孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.73
  • (48)
  • (80)
  • (82)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 1065
感想 : 100
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478100950

作品紹介・あらすじ

仕事のスピードと結果は、PDCAの回し方で決まる--仕事がうまくいかない、時間がかかってしまう、その問題がすべて解決するソフトバンクの仕事の技術を集大成。ソフトバンクの人は何を考え、どう仕事を進めているのか。6万を超える社員が実践する仕事のやり方がすべてのビジネスパーソンの仕事を加速させる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 興味深かった!
    孫さんの仕事振りをPDCAの観点で分析して、解説してくれている本。
    PDCAの話ならば冨田和成さんの「鬼速PDCA」も具体的で実践的でした。
    しかし、どちらも実践できてなんぼの世界。
    語られている事は似たり寄ったりとしても、それを実践できる人と出来ない人で結果がわかれているのだと思います。

    筆者は孫さんの仕事の特徴として
    「目標へのこだわり」が異常につよい
    目標を達成するために「ありとあらゆる方法」を試す
    「数字で厳密に」ためした方法を検証する
    「常にいい方法」がないかと探っている
    とPDCAに忠実に仕事をしていると分析しています。

    その中で、本書のPDCAでの特徴は
     毎日の目標を設定し、毎日改善する
     同時にすべての手段を試す
     結果を数字で厳密に検証する
     一番いい方法だけを磨き上げる
    といったところだと思います。
    一般的にPDCAと言えば、計画しっかり練って、これを実行して、1ヶ月後に結果をチェックして、改善につなげるというイメージですが、本書では高速にPDCAを回すことが、成長のキーとしています。

    なので、試せるもの、実行するものは、全て同時に実行する。そのうえで、大きな目標を決めて、それを日々の行動の目標にまで落とし込み、その日々の行動を毎日ふり返り、改善することで、PDCAを高速に回し、集中すべき事柄に絞り込んでいくというスキーム。

    これを8つのステップとして解説しています
    ①大きな目標を立てる(週、月単位)
    ②小さな目標を立てる(1日が原則)
    ③目標達成に有効な方法をリストアップする
    ④期間を決めて、全ての方法を同時に試していく
    ⑤毎日、目標と結果の違いを検証する
    ⑥検証をもとに、毎日改善する
    ⑦一番優れた方法を明らかにする
    ⑧一番優れた方法を磨き上げる

    とりわけ、
    毎日の目標と勝ち負けを明確にし、振り返るとか、
    期間を決めて、全ての方法を同時に試すとか、
    一番いい方法を磨き上げるとか
    は新鮮。
    一番いい方法を磨き上げるについては「6:3:1の法則」を用いて、リスクをおさえながら新しい施策を取り入れていくとのこと。

    これらを実践している人だけが勝ち残れるんだよなぁ..

  • 【感想】
    「ソフトバンクってそんなに厳しいの?」っていうのがリアルな感想。
    PDCAって素晴らしいメソッドの反面、凄まじい拘束力のある「悪魔の契約」だと思う。
    まぁ、だからそのサイクルを回しきれていない人が世の中におおいんだろうけども・・・

    スピード感と、二の足を踏まないチャレンジ精神が必須なんだと思った。
    勿論、それに至るまでの計画も必要だけど。
    「まずはやってみる」というチャレンジ精神とフットワークの軽さはどの会社でもMUSTだろう。

    あと、正直厳しいが、1日ごとにPDCAを1回転させてAdjustする事も確かに大切だな。
    1回転させないにしても、振り返りと改善の時間を設ければ、確かに成長するだろう!

    とは言え・・・
    この本のことを全て実践するとなると、正直仕事人間になってしまうだろうな。
    Softbankに入社しなくて良かった。孫正義の部下じゃなくて良かった。


    【内容まとめ】
    1.高速PDCAの内訳
    「PLAN」
    ①大きな目標を立てる(週・月単位)
    ②小さな目標を立てる(原則1日)
    ③目標達成に有効な方法をリストアップする
    「DO」
    ④期間を決めて、すべての方法を同時に試していく
    「CHECK」
    ⑤毎日、目標と結果の違いを検証する
    「ACTION」
    ⑥検証をもとに、毎日改善する
    ⑦一番優れた方法を明らかにする
    ⑧一番優れた方法を磨き上げる

