このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.24
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本棚登録 : 3622
レビュー : 406
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478105559

作品紹介・あらすじ

転職に必要なのは「情報」でも「スキル」でもなく、確かな「判断軸」である。一生食えて、心から納得のいく仕事を見つける方法。

感想・レビュー・書評

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  • 【この作品を短文で】
    自身の「マーケットバリュー(=技術資産×人的資産×業界の生産性)」を高める事、特に業界の生産性の高い企業を見極める事が大切。


    【感想】
    YouTuberのまこなり社長が「社会人必読の書」と紹介していたので即購入。
    世の中で「転職」という選択肢がもはや当たり前になり、且つこれからは転職が厳しくなってくる経済情勢という事もあり、多くのビジネスマンが読むべき1冊ではないかなーと個人的にも思います。

    本編は、主な登場人物2人(転職エージェントと今の会社に困っているサラリーマン)の対話形式・小説っぽい内容のため、ストーリーに引き込まれすぎて少々内容が入ってこない側面もありました。
    しかし、それを差し引いても非常に分かりやすく、かつ巻末の項目である「ノートまとめ」が非常に読み返すのに便利でよかったので、かなり内容は頭に残りました。

    自分自身、一度転職経験があって今の会社は2社目なので、転職そのものに対する抵抗や恐怖、ハードルの高さなどは一切感じません。
    ですが、今の環境をゼロにして新しい環境に飛び込もうとするには、やはり「勇気」というものが少々必要になってくるのだと思います。
    本書ではタイトルにもある通り「思考法」という軸を持って転職に取り組むことを推進する1冊だったなと感じています。

    また、本書の視点では「自身の市場価値(マーケットバリュー)」を見極めた上で転職活動に臨むことを1つの基準としています。
    (※マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性)
    中々「技術資産」を高めるのは骨が折れるというか、時間やコストがかかるかとも思いました。
    しかし、この本ではそんな「技術資産を高めよ!」という事に終始するのでは一切なく、そもそも「業界の生産性」に重点を置いてキャリア形成しなさいというのがテーマでした。
    確かに一理ありますね。キャリアを築くにあたり、やはり「伸びている(今後伸びる)業界」に身を置いた方が良いに決まっています。
    (しかし、これも人間の性なのか、どうしても今成熟している安定感のあって福利厚生の良い会社を重視してしまいがちなんですよね・・・)

    さて、私自身、「マーケットバリュー」を高める事が出来ているのでしょうか?
    結局のところ、どの要素もあまり高めきれていない気がします。
    仕事をしているとはいえ、やはり短期的な目線で終始しており、結局何の気なしに日々をイタズラに消化しているだけで終わってしまっている気がします。
    少なくとも、斜陽ではないにせよ将来的に生産性のある業界に身を置いているとは思えないので、「マーケットバリューが高い」とはいえない・・・

    では転職するのか?
    それも選択肢の1つでしょう。
    しかし、幸いながら自分にはまだまだ今の職場で伸ばすことが出来る能力は多々あるとも思っています。
    目指すべき目標と現在のGAPは何なのか。
    どのように、また何をもってそのGAPを埋めていくのか。
    今一度、熟考する必要があるなと思いました。

    転職するしないに関わらず、そのカードを常に持っている上で、これから長い人生を働き食いつないでいく上で、自身のマーケットバリューを高める事は必須だなぁと、読んでいて強く感じました。

    読み応えがあり、かつ読後に考える材料がたくさん残る、イイ1冊でした。


    【内容まとめ】
    1.自身の期待値は、「業界の生産性」「人的資産」「技術資産」の3要素の掛け算で決まる
    転職に必要なのは「情報」でも「スキル」でもなく、どう選べばいいかの判断軸である「思考法」である。

    2.自分のマーケットバリューを理解する事。
    マーケットバリュー(市場価値)とは、今の会社での価値ではなく、世の中から見た自分の価値、自分の値段のこと。
    「マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性」

    3.三つのマーケットバリュー
    ・技術資産:どんな会社からも必要とされる、高い専門性や経験、技術力を持った人間
    →他の会社でも通用する技術的蓄積、職種に紐づく「専門性」、職種に紐づかない「経験」

    ・人的資産:どんな人間とも仲良くなれ、可愛がられる力を持った人間
    →=人脈。あなただから働いてくれる人がどれだけいるか?

