「ラクして速い」が一番すごい

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478102596

感想・レビュー・書評

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  • ラクして速く仕事を進める為に筆者のノウハウが詰まった本。やはり、こういった効率本の多くで言われていることだが、全てを100%でやるのではなく、6.7割で提出し、その後、バージョンアップさせていく方が結果的に完成度が高くなるということ。

  • タイトルだけ読むと、
    ラクするノウハウが得られるのかな
    というとそうではない。

    ラク=当たり前のことを
    速くするために必要な最低限のことを理解して、
    それを実践に持っていける人がすごいという意味。

    既に実践済のものもあるが色んなノウハウが詰まってて、
    すごく勉強になった。追加でやってみようと思う。

    【勉強になったこと】
    ・相手に依頼された資料を作るときは、
     一端作ってみて相手から突っ込みをもらうこと。
     1回で正しく伝えられる人のほうが少ないので、
     そもそも内容は変わるものだと割り切って取り組む。
     つまり、上記を実現するためには、
     完成よりも前段階で一度チェックしてもらうという
     段取りを組むことが大切。60点くらいのタイミングで
     相手に見てもらう癖をつけよう。

    ・事実を伝えるときは、
    「どうなりそうか?」
    「どんな打ち手や行動を取ればよいと思っているか?」
     をセットで伝えるようにすると、相手も判断しやすい。

    ・パワポのパンチライン(キーメッセージ)に
     記載するパターンは以下の3パターンしかない。
     ①単なる「事実メッセージ」
     ②ある事柄に対する「評価メッセージ」
     ③施策の提言をする「提案メッセージ」

    ・プレゼン資料の場合は、最後にサマリ資料を添える。
     大勢いる場合、聞いてくれていない人も実在する。
     そんな人でもこのページを見れば、
     要するに何を伝えたかったかが分かる。

    ・実は自分に向いている仕事かつ成果が出る仕事を
     中心に取り組んだほうが上手くいく。
     向いていない仕事は成果が出たとしても他の人に
     任せ、向いているけど成果が出ない領域は、
     成果が出るように自分のスキルを上げればよい。

    ・会議は以下だけ出れば充分。他は理由をつけて、
     出ないようにすることも得策。
     ①制限時間内にアイデアを出すのが目的の会議
     ②意思決定を行う会議
     ③経営方針などを通達する会議

    ・優秀な人は自分のやり方が普通の人とどう違うかを
     意外と理解している。ただ、当たり前の行動になって
     いることもあり、聞かないと出てこない。
     積極的に聞き出すようにして、優秀な人の良いところ
     はどんどん吸収していくこと。

    ・実は集中力には二酸化炭素濃度が関係しており、
     これが最も最適と言われるのがカフェ。

    ・仕事が出来ない人の特徴
     内面:
      プライドが高いけど、自分に自信が無く、
      ガラスのハートを持っている
     行動特性:
      ①そもそも仕事が遅い
       改善出来ない、気づかないということなので、
       オペレーションを細かく定義して、
       それに則って作仕事をしてもらう。
      ②抱え込んで自爆する
       作業ボリュームを理解出来ていない、
       もしくは何をやればよいかが整理出来ていない
       だけの話なので、依頼した内容を相手に言って
       もらって理解度を測ればよい。
      ③間違えても気にしない
       定期的に意見交換する時間を設け、
       状況確認をこまめに行う。

    ・まずは「コイツ出来るな」ってイメージづくりから。
     ①真っ先に発言する
     ②ハッキリした声を出す
     ③お辞儀が一番深く、長い
     ④リアクションが速い
     ⑤朝に強い
     ⑥哲学と世界史を学ぶ

    ・優秀なリーダーは「自分は運が良く、色々あっても
     最後は出来る」という根拠の無い自信を持っている。
     そのため、冷静に事態を受け止めることが出来、
     問題が起きても適切に対処出来る。

  • 楽をしたくて投げやりにするのと、『ラクして速い』は違います。論理的に紐解き、効率的に進める事で仕事のとり進めはグッと速くなります。
    時間は有限だから、作業時間の短縮のヒントがたくさん詰まっています。


    『どんなありがとうを言われているかを素直に聞いてみる(文中より)』


    やりたいことがあったり、見つけている人の方が少数なのが実状。
    私もいまの仕事を『やりたかったことか』って聞かれたら違って、チャンスが来て、それに便乗したのが今の私。波に乗るように生きています。


