- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478102114
感想・レビュー・書評
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とても面白かったです。
10枚の手紙を順番に開けながら様々な国を渡っていく、ロードムービー的な物語にしつつもキチンと自己啓発本の側面も兼ね備えていてとても面白かったです。
偶然や直感、お金や仕事など生きていれば必ず直面する事を簡潔にかつ分かりやすく教えていくので自己啓発本にありがちな硬い文章の応酬ではなく、ストーリー風に纏めているところがとても面白かったです。
最後の手紙は今までの総括になっていて、祖父が出来なかった事をやっていこうとする所で終わっていて、これからどうなるのか分からないまま終わるためこの後どうなるのかのアフターストーリーがとても気になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大富豪の祖父が残したのは、「お金」ではなく「9つの手紙」だった。
人生でいちばん大切なものを学ぶ機会を与えるために残した手紙。
その中でも私が特に感銘を受けたのは【失敗】というタイトルの手紙
そこに書かれていたのは
「成功するための唯一の方法は、失敗しても挑戦し続けること」
何となくわかっていたような気もする言葉ではあるが、知らず知らずのうちに失敗を恐れて挑戦することを避けていた節もあることに気付かされた。
読み手によって感銘を受ける手紙は違うと思うが、少なからず背中を押してくれる一冊であると思う。
息子に読ませたい本がまたひとつ増えた。 -
どんなに大きな成功を成し遂げても、
もっと高みを目指してしまう。上だけを見て、いまある幸せに気づかない、感じとれないという現象が強くなってる気がしました。
SNSで毎日見られる成功者の日常、常に何かを求められる毎日で成長を迫られる日々、そんな毎日で埋め尽くされています。
だけど、幸せなお金持ちほど「今ある現状の幸せを感じとること」に長けていると思いました。
その幸せを感じ取り、感謝をしながら次のステージに進むことで豊かな人生になってくんじゃないかと思いました。 -
本書の要約は以下の通り。
・偶然に起きることはないし、偶然に会う人もいない
・すべてのことには意味があり、それは自分を幸せにするために起こっている
・決断した瞬間に、その未来は、同時に誕生する
・最高の未来は、いつも、今の意識の外にある
・直感は「英知」であり、自分を幸せに導く、ナビゲーションシステム
・自分にとって何が大事かは、心と体がちゃんと知っている
・決めた未来は、「行動すること」によってしか、近づいてこない
・最低限、お金に邪魔されない人生を生きる
・誰かを幸せにするたびに、自分の器が大きくなって、お金から自由になっていく
・仕事の喜びは、まわりの人を巻き込みながら、関係者全員を幸せにすること
・世界は、あなたの才能が開花するのを待っている
・成功するための唯一の方法は、失敗しても挑戦し続けること
・自分に与えられた命を使い切る
・本当の幸せは「人間関係で得られる幸せ」にほかならない
・最初に、自分から与えることで、「内面的に満たされている人」になる
・両方が「どちらも正しい」と考えて認め合う
・運命は決まっていようといなかろうと、自分がやりたいようにやる
・人生を信頼すること、人とつながること
・キミには、これからの人生で、「すべてのことには意味があって、自分を幸せにするために起こっている」という可能性を見てもらいたい。もし、「いいことも、悪いと思うことも、いずれ自分の幸せにつながっていく」と、わかっていたとしたら、何を心配する必要があるのだろう。
「シンクロニシティ(一見偶然に見える、意味のある必然)」を見つけるコツはね、たとえば、カフェに入ったら、知り合いがいないか、グルッと見回すようなシンプルなことなんだ。気になった友人に電話をしてみる、普段は行かないところに行ってみる、道で友人にばったり会ったりしたら、食事やお茶に誘ってみるといいだろう。また、歯医者や美容院の待合室なんかでは、普段、読まない雑誌を手に取る、カフェや電車で隣の人に話しかける、といったことなりってみるといい。