    2.SoftBank三原則
    ①思いついた計画は、可能な限りすべて同時に実行する。
    →スピード重視!まずはチャレンジ!そして得た目の前の結果を元に分析し、戦略を立て直せばいい。
    ②1日ごとの目標を決め、結果を毎日チェックして改善する。
    →毎日必ず自分の仕事を振り返り、毎日改善していく。
    ③目標も結果も数字で管理する。

    3.働いていて最もストレスが溜まるのは、「人から言われたことをただやるだけ」という状態。

    4.目標は年・月・週よりも毎日ベースで。
    毎日の勝ち負けを知る!それは自分が思う以上に大きな変化を与えてくれる!
    週に一度、月に一度しか自分の勝ち負けを意識しない人たちと比べれば、その差は歴然です。

    5.「6:3:1の法則」
    6→1番いい方法
    3→次にいい方法
    1→全く新しい方法
    ポートフォリオ的なもの。


    【引用】
    ・高速PDCA 8つのステップ
    【PLAN】計画
    1.大きな目標を立てる(週・月単位)
    2.小さな目標を立てる(原則1日)
    3.目標達成に有効な方法をリストアップする

    【DO】実行
    4.期間を決めて、すべての方法を同時に試していく

    【CHECK】検証
    5.毎日、目標と結果の違いを検証する

    【ACTION】改善
    6.検証をもとに、毎日改善する
    7.一番優れた方法を明らかにする
    8.一番優れた方法を磨き上げる

    自分で考えて、時間をかけずに、予定通りの成果が出る。


    p8
    ・孫正義の仕事の特徴
    1.目標へのこだわりが異常に強い
    2.目標達成のために、ありとあらゆる方法を試している
    3.数字で厳密に試した方法を検証している
    4.常にいい方法がないかを探っている


    p26
    ・SoftBank三原則
    1.思いついた計画は、可能な限りすべて同時に実行する。
    →スピード重視!まずはチャレンジ!そして得た目の前の結果を元に分析し、戦略を立て直せばいい。

    2.1日ごとの目標を決め、結果を毎日チェックして改善する。
    →毎日必ず自分の仕事を振り返り、毎日改善していく。

    3.目標も結果も数字で管理する。


    p52
    ・高いモチベーション
    働いていて最もストレスが溜まるのは、「人から言われたことをただやるだけ」という状態。
    社員一人一人が自分で考えれて、日々の成果を実感できれば、前向きに仕事に取り組める!!
    →どうすれば取引先のモチベーションを高めることができるか?


    p72
    ソフトバンクには厳密な本業というのがありません。
    「自社が優位性を獲得できる可能性のある新しい市場を探索・選択し、その優位性を確立するためのヒト・モノ・カネ・情報の経営資源を交渉によって短期間に調達し、一気にナンバーワンを目指す」
    →新規事業をどんどんつくっていき、その事業を成長させることで企業規模拡大を図る。


    p82
    高速PDCAでは、いかに多くの方法を試すことが出来るかが重要です。
    そのためにはアイデアを豊富に出すことが第一です。
    そしてそれを上司や同僚を巻き込んで実行に移す。実行したことを記録し、検証して改善していく。
    また、正確な分析も必要!


    p89
    ・ソフトバンクが急成長を遂げたのは何故?
    →まず実行を決めている
    →目標へのこだわりが強い

    ソフトバンクは「実行ありき」です。
    他の人がやりたくないことを、誰よりも先駆けてやっただけ。
    孫正義「人がやりたがらない笑売ほど儲かるんだぞ!」


    p116
    目標は年・月・週よりも毎日ベースで。
    毎日の勝ち負けを知る!
    それは自分が思う以上に大きな変化を与えてくれる!
    週に一度、月に一度しか自分の勝ち負けを意識しない人たちと比べれば、その差は歴然です。


    p152
    「数字で語れない者は去れ!」
    どんな報告や相談にしろ、数字に基づいて話せない人間は評価されません。
    なぜこの数字で、その理由や原因、そこから見える今後の予測は何??
    数字に基づいた分析はMUST!!


    p186
    ・6:3:1の法則
    6→1番いい方法
    3→次にいい方法
    1→全く新しい方法

    ・メリット
    1.成果を確保しつつ、更に上を目指していける。
    2.不測の事態、世の中の変化に柔軟に対応できる。
    3.新しく試した方法が失敗しても、大きな痛手にならない。

  • 以前読んだ著者の「孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術」は迷わず☆5つ、そこと比較すると☆4.5と言うのが本当のところ。

