ファイナンス理論全史――儲けの法則と相場の本質

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478103753

感想・レビュー・書評

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  • そもそもは仕事の関係でファイナンスの知識が少しでもあったほうが良いと思い、一度体系的に全体像を把握しようと思って読んでみたのがきっかけだった。 
     
    M&Aに関連するファイナンス理論を学ぶための本ではないが、株式投資に関連する金融工学やファイナンス理論のこれまでの発展経緯が語られていたが、個人的にはインデックス投資がランダムウォーク理論や効率的市場仮説をバックボーンに考えられた株式投資アプローチであり、一方でバフェットなどの超優良株投資アプローチとは真逆のスタンスをとっていることが改めて整理できてよかった。 

    また、サブプライムローンがなぜ起きたか、それがどんな意義を持っていたのかについてわかりやすく書かれていたのも参考になった

  • Black–Scholes equationの問題点を知りたくて読んだ.ストーリー的なところがしっかりしている.

  • 2020年44冊目。満足度★★★★☆ 特に何か新しい知識・情報を得た部分は殆どないが、確かにそうだねと思わせる納得の内容。良書であることは間違いない。

  • おすすめされて読了

    相場の矛盾をどう突くのか
    それがトレードの本質であると思ったら


  • ファイナンス理論の歴史。
    理論はブラックスワンのもとに一度敗れたとみていたが根っこの部分進化はまだまだ継続中とみる。
    ランダムウォークなモデルにどこまで確率でくらいつくかが現代のAIを取り込んでその先が気になる今の時代。
    ただたかだか100年。行動ファイナンスを持って人の動きが見えてきた中、どのような形を遂げるか見ものだ。

  • 帯の煽りに相違なく、ランダムウォーク理論から100年分の投資理論がざっくり掴める。
    投資を行う場合や分析する場合のスタンスをどこに置くのかという点で非常に参考になる書籍
    本書で外観を掴んでから、興味のある各論へ進むのが吉か。

  • バシュリエのランダムウォーク理論。ブラウン運動からヒントを得た。
    将来の価格は予測できないが、確率なら計算できる。
    効率的市場仮説=サミュエルソン、ファーマなど。

    アノマリーが存在する=小型株効果、割安株効果、モメンタム効果。
    バフェットの超長期投資を貫徹することは難しい。

    水の温度が下がっていく場合のブラウン運動は、正規分布より両端が引き延ばされた確率分布になる。
    株価の分布は、正規分布ではなく安定分布=べき分布になる。=中心部分は正規分布より高く、周辺は低い(中心にいる可能性が高い)。端のほうは正規分布より高い。
    中央付近はリスクリバーサル、両端はトレンドが起きる。

    タレブのブラックスワン。頻繁に起きる。
    JPモルガンは、難局を乗り切った。サブプライムローンの異変に注目した。

    普段は負のフィードバックが優勢、ひとたび大きな価格変動が起きると増幅する。正規分布との違いは、市場の本質的な構造。

    群衆の知恵=大勢の答えの平均を出すと、政界に近くなる。

    市場の本質的な構造は、行動ファイナンスで説明できるか。
    プロスペクト理論=損失回避傾向=下落時には売りが売りを呼びやすい。
    ファスト&スローシステム=スローシステムは、ファストシステムの言い訳を作るために使われる。論理的であるかのようにつじつまを合わせる。

    小型株効果=知っているモノのほうが価値が高く知らないものは価値が低い。大型株より小型株のほうがパフィーマンスが良い理由。
    モメンタム効果=バンドワゴン効果。乗り遅れまいとする心理によって、近視眼的な時間非整合割引率=短期をより重視する、で買われる。

    ケインズ「市場は投資家が持ちこたえられるよりも長く不合理でいられる」=市場が不合理であっても逆らうな。

    短期なら予測できる可能性がある=ルネサンスの例。

  • 投資の知識を得るというのではなく、投資の世界の歴史を知れる書籍です。
    ある程度事前知識があると、読み物として非常に面白い1冊ですね。

  •  ファイナンス理論の発展の歴史を学ぶことができる。1900年のランダムウォーク理論から始まり、現代の行動経済学まで繋がっている。

     市場のメカニズムはどうなっているのか?
     市場は予測可能で、そこから利益を得ることが可能なのか?

     過去の学者達がその時代にどう考え、どのように結論付けたか。経済危機によって従来の理論が否定され、新しい理論が台頭してくる様は心が沸き立つ。

  • やや表現が固い。

    第6章のみささっと読んでみた。

    ・銘柄選択
    ・リスクプレミアム
    ・トレンドフォローまたはコントラリアン
    ・非対称の収益機会(非対称の賭け)
    ・アービトラージ
    スポーツ選手や高級官僚を目指すのではなく、ヘッジファンドに入ってヘッジファンドを起こすのがとてつもない富を手に入れる唯一の方法かと。

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著者プロフィール

1963年生まれ。一橋大学経済学部を卒業後、日本長期信用銀行に入行し、資金為替部、金融商品開発部でデリバティブ取引を利用した商品設計、ディーリング、ポートフォリオマネジメントなどに従事。その後、LTCB International Ltdに出向し、デリバティブ・ディーリング・デスクの責任者を務める。現在、株式会社ミリタス・フィナンシャル・コンサルティング代表取締役。著書に、『カラー図解でわかる金融工学「超」入門』(サイエンス・アイ新書)のほか、『図解でわかるデリバティブのすべて』『図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて』『世界一やさしい金融工学の本です』(日本実業出版社)などがある。

「2015年 『マンガでわかる金融と投資の基礎知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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