・「偶然に起きることはないし、偶然に会う人もいない」
・「決断をすること=自分の新しい未来を創り出すこと」だと覚えておいてほしい。だから、キミには、たくさんのことを決断して、自分の人生を積極的に創り出してもらいたい。
・人間には「できないと思った未来はやってこない」し、「できると決めた未来はやってくる」ってことなんだよ。これこそね、「できると決断」すれば、その未来は同時にでき上がり、それが未来から、近づいてくるということの証明だと思うんだよ。
・みんな目の前にある選択肢の中から、「べスト」ではなく、「べターなものを選ぶのが安全だ」と考える。これが、大きな落とし穴なんだよ。たとえば、今の自分の成績で、現実的に行けそうな高校や大学、就職のときも、自分を雇ってくれるところだったら、どこでもよかったりする。「目の前にある選択肢の中から、良さそうなもの(べター)を選び続ける」かぎり、心からワクワクする人生は送れない。なぜなら、目の前にある選択肢の中に、「本当に欲しいもの」が必ずあるとはかぎらないからだ。その中に「最高の未来(べスト)」は、まずないだろう。「最高の未来は、いつも、今の意識の外にある」のだから。「不安のコスト」=「手に入ったかもしれない最高の未来」となる。
・最後に肝心なことをもう1つ。「決めたことは、紙に書かないと実現しない」と覚えておいてほしい。「大きな決め事」については、特にそうだ。
・「決断」をする前に、クリアしなければならない大きな問題があって、ほとんどの人がここで引っかかるんです。それは、「決断に対する不安と恐怖を克服すること」です。人は、決断をするとき、不安や恐れを感じるものです。それは、何かを決めようとしたとき、「これでいいんだろうか?」「もっと、いい選択肢があったんじゃないか?」と考えてしまうからです。だから、留学、結婚、転職、独立、子どもを持つ、などの人生の重大事項に、しっかりと向き合えない人がたくさんいます。そして、なんとなく待ちの姿勢になっている間に、タイミングを逃してしまうんです。
・「対処方法は3つあります。
1つ目は、「不安や恐怖を感じて当たり前だ、と気づくこと」です。
2つ目は、「不安の裏側にあるワクワクする気持ちにフォーカスする」ことです。
3つ目は、「決断にストレスを感じることほど、即決する!」ことです。
・迷ったら、怖い方に飛び込め。
・直感は「英知」であり、キミを幸せに導く、ナビゲーションシステムだといえる。ワクワクする、ゾクッとくる、体が熱くなる、楽しくなってくる、などが「直感からのサイン」なんだよ。自分が進むべき方向にいるとき、人は自然と高揚感を感じるものだ。「これで、いいんだ!」と、心も体もポジティブに感じるようになっている。逆に、本来の自分から遠ざかると、イヤな気分になったり、なんとなく気分も落ち込むものだよ。
・直感は、いつも「キミの幸せのため」に働いている。だから、大切なのは、心の声に素直にしたがうことだよ。理性ではよくわからないときでも、「心と体で得た直感に、人生をゆだねる勇気」を持つこと。大切な局面で決断するときは、「理性や論理いで決めてはいけない。決めるときは、「直感」で決めてみよう。大切なのはね、「直感の決断が正しいかどうかは、気にしないこと」だ。なぜなら、「選んだ後に、全力を尽くすこと」が大切で、それさえできれば、たいていのことはなんとかなるからね。
・「人生で、いちばんつまらないのはね、何も決めないまま、たた時間をダラダラと過ごしてしまうこと」なんだ。そして好きでもない生き方を続けるハメになる。でもね、しばらくすると、「このままの人生で、本当にいいのだろうか?」と悩むようになるんだ。その状況に陥ると、たいていの人は、「具体的な行動を起こすエネルギー」すらもなくなっている。やがて、「どうせ何もできっこない」と諦めるようになって、マイルドなウツ状態になってしまうんだ。