    ・業界の生産性:特に才能がなくても、安定して高い給与を貰い続けられる人間
    →一人当たりの粗利。サラリー。

    4.「業界の生産性」を重視。
    今後も伸びる業界を選ぶのはほとんどmust!
    いくら技術資産や人的資産が高くとも、そもそもの産業を間違ったらマーケットバリューは絶対に高くならない。
    一人当たりの粗利が高い産業、一人当たりの価値が高い産業でないと、個人の資質や努力で覆すのは難しい!!
    逆に、生産性の高い産業に身を置いてしまえば、場所取りに買ったも同然、他業界の人間よりもはるかに高い給与を手にできる!

    5.伸びるマーケットを見つける2つの方法
     ①複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する。
      →伸びるマーケットには、いずれ大企業の競合となるような急成長中のベンチャーが複数いる。
      →ベンチャーは世の中の流れを味方にして勝つのが定石である。「◯◯業界 ベンチャー」で検索してヒットした企業を片っ端から調べてみると良い。

     ②既存業界の非効率を突くロジックに着目する。
      →伸びるサービスは、業界の非効率を必ず突いてくる。

    6.2つのタイプ
    ・to do(コト)に重きをおく人間
    →「何をするのか」で物事を考える。明確な夢や目標を持っている。
    例:世の中に革新的な商品を残す、会社を大きくするなど

    ・being(状態)に重きをおく人間
    →どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する。
    例:多くの尊敬できる人に囲まれている、世の中にこんな影響を与えている



    【引用】
    転職に必要なのは「情報」でも「スキル」でもなく、確かな「判断軸」である。


    p6
    ・「いつでも転職できる」の確信を持った人だけが自由になれる。
    どうやって一生食べていくか?
    どう自分のキャリアをつくっていくか?
    自分の職業人生をどう設計していくか?
    その前提に立った長期的視点からの「答え」が知りたい!!


    p21
    ・自分の市場価値を測るための9の質問
    1.会社を変えても価値のあるスキルをどれだけ持っているか?
    2.そのスキルの「賞味期限」はいつか?
    3.他の会社でも通用する「レアな経験」がどれだけあるか?
    4.その経験は、世の中からどれだけ「強いニーズ」があるか?
    5.社内に自分が会社を変えても喜んで力を貸してくれる人がどれだけ存在するか?そしてその人物たちは意思決定の力がどれだけあるか?
    6.社外に自分が会社を変えても喜んで力を貸してくれる人がどれだけ存在するか?そしてその人物たちは意思決定の力がどれだけあるか?
    7.自分が所属しているマーケットの「一人当たりの生産性」はどれだけ高いか?
    8.自分が所属しているマーケットに「今後の成長性」はあるか?
    9.今後どれだけ「自分の市場価値」は成長が見込まれるか?

    給料の期待値は、「業界の生産性」「人的資産」「技術資産」の3要素の掛け算で決まる!


    p24
    ・転職に必要なのは「情報」でも「スキル」でもなく、どう選べばいいかの判断軸である「思考法」なんだ。
    なぜ初めての転職が怖いのか?
    それは、転職とは多くの人にとって「初めての意思決定」だからだ。
    そして多くの人が転職に恐怖を感じるのは何かを手にするからではない。
    人生で初めて何かを手放す事になるからだ。しかも、自分の意思で。


    p30
    ・自分のマーケットバリューを理解する事。
    マーケットバリュー(市場価値)とは、今の会社での価値ではなく、世の中から見た自分の価値、自分の値段のこと。

    「マーケットバリュー=技術資産×人的資産×業界の生産性」


    「上司を見て生きるか、マーケットを見て生きるか」で、両者の価値は大きく分かれる!


    p32
    マーケットバリューは以下の3つで決まる。

    1.技術資産「どんな会社からも必要とされる、高い専門性や経験、技術力を持った人間」
    →他の会社でも通用する技術的蓄積
    ・職種に紐づく「専門性」
    ・職種に紐づかない「経験」

    2.人的資産「どんな人間とも仲良くなれ、可愛がられる力を持った人間」
    →=人脈。あなただから働いてくれる人がどれだけいるか?

