世界一深い100のQ いかなる状況でも本質をつかむ思考力養成講座
- ダイヤモンド社 (2018年8月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478104736
感想・レビュー・書評
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原題は、科学に関する100の魅力的な質問。世界の学者が雑学を語るが、この世界規模感をもって「世界一深い」とされたようだが、主張と本質に違和感を感じる人もいそうだ。一問一答。深いと言えば深い。しかし、一つ一つの解は短い。
セルロースを分解吸収するために草食動物は様々な工夫をしている。1つは食糞、もう一つは盲腸、さらに反芻。
脳の可塑性は成人になってからも機能する。3個のボールを使った動作を練習した場合、被験者の脳は腕と視覚を連携させる部分が密になる。ただし練習を止めると密度は徐々に埋まっていく。個人の歴史がそれぞれの脳に刻まれている。軽い不安は学習効果を向上させる。
アインシュタインの脳みそは平均の9割しかない1.35キログラム。今日ではMRIによる脳の断層映像から脳の大きさと知的能力には全く関係ないことが明らかになっている。重要なのは大きさではなくニューロンの接続の質。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一般相対性理論では時空は4次元。量子力学と両立しない。
素粒子は、いまのところ反粒子を含めて24個。超ひも理論では同じ素粒子が様々な現れ方をしていると考える。
二酸化炭素の排出量は一人当たり0.5トンとすれば気候変動はおこさない。アメリカは一人5.4トン、ほとんど1トン以上。
カント―ルの対角線論法=実数は整数よりもはるかに多い。
整数は偶数と同じだけの数を持っている。
整数と分数の数は等しい。
核融合は早くても22世紀。
新生児の視力は0.05程度。視神経が上手くつながっていないから。
種とは、その集団内では生殖できるが他の集団に属する個体との間では生殖できない集団。
犬はもともと1種類。農業の新種は突然変異。
量子力学ではパラレルワールドが存在する。
グローバルな貿易ではより格差が強まる=ヘクシャーオーリン効果。グローバル化は国家間の格差を縮小するが、国内の格差は拡大する。
0.9999…=1。
0.9999…をxとすると、10X=9.9999=9+X。9X=9
表記の違い。
グレープフルーツは薬の効果を増大するか消してしまう。
昆虫は体中から直接酸素を取り入れる。だから小さくなければ酸素が届かない。大きくなるには肺と心臓が必要になる。
1か2で始まる数字のほうが9より多い=弁フォードの法則。
バタフライ効果=小さな原因で大きな結果=初期値鋭敏性。
相対性理論ではビッグバンの前は考えない。
人種の違いよりも個体の違いのほうが大きい。
ホモサピエンスは最も多様な生物。
乳牛は妊娠中に一番乳を出す。講師を生んでから数週間で再び妊娠する。生まれた子牛は人工乳で育つ。 -
世界一深い100のQ。めちゃくちゃ浅くて笑った。タイトルから哲学的なものを期待して借りてしまった。ただの雑学集じゃないか。
薄っぺらい答えがさらっとあるだけでさらに重要なところを太字にしてマーカーで線引いてるあしらいにしていてダサさに拍車をかけていた。 -
思考力養成講座というよりは、科学の雑学100個って感じでした。
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100 Questions de sciences a croquer
https://www.diamond.co.jp/book/9784478104736.html -
いろんなQがある。
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項目が多すぎて、各項目に興味のある人には物足りなくなるだろう。あと、いくつかの項目はもっと専門の人に書いてもらわないと誤解を生じるように思った。
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色々なジャンルの人達の色々な意見を集めた本。
多種多様な考え方があるんだな、と感じられます。 -
訳のせいか、かなり読みにくいと思います。内容も玉石混交な印象があります。立ち読みして面白ければ購入、程度でしょうか。私は図書館で借りましたが正解だったと思っています。