    どの仕事も、自分の趣味がベースだったり、必要だと感じているものをチョイスしているので、時間を効率的に使えて人生を有意義に感じているから、『楽しい』って思えているのかもね。


    目の前の人に『ありがとう』って言ってもらえるように、人生を歩むってとても楽しいです。ありがとうって多く言われることを思い返してみると、あなたの得意が見つかります。

  • 自己啓発本としては良くできている。手元に置いておいても損はない。
    一発OKを狙わず、出来るだけ多く確認する場を設けることで、手直しを避ける。その際に重要なポイントは「テーマ」と「論点」。相手も報告がないと不安になる。
    パワポではパンチラインを活用してストーリーを最初に組み立てて、パンチラを並べて文章として通るか確認する。
    社内プレゼンでは1シート1メッセージに絞り込む。
    自分の持ち味を知るには、周囲からの「ありがとう」の声を知ればよい。
    メールの返信は一行で即レスする。
    ①真っ先に発言する。②姿勢を正し、ハッキリとした声を出す。③お辞儀が一番深く、長い。④リアクションが速い。⑤朝に強い。⑥哲学と世界史を学ぶ。最低限、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」「君主論」「孫子」「史記」「旧約聖書」小熊英二著「1968(上下)」は読んでおく。
    事実は一つでとらえ方次第でポジティブにもネガティブにもなる。欠点や嫌いなところも、「いい意味」でポジティブに変換し、「だから」でまとめる。


