる範囲のリスクで実行できる営業手法を片っ端からすべて試し、小さな成功を積み上げながら、最終ゴールへたどり着く
    ・ 高速PDCAの8つのステップ
    1) Plan:大きな目標(週・月)をたてる
    2) Plan:小さな目標(日)を立てる
    3) Plan:目標達成に有効な方法をリストアップする
    4) Do:期間を決めてすべての方法を同時に試していく
    5) Check:毎日、目標と結果の違いを検証する
    6) Action:検証をもとに毎日改善する
    7) Action:一番優れた方法を明らかにする
    8) Action:一番優れた方法を磨き上げる
    ・ ソフトバンクが大きな成果を上げられたのは、他の人がやりたくないことを誰よりも先駆けてやっただけ
    ・ ナンバーワンにこだわる三つの理由
    1) 人が集まってくる
    2) 情報が集まってくる
    3) お金が集まってくる
    ・ 重要なのは「誰をロールモデルにするか」ではなく、「自分以外の人物になりきれるか」
    ・ 組織のトップやリーダーが率先し手荒のある発言をするといい効果がある。周囲の人たちがリスクを負わずに済む
    ・ 常に数字を意識し、その裏にある意味や背景を分析し、次の数字を予想する。その鍛錬を日々重ねているから、数字を理解する勘所が身に付く
    ・ T字勘定でボトルネックを見える化する
    ・ 6:3:1の法則:一軍は6割、二軍は3割、テスト生は1割にすることでリスクを最小限に抑えて、新しい方法を取り入れることができる
    ・ 周囲の協力を得て、自分のやりたいことをやるためにも、提案の前に「ノーリスク・ノーコスト」の状況づくりに力をいれるべき
    ・ こちらが何者であろうと、話を聞きにいけばたいていの人は答えてくれる
    ・ 仮説を持って質問する

  • 会社の指定図書。社長が孫社長の下で働いてたので、日々言われてることと重なる部分が多く、違和感なく読めました。

    日々言われていて、面倒くさいなと感じていたことも、改めてその目的を再確認するとちゃんとやらなければと思いました。

    フレームはわかっているので、具体的にどう活用していくか、改善図っていくかをできるようになっていきたい

    •Dは、思いつく方法を全部やって、もっとも良いものを選択する

    •大目標から日次に落とした評価基準、日々の振り返り&具体的改善

    •上司のフィードバックが何すべきかの改善ヒント

    •ナンバーワンになることによるチャンス増

  • ◆良い結果が出ない6つの理由
    1)計画に完璧さを求める事
    2)一球入魂主義
    3)期限の甘さ
    4)数値で設定されていない曖昧なゴール
    5)検証の中途半端さ
    6)自前主義


    ◆ソフトバンクが急成長できた理由

    「高リスクな大きなチャレンジの結果」ではなく、
    「許容できる範囲のリスクの挑戦をいくつも積み重ねた結果の集大成」

    例)
    iPhoneの独占販売権
    ・携帯電話をiPodとセット販売して台数を稼いだり(信頼度UP)
    ・モバイルロゴをAppleと同じ白+銀にしたり
    上記のように徐々にAppleと関係を気付き、ジョブズから信頼を得た


    ◆数字を「使う」から正確な行動が出来る

    なんとなく分析していた事を厳密に数字で見ていくことで正確に物事を捉える
    =明確な数字があるから、どういう戦略を立てたらどういう数字が上がるのかを考えられる

    例)
    「売上げが悪い日は雨の日が多い、晴れている日は売上げが良い」という統計
    もしSBの社員ならその理由=数字という効果で考える
    雨の日のどういう時なら売上げが少ないのか?場合によっては雨でも売上げが立つ時があるのか?
    そこまで分析すると「近隣の他店がセールの日」「クーポンを発行している日」などの関連性なども思考に上がる


    ◆「トライズ」が黒字化できたワケ

    1年間で1000時間の英語学習、というコンセプト
    ・2200時間の語学学習が必要だという学術的裏付け
     ⇒約1200時間は学校教育で終了しており残り1000という計算
    ・三木さん自身も1000時間を1年間で学び、マスターした実体験に基づく

    専属トレーナーがマンツーマンで受講者をサポート
    ・英語学習業界では常識外だが、フィットネス界では常識(=RIZAP)
    ・顧客の獲得方法や獲得コストに関してもRIZAPを手本にした

    広告に関しては複数チャネルを同時に走らせ、効果とコスト測定をした
    ・web広告やSNS
    ・タクシーに広告を出したり
    ・チラシを配ったり
    ・広告代理店は4社使った