・いちばん基本的な「直感の使い方」は大きく分けて3つのステップがあります。
①目をつぶって、心を静かにする
②自分か決める内容をイメージする
③直感の答えが、どういう経路で来るかを見る(あるいは感じる)
・手軽なのはですね、自分で「直感のスイッチオン」って、言ってみればいいんです。それを言うだけで、それを感じようとする意識が働き出すんです。
・「決める」ことと「行動する」ことは、セットになっている。なぜなら、「決めると、物事は動き出す」「決断した瞬間に、現在と未来を接続する回路が生まれる」と書いたが、その未来は「行動すること」によってしか、近づいてくることはないからだ。
・行動には、
①「将来、不都合があるからイヤイヤやる行動」(マイナスの行動エネルギー)
②「今、楽しいからやるワクワクする行動」(プラスの行動エネルギー)
の二種類がある。
「将来、不都合があるからイヤイヤやる行動」というのは、勉強、家事、仕事などを、イヤイヤやっている人をイメージするとわかりやすいだろう。大半の人は、「将来、不都合があるからイヤイヤやる行動」に精一杯で、「楽しいからやるワクワクする行動」をやらない。
・「プラスの行動エネルギー」を増やすコツをいくつか紹介しよう。
1つ目の方法は、子どもの頃に「純粋に楽しんでいたこと」を思い出して、それをやってみることだ。
2つ目の方法は「ずっと気にはなっていたけれど、やっていない楽しいこと」を、20個書き出して、「おもしろそう!」と思ったものから順番にやってみる、という方法だ。それは、日帰り旅行に出たり、映画に行ったり、楽器を習ったり、ちよっとしたことでいい。
3つ目の方法は、やや上級編だが、「うまくいった未来の自分をイメージ」することだ。楽しいことをやっている未来の自分がイメージできると、自然に行動できるようになる。でも、そのイメージが漠然としていると、行動できない。毎日楽しくしている自分がどれだけ明確に見えるかだね。「それなをやらない方が難しい」と感じるほど軽やかに行動できたら、どんなことも可能になるだろう。「ダイエット」や「禁煙」にみんな挫折するのも、「うまくいった未来の自分」をイメージすることができず、「目の前の快楽」を選んでいるからなんだ。
・「本当に、キミに気づガせたいときには、運命の女神が、偶然を2回、3回と続けて起こしたりして、気づかせようとする」
・この世界には、2とおりの人間がいるんやで。人生の大切なもののために行動できる人間と、行動できない人間や。夢が大切だとわかっていながら、あきらめて挑戦しない人がいる。健康が大事なことをわかっているのに、暴飲暴食をして不摂生をしてしまう人がいる。家族が大事なのに、実際に大切にできている人は少ないんや。行動できない理由は、情熱が足りないせいもあるけどな、自分がワクワクするような「目標かない」というのも大きいんや。はっきりした目標を設定していないから、動けないんやで。今、存動を起こせていないなら、すぐに、目標を立てた方がええ。
・「目標」には、「ごく現実的なもの」と、「今はまだ見えていないもの」があるから、行動してみた後で、いくらでも変更すればいいんや。つまり、目標にしばられ過ぎてもアカンわけや。成功している人は、途中で何度も目標を見直している。そして、実際に行動をするときは、「段取りをよく考えてから行動すること」が大切やで。
・多くの人はね、収入が増えると、何も考えずに自動的に支出を増やしていく。それが、人生の成功だと思っているし、自分ががんばったご褒美、または、当然の権利ぐらいに考えているのだよ。そして、「収入が増えたら、その分だけ、支出も増えるサイクル」にはまってしまう。一度、支出を増やしたら最後、簡単には生活レべルは下げられなくなってしまう。だから、ほとんどの人が、どれだけ収入が増えても、手元にお金は残らないようになっている。
・自分が持っている中で、いちばんの才能で勝負することが必要なんだ。自分の3番目や4番目の才能を使って成功した人に、私は会ったことがない。「キミが情熱的になれて、寝食を忘れるほど好きなこと」をやらなければ、成功できないんだよ。