    まぁ、四捨五入で☆5つです。

    やはりタメになる一冊でした♪

    社内の私の部署で今まさに取り組んでいるのが本書のテーマPDCAであり、目先の月次目標達成の為、週単位での進捗管理ではなく、日々のPDCAサイクルを機能化させる取り組みを行なっている最中で、購入からかなりの期間手をつけれずに積んでいた本書も今このタイミングで読むべき一冊でした。

    PDCAサイクルを最速で廻す為、何が足りないのか、何をしないといけないのか、方向性をしっかりと示してくれました。

    【高速PDCAの8つのステップ】
    Plan(計画)
    ①大きな目標を立てる(週、月単位など)
    ②小さな目標を立てる(1日が原則)
    ③目標達成に向けた有効な方法をリストアップする

    Do(実行)
    ④期間を決めて、すべての方法を同時に試していく

    Check(検証)
    ⑤毎日、目標との結果の違いを検証する

    Action(改善)
    ⑥検証をもとに、毎日改善する
    ⑦一番すぐれた方法を明らかにする
    ⑧一番すぐれた方法を磨き上げる

    「数値化仕事術」同様、手放せない一冊になりました。

    説明
    内容紹介
    【6万部突破のベストセラー!!】
    【孫社長の「考え方」が一番よくわかる本!!】

    「仕事が終わらない」
    「仕事が回らない」
    「成果が出ない」
    そんな悩みも、「この仕組み」ですべて解決!

    ■仕事のスピードと結果は、PDCAの回し方で決まる!
    著者は長年、孫正義社長のどんなむちゃぶりにも答えてきました。そのために必要だったのが、超スピードで、かつ確実に成果を出す仕事をすることでした。本書は、そのためのノウハウを凝縮したものです!
    その仕事術とは、PDCAを確実に、かつ超スピードで回すというものです。ソフトバンクでは、いまも6万人超の社員に求められています。特別な能力を持った人ではなく、どんな人でも使える技術。だから、仕事がうまくいかない、時間がかかってしまう……そうした、すべてのビジネスパーソンが抱える問題もすべて解決! 生産性が求められる今こそ、読んでおきたい1冊です。
    ■目次
    序章 なぜ高速PDCAなら超スピードで仕事が片づくのか?
    第1章 高速PDCAを動かす8ステップ
    第2章 月間、週間ではなく「毎日」の目標を設定する[高速PDCAの「P」]
    第3章 一つひとつではなく、「同時にすべての手段」を試す[高速PDCAの「D」]
    第4章 結果は「数字」で厳密に検証する[高速PDCAの「C」]
    第5章 「いちばんいい方法」だけを磨き上げる[高速PDCAの「A」]
    第6章 「人の力」は借りて、もっと速くなる
    内容(「BOOK」データベースより)
    仕事が進まない、今日も残業だ、成果が出ない―。「この仕組み」がすべてを解決する!6万人以上のソフトバンクの社員に求められる孫正義流「仕事の技術」。
    著者について
    1972年、福岡県生まれ。東京大学経済学部卒業。三菱地所㈱を経てソフトバンク㈱に入社。ソフトバンク社長室長に就任。孫正義氏のもとで、マイクロソフトとのジョイントベンチャーや、ナスダック・ジャパン、日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)買収、およびソフトバンクの通信事業参入のベースとなった、ブロードバンド事業のプロジェクトマネージャーとして活躍。また、一連の事業を通して「高速PDCA」の土台を構築する。
    2006年に独立後、ラーニング・テクノロジー企業「トライオン株式会社」を設立。1年で使える英語をマスターするOne Year English プログラム〈TORAIZ〉を運営し、高い注目を集めている。
    自社経営のかたわら、東証一部やマザーズ公開企業のほか、未公開企業の社外取締役・監査役などを多数兼任。プロジェクト・マネジメントや資料作成や、英語活用など、ビジネス・コミュニケーション力向上を通して、企業の成長を支援している。
    多数のプロジェクトを同時に手がけながらも、ソフトバンク時代に培った「高速PDCA」を駆使し、現在は社員とともに、ほぼ毎日「残業ゼロ」。高い生産性と圧倒的なスピードで仕事をこなし、ビジネスとプライベートの両方を充実させることに成功している。
    著書に、『なぜあの人は中学英語で世界のトップを説得できるのか――孫正義のYesと言わせる技術』(祥伝社)、『海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる』(PHP研究所)、『世界のトップを10秒で納得させる資料の法則』(東洋経済新報社)など多数。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    三木/雄信
    1972年、福岡県生まれ。東京大学経済学部卒業。三菱地所(株)を経てソフトバンク(株)に入社。ソフトバンク社長室長に就任。孫正義氏のもとで、マイクロソフトとのジョイントベンチャーや、ナスダック・ジャパン、日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)買収、およびソフトバンクの通信事業参入のベースとなった、ブロードバンド事業のプロジェクトマネージャーとして活躍。また、一連の事業を通して「高速PDCA」の土台を構築する。2006年に独立後、ラーニング・テクノロジー企業「トライオン株式会社」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 2024/01/31読破

