- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478102671
感想・レビュー・書評
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本書はバレットジャーナルという手帳術を紹介するHow to 本です。と言いたいところですが、本書はただのHow to 本の領域を遥かに越えていました。
バレットジャーナルとはスケジュール帳、日記、備忘録、ToDoリスト、スケッチブック、仕事、プライベートの情報を一冊のノートにまとめようというコンセプトが主旨になっています。この方法自体はとても参考になりましたし、合わないなと感じた部分は自分色に染めやすいこともバレットジャーナルの特徴だと感じました。
さて、本書の満足度はここまでで100%ですが、満足度を150%まで、引き上げる工夫が本書には施されています。それが、人生を充実させる助言が多く述べられていることです。問題解決のための方法や人生の不完全性を楽しむコツなどが述べられており、本書のもう一つの主旨こそが、問題解決の答えは常に自分の中にあり、それを自問する事で導き出す、バレットジャーナルはその手助けをしてくれるというものです。
手帳術の実用書という領域を飛び越え、自己啓発書としての役割も大いに果たしてくれる本書は一度で二度美味しい一冊だったため非常に満足です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
めちゃくちゃいい本だった!
数日間、読書をお休みして自分の手帳を引っ張り出しバレットジャーナル作りに勤しんだ。
この本は大きく分けて2つの要素から成り立っている。バレットジャーナルの「やり方」と「心構え」。
私は手書きが好きだ。
日記も好きだし、料理とか育児とか特定のノートを作るのも好き。
ただし続かない…
色々な途中ノートが散乱して、また気付けば新しいノートを作ってしまうおバカさん。
そんな私にピッタリのノート術だった。
モヤモヤしていることを紙に書き出す。
バレットジャーナルなら、何かしら書けばそれが全て行動に移せる気がして心強い。
包容力が凄い。
【バレットジャーナルとは、信念(やりたい事)と行動(やるべき事)の間にできた大きな溝に橋を渡す役割】
何それ素敵やん…
画像で検索すると、ペンとかハンコとかで凝った可愛いページを作ることがバレットジャーナルかと思うけど、絶対に違う。
(むしろあれは悪。好きならインスタとかに載せずにこっそりやってほしい…)
そして心構え。
これは単なるノート術の域を超えている。
めちゃくちゃ良かった!
【幸せは所有できない】
がーん…
確かにそうなのよ。幸せを追い求めると、何かを得てもすぐに飽きてしまう。
幸せ自体を目標にする事はできない。
自分に有意義なものを追い求めていると、結果幸せを感じる…っていう。
その有意義なものをバレットジャーナルで見つけちゃおうっていう。
どうよこれ。素晴らしいね。
あと頑張るなら「小さな事」にしとけってのも良かった。
大きく変わろうとすると、その目標がプレッシャーになったり、失敗して自信をなくしたりしやすい。
目標は小さく、短い間で達成できるものにして、コツコツと勝っていくのがいい。
それもバレットジャーナルで管理できるよ!っていう。
もうバレットジャーナル無敵かい!
私もバレットジャーナル頑張るよ!
そしてより良い自分になるよ! -
読書ノートを作り込むにあたって、バレットジャーナルの形式を取り入れようと思い、読書。
開発者自らが語っているだけあって、情報が濃密でした。
(1次情報の内容の濃さ、素晴らしい)
バレットジャーナルは、使い方によっては単なる記録だけではなく、目標達成ツールでもあり、自己啓発ツールにもなる。本人の使い方次第のところはありますが、目的にあった使い方をしていればかなり応用がききますし、使い勝手がいいと感じました。
バレットジャーナル=デコのイメージだったのですが、そんなこともないようです。(デコは目的ではない)
本を読んでいたら、仕事のタスク管理にも使えそうなので、来年からは仕事の手帳(?)にも取り入れていこうと思います。
既にロルバーンのバインダーを持っていたので、中のレフィルを変えて使っていく予定です。
(こういうのを考えるのも楽しいんですよね♪)
マンスリーカレンダー、4分割用紙(デイリーログ)、方眼用紙(マンスリーログ)この辺から始めていこうと思い一通り揃えてみた。
この本を読むとジャーナリングの重要さに気づくことができると思います。
(単なるノート術だけではなく、自己啓発本にもなっている)
特に私が共感したのは以下2つです。
”「振り返り」は、あなたに栄養を与えるものを見さだめるうえで役に立つ。それがわかれば、人生の次の季節に種を蒔くとき、よりよい判断をくだせる。”(抜粋)
”考えていることをすべて頭の外にだせば、重荷から解放される。紙に思考を書きだせば、取るに足らないものや不合理なものが見えてくる。”(抜粋)
この二つを実感しているからこそ、ジャーナリングに目覚めたと言っても過言ではない!
