知的戦闘力を高める 独学の技法

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478103395

感想・レビュー・書評

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  • 自分に不足している点は、
    ⑴インプットした情報を抽象化、分析し、他の分野でも使えるようにすること
    具体的に、紹介されていた方法、コツは、インプットに対して、以下のような問いを立てること。
    ①得られた知識は何か
    ②その知識はなにが面白いのか
    ③その知識を他の分野に当てはめるとしたら、どのような示唆や洞察があるのか。

    ⑵それを、メモに書き留めて、引き出せるようにすること
    ⑶本を全部読むのではなく、必要な部分だけ読む技法をみにつけること
    この3点かなと読んでいて思った。

  • 久しぶりに読んでよかったなと心から思えた1冊です。
    ビジネス書もひととおり関心のあるものは、読んで
    きたのですが、 最近は新しい「気づき」がなかなか
    得られないと感じていました。

    本を読むことは自己啓発のためですが、
    この本を読むと自身の「学び方」に 課題があり、
    これまで読んできた書籍からも本質を得られ
    ていなかったのかもしれません。

    本書では、「知的戦闘力を高める独学の技法」と
    テーマを掲げ、 そのプロセスと具体的な方法、
    独学すること自体の価値、必要性をとても分かり
    やすく解説してくれています。

    書籍の読み方に終始する書籍とは一線を画し、
    独学をシステムと捉え、① 戦略、② インプット、
    ③ 抽象化・構造化、④ ストック いうプロセスを
    通じることで、将来に渡り活用できる「知的戦闘力」
    を高めるというものです。

    また、現代を生きるうえで、いま「独学」が必要
    となる理由を ① 知識の不良資産化、② 産業蒸発の
    時代、③ 人生三毛作、④ クロスオーバー人材 と四つ
    の観点でまとめられており、この点も、すっと
    腑に落ちるもので共感できます。

    これらを踏まえ、独学の方針は「ジャンルではなく
    テーマで決める」、 目的は「新しい"知"を得るよりも、
    新しい"問い"を得るため」としています。

    また、最終章では将来に渡り不変の知識となる
    リベラルアーツ・教養を 学ぶことの重要性に関する解説と、
    11ジャンル計99冊の書籍の紹介があります。

    本書を通じ、独学のコツを教わることができたのと、
    モチベーションにも繋がりました。お勧めできる
    1冊です。

    序章 … 知的戦闘力をどう上げるか?
    第1章 … 戦う武器をどう集めるか?
    第2章 … 生産性の高いインプットの技法
    第3章 … 知識を使える武器に変える
    第4章 … 創造性を高める知的生産システム
    第5章 … なぜ教養が「知の武器」になるのか?

  • 読了:2018/5/15

    (1) 「戦略」は必然的に差別化を求めます。つまり、他人といかにして違うインプットをするかと言うことが、独学の戦略の最大のポイントなのですが、ここで重要なのが、「何をインプットするか」よりも「何をインプットしないか」と言うことなのです。

    (2) 「インプット」
    書籍やネットの情報と言うのは、「他の誰かの知的生産プロセス」を通じて出力された情報だから劣化コピーのインプットでしかない。一方で、自分の目や耳といった五感を通じて得られたインプットは、他の誰でもない自分だけのものだから、そうしたインプットをもとに知的生産を行えば、容易に他者と差別化することが可能になる。

    (3) 「抽象化・構造化」
    抽象化された定理は別に真実である必要はなく、仮説で構わない。仮説というのは「× ×ではないか?」と言う「問い」として設定されるが、このような「問い」が、さらにインプットの感度を高め、独学システムの生産性を高める大きな要因となる。独学の目的は新しい「知」を得るよりも、新しい「問い」を得るためだと言っても良い。
    抽象化された仮説は、次に構造化によって別の情報と紐づける。


    (4) 「ストック」
    精度の高い検索ができること、が必須条件。


    ジャンルではなく「テーマ」を決めて読め

    クロスオーバー=掛け算が唯一無二の戦闘力を作る
    ・リベラルアーツ×テクノロジー→アップル
    ・神学×外交・諜報→佐藤優
    ・安価なジャージ素材×オートクチュール→シャネル
    掛け合わせるジャンルについては「自分の欲しいもの」ではなく「自分が持っているもの」を主軸に選ぶべき。