    ・上司や取引先から頼まれた仕事は「一発OK」を狙わず、できるだけ確認やチェックの回数を増やせばよい。どんな上司、取引先も「私のことを大切な存在と見てくれているか」と、常に不安に思っており確認されると逆にうれしいのです。進捗状況を知らせ、安心させてほしい、私に対して尊敬の念を抱き、言うことを聞いてほしい、と思っているのです。
    ・最初から100点を目指すのでなく、60点を出す。そのためには、①方向性を確認する。②相手に突っ込ませてゴールを明確にする。その際、「60点の出来」とは言わず、「速報」や「ドラフト」などの言い回しを使う。どんなに信頼関係のある相手でも、締め切りギリギリまでアウトプットが何もないと不安になります。安心がほしいのです。進捗報告を兼ねて、「60点の出来」で堂々と持っていきましょう。
    ・話がかみ合わないときは、根本から確認するのが、遠いようで一番の近道です。相手の重要度を聞き出すコツは、「①テーマ」「②論点」の順で聞くこと。一番の根幹は「①テーマ」です。そして次に「何を重要視しているのですか?」と聞いてしまいましょう。
    ・一発で決め、やり直しを防ぎ、嫌われずにどう押し返せばいいのか。「会社の価値観」を利用しましょう。「わが社の価値観の〇〇に沿って判断すると、こうなります」と言えばいいのです。
    ・パワポで資料をつくるとき、大切なことはたった1つです。パンチラにそのシートで伝えたいことを1行で書く。パンチラとは、パワポ表題のすぐ下にあるテキストボックスで、正式には「パンチライン」と言います。ここにどんなことを伝えたいかを1行で書くのがルールです。相手に突き刺さる1行かどうかが生産性に最も影響します。パンチラのポイントは2つだけ。①パンチラの3つの型を知る。単なる「事実メッセージ」。ある事柄に対する「評価メッセージ」。施策の提言をする「提案メッセージ」。最後にパンチラを全部つないで、文章として通るか確認する。
    ・社内プレゼン資料のコツは、参加者にパワポを「読ませない」こと。伝えたいことが「目に飛び込んでくる」ようにレイアウトにしましょう。ですから、1シート1メッセージで情報量を絞り込む必要があります。矢印だけではなく、線の太さや色も意味を持ってしまうので、極力色も絞り込みます。見てほしいところは赤、他は黒と2色に絞るのも有効です。細かいチャートや表、グラフなど、伝えたいメッセージの根拠が大量にある場合は、投影資料に入れず、手持ちの添付資料としましょう。パワポでは、1回で示せる量に限界があります。シートの枚数は最低限にします。情報量が多いと、大事なところが覚えきれなくなるからです。相手に「うんうん」「そうそう」と納得してもらうには、脳に余白を残す必要があります。
    ・パンチラなど、遠くからでもハッキリとメッセージをアピールしたいときは「HGP創英角ゴシックUB」をオススメします。
    ・「最初はやりたい仕事ではなかったけれど、やってみたら楽しくて、うまくいきました。のめり込んで仕事をしているうちに、気づいたら出世していました」と、リーダーたちは、やりたい仕事よりも「求められる仕事」で結果を出してきたのです。「求められる仕事」とは、「向いている仕事」といえます。向いている仕事だからこそ、結果がすぐ出るのです。
    ・自分の持ち味を知るのは簡単です。仕事上の「ありがとうの声」を知ればいいのです。この「ありがとうの声」かあなたの「提供価値」です。上司や同僚、家族や友達など普段接している人に聞いてみるといいでしょう。
    ・時間術の本によると、「緊急度が低く、重要度が高い仕事」が漏れないように段取りすることが要諦になっていますが、現場では緊急度が最優先されます。注意してほしいのは、「緊急度が低く、重要度が高い仕事」の中に、将来のメシのタネになる仕事、あなたが本来やるべき仕事が多くあることです。他人の「緊急度」に振りまわされている場合ではありません。思い切って仕事を絞り込む軸を「自分に向いている」「成果が出る」の2軸に変えましょう。
    ・事実は1つ。しかしとらえ方により、ポジティブにもネガティブこもなるのです。事実をネガティブに見るとコンプレックス。ポジティブに見ると「強み・持ち味」になります。欠点や嫌いなところの下に「いい意味で」と書きます。「いい意味で」は「変換」機能がある言葉なのです。欠点をいい意味に置き換えた言葉が書けたら、さらに「たから」と続けます。「だから」という言葉には、言葉をまとめる力があります。気づいていなかった自分の魅力をまとめ、仕事に結びつけましょう。
    ・仕事のコツを聞くときには「普通の人と一番違うポイントは何でしょうか?」と聞くのがポイントです。
    ・「自分一人の仕事」より「相手がいる仕事」から着手する。報告書や提案書の作成といった提出期限が定められている仕事や、リーダーであれば、メンバーからの相談や決裁などの判断業務です。仕事の相手はあなたが判断してくれない限り、作業が進みません。相手は、状況が見えないことが一番不安なのです。
    ・メールの返信は同僚・同期であれば、「承知しました」「そのまま進めましょう」「上司に確認して返信します」などひと言で問題ありません。大事なことは仕事の流れを止めないことです。短文でもOK。あなたからの返信がないことで滞るのが一番のリスクです。「お世話になります」「よろしくお願いします」などの定型文はいりません。余計な文章があると内容がわかりにくくなります。
    ・メール、SNS、メッセンジャーなどの通知はすべてオフにしましょう。メールの返信は24時間以内が暗黙のビジネスルール。1日2~3回、まとめてメール処理をする時間をとれば、まわりは困りません。普段きちんと対応していれば、まわりの反応は意外とあっさりしているものです。逆にメール処理に集中できるので効率も上がります。スマホのバイブレーター機能も厄介です。バイブがブルッと震えると、強制的に思考が遮断されます。ムダなスマホチェックを減らすには、バイブは一切止めましょう。