まだジャーナリングを始めていない人は、「やってみよう!」という気持ちが、既にやられている方は「うんうん」と何度も共感する箇所があると思います。
ロイヒトトゥルム(結構高かった。。。)のノートも買ったので、後は読書ノートを作り込むのみ!
(久しぶりにワクワクしてきた。本当にこういうの考えるのって楽しいんですよね♪)
使えるネタが満載でした。
実生活に生かせる読書ほど実りのある読書はないかもしれません。-
キキさん。私は読むのに挫折しましたので分かりやすく感想をまとめてくださって助かりました。
文房具を揃えるのってワクワクしますね!
7つの習慣...キキさん。私は読むのに挫折しましたので分かりやすく感想をまとめてくださって助かりました。
文房具を揃えるのってワクワクしますね!
7つの習慣ノートとかメモの魔力とか私も挑戦はしましたが、結局人間が安いのか0秒思考の裏紙バインダーに落ち着きました笑
ぜひまたノートの使い心地などお聞かせくださいね。来年か。2023/10/18 -
はるパパさん
コメントありがとうございます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
いつもいいねもありがとうございます。
私もメモの魔力は読みました。当時の私には...はるパパさん
コメントありがとうございます(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
いつもいいねもありがとうございます。
私もメモの魔力は読みました。当時の私にはものすごくハードルが高く、実生活に取り入れられずに終わってしまった過去が。自分だけでなくてホットしました~。
バレットジャーナルはトライ&エラーで自分の使いやすいように改良しながら記録つけてこっかな、と思ってます ·͜·2023/10/19
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スケジュール タスクをリストにして、ときには、長文として、記入して紙に書いていきましょう
後半に見やすく書くこつがのっています。
・まっすぐ線を引こう
・読みやすい字を書こう
・空白をほどよく増やそう
きれいに、よりも、長続きできるようにとの方向づけです -
[再読]
年始に読んで、とても参考になったのだが流石に半年も経つといろいろとポイントを忘れて自己流に走り、最近はジャーナルを書くことも少なくなった。
今年も後半にさしかかっているので改めて再読。 -
この本は、自分が漠然とスケジュール管理やタスク管理をしたいと思っていた時、偶然バレットジャーナルという言葉を知り調べた。その際、この本があることを知り、読もうと思った。
この本に書かれているバレットジャーナルは、自分の日々の仕事や生活の中で、計画、実行、記録を1冊のノートで行うノート術が書かれていた。このノート術を活用すると生活における「生産性」「マインドフルネス」「意志力」を高め、よりよい人生を送ることができる様になる。
著者は注意欠陥障害(ADD)を患っており、生活に生き苦しさを感じていた。そこでいろいろ試行錯誤しながら生み出した結果だそうだ。これらは、スケジュール管理、ToDoリスト、メモ、アイディアノートなど様々なことを行える様にしたメソッドを紹介していた。また、自己啓発やビジネス書で出てくる様な内容や考え方と、合わせてそれらをバレットジャーナル実践法という形で活用方法が紹介されていた。1冊で何冊かを読んだくらいの内容が書かれており、本を初めて読む人にも良いと思った。バレットジャーナルは自分に合ったカスタマイズすることを推奨しており、自分にとって価値あるものをノートに書き出していって欲しいそうだ。
バレットジャーナルの特徴は、ラビットロギング、コレクション、マイグレーションの考え方がある。これらは、必要な情報をすばやく記録/整理し、必要な行動を見極め達成させていくというものだ。