    3.業界の生産性「特に才能がなくても、安定して高い給与を貰い続けられる人間」
    →一人当たりの粗利。サラリー。

    この内の2つには少なくとも特化すること!


    p38
    ・自身のマーケットバリューの高め方
    →20代は専門性、30代は経験、40代は人的資産でキャリアを構築せよ。
    専門性のある人間にこそ、「貴重な経験」が回ってくる。会社の重要プロジェクトはいつも専門性の高いエースが任されるものだから。
    言い換えると、専門性のない社員に打席は回ってこない。
    だから「20代は専門性、30代以降は経験を取る」ことがベスト!


    p42
    ・福利厚生よりも、専門性と経験でキャリアを選べ!
    福利厚生は大切だが、会社の業績次第でなくなったり、転職や転籍によって大きく変わる可能性がある。
    言い換えると、福利厚生とは「自分だけではコントロールできないもの」である。
    だからこそ、自分でコントロールできる知識や経験、専門性を高めておくことが大切!


    p46
    ・業界の生産性
    →今後も伸びる業界を選ぶのはほとんどmust!
    いくら技術資産や人的資産が高くとも、そもそもの産業を間違ったらマーケットバリューは絶対に高くならない。
    一人当たりの粗利が高い産業、一人当たりの価値が高い産業でないと、個人の資質や努力で覆すのは難しい!!

    逆に、生産性の高い産業に身を置いてしまえば、場所取りに買ったも同然、他業界の人間よりもはるかに高い給与を手にできる!


    p49
    ・エスカレーターの向きを見ろ!
    その業界が伸びているか、伸びていないかを見ること。
    伸びている産業であれば、上りのエスカレーターに乗って上を目指すようなもの。特に何もしなくても売上が伸びる!

    要するに、「衰退産業で働くな!」ということ。

    →これはエリアでも同じことが言えるのでは??
    縮小しているエリアと、伸びているエリアの地域差に苦しんでいる。。。


    p52
    ・仕事のライフサイクル
    →そもそも「仕事」とは、ライフサイクルに沿って生まれて消えるもの。

    1.ニッチ:代替可能性が低く、雇用が少ない
    2.スター:代替可能性が低く、雇用が多い
    3.ルーティンワーク:代替可能性が高く、雇用が多い
    4.消滅:代替可能性が高く、雇用が少ない

    ニーズが高まると雇用が増え、それが代替可能になることで消える方向に進んでいってしまう。。。
    人件費削減のため、機械にとって変わられ、人が担う部分がなくなる!


    p60
    伸びている業界に身を置くことは、それだけで価値がある!
    いかに人的資産や技術資産が高くとも、衰退業界にいてはマーケットバリューは減りゆくばかり・・・


    p77
    ・ピボット型キャリア
    自分の強みに軸足を残しながら、もう片足を今後強くなる部分に少しずつズラしていくという考え方。


    p80
    ・伸びるマーケットを見つける2つの方法
    1.複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する。
    →伸びるマーケットには、いずれ大企業の競合となるような急成長中のベンチャーが複数いる。
    →ベンチャーは世の中の流れを味方にして勝つのが定石である。「◯◯業界 ベンチャー」で検索してヒットした企業を片っ端から調べてみると良い。

    2.既存業界の非効率を突くロジックに着目する。
    →伸びるサービスは、業界の非効率を必ず突いてくる。


    p103
    ・面接の場で人事に聞く3つの質問
    1.「どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか?」
    2.「今一番社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か?そして、なぜ活躍しているのか?」
    3.自分と同じように中途で入った人で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているのか?


    p143
    ・中途を活かすカルチャーがあるか?
    転職してもし出世したければ、中途が活躍できるチャンスがあるかどうか?は見定めた方がいい。
    創業10?15年以上であれば、中途上がりの役員の割合を確かめろ。
    それがそのまま「自分の出世のしやすさ」である!

    「新卒重視」の組織の場合、中途入社は活躍できる範囲がかなり限定的になる恐れがある。。。


    p145
    ・自分の職種が会社の強み(=エンジン)と一致しているか?
    自分が行きたい会社の商品やサービスに触れてみて良かった点や強みを把握する。
    そうすれば、その強みがどの部門・職種によって引き出されているものかが分かる!


    p148
    転職先を探すには、ヘッドハンティング・転職サイト・SNSなどのマッチングサービス・直接応募や紹介など、様々なツールがあり、採用単価もそれぞれである。

    転職エージェントで紹介される案件だけでは限定的になりすぎる為、それで転職先を絞ってはいけない!
    複数のチャネルを利用すべき!


    p182
    マーケットバリューと給料は長期的には必ず一致する。
    すでに給料が高い成熟企業と、今の給料は低いけど今後自分のマーケットバリューが高まる会社とで悩むことがあれば、迷わず後者を取れ!