・才能を見つけたいなら「まわりの人からの頼まねごと」を引き受けて、それをしっかりこなすことからスタートするといい。そういうことを地道にやって、はじめて「自分の才能の形」がだんだん見えてくるようになる。でも、すぐ、見つけられる人は、意外と少ない。それは「そのカギは、ごく身近にある」ということに、多くの人が気づいていないからだ。身近にありすぎて、見つけることができないんだよ。人生のチャンスというものは、遠くにあるのではなく、常に半径3メートル以内のところにあるんだよ。
・どんな人にとっても、人生で最高の喜びは、「誰かに何かをしてあげて、感謝されること」であり、それこそが、つまり「仕事の醍醐味」なんだよ。そういう生き方をしないと、人生に意味を見出せなくなってしまう。
・「今やっている仕事を好きになる」には、まずは一生懸命に仕事に取り組んでみることだ。「これ以上できない!」というぐらいに一生懸命にやってみてほしい。そうすると、その仕事の中で「自分の才能を活かせるポイント」がわかってきて、結果も出るようになってくるから、仕事が好きになれる。
・もし、仕事が楽しめなければ、何かがおかしいと思った方がいい。仕事が楽しくない理由は、だいたい3つあるんだよ。
1番目は、「自分の才能に合っていない仕事をやっている場合」だ。自分の才能に合わないことをやっていても、絶対に長続きしない。なので、これは違うと思ったら、キッパリと、すでにやめること。
2番目の理由は、「仕事のやり方が、楽しくない場合」だ。働き方や働く場所、あるいは、契約のやり方が自分の理想とは違うとき、仕事は楽しくなくなるんだよ。仕事のやり方には、職場の空気感というのも含まれている。上司が威圧的に物事を進めていく環境だったりすると、人はのびのび仕事ができない。自由にクリエイティブに仕事ができる「環境」は大切なんだ。
3番目は、「人間関係が良くないとき」だ。どれだけ内容がつまらなくても、給料が安くても、人間関係が良ければ、なかなか辞めたいとは思わないものだよ。
・仕事にはねお金の稼ぎ方という意味で、大きく分けると、3つの形があるんだよ。
①労働で稼ぐ。
特に高度な専門知識がなくてもできる「単純労働」を意味する。労働した時間の分だけ、対価を得ている。このやり方では、「お金持ち」になるのは、非常に難しい。それどころか、生活費を払って、ちよっと贅沢してしまったら、もうそれで終わりだ。弁護士や医者なども、一見「いい仕事」のようだが、「雇われ」でやっているのであれば、時給が高いだけで、本質的には同じことだ。
②ビジネスで稼ぐ。
事業を立ち上げて、アイデアやシステムで稼ぐことを言う。自分の「知恵」で勝負する生き方だと言える。単なる「時給」で評価を得る仕事ではなく、結果で報酬をもらうというスタイルだ。なので、相当の経験と自信がないとできないだろう。なぜなら、失敗すれば、負債を負うことにもなるからね。もし、「自分のビジネスで稼ぐ」ということをやりたければ、「自分が何を提供できるのか」ということに、真剣に取り組むことだ。しぼった知恵の量で、稼ぎが決まるってことなんだ。少なくとも、その業界で、1OO人に1人ぐらいの知恵をつけなければ、ビジネスで大成功はしないだろうね。
実現可能性とストレスの少なさでは、実は、いちばんオススメなのは、このゾーンで「幸せな小金持ちになること」だ。それは「小さなビジネスオーナーになる」という生き方だ。ビジネスを拡大させてしまうと、その分ストレスも増又てくるからね。
③資産で稼ぐ
資産を使って、資産を増やすという稼ぎ方だ。不動産に投資したり、株に投資した、絵画やアンティークのアートなどを買ったりする。でも、ここでは注意が必要だ。「資産で稼ぐ」ときに大切なことはね、「それが、どれだけちやんとお金を生み出し続けるか?」を、きちんと把握することなんだよ。つまり「劣化しない資産」を持つことが大切なんだよ。
