マイクロソフト 再始動する最強企業

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 220
感想 : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478102824

感想・レビュー・書評

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  • CEOのサティア・ナディラの下で変革と成長にチャレンジしようとしているマイクロソフトを、企業のマネジメントの観点と生み出されつつあるプロダクトの観点から記述している。

    マネジメントの関連では、CEOが替わるタイミングで企業のミッションも作り変えていることや、大企業の陥りがちな定型的でスピード感に欠ける業務のあり方から抜け出すために組織や会議のあり方をゼロから変革しているといったことが印象に残った。

    PCからインターネットへ、そしてDXの時代へと、10年前後の単位で起こる大きな変化に対応して、CEOも交代し、ミッションも作り変えていくということが、大企業が停滞に陥らないために大切な事なのであろうと感じた。

    また、人事制度を単に売上げ等で測れる成果ではなく「インパクト」を重視した評価体系に変えることも、社員がよりアグレッシブに革新的な取組みにチャレンジすることを促す上で効果的な施策なのではないかと思う。

    製品やサービスについての記述に関しては、本書の執筆された2017年~2018年頃の記述がすでに古く感じられるほど、状況が激しく変化しているということを感じた。

    ただ、現在のマイクロソフトが、ソフトウェアを販売する会社という枠組みを脱して、人々の生産性や可能性を最大限に引き出すために、ハード、ソフト、サービスのすべての領域を融合させながら取り組んでいるということは分かった。

    そして、そのためには同業・異業種を問わず、かなり様々な企業と連携をしているということも、大きなポイントであると感じた。

    組織として1つの大プロジェクトを推し進めるというやり方から転じて、個々の社員がプロジェクト・ベースで様々な新たな企画を推し進めることを促進する企業へと変革し、それが全体としてマイクロソフトの企業としての強さにつながっているのだろうと感じた。

  • マイクロソフトの経営理念の移り変わりとその波及効果について書かれた本。
    理念を変えれば会社の動き方、人の動き方が変わっていくというリアルな状況が知れて、面白い。

  • マイクロソフト復活の理由。やっぱりトップのメッセージって大事だなと改めて認識した。もちろん、凹んでいた時期に力を蓄えていた部分もあっただろうが、うまく花開かせるのも難しいこと。チームで力を発揮するよう仕向けたCEOに脱帽です。
    マイクロソフトは人事評価として、周囲へ与えたインパクトを導入している、というところから興味を持って読んでみたが、マイクロソフトが取り組んでいる新しい技術開発の話も面白かった。Office 365をしれっと新しい機能がどんどん追加されているし、勢いのあるネットベンチャーのように大々的にアピールしないだけで、実はマイクロソフトもその機能持っていますよ、というのが実感としても多いと思う。プラットフォーム企業への風当たりが厳しくなってきたが、GAFAと比べてマイクロソフトへの影響は限定的ではないか、と感じるのはビジネス環境に完全に入り込んでおり、個人情報を使った広告ビジネスとは一線を隠すからかな、と思う。

  • ( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 )

  • マイクロソフトの日本法人の社長や本社の開発のキーマンなど日米の幹部へのインタビューをまとめています。
    関係者のインタビューを通して、マイクロソフトがポスト・スマホを意識しているのは伝わってきました。
    それに向けてAIやクラウドをフル活用して、スマホのあとでも生き残るための製品を考えてるなと。読んでいて可能性を感じさせるものでした。
    マイクロソフト関係者のインタビューですので、視点は片方から見たものになりますし、AmazonやGoogleとの比較という点では物足りないものがありました。
    とはいえマイクロソフトがどういう状況なのかと行った点が把握できるのと、今後日本でも導入されそうな働き方を知ることができるという意味ではよい本だと考えます。