    ・仕事を抱え込まないようにするには、仕事を誰かに任せることが必要です。誰かが苦手なことは、必ず得意な人がいます。あなたが手元に残していいのは、「あなたが得意で、あなたにしかできない仕事」だけ。仕事を振るときには、「みんなのため」という言葉を使うと、途端に反対しにくくなります。「みんなのため」という正義に弱いからです。
    ・仕事を断る時は、まず「わかりました」と最初に言う。断る場合でも、代案となる解決策をつければ相手は怒らないので、最低限のやりとりですみます。また、上司からの依頼の場合は、優先度を確認したうえで、仕事の順番を提案します。
    ・仕事の依頼者は、仕事を任せる側を選ぶ際のポイントは「意欲」と「安心感」。任せたくなるのは「まだまだ仕事ができます」「大きな仕事も任せてください」というポジティブな意欲とオーラをまとった人です。
    ・評判はまわりからの認知で決まるので、事実だけでなく、どう見られているかがキーになります。評判を上げる近道は、常にまわりに感謝することです。仕事は1人で完結することはありません。必ず連携プレーがあります。「うまくいったのは〇〇さんのおかげです。ありがとうございます」と声に関して言いましょう。ただ、「なんでもかんでもありがとう」では、お礼を言っていないのと一緒です。「ありがとうございます」は具体的に、何の、どこが、どうよかったのかをハッキリ言葉にしないと伝わりません。言行一致で、まわりに気配りできる人の評判は確実に上がっていきます。
    ・根回しを兼ねてメールを送るときに[cc]ではなく、メール本文に名前を書きましょう。忙しい人ほど、メールのタイトルを見て、自分宛かアリバイメールかを見極め、自分宛のメールしか読みません。①メールの件名に「あなたに読んでいただかなくてはいけない理由」を書く。②最初の一文に「何をどう判断してほしいか」を書く。③最後の一文に、「どんなアクシヨンをしてほしいか」を書く。
    ・仕事のできないタイプは3種類に分類され、それに応じた対応をすればよい。①そもそも仕事が遅い(自分の作業スピード、段取りが悪く、いつも遅れる)。このタイプはオべレーションに正しく乗って作業することは得意なので作業に徹すればハイパフォーマーに化けることもあります。②抱え込んで自爆する(仕事の目的とゴールを確認せず、質問せず、抱え込む)。このタイプは理解できたかどうか相手のロで言ってもらうことです。③間違えても気にしない(細かい確認に興味がなく、間違えたまま仕事を進める)。このタイプは仕事を任せ、確認するプロセスを細かくすればいいのです。大前提として、仕事ができない人には決定的な特徴が1つだけあります。「プライドは高いが、自分に自信がなく、ガラスのハートを持っている」。そのため「よくがんばっているね」と存在を認めてあげることが先決なのです。
    ・「仕事ができる」人たちには共通した「立ち居振る舞い」があります。①真っ先に発言する。②姿勢を正し、ハッキリとした声を出す。③お辞儀が一番深く、長い。④リアクションが速い。⑤朝に強い。⑥哲学と世界史を学ぶ。ぜひ「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」「君主論」「孫子」「史記」は押さえておきましょう。そして宗教に関係なく「旧約聖書」に書かれていることは世界では常識なのです。小熊英二著「1968(上下)」は分厚くて骨太ですが、近代日本史を知るのにいいー冊です。最近はこの分野の入門書も多くあります。まずは入門書から入り、興味を持つたところがら、古典に手をつけましょう。
    ・事実は1つ。しかしとらえ方により、ポジティブにもネガティブにもなるのです。事実をネガティブに見るとコンプレックス。ポジティブに見ると「強み・持ち味」になります。欠点や嫌いなところの下に「いい意味で」と書きます。「いい意味で」は「変換」機能がある言葉なのです。欠点をいい意味に置き換えた言葉が書けたら、さらに「たから」と続けます。「だから」という言葉には、言葉をまとめる力があります。気づいていなかった自分の魅力をまとめ、仕事に結びつけましょう。
    ・社外でのOJTで鍛える。「スクール」「講座」で検索(期間は3カ月から半年のものが多い)。「プレゼン」で検索(リアルのプロジェクトワークがあり、最後にプレゼン合戦をするものが望ましい)。「講師として興味のある人物、教わりたい人物」を検索(講師は元大企業の実務家で、MBA等で教鞭をとっていると望ましい)。注意点は参加者のレべル。外資系や日系の大企業、有名べンチャーなど、あなたが一緒に鍛え合いたいと思える人が多く参加しているかをチェックしましょう。
    優秀なリーダーたちの行動計画は、簡単ですやできるものばかりだったのです。「早起きする」「あいさつをしっかりする」「1週間に1冊は本を読む」などで、5年後、10年後といった未来のキャリアも意外とざっくりしています。ビジョンを描き出し、行動計画を具体的にたくさんつくるほど「挫折」しやすくなります。大事なことは九続けることせに労力をかけず、挫折しないようにすること。そしてコツコツ習慣にしていくこと。ただし、自分の使命やアフォメーション(ポジティブな言葉による自己暗示・誓い)は手帳などの最初のべージに記しておき、毎日繰り返し読み上げていたそうです。日々の仕事で忙殺されるので、自分の幹を忘れないようにするためです。さらに週1回、もしくは2週に1回は「振り返り」の時間をとっていました。目指す方何とズレていないか。その確認と修正を行うためです。