この「資産で稼ぐ」ステージでは、やはり失敗も多い。私の感覚では、最初の1億円は損しないと、お金は貯まり始めない。「人間は、損をしないと、学べない」ものなんだよ。だから、最初の損を気にしていたら「お金持ち」にはなれないってことさ。
短期ではわからなくても、長期でなら、その会社や不動産が、将来的に価値が上がるかどうかは、「知恵を使えば、ある程度、予測することが可能」なんだよ。
・仕事の工夫には、「量」と「質」と「方向性」が大切ってことなんだ。どれぐらいの「量」の仕事をこなすか。どれぐらいの「質」の仕事をするか。また、どの「方向性」へ向かって、工夫するかを、とことん考えるんだ。考えられる限りの工夫をしていかないと、「積み上がっていかないし、掛け算がきかない」んだ。
・最終的に「仕事で成功して、ある程度の資産を築ける人」というのはね、「視線の高さ」が違うんだ。それは、「どこを見て仕事をしているか?」ってことなんだよ。地面に落ちている小銭を探すように仕事をするのか、目の前のやるべき仕事をこなすのか、業界全体のため、世界のために仕事をするのか。どこを見るかで、成功の度合いが、全然、違ってくるんだよ。
・行動すると、必ず失敗がついてくる。必ずだ。これは、避けられない。ただね、何も行動しなかったときよりも、はるかに成功に近くなるんだよ。「失敗の本質」を知って、そこからどう回復するかさえマスターしておけば、何も怖いものはない。つまりね、「成功のためには、失敗は必要だ」ということを知るだけでいい。「失敗のない成功は危険た」とも言えるわけだ。
・「失敗とは、うまくいっていない時点で、あきらめること」を言う。失敗したときは、誰でも悩む。「人間は悩むようにできている」のだから。でも、「悩むだけで、何も行動しないと、それがいちばんもったいない」ということたけは知っておいてほしい。過去に対してできることは、「受け止めること」だけだ。過去は変えられないからね。
悩んでもいい。失敗をして、悩みなからも行動し続けることだ。
・「失敗の理由」は、大きく3つに分けられる。
1つ目は「傲慢さ」だ。人間は、傲慢(天狗)になって欲を出してしまうと、それが失敗につながる。
2つ目は「計画と検証の甘さ」。「なんとなくうまくいくだろう」というのでうまくいくことは少ない。お金、時間、才能などが十分じゃないのに、見切り発車でスタートする人がいる。たいていの場合、途中でつまずいてしまう。
3つ目は「人間関係」。多くの失敗の裏には、人間関係がある。特に、コミュニケーションが不十分なときに、人間関係のトラブルに見舞われるのだ。
・「大切なのは、普段から「次のステップは、何か?」を考えておくことだよ。多くの人はね、「次のステップが何かが、わからない」という理由で、今の場所にとどまってしまっている。いつも次のステップを考えていないとね、向こうからは、姿を現してくれないんだよ。「偶然という名のチャンス」がやってきても、それに気づくことができないというわけだ。
・幸せとはね「現状に、どれだけ満足しているか」ってことだろう。
・簡単に言って、人には2種類いる。それはね、「与える人」と「奪う人」だよ。「与えるのが好きな人」のところには人が集まるし、「奪おうとする人」からは、みんな去っていくんだ。
・人間関係でいちばん大切なことは「内面的に満たされる人になる」ということなんだよ。「内面的に満たされている人」は、愛や友情、やさしい言葉をくれる。一緒にいると、自然と心が和むんだよ。
・人間関係を良くするためにできることがめるとすれば、たった1つだ。「最初に自分から与えること」なんだよ。与えることで自分の内面を満たすことだ。自分を幸せにすることが、最初の一歩というわけだ。
・先進国のように、成長を優先した結果、人生は複雑になってしまった。その結果、ひとにぎりの勝ち組と呼ばれる人々と、大多数の負け組と呼ばれる人々が生まれたんだ。そして、これ以上、経済が成長するのも限界に達しつつある。そして、みんなが、世の中に不平不満を言って、不幸になっている状況があるとしたら、単純に「成長がいい」とは言えなそうだね。