    p212
    テクノロジーの発達により、近い将来「大移動」が起きる可能性が高い。
    「すべての人が働かなくてもいい時代」が到来し、嫌々ながら仕事をしている人々が、好きな仕事か、趣味の世界に打ち込む事に移動する。
    だが、これまで嫌々仕事をしてきた人が、いきなり好きなことを探すなんて、簡単なことではない。
    加えてそれを仕事で実現するなんて至難の業だ。

    これからの時代だからこそ、「自分にとっての好きなこととは何か?」というテーマが重要になってくる。


    p214
    ・to do(コト)に重きをおく人間
    →「何をするのか」で物事を考える。明確な夢や目標を持っている。
    例:世の中に革新的な商品を残す、会社を大きくするなど

    ・being(状態)に重きをおく人間
    →どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する。
    例:多くの尊敬できる人に囲まれている、世の中にこんな影響を与えている

    多くの人はbeingであるに関わらず、その中の99%の人は心からやりたい「コト」という幻想を探し求めて彷徨う事が多い。

    好きな「コト」があるのは素晴らしいことだ。
    が、ないからといって悲観する必要はない。
    なぜなら、「ある程度やりたいこと」は必ず見つかるからだ。
    being型の人間にはそれでいいのだ。


    p220
    ・being型の人間が仕事を楽しむために必要な二つの条件
    1.マーケットバリューを高めること。
    2.仕事でつく「小さな嘘」を最小化すること。自分のことを嫌いにならないこと。


    p225
    ・being型の人間が「好きなこと」を見つける方法
    1.他人から上手だと言われるが「自分ではピンとこないもの」から探す。
    2.普段の業務の中で「全くストレスを感じないこと」から探す。


    p228
    そして見つかった好きなことを「ラベル化」しておく。
    これからの時代で強くなるのは、個人として「ラベル」を持っているもの。
    「ラベル」とは、自分だけのキャッチコピーのようなものだ。
    最初は嘘八百でも、理想や憧れでもいい。大切なのは、仮でも良いからラベルを自分でつけること!
    そこから、そのラベルがより強固になるように仕事を選べば良い。


    p236
    ・転職は善
    人材の流動性は必須!
    転職が当たり前になれば、選択肢を手に入れた個人はより自由となり、社員を引きつけようとする企業はより魅力的になり、ひいては社会経済全体の発展につながる!


    p249
    ・伸びる業界がBest!!
    100万人が参加しているゲームで一番を目指すのではなく、いずれ100万人が参加するゲームに一番乗りをすること!
    「周りは馬鹿にするが、理屈から考えると正しいこと」に賭けろ!


    p250
    ・転職後の「活動の可能性」を確かめる3つの質問
    1.どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか?

    2.今一番社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か?また、なぜ活躍しているのか?

    3.自分と同じように中途で入った人物で、今活躍されている人は、どんな社内パスを経て、どんな業務を担当しているのか?


    p258
    ・転職がより「当たり前」な社会へ。
    転職が当たり前になれば、選択肢を手に入れた「個人」はより自由になり、社員を惹きつけようとする「会社」はより魅力的になる。

    自由な転職は、この国を変える特効薬である

  • 転職エージェントの著作なので基本的には転職をお勧めする内容なのだけど、ここに書かれていることは日ごろから意識したい内容。
    小説風の内容となっており、読みやすい。
    ・会社を変えても価値のあるスキル・経験を有しているか?
    ・自分が所属しているマーケットに、今後の成長性はあるか?
    ・意味のある意思決定というのは、必ず何かを捨てることを伴う。多くの人が転職に恐怖を感じるのは、人生で何かを手放すことになるから
    ・自分が信じていないものを売る、これほど人の心を殺す行為はない
    ・ベンチャーは資本や人数で大企業に勝てないため、世の中の流れを味方にして勝つのが定石
    ・市場価値がない人ほど、しがみつく際に残酷になる
    ・ベンチャーの確認事項:
     ①競合はどこか、競合も伸びているか
     ②現場のメンバーは優秀か。現場との面談で確認を
     ③同業他社からの評判は悪くないか
    ・転職エージェントには、どこが評価されなかったかを聞く
    ・本当に優れた会社には、勝手に人が集まる
    ・今の給料は低いけど今後自分の市場価値が高まる会社とで悩むことがあれば、迷わず挑戦