    一言:数字を使いながら自身の行動を見える化することが大切

    感想:著者の本は初めて読みました。(おそらく)もっと自分をブランディングしても良いのにと思いつつ、孫さんの思考の経緯やそれに伴った読者への一助になれば、というメッセージが印象的でした。

    普段の行いを意図的に行うこと、数字を用いること、毎日の行動まで落とし込むことを的確に言語化されていて非常に読みやすい本でした。

    下記は印象に残ったこと

    p133
    「上司に失敗と思わせないこと」
    →初めから失敗を念頭に置くときは上司へメッセージを伝えておくこと

    p139
    「マクドナルドしよう」
    会議の場で、1stペンギンとして、粗のあるアイディアを出して、会議の場を盛り上げるように発言すること

    p171⭐︎
    「T字勘定」
    お金や資産の流動の考えを「部品」や「商品」に置き換えて考える概念。業務フローで増えたタスク、減ったタスクを考えて行えばどこで業務フローが止まっているかを視認化できる考え。

    p193⭐︎
    「交渉は相手が自分から望んで寄ってくるような状況を作る」
    自分がやりたいことをやり続ける傍らで、実績を出して、論破でもなく、議論でもなく相手から寄ってくるような状況を作り出すことを意識して動いていくと、交渉がスムーズにいく。

    これは最近読んだ読書を血肉に変える本の、トップ3人と新人3人を狙ったあとに、中間層が自ら依頼にくるという考えに似ている印象でした。

  • -------------------------
    仕事が進まない
    今日も残業だ
    成果が出ない
    「この仕組み」が
    すべてを解決する!
    6万人以上のソフトバンクの社員に
    求められる孫正義流「仕事の技術]
    ソフトバンク元社長室長が明かす!
    -------------------------
    この本を買った当時は、
    「仕事が進まない、今日も残業だ、成果が出ない」
    の真っただ中で、
    「この仕組み」って
    どんな仕組み?!と手に取りました。笑
    私らしく単純。笑

    ワークマンとは対照的な一冊。
    まず赤い表紙がソフトバンク的。

    読んだ私の感想としては、
    内容は一貫して、
    毎日のPDCAと
    それを継続するモチベーション(メンタル)に
    終始していている印象。

    本書では、下記が大事とかが得られています。
    -------------------------
    ①思いついた計画は、可能な限りすべて同時に実行する
    ②1日ごとの目標を決め、結果を毎日チェックして改善する
    ③目標も結果も、数字で管理する
    -------------------------
    そうするとソフトバンクでは
    下記のような社員になれる、と。
    -------------------------
    ①自分で考える力
    ②数字を使う力
    ③ムダがなくなる
    ④高いモチベーション
    ⑤失敗を恐れない力
    -------------------------
    孫社長の圧倒的な存在も然りですが、
    やっぱりかっこ良いし、強いし、意識高い。
    (私からすると。苦笑)

    私自身が直近まで、
    トップダウンの中小企業に勤めていたため、
    失敗(社長の意に沿わないこと)をすると、
    退職ということがあり、

    自分で決める力や、
    チャレンジ精神などが、
    入社前の私とは適性検査では違った結果となりました。
    人間、環境に大きな影響を受けるんだなあ、と思いました。
    (もちろん、自分軸で変わらない人もいると思います)

    仕事の向き合い方を徹底的に変えていくことが必要。
    これは一日できたとしても、継続することが肝心だな、と思います。

    できるどうかはわからないけど、
    やれることはすべて試すというのに、
    私はしり込みしてまうかも。苦笑
    私はソフトバンクではきっと戦えない。苦笑

    解決できる「仕組み」は
    至ってシンプルなんですが、
    継続と自己研鑽が必要だと教えてくれた一冊です。

  • 【概要】
    ①考えられるアイデアをすべて同時並行で行う
    ②行った内容を細かく分析数値化
    ③最も結果が出るものにお金と時間のコストを投下

    【内容】
    当たるか当たらないかの一発勝負ではなく、考えられるすべてのアクションを実行・分析して、最も効率が良いものにコストを投下するので、成功確率が飛躍的に高まる。数字をもとにしているので大きなコストも賭け事ではなく、当てるべくして当てられる。