・「成長に関して「どちらも正しい」というのは、人間関係についても同じことが言えるんだよ。2人の間に、人間関係が発生したら、必ず、一人は前に進みたかり、もうー人は現状維持を望むようになっている。人間が集まると、同じ集団の中で、人間関係のバランスをとろうとする作用が働いて、反対のポジションに行ってしまう。この「2極への分離」は、夫婦、友人、恋人、家族の間で起きる。もちろん、学校、会社、政治の世界でも必ず起きるんだ。
そして、すべての人が、「どちらが正しいか?」という論争に巻き込まれる。、人は、すぐに「どちらかが正しくて、どちらかが闇違っている」ということを決めたがる。両方が、「どちらも正しい」と考えて、「どちらでもいい」と認め合えばいいんだよ。そうやって、進化していければいいのだけれど、今の時代では、まだ、全員がそれを行うのは無理だと思う。
・ある側面から見ると「自由意志はあったし、すべてを自分で決めてきた」と言うこともできる。でも、後から考えてみると「すべては、最初から決まっていた」と言うこともできるのではないかな。これから何をやるにも、「自由意志で自分から主体的に行動するとき」と、「流れに身を任せるとき」を、選択してみるといいよ。きっと、そのプロセスの中で、「キミの中での正解」が見えてくるだろうね。
・人は、何かを達成したり、何かを手にしたりすることで幸せを感じるのではなく、「今の自分でいいという感覚を持つことで、深い幸せを得られる」ということ。
・「宿命」は、宿る命。自分が生まれたときに決まっているもの。
・「運命」は、運ぶ命。どうやって生きるかは、キミが自由に決められる。
「宿命を知った上で、主体的に自分の運命を選び取っていくこと」ができるんだ。それには、独特の「センス」がいる。たとえばね、「悪いと思うことが起きるたびに、これで1つネガティブな要素が減った」と考えられるかどうかってことなんだ。
・「旅に出たいな」と感じた方は、ぜひ、どこかに出かけてください。普段と違ったことをやることが、きっとあなたの「人生のリズム」を変えます。日帰りでもいいですが、できれば、遠くに行くのがいいと思います。「運を良くする方法の1つは、自分の中に摩擦を作ること」です。遠くに行くことで、「普段、使っていない回路」がオンになります。「偶然を追いかける旅」は、あなたの人生をきっと、いい方に変えてくれると思います。
・もし、今の生活がなんとなく退屈になっていたら、今が「動き出すタイミング」かもしれきせん。
・人生を変えるのは、どんなときも「人」です。あなたの人生を変える「素晴らしい人」と出会ってください。誰かに誘われたら、乗っていってみてください。途中、楽しくない経験、辛い経験もするかもしれませんが、「それも含めて人生だ」と思えば、後で「笑い話」にもなります。 -
第1の手紙【偶然】
すべてのことには意味があって、自分を幸せにするために起こっている。一見偶然に見える、意味のある必然シンクロニシティー。普段気にも留めないことがら直感的にピンときたら、そちらに行ってみるのも良い。普段よりちょっと積極的に動くだけで、運命や女神は茶目っ気溢れるしかけをしてくる。本当に、キミに気づかせたい時は、運命の女神が偶然を2回、3回と続けて起こしたりしてら気づかせようとすることすらある。
第2の手紙【決断】
成功に必要なことは、決めることだ。決めると、物事は動き出す。決断した瞬間に、現在と未来を接続する回路が生まれる。レストランのメニューや、遊びに行く場所など日常のことも、積極的に「決めるクセ」をつけてほしい。何をと決めたらいいかわからないならば、「最高の未来を手に入れる」と決めてしまえばいい。ベターよりベストを、どんなことがあっても幸せな結果につながるという感覚の方が、実はリスクじゃない。
そしてら決めたことは、紙に書かないと実現しない。人生の全てを一瞬で変えることはできない。だが、進む方向は、一瞬で変えることができる。そして、決断にストレスを感じることほど、即決すること!迷ったら、怖い方に飛び込め。
