- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478103951
感想・レビュー・書評
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「やばい」内容は、知られたくない恥ずかしい行いや、なんて嫌な奴だと思わせる本性だ。
映画やTVでは歴史上の人物は容姿端麗で人格も素晴らしく嘘っぽいと感じるが、本書の「やばい」話の信ぴょう性も疑問だ。
別の失敗エピソードはなかったのかと思う部分もある。
歴史に残る「すごい」人達でも、う●こを漏らしたり、立ち●ょんの常習犯だったりする。
全部の漢字にルビが振ってあり子供向けなのだが、その割にふしだらな異性関係(や同性関係)の話題も多い。
「やばい」とセットで「すごい」も書かれているからバランスは取れており、子供受け狙いも成功しているのかな。
私が子供の頃の偉人は、押し付けの素晴らしさ満載に描かれていたので、今はこんな本があっていいですね!
「すごい」ことをしたからといって、その「すごい」人を美化しすぎてはいけないのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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ダイヤモンドの記事。自著のPRになっているが、知りたかった「児童書ベスト4」が判らなかった。。。ダイヤモンドの記事。自著のPRになっているが、知りたかった「児童書ベスト4」が判らなかった。。。2021/08/12
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取り上げた人選はややビミョ〜だが、構成が良いし、面白い。
漫画って小難しい歴史をサクッと理解するのに、本当に適していると思う。 -
中学高校の歴史の授業って、つまらなかった(当社比)
「何があった」かを、教科書に並んでいる順に読み上げるだけ。
この本は、『歴史は人でできている』という考え方にのっとって、「何があった」ではなく「誰が」「何をしたか」を楽しく展開していく。
まず、「すごい」と「やばい」が一覧表になった「目次」がやばい。
これだけでご飯が何杯でもいけそうである。
全ルビつきで、ISBNコードの分類では児童向けだが、和田ラヂオさんのイラストも楽しく、大人も十二分に楽しめる。
小中学生が読めば、歴オタ製造本になるだろう。
私個人としては、本郷先生がその歴史上人物のどこがやばいと感じているのか、どう、面白表現に言い換えているのか、が注目の的でした。
一つだけ挙げると、【中大兄皇子】
(すごいところ)すごい行動力でクーデターを起こし天皇中心の国を作る
(残念なところ)弟の奥さんをうばったけど好きになってもらえない
・・・ペーソス(笑)
「相関図」には、額田王から天智天皇に向かって「たぶんキライ」という青い矢印も出ている。
おお、本郷先生ははっきり言い切った!
「茜さす・・・」の歌の解釈はいまだに諸説あります、という感じだが・・・
おまけに「白村江の戦いでボロ負けし、日本の黒歴史となった」とまで。
もちろん、歴史上の人物をいじるのが目的ではなく、「偉大な功績を残した人物への敬意をもって編集しています」とただし書きされている。
巻末に、おすすめ本の紹介もあり。 -
おもしろかった!
TVなどでも見聞きする歴史上の人物ばかりなので一歩踏み込んだ話を知れると、途端に興味が湧く。
小さい頃、学研の学習の付録・白黒剃りの歴史マンガが好きだった。中でも雑学がおもしろくて…そこから歴史が大好きになった。
その時の気持ちを思い出す本でした。
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日本の歴史上の人物にスポットを当てて、
彼らの「すごい」と「やばい」で日本史を楽しむ内容。
第1章 ゆかいなとりまきと天皇の時代
第2章 ひまを持てあました貴族たちの時代
第3章 地方の怒れる武士の時代
第4章 刺激はないけど平和な徳川家の時代
第5章 とつぜんハジけた庶民の時代
各章に、この時代のざっくりマンガ解説、
この時代のざっくり人物相関図有り。
イラスト多用。こんな本もおすすめ、参考文献有り。
だって人間なんだもの!
「スゴイ」(長所)もあれば「ヤバイ」(短所)もある。
長い歴史の中の有名人たちについて、いろいろ~と
楽しく知れば、日本史はもっと面白くなる・・・児童書です。
とはいえ、大人も楽しめるから、ヤバイ。
和田ラヂオの絵がツボにはまってて、ヤバイ。
人物相関図が分かり易すぎて、ヤバイ。
偉くなっても、業績を残しても、名を成しても、彼らは人間。
おもらししちゃったり、逆ギレたり、バックレたり・・・。
残されたエピソードの数々が人間臭さ満載で、楽しめました。-
「スゴイ」とか「やばい」と言う言葉遣いといい、ポップに漫画にまとめられている体裁といい、東大教授の敷居も変わってきたのでしょうか?
我々は、...「スゴイ」とか「やばい」と言う言葉遣いといい、ポップに漫画にまとめられている体裁といい、東大教授の敷居も変わってきたのでしょうか?
我々は、「東大ブランド」の変な権威主義が打ち破られつつあることを、一読者として、感謝すべきなのかもしれませんね。2021/11/15 -
「応天の門」「新九郎、奔る!」の監修、
「逃げ上手の若君」の監修と記事(これがなかなか詳しい)執筆等、
マンガやアニメに関わったりしてい...「応天の門」「新九郎、奔る!」の監修、
「逃げ上手の若君」の監修と記事(これがなかなか詳しい)執筆等、
マンガやアニメに関わったりしているので、
著者自身が敷居が低い感じがします。
というか、東大教授だったの知らなかったしw2021/11/15
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小学校高学年とか中学生くらいで、教科書で一通り日本史は習って、無理やり名前を暗記したところ。
というような子供に最適なのではないだろうか。
私もあまり歴史好きではなくて、幕末とかの動きがよく分かっていなかったりするので、大変楽しく読めました。
本当の歴史好きには全然物足りないのだろうけど。
教科書って本当に味気なくて、人物に興味が湧くなんてことはない。興味が湧かない平坦な情報としてかなりの膨大な人名が並べてあるから、なかなか覚えられない。
本来は歴史は、その流れを追って覚えておくべきものだろうけど、この本は、「人」に注目。
歴史上の超有名人たちが、意外と自分たちに近かったりすること、人間らしい逸話が、ぐっと歴史上の人物を自分側に引き寄せてくれる。
歴史上の人物のファンになること。
これは歴史好きになる第一歩なのだろう。
因みには私は歴史好きではないから、好きな人物とかいないもんなー。
時代ごとの人物相関関係も「好き」「嫌い」とか分かりやすい図式でかかれて、ある意味さわやか。
イラストは和田ラジオだったんですね。
ロッキンオンで漫画描いている時、細かいロックネタを絶妙にはさんできて、輝いていたのを思い出します。
ロック好きの心を鷲掴みだった。あの頃。
歴史好きの心も鷲掴みできると良いですね。 -
現代までの歴史が楽しく学べる本だった。
そこに日本史のヤバい一面をねじ込んでくるという斬新な切り口。
今までの知識に「逸話」として付け加えることをお勧めします。 -
晴明の話を読んでいると、人間は昔からスピリチュアルが好きだったんだなぁとワクワクする。道満とのバトルも面白いけど、出世したのは当時ではかなり高齢の40代で、まさかの68歳で仕事をさぼって始末書を書かされたというエピソードがぶっ飛んでいて好き。
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挿絵も内容もぶっ飛んだ表現!
これ本当に東大教授がお書きになったの笑
内容も分かりやすかったしなにより面白い