  • ナイスなtips週
    良い意味で姑息

  •  詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=13790

  • タイトルに目を引かれて、思わず手に取ってしまいました。
    私自身も働いていて、そのように感じる場面が多くあるからです。

    もちろん、一生懸命働くことはとても大事なことです。
    上手くなろうとか、何かを学ぼうという前向きな姿勢があってこそ、人はついてくるし、上達もすると思います。

    ただ、「費用対効果」あるいは「効率性」を度外視して、頑張っている姿やプロセスを、ことさらに強調してしまうことには疑問を感じてしまいます。
    楽をしているにもかかわらず、相手のニーズに合致しており、しかも早いということが組み合わさることこそが最強だと思うのです。

    「プライドが高いのに、自信がない人」というのが、「仕事ができない人」だと言っているのが印象に残りました。いい得て妙だと感じましたが、初めて聞いたフレーズでした。

    聞きなれた内容も多かったですが、一歩引いて、他者の目線から自分を見つめなおしてみるということが、根底にあるのかなとは思いました。

  • タイトルとは少し意味合いか違い
    ムダな努力はせず、自分に合った方法や最短な道筋を選ぶやり方を記載している。

    目標を達成する為にどうすれば最短でゴールできるか考えさせられる。プロセスも大切だが結果が伴わないと意味がない

    参考になりました。

  • 仕事をしている限り、こだわればいくらでも時間をかけることはできる、しかしそれが成果につながるかというと、逆にそういう人は評価されない現実を見てきた。

    ここでいる”ラクする”とは「手を抜く」「ずるをする」と言うことではく、「ムダな努力を無くして自分の持ち味を生かす」と言う事。

    本書はムダな努力を極力避けて、成果につながる仕事にリソースを割くための方法について説明している。
    そしてそれには努力は不要と言っている。

    大半の書かれたことは納得できるが、その反面こんな人と一緒に仕事をしていたら、自分自身その人は嫌いになりそうだなとも感じた。

    ムダな努力の5パターン
    1.一生懸命頑張っているけどやり直しが多い
    2.全てに全力投球で疲れ果てている
    3.責任感を持ちすぎて仕事を抱えすぎている
    4.の回しに努力と時間をかけすぎて疲弊する
    5.上司が指示通りにやるが結果が伴わない

    気に入った言葉
    自分一人の仕事よりも、相手がいる仕事から着手せよ
    一生懸命やるよりも、先にしっかりゴールを描く
    そもそもの目的から話し、作業効率を高める
    どんなにイヤ仕事でもまず「わかりました」と言う
    ファイルフォルダを作る前に、用語集を作る
    会議の前にはっきりすること。目的やゴール・課題と論点・判断材料となるデータや分析結果
    月曜日ではなく、水曜日の昼にスケジュールを練る

  • タイトルからは少し軽い内容を想像していましたが、いい意味で裏切られました。
    自信の意識改革を目指す自己啓発本やビジネススキルや読書術、ノート術、手帳術などの時間管理法など、様々なビジネス書が出てきますが、それらを読んで実践しても劇的に効率が上がるとは限りません。著者が指摘するように、他者との関係性の中で仕事の生産性が決まることがほとんどであることを考えると、それを前提として、個人がどう動くべきかを紹介した本書は、非常に実践的な内容であるといえます。


    ▼「ラクして速い」の定義
    ・「ラク」:力の「入れ所」と「抜き所」を押さえ、ムダな仕事を減らすこと
    ・「速く」:1秒でも早く仕事を終わらせること
    →「集中すべきものと、捨てるべきものと正しく取捨選択する」

    ▼自分の作業時間よりも、上司、関係部署、取引先といった他者とのやりとりの中で生産性は決まる

    ▼「ムダな努力」と「ラクして速い」やり方
    ①一生懸命がんばるけれども、やり直しが多い→一発で決める
    ②すべてに全力投球で、疲れ果てる→スパッと割り切る
    ③責任感を持ちすぎて、仕事を抱えすぎる→抱え込まない
    ④根回しに労力と時間をかけすぎ、疲弊する→組織の「壁」を利用する
    ⑤上司の指示通りにやるが、結果が伴わない→自分で「できる」ようになる