第3の手紙【直感】直感はいつも「キミの幸せのため」に働いている。大切な局面で決断する時は、理性や論理で決めてはいけない。直感で決めよう。いちばんつまらないのは、何も決めないままただ時間をダラダラと過ごしてしまうこと。一時的には失敗したかもしれないと思ったことも、後から振り返るとその決断が間違っていなかった。直感を使うのは、慣れない筋肉を使うようなものだから最初はちょっと疲れるが、そのうち上手になる。5感で受け取る人もいれば、第6感として感知する人もいる。カンはあやふやなもので直感は心の奥深くにある明確な感覚でしっくりくる感じ。
第4の手紙【行動】大半な人が、将来不都合があるからイヤイヤやる行動(仕事など)に精一杯で、楽しいからやるワクワクする行動をやらない。プラスの行動エネルギーを増やすコツは、
人生には2種類しかない。たくさんの経験をする人生とわずかばかりしか経験しない人生、
第5の手紙【お金】いいお金の使い道というのは、自分とまわりの人を幸せにできるという視点。人生のチャンスは常に半径3メートル以内のところにある。
第7の手紙【失敗】
誰かに何かをしてあげて、感謝されることが仕事の醍醐味。自分の才能を使って仕事し、人を幸せにする。小さい頃から楽しかったこと、努力せずに上手にできることの周辺から探す。天職を探し出す道のりこそが人生の道のりでもあるから、焦らずじっくり向き合って欲しい。リスクを冒して挑戦したことは時に勲章に値する。挑戦する人がいちばん偉いから、リスクを冒して派手に失敗した人には『金メダル』。仕事の喜びとは、まわりの人を巻き込みながら、関係者全員を幸せに豊かにすること。働くは、はた(まわりの人)をらく(楽)にする。
第8の手紙【人間関係】仕事上の人間関係は、相手が喜ぶことをやればいいだけ。相手を喜ばせることが、ビジネス上での人間関係のカギだ。
現状にどれだけ満足しているか?が幸せ。手に入れば幸せ、逆にそれが手に入らなければ不幸だと勘違いしてしまっている。悲しいことに。足るを知る。幸せになるのに、お金やものは必要ない。『幸せはね、獲得したり、つかみ取るもなではなく、感じるものなんだよ』とプルパさん。
人間関係でいちばん大切なことは、内面的に満たされている人になるということ。=与える人。最初に自分から与えること。世界にはおもしろい法則がある。もらおうとすると、もらえない。でも与えると、まわりまわって誰かが与えてくれるようにできている。しかも何倍にもなって。
人と人をつなげるものが感情。成長すること成長しなくちゃいけないと思うばかりで、大事なこと、「今を幸せに生きること。たのしむこと。今の本音とつながること」を失ってしまったかもしれない。
購入しようと思います! -
久しぶりに人に勧めたくなる本だった。
特に高校生や大学生に読んでほしい。
もちろん社会人になってもたくさん知る事があると思う。
自分にとっては、当たり前にやってた事を言葉にしてくれたという感覚だったから1日で読めた。 -
タイトルからお金持ちになりたい、名声を得たいといった人に向けての本と想像しがちですが、お金持ちを目指さずとも、「社会に出てひとり立ちするために大切なこと」がこの本には書いてある。
子どもがいずれ旅立つ頃に、渡してあげたい本だった。 -
主人公と同じようにワクワクしながら読めてしまいました。自分も直感というものを感じながら、自分の生きたいように生きる。人との繋がりを大切にする。運命というのを大事に意識しながら生きていこうと思えました。
今の自分は大学生で奨学金を借りていたりで不安なことが多いのですが、足るを知るというのを自分に言い聞かせ、将来のことを考えすぎて不安になるのではなく、今の状況を幸せと捉え、もっと気楽にワクワクして暮らしていきたいです。 -
成功するため、さらにその先の幸せになるための
法則みたいなものが書かれた本。
どこかで聞いたことある言葉が多い気もするけど
それだけ成功の法則は不変なのかもしれない。
小説として観点で言うと少し微妙。
主人公の人生がぽんぽん好転していくのもだが
彼女とどうなったのか伏線回収してほしかったなー。