    【こんな人にオススメ】
    ・細かな数値化の方法がわからない。
    ・ビジネスの戦略を立てられない。
    ・ソフトバンクの戦略の立て方を学びたい。

  • 毎日、数値的目標を立てて達成したかを評価する。

    SWOT分析しても、自社には何も無いという結論が出てくるだけ。よって、実行あるのみ、そして、何も無いのでどうしたら必要なリソースを手に入れられるかに頭を使う。

    トップが粗い意見を出すと、部下から豊富な意見が出やすい。

  • 良書。ソフトバンクのしごとのやり方がよく分かる。とにかく数値が重要。計画じゃなくて実行。準備じゃなくて実行。

    計画を建てるのがすべて、とかいってる会社じゃだめだろう。

  • 孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術
    著:三木 雄信

    PDCAはいい仕事をするうえで欠かせない、目標設定、計画立案、実行、検証、改善の5つのポイントを押さえている。この5つのポイントが、もっと速く、機能的に実行できるようになるのが本書で紹介されている高速PDCAである。

    本書は、孫社長のもとで鍛え上げられてきた著者によるPDCAのひとつ上の概念である「高速PDCA」について記されている。

    孫社長の仕事の特徴として、①目標へのこだわりが異常に強い②目標を達成するためにはありとあらゆる方法を試している③数字で厳密に試した方法を検証している。④常にいい方法がないか探っている。

    その集大成が高速PDCAにつながっている。
    本書の構成は以下の7章から成っている。
    ①なぜ高速PDCAなら超スピードで仕事が片付くのか
    ②高速PDCAを動かす8ステップ
    ③月間、週間ではなく毎日に目標を設定する
    ④ひとつひとつではなく、同時にすべての手段を試す
    ⑤結果は数字で厳密に検証する
    ⑥いちばんいい方法だけを磨き上げる
    ⑦人の力を借りて、もっと早くなる

    貪欲でもありストイック。そこがすごくかっこいい。
    同じ仕事はできないし、したらぶっ倒れてしまう。でも憧れる。そこまで数字と結果にこだわるからこそ著者と孫社長の今があるのだと思う。

    自分の価値観や周りの価値観によりそれが果たして最善なのかはわからない。しかし、本気で取り組んで苦労している様には尊敬の念しかない。果てしない熱量にもっと深く知りたい知るべきだと思った。全ては自分にはできないにしろ不足しているピースを補ってくれる考えを得るに至った。

  • ソフトバンク社出身の事業家、三木さんの著書。
    孫正義さんが何を心がけてどのように仕事をしているかを中心に働く上での心構えとテクニック論をまとめた一冊。
    ざっくりまとめると、リーンスタートアップを個人の仕事にどう落とし込むのかと言う話と、効果的な目標管理、数字の扱い方について。

    備忘録
    ・期限を決めてすべての方法を同時に試す
    ・T字勘定
    ・6:3:1の法則

全100件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1972 年、福岡県生まれ。東京大学経済学部経営学科卒。三菱地所㈱を経てソフトバンク㈱に入社。27 歳で同社社長室長に就任。孫正義氏のもとで「ナスダック・ジャパン市場開設」「日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)買収案件」「Yahoo! BB 事業」などにプロジェクト・マネジャーとして関わる。2006 年にジャパン・フラッグシップ・プロジェクト㈱を設立し、同社代表取締役社長に就任。同年、子会社のトライオン㈱を設立し、2013 年に英会話スクール事業に進出。2015 年には英語学習1年完全サポートプログラム『TORAIZ』(トライズ)を開始し、日本の英語教育を抜本的に変えていくことを目指している。また自社経営のかたわら、東証一部上場企業、マザーズ公開企業をはじめ複数の取締役・監査役を務める。その一方で、厚生労働省年金記録問題諮問委員など、公職も多数経験。著書に、『すごい「数値化」仕事術』(PHP 研究所)、『[新書版]海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる』『【新書版】A4 一枚勉強法』(ともにPHP ビジネス新書)ほか多数。

「2023年 『孫社長のプロジェクトを最短で達成した 仕事が速いチームのすごい仕組み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三木雄信の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リンダ グラット...
ベン・ホロウィッ...
佐々木 圭一
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×