  • Microsoftという会社にわくわくする。

  • 購入本。20年間に渡り、時価総額TOP10に入り続けている唯一の企業。持ち株を増やそうと思わせてくれる内容
    ・アップル、オラクル、GOOGLEとも協業、オープン化を進めている。
    ・上司面談ではインパクトを説明させられる。売り上げが評価では無い。
    ・東京ドーム30個分の125の建物が並ぶキャンパス。ボーダーレス、飲み物無料
    ・研究所は、マイクロソフト・リサーチと呼ばれ1兆円/年投資されている。世界中から集まる人材の優秀さは半端でない。
    ・ナデラCEOの頭の良さ、未来を読む力は太刀打出来ない。
    ・34ものAPIが有る。
    ・働き方改革(場所、時間をフリーに、オフィスの改修)した後の社員満足度40%向上。女性離職率40%改善。バックオフィス業務をスリム化し、アウトソーシングした。
    ・会議では資料を読むのはNG 問題点と次のアクションをどう取るかに時間を使う。
    ・業務時間分析を手作業では無く、マイクロソフト365で自動に分析。1クリックで63の言語に翻訳できる。

  • Office365などMicrosoft提供のサービス・機器をいかに活用出来ていないかが分かった。

  • この本も今の時代に読むべき内容だ。
    結局我々に最も求められているのは「ゼロから新しいものを生みだす」ことではない。
    「古い形式で存在して形骸化したものを、如何に効率的に新しいものに作り変えていくか」だと思う。
    更地に最初から家を建てるのではない。
    今既に建っている老朽化した建物を、全部を壊すわけでなく、しかも既存の建物(会社で言えば、社員などの人材)を上手に利活用して、形を変えて建て替える。
    これは普通では絶対に出来ない。
    しかも社員数万人を抱える大会社マイクロソフト。
    しかもWindows・Officeという、成功ビジネスが機関としてある。
    これを新しい会社のあるべき姿(この例えで言うと、建て替わる建物)を的確に社員に示し、確実に実行していく。
    この本には本音が書かれている。
    「正直、うまくいくか分からないまま、見切り発車の部分もあった」
    しかし、マイクロソフトは確実に変化し、イノベーティブな製品を世に出している。
    そして、今なお時価総額ではベスト5以内なのである。
    この本を読むと感じる。
    これは絶対に参考にしなければいけない、と。
    一人一人がこれぐらい徹底的に生産性を上げていかないと、世界では戦えないってことだ。
    その為に何をすべきか。
    (何をすべきかも、この本にはご丁寧に書いてある)
    ということは、後は「実践するのか」「しないのか」だけである。
    答えは明白だ。
    実践しなければ、生き残れない。
    それは会社も個人もだ。
    テクノロジーを使って、徹底的に生産性を上げる。
    もう未来は待ってくれないのだ。
    (2019/1/25)

  • カルチャーに関する考え方(戦略よりもカルチャー)
    ・Growth Mindset
    ・Customer obsessed 常にお客様のことを第一で考える
    ・ダイバーシティ&インクルージョン
    ・One Microsoft
    ・Making a difference 変化をもたらす

    評価制度はアクティビティから「インパクト」
    ・3ヶ月に1回、上司とステータスチェックのための面談「コネクト」を実施
    ・面談前に4つの質問に回答
     1)この期間、どんな貢献をし、どんなビジネスインパクトを残したのか
     2)さらに大きなインパクトをもたらすためには何ができたか
     3)次の数ヶ月でどんなインパクトを目指すのか
     4)インパクト達成に向けてどんな学習をしたり、自身の今後の成長に向けて何を行うか

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著者プロフィール

上阪 徹(うえさか・とおる) ブックライター
1966年兵庫県生まれ。89年早稲田大学商学部卒。ワールド、リクルート・グループなどを経て、94年よりフリーランスとして独立。経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに雑誌や書籍、ウェブメディアなどで幅広く執筆やインタビューを手がける。これまでの取材人数は3000人超。担当した書籍は100冊超。携わった書籍の累計売上は200万部を超える。著書に『成功者3000人の言葉』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『10倍速く書ける 超スピード文章術』 (ダイヤモンド社)、『JALの心づかい』(河出書房新社)、『1分で心が震える プロの言葉100』(東洋経済新報社)、『子どもが面白がる学校を創る』(日経BP)など多数。またインタビュー集に、累計40万部を突破した『プロ論。』シリーズ(徳間書店)などがある。

「2022年 『マインド・リセット 不安・不満・不可能をプラスに変える思考習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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