    <この本から得られた気づきとアクション>
    ・1人で完結する仕事はほとんどないため、他者との関係の中で仕事をとらえること


    <目次>
    はじめに リストラされた5万人と選抜された6000人の「差」とは?
    第1章:一発で決める
    ・「長い1回」ではなく、「短い10回」をスピーディに
    ・100点を目指すより、「60点の出来」で突っ込ませる
    ・ロジカルに話すより、「重要なことは何ですか?」と聞く
    ・報連相ではなく、〝ソラ・アメ・カサ〞で確認する
    ・じっくり考えるより、一字一句すぐ確認する
    ・〝自分の〞価値観より、〝会社の〞価値観を賢く利用する
    ・論理的に分析するより、逆張りで考える
    ・パワポは本文ではなく、「パンチラ」から着手する
    ・刺さるパワポのコツ:「打ち合わせ」「プレゼン」「講演」の場合
    ・パワポをきれいに見せる色使いとフォントの基本
    ・エクセルデータの確認は、この「2ステップ」で!
    ・エクセルは「11センチ×18センチ」の大きな電卓でチェック
    ・文章は目で追うより、声に出して音読する

    第2章:スパッと割り切る
    ・「やりたい仕事」は捨て、「勝てる仕事」に注力する
    ・仕事は「緊急度」より、「成果が出る」を優先
    ・60分を超える会議には参加せず、重要アポを入れて堂々と出ていく
    ・うまくやるコツより、「普通の人と一番違うポイント」を聞く
    ・「自分1人の仕事」より、「相手がいる仕事」から着手する
    ・一生懸命やるより、先にしっかりゴールを描く
    ・「落としどころ」よりも、あえて「理想の姿」を追い求める
    ・仕事の依頼時は「作業」より、「作戦」を伝える
    ・「形容詞・動詞」より、「名詞・数字」をどんどん使う
    ・メールはすぐに返事せず、見れないようにして「チラ見」を防ぐ
    ・スマホは「フリック入力」より、音声入力の「Siri」を使う
    ・室温より、「二酸化炭素濃度」の調整で集中力アップ

    第3章:抱え込まない
    ・苦手な仕事より、得意な仕事を人に振る
    ・どんなにイヤな仕事でも、まず「わかりました」と言う
    ・「やらせてください」と言わず、「過去・現在・未来」の3点セットで語る
    ・1日を8時間ではなく、6時間で考える
    ・〝昇る人〞は仕事ひと筋ではなく、「ムダ」を愛する
    ・整理整頓の前に、9割捨てる
    ・ファイル・フォルダをつくる前に、用語集をつくる
    ・〝水戸黄門作戦〞で上司の横やりに対処する
    ・打ち合わせはメモより、ホワイトボードにまとめる
    ・対面会議ではなく、電話会議を活用する

    第4章:組織の「壁」を利用する
    ・「壁」を壊すより、安全地帯として利用する
    ・〝表の組織図〞にダマされずに、〝裏の組織図〞で本当のキーマンを見つける
    ・そのまま伝えるより、「欲」に訴えかけて動かす
    ・根回しはccメールではなく、直接送る
    ・仕事は「巻き込み」より、「共通の敵探し」でうまくいく
    ・「これでよろしいでしょうか?」より「こうしましょう! 」とはっきり言う
    ・根回しは「縦」だけでなく「横」もある
    ・仕事のできない3タイプにはこう対応する
    ・「自分がやった」とは言わず、〝ダチョウ倶楽部〞の法則でアピールする
    ・キーマンより、事務スタッフに頭を下げる
    ・ランチは1人で食べず、思い切って偉い人を誘う

    第5章:自分で「できる」ようになる
    ・実力より先に、「できる人」という認知をつくる
    ・実績を積み上げる前に、〝虎の威〞を借りる
    ・やさしい人ではなく、気難しい人をメンターにする
    ・同業ではなく、異業種の成功法則をパクる
    ・自分の好きなところではなく、嫌いなところで差をつける
    ・月曜ではなく、水曜の昼にスケジュールを練る
    ・上司に確認する前に、「SL理論」を思い出す
    ・教わるのではなく、モノマネをする
    ・OJTは社内だけでなく、社外からも受ける
    ・行動計画は細かくではなく、小さく簡単に

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プロフィール

HRストラテジー代表 人事ジャーナリスト/コンサルタント。大手外資系コンサルティングファームのPwC、マーサー・ジャパン、アクセンチュアのプリンシパル等を経て独立。22年間で5万人以上のリストラと5,000名を超える次世代リーダー候補者の選抜に関与。AERA、プレジデント等のビジネス誌と人事専門誌への寄稿、講演も多数。著書に『部下こそ上司にリーダーシップをとれ』(クロスメディア)がある。

「2015年 『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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