脳が老いない世界一シンプルな方法

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478103579

感想・レビュー・書評

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  • エイジングにポジティブなイメージを持った人は平均で7.5年ほど寿命が長かった。寿命だけじゃなく、老いに対して前向きな人は生活機能(お風呂に入る、歩行するなど)の低下も遅く、重度の障害から完全に回復する人の割合も44%も多かった。逆に老化にネガティブなイメージを持っている人は、ストレスに対する心臓の反応性が低下し、心筋梗塞が2倍に増える、記憶低下が進みやすい、怪我が治りにくいといったマイナスの特徴が見られた。

    赤身の肉(特に加工されたもの)、白いパン、甘いジュースなどは、細胞を老化させたくなければ避けるべき。

    脳の老廃物を洗い流す最低7時間の睡眠。

    マインドフルネスは
    ①シンプルで誰にでも実践できる
    ②学術的な裏付けがある
    ③脳や遺伝子への効果がある

    マインドフルネスはHealth(心身の健康)とHappiness(幸福)という「人生に欠かせない2つのH」を満たしてくれる、最高のアンチエイジング・メソッド。

  • 『瞑想がテロメアに好影響を及ぼす。』
    (テロメア=遺伝子の中にある染色体の末端のキャップ、この部分の長さが老化に影響する。)

    ホンマでっかな方法から始まる脳が老いない。
    老いないなのか抑えるなのか改善へと向かわせる方法なのかは読み手の判断。

    老化に対してネガティブなステレオタイプを持つ人ほど、老いやすいというデータがある。ストレスが大きな影響を与えると考えられる。

  •  老化(あるいは認知症)は脳に廃用物質がたまることで、その物質を排出するために、瞑想が有効であることを、漫画つきで表現されている。

  • 「シンプルな方法」は、予想通りの結論です。しかし、このように科学的な裏付けを提出されると、妙に納得してしまいます。
    脳医学に興味がなければ結論だけを読んでもいいかもしれません。
    人体のしくみ、脳の構造は実に不思議です。

  • 物語形式や人物のキャラ設定は個人的にちょっと苦手でしたが、
    老いへの考え方などとても勉強になりました

  • 得る事多い

  • 自分自身に対して、いつもやさしくいられますように。
    「思い込みはつねに変えられる」ということを覚えていられますように。
    うまく老いを受け入れられなくても、自分にやさしくいられますように。
    自分の老いに気づいても、それを心地よく感じられる日が来ますように。
    自らの過去の経験が叡智へと変わっていきますように。
    いつの日か、歳を重ねていくことを楽しめますように。
    年齢を重ねることで、新たな何かが得られますように。

  • やっぱり、大事なのは運動ってこと!筋トレとランニングは一生続ける。

  • 脳の老化を食い止めるための、マインドフルネスの重要性を説く。ストーリー仕立ての構想に「また、これか」と感じた。

  • 米国で活躍しているドクターが書いていて、科学的エビデンスも豊富に提示しているので、日本の本によくある本そのものの信頼性が低いという感じは全くないです。

    一部に漫画と、会話形式の文体を取っているので、話がやや冗長になってしまっているが、とは言え、それはそれで読みやすいので理解はし易かったです。ここは人によって好みがわかれるかもしれないですね。

    ものすごく要約すると、『肥満は予防し、タバコは吸わず、運動をして、過度な飲酒は避け、頭を使い、よく寝て、ストレスをためず、最後に瞑想を忘れずに』で、これらをやれば脳の機能を維持するか、ある程度向上させることができるということです。これは他の本でも概ね同じことが言われており、科学的なエビデンスもあるので、効果はありそうです。

    食事についても書かれてますが、やはりこの本でも地中海式料理がすすめられています。これについても多くの本で勧められていて、エビデンスも多数揃っているので、やらない手はないでしょう。ナッツ食べてオリーブオイルたくさん使いましょう。

    タイトルからはあまり想像ができないですが、この本を読むとき、常に『死』を意識させられます。それは本が終わりに近づくにつれてどんどん強まってきます。ですが、死を意識することで、死に対する意識や現在未来に何がしたいのか、どうしたいのかを深く考えるきっかけとなりました。

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著者プロフィール

医師(日・米医師免許)/医学博士。イェール大学医学部精神神経科卒業。日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、イェール大学で先端脳科学研究に携わり、臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。著書にベストセラーとなった『世界のエリートがやっている 最高の休息法』『脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]』 (以上、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『脳を最大限に活かす究極の運動法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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