ラビットロギングは箇条書きを主体としてすばやく必要な情報を記録/整理していくもの。バレットとは「・」の記号のことで、この記号によりなんの情報かを素早く分類する。
コレクションは関連のある情報をページにまとめておくもの。コレクションには、インデックス、フューチャーログ、マンスリーログ、デイリーログがある。それぞれに必要な情報がまとめられ、自分の思考を整理することができる。
マイグレーション(移動)とは、未完や不要となったタスクを整理し、必要なものを計画(移動)すること。生活や仕事において、本当に必要なものに集中することができようになる。
本書では、生産性、マインドフルネス、意志力をバレットジャーナルの3本柱と置いている。
生産性とは、頭のなかのごちゃごちゃを整理しぼやけていた問題を明確にとらえること。必要なことに目を向けられる様になる。
マインドフルネスとは、「いま」に向ける意識を高めること。いま自分がしていることを、なぜしているのか意識できるようになる。
意志力とは、信念と行動の橋渡しをすること。「こう生きたい」と願う人生を意識して日々を過ごせるようになる。
これら3つができるようになることで、周りにいちいち反応せず自分で人生の舵を取れるようになり、本当に自分が達成させていきたい事、やりたい事ができるようになる。
この本には自己啓発やビジネス書にある様な内容も書かれている。自分が気づいたり良いと思ったものは、7つの習慣に出てきた、影響の輪、緊急重要マトリクス、終わり(死)から考えると似たものがあった。その他、フローへの入り方。感謝ログ。1日から得られる経験や気づきの最大化などがあった。また、それらのノートへの実践法が書かれていた。
自分は、単純にフューチャーログ、マンスリーログ、ウィークリーログ、デイリーログをシンプルな様式で使っている。実践してみて、生活での生産性は向上したし、次にやることも明確になった。思考の整理ができ、自分の考えを人に伝えやすくなったと感じている。また、タスクから自分にとって価値のあるものを見つめなおすことができる様になったと思う。今後も工夫しながら続けていきたい。 -
今年は2月からバレットジャーナルをはじめました。ただ参考になったのは、YouTubeや、「箇条書き手帳で上手くいく」という本でした。毎月のセットアップが面倒なので来年は既にカレンダーが載っている手帳を買って日記をつけようと思います。
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手帳ジプシーだった私が、バレットジャーナル方式でノートを書きはじめてからもう3年になります。あれこれ工夫をしたりカスタマイズを重ねて、その時の自分の状況に合わせられるところが良いです。いろんな手帳の便利な機能をいつでも自分のノートに反映できるし、あんまり書かない日もたくさん書く日も自由自在。
日記もタスクも体調の記録も一冊にまとめられて、最高のメソッドです。 -
スケジュールを立てたり、ToDoリストを作ってタスクをこなすことが苦手だ。そういう管理アプリを使っても1週間ぐらいで使わなくなってしまう。
どうにかしたいと思って色んなものに手を出して失敗してきたが、ようやく正解にたどり着いた気がする。
この本では一冊のノートで日記、タスク管理、スケジュールなどを全てまとめる方法と、その効果を紹介している。
ただ、ノート術というタイトルでは想像つかないほど自己啓発要素が詰まっている。途中でノート術教えてくれと焦れてしまって、ネットで書き方例を先に検索したぐらいだ。最後の方の訳者あとがき2、3ページでノートの効果はまとめてくれてるので、本編の自己啓発でだるくなってきたら飛ばしても問題ないと自分は感じた。
でもこんなに実践できそうで効果がありそうなノート術は今までなかった。日記やタスク、スケジュール管理が定着せず困ってる人には一回読んでみてほしい。