マネタイズ戦略――顧客価値提案にイノベーションを起こす新しい発想
- ダイヤモンド社 (2017年12月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478102978
感想・レビュー・書評
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ビジネスモデル系の本を読んでいた時の参考書籍で出てきた本。構造を理解することばかり意識していたけど「マネタイズ」の視点がなかったと反省。Netflix、テスラなど複数の企業のマネタイズの思想が理解できる良い本。
【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
ビジネスを分析する際は、マネタイズの特徴以上に、徹底した顧客の目線に立つことが重要。購入時から、使っている時、使い終わった後までを、一連の流れとしてお客様目線で考える(カスタマージャーニー)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
8つの企業のケースを元にマネタイズの仕組みを解説。
マネタイズと価値提案の観点から、2つのモデルに大別している。
尖った価値提案からマネタイズを考えるのか、マネタイズのイノベーションから価値を尖らせるのか、それぞれをの事例をもとに紐解いている。
前者の観点では、価値提案に重きが置かれている。ピーターパンは地域コミュニティを生み出す、école 42は教育機会を与えるといった価値の尖らせることで、社会課題を解決する仕組みの追求となっている。
これまでのマネタイズの概念を覆す仕組みではないかと思う。 -
新たな価値提案で成果を上げた8つの実例をあげ、いかにマネタイズを行ったかについて紹介している。
一見新しい価値提案をしていても、利益の生み出し方が従来と変わらなければ顧客にとっては大きなインパクトという気づきを得た。 -
顧客への価値提案とそれに伴うマネタイズ(収益化)という観点から、ビジネスモデルを学べる本。
ビジネスを新たな切り口で展開していきたい方におすすめ。 -
「顧客体験もいいけど、活動の源泉たるマネタイズもね」と、骨太なフレームワークを提示してくれる。ケースは9つと少なく感じられるが、このフレームワークに照らして何度も何度も参照されるため9つでもお腹いっぱいになるくらい学びがある。読み返したい書。
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・価値提案とマネタイズの調和、相互補完
・マネタイズの事例集はあまりないため、今後参考になる場はありそう。事例は知ってるものもあるが -
所謂競争戦略の観点からはマネタイズについて多く語られないことから本書ではケースを交えてマネタイズの手法を紹介。
ピーターパン、monoqloの例がおもしろかった、
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それぞれのパターンを利益と顧客価値の図式に落とし込んでいて面白かった。既存のものがあったときに「あー、これ何をやれば1歩飛びだせるのかなぁ」って話はよく出るのでこの図式に落とし込んでみるのは面白そう。
マーベルの歴史含め、軽い読み物としても面白かった。 -
・テスラ
・ピーターパン
・LDK
・ネットフリックス
・デアゴスティーニ
・アドビシステム
・マーベル
・42
内容的にもっと深く切り込んで欲しかった。
例えば、ネットフリックスのアマゾンプライム他動画配信サービスに対しての差別化とか。