    リベラルアーツの意味:ヨハネ8.31 真理はあなたを自由にする

  • 独学 戦略、インプット、抽象化構造化、ストック

    変化の激しい時代であれば、インプットされた知識の多くは極めて短い期間で陳腐化し、効用を失うことを前提にして独学のシステムを組む必要がある

    独学が必要な理由 
     知識の不良債権化、産業蒸発の時代、人生三毛作(動労時間は長くなるのに、企業の旬の寿命は短くなる)、クロスオーバー人材

    書籍やインターネットの情報というのは他の誰かの情報ですから、いわば劣化コピーでしかない
    そうした情報を組み合わせて、その人ならではなお示唆や洞察を生み出すことも、独学システムの重要な役割

    ショーペンハウエル 読書は、他人にものをかんがえてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない

    フランシス・ベーコン 信じて丸呑みにするために読むな。話題や論題を見つけるためにも読むな。しかし、熟考するために読むがよい

    新しいアイデアとは新しい組み合わせによって生まれる

    知識は整理されていないと使えない

    老害というのは知識のアップデートに失敗した人、知識のクオリティと権力の大きさのバランスを崩した人が引き起こす問題

    レヴィストロース プリコラージ 何の役に立つかわからないけども、なんかあるきがする

    人生でどこかインプットしている時期がある 内田樹

    人生において他者からアウトプットを求められていない時期、インプットのための機会費用の小さい時期にしか、大量かつ無節操なインプットはできない

    人と話す=もっとも効率のいいインプット

    小室直樹 モデルとは本質的なものだけを今日を強調して抜き出し、あとは棄て去る作業です。抽象と捨象といいます

    抽象化は場数を踏むしかない

    転記を9箇所に限定する

    あとで検索できるようにストック エバーノート

    感じ方、考え方が多様になることで、最終的に意見が多様化する

    哲学を学ぶことの意味 自分で考える力を鍛える

    人間は合理的ではない

  • 知的戦闘力を高めるための独学方法のコツについて、理論とともに記載された本。印象に残っている箇所は1番効果的なのは新書をひたすら読むよりは名所と呼ばれる古典を何度もよむこと。
    本のイケスをつくり、全てを頭に入れるのではなく楽に引っ張れる状態に整理すること。
    本とか独学のまとめを整理しておくのはもっともなのだが、それができない面倒なわたくし。。。

  •  ビジネス書にはクダラナイものや中身の薄いものが多いが、山口周の著作は数少ない例外で、購入に値する。本書も、著者名と書名だけ見て即座にポチった。

     最近立て続けに刊行されている“ビジネスパーソン向けの「独学術」本”の一つだが、山口周ならではの切り口で、他の類書より深みのある内容となっている。

     著者はビジネスパーソンの独学を、①戦略、②インプット、③抽象化・構造化、④ストックという4つのモジュールからなる「システム」として捉え、各モジュールについてくわしく解説していく。
     そして、従来の独学本の多くはインプットにばかり偏っており、「『独学術』というよりも、むしろ『読書術』『図書館利用術』というべきもの」だと指摘する。

     著者の主張はどれも理にかなっていて納得できるし、独学うんぬんを抜きに読み物として見ても、面白くてためになる。

     難点は、著者が過去に出した同傾向の著作――『外資系コンサルの知的生産術』、『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』――と、一部内容が重なっているところ。まあ、同じ著者が似通ったテーマで執筆する以上、多少の重複は仕方ないのだが……。

     とはいえ、それは「初めて山口周の本を読む」という人にとっては難点にならない。
     独学に興味のある人ならオススメの好著である。 

  • 独学でどのようにして、知的戦闘力を高めるか?
    知的戦闘力を上げることで、意思決定の質が上がる。
    インプットは覚えることはせず、エッセンスだけを汲み取る。
    抽象、構造化することで自分の中で、知識を使いこなせるようにする。
    とても勉強になる。
    知ってるということが武器になる、そのことを教えてくれる本

  • 独学本その2

    一番心に残った言葉
    「知る」ということは、時代遅れになりつつある
    Knowing is becoming obsolete.

    重要なのは「覚えること」を目指さないこと

    人)ニコラス・ネグロポンテ

  • 著者が「インプットのテーマは絞れ」と言ったと思ったら「いろんなジャンルの知識を得たほうが役に立つ」と言ったり、「他人がアウトプットしたものを読んでも役に立たない」と言った後に「人から聞くのは効率のよいインプット」と言ったりしているので、どうしたらいいのかわからなくなってしまいました。

    「自分が反感を覚えたところや嫌悪感のある意見をメモする」というのは、なるほど! と思えたのでやってみます。

  • メモは忘れるためにする

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著者プロフィール

1970年生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科前期博士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)など著書多数。神奈川県葉山町に在住。

「2018年 『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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