落合博満 アドバイス―――指導者に明かす野球の本質

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478103081

感想・レビュー・書評

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  • 社会人野球向けとは言っているが、野球の本質をちゃんと指摘している。
    やっと野球が楽しめる心境のよう。

  • 20180325

  • ドラゴンズのGM時代、自ら社会人野球の現場に足を運び、指導者より様々な質問を受けた事が端緒になり、本書が編まれた。という経緯から推して知るべしで巷間溢れるプロ野球本とは一線を画す具体的戦術論中心の内容となっている。

    語る中で、自身の監督在任中、「何故ベテラン中心の起用だったのか?」「ドラフト会議で何故即戦力の投手に偏った指名をしたのか?」を坦懐に語る。理由は明白。監督就任を打診された際、オーナーから「毎年優勝を狙えるチームにしてほしい」と懇願されたから。もし、5年間下位でもいいから育成を…と、言われていればまったく違ったと。監督論の中で、「鉄拳制裁」にも言及している。「うちの監督は手を上げないんだ」と信用されるまで5年を要したと語る。これは明らかに星野仙一の負の遺産を指している。落合自身が高校・大学の野球部にはびこる、しごきという名の暴力に嫌気をさし、入退部を繰り返したのは有名な話。「ミスした選手を叱っても意味なし」と断言。勝利には荒ぶる魂は必要なしと言わんばかりの乾いた知性。名将と呼ばれる人は、おしなべて人間に通じている。その人が人間ができてるかどうかは別にして。その他「セオリーとは負けた時のための言い訳に過ぎない」とか、アフォリズムにも溢れたマネジメント本としても読み応えありの一冊。

  • バッティングの理屈が素晴らしすぎたため、こちらについては多少心が満たされずな感じ・・・。

  • ゼネラルマネージャー時代に社会人野球を見る中で、各指導者に寄せたアドバイスやアマチュア野球の課題感をまとめたもの。

    トーナメントの戦い方や、勝ちにこだわるチームづくりは、感情を徹底排除する落合らしさ満載(選手に解雇通告する際の作法まで紹介しております)。

  • 中日のGMを退任した落合さんが社会人野球の指導者に向けて書かれた書。野球とは直接関係のない人が読んでも気づきのある一冊になっている。

    野球の本質である勝利に関して愚直なまでに考え実行するところに、やはり見る者を惹きつける魅力があるように感じられる。

    落合さんの目指す野球は勝つ野球であり負けない野球である。とりわけ、シーズンを1勝139分けがベストと考えていることや9回2アウト満塁1点勝っている場面でイチローに打席が回ったらというところは読み応えがあった。

    ここ最近の中日はBクラスに低迷することが多く、最後まで見ていられなかったり球場まで足の遠のくことが多いが、そんな中だからこそできることはあり、またやるべき課題が多いように感じられる。
    優秀な指揮官だからこそ、また改めてユニホームに袖を通しその闘う姿がグラウンドで垣間見れることを心待ちにしてしまうのである。

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