    ◆ソフトバンクがADSL事業で大きな成果を挙げられた理由

    他の人がやりたくないことを誰よりも先駆けてやっただけ
    ⇒特別に品質が高いサービスを提供したからではない
     ※実際にADSLは場所や天候の影響を受けやすく速度が安定しないのでクレームに繋がると予想されたが、
      SBが一気に浸透させた結果、「ISDNより早いから良いよね」とそれが常識になった

    孫さんは「人がやりたがらない商売ほど、儲かるんだぞ!」と事業成功の秘訣を語る


    決して資金も人材もなく環境は良くなかったが、
    「何も無い」=「どうすれば必要なものを調達できるか」という思考になる

    最初から何もかも豊富な状態でスタートできる仕事はほとんど存在しない
    何も無いからこそ、実行から始められるかが強みになる


    ◆同時にすべてを試す、が最強である

    1)スピードでライバルに勝てる
    2)最善の方法を探せる
    3)各方法を正確に比較できる

    考えついた方法はすぐ同時進行で結果を検証
    ※同じ条件下、という事で正確な検証にも繋がる

    同時にすべてを試す為の3つのコツ
    ---------------------
    1)期限を決めて、可能性ある手法をすべて一斉に試す
    2)一番効果がある方法を見極めたら、あとはそれだけ実行する
    3)スタートからある一定期間は成果が出ないか、マイナスになる事を想定する
    ---------------------


    ◆なぜソフトバンクはアイデア豊富なのか?

    「何でも良いから、荒削りでツッコミどころの多いアイデアを出す」

    綺麗なビジネスプランではなく、ゴツゴツした岩のようなアイデアを出す
    ⇒意見も追随しやすく、徐々にブラッシュアップされて行く

    例)とあるベンチャー会社の取締役の話
    「今日のランチは何処に行こうか?」という話ですら意見が出ない
    ⇒じゃあマクドナルドにするか、と言うと必ず「それなら…」と意見が出てくる

    取締役の発言によって「いやいや、どう考えてもマクドナルドよりは良い場所を知ってるぞ」と発言する
    組織のトップやリーダーが率先して粗のある発言をすると、周囲の人もリスクを負わず良い効果がある


    -----


    ◆原因と結果を分析する「多変量分析」

    複数の変数から関連性を明らかにするための統計手法

    ▼例えば下記のような時に有効
    ・場所による売上げの差はどれくらいあるか
    ・晴れの日、曇りの日、雨の日ではいくら違うか
    ・新人アルバイトと経験のある社員ではいくら差があるのか
    ・平日と休日ではいくら違うのか

    Excelでグラフ→散布図
    グラフツール→レイアウト→線形近似直線
    近似曲線のオプション→「数式表示」と「R-2乗値」

    *一次関数の直線である「y=0.4647x+57.603」がどのくらい当てはまっているかを示す数値
     この決定係数が1に近いほど実際の分布に当てはまっている
     0.5以上であれば精度が高い
     0.5以下であれば違う要素を疑ってみて、別の数値で再計算すべき


    ◆プロセスを見える化する「T字勘定」

    どのプロセスが滞っているかが見える
    業務フローのボトルネックを探し改善して行く


    ◆「6:3:1の法則」で常に最善の方法を手に入れる!

    いちばん良い方法:6
    次に良い方法:3
    まったく新しい方法:1

    例)
    広告を出して、テレビ広告が最も効果的なら
    ⇒テレビ広告60%(の予算):新聞広告30%:ネット広告10%

    不動産営業をしていて、建設業界の移転が活発なら
    ⇒建設業界60%(の労力):通信業界30%:アパレル業界10%


    ◆必ずイエスを引き出す「まあしゃん理論」

    孫さん「交渉の秘訣は"鯉取りまあしゃん"に学べ」
    ⇒鯉取りの数日前から栄養価の高いものを食べ、水中で体温が低下しないようにする
     さらに当日はたき火でじっくり体を温める
     そして川に入ると人肌の暖かさを求めて鯉が集まってくるので、あとは腕で受け止めるだけ

    本番の前から準備を重ね、相手が自分から望んでよってくるような状況をつくる


    ◆人が力を貸したくなるコツ

    1)話を聞く前に、本を読んでおく
    2)良い質問を準備しておく
    3)ビジョンを語る

  • 天才と言われる孫社長の経営手腕が分かる

    ナンバー1を目指して何が出来るか考えて様々な手法を同時に試す
    なんとなくではなく数値で管理し失敗、成功問わず把握する

    個人単位、チーム単位等でも参考になる

    読み物としても面白い

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プロフィール

トライオン代表取締役社長、元ソフトバンク社長室長

「2018年 『最速! 「プロマネ」仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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