  • 1.周りの友人達の約8割が転職をしているが、あまり良い転職先を選んでいません。そのため、なぜ転職がうまくいってないのかを探りたくてこの本を購入しました。

    2.転職に必要なのは「判断軸」を正しく持つことです。転職者の多くはエージェント制を利用したり、SNSを利用したりする方が多いですが、メリットデメリットを踏まえた上で自分が分析していかなくてはいけません。また、それだけでなく、自分自身の価値を売り込まなければ転職は失敗する確率が高いです。著者は自分自身の価値を「マーケットバリュー」と定義し、業界の生産性、人的資本、技術資本の3要素から成り立ってるとされ、自分がどのくらい価値があるかを理解することが重要と述べています。
    これをきっかけに、会社を選ぶ基準は仕事のライフサイクルを参考にするなど、実際どのように転職活動を進めていくかをストーリー形式で書いてあります。また、エージェントとの付き合い方についても述べているため、読みやすい1冊となっています。

    3.自分が予想していた通り、「嫌だからやめる」という転職理由ではたいてい失敗するとわかってよかったです。私の友人達は自分の価値について何も言ってなかったので、自分が相談役になったときはこのようなことを聞き、良い判断軸が作れるようにサポートしていきたいです。
    また、自分は転職について考えてなかったため、エージェント制など、初めてのことを知ることができたので勉強になりました。

  • 新聞広告で絶賛していたので図書館でだいぶ待って借りた。キャリア本。小説形式で読みやすい。

    以下メモ。
    ●転職というのは「初めての意思決定」。意味のある意思決定というのは必ず何かを捨てることを伴う。人生の中でそんな決断をしたことがあるか。
    ●「どんな会社からも必要とされる高い技術力を持った人間」「どんな人間とも仲良くなれ、可愛がられる力を持った人間」「特に才能がなくても、安定して高い給与をもらい続けられる人間」
    ●自分の技術資産は「専門性」も「経験」に分かれる。専門性は営業やマーケティング、会計税務、プログラミングやデザイン、法人営業や新規開拓なども当てはまる。経験は「職種に紐付かない技術」のこと。事業部長の経験、子会社の経営、プロマネの経験、リーダーの経験など、チームを率いた経験。商品開発、営業開発、人事制度の設計などの企画系の業務も含む。「他の会社では展開」できないなら、技術資産とはいえない。
    ●20代は専門性、30代は経験。40代は人脈。
    ●子育てはコントロールが難しいからこそ、キャリアはコントロールできる状態にしておく。
    ●普通の人間こそ、ポジショニング、経験で勝負する。ポジショニングは思考法で解決できる。
    ●会社が潰れそうになったり不満があると、すぐに社長や上の人間のせいにするが、自分の乗っている船は社長や先代がゼロから作った船であり、他の誰かが作った船に後から乗り込んでおきながら、文句を言うのは筋違い。
    ●どれだけ出世しても上には上がある。課長になっても部長がいる。部長になっても本部長がいる。本部長になっても役員がいる。社長になっても銀行と株主、クライアントがいる。「自分の人生を選ぶ力」を得るまでは永久に自由などない。
    ●面接で質問すること「どんな人物を求めていてどんな活躍を期待しているのか」「今いちばん社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か?なぜ活躍しているのか?」「自分と同じように中途で入った人物で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているのか?」
    ●「入社する上での懸念点や心配されていることはおっしゃっていませんでしたか?」
    ●何を強みにする会社かは、サービスや商品に表れる。例えばECサイトの場合、配達がスピーディなサイトと、品揃えが豊富なところ、割引やプロモーションが上手なところなどがある。配達がスピーディな会社は開発や管理部門が強い。品揃えがいい場合は渉外や店舗開発、営業が強い。割引やプロモーションが上手な場合は、マーケティングや広告宣伝部が強いはず。
    ●99%の人間はbeing型であり、「心からやりたいこと」がなくても悲観する必要はない。
    ●いい緊張と悪い緊張。社内からもたらされたものか、社外なのか。上司からのプレッシャーなど目線が社内だけに向いている場合は悪い緊張。コンペやクライアントへのプレゼン、タフな交渉が伴う営業の場などは「社外」に目が向いている。いい緊張。

    • yasuke0203さん
      なぜ評価が2なのですか?
      (批判などの他意はなく、単純に気になりました)
      なぜ評価が2なのですか?
      (批判などの他意はなく、単純に気になりました)
      2020/02/10
  • 内容がとにかく面白い。
    仕事に対する考え方がかわるので、転職を考えてない人もおススメ。

    社内ではなく、マーケットを見ろ。
    わかっているけど忘れがち。

    自分の市場価値は?
    それを高めるには?
    それをどういった軸でみるべきか?

    人は仕事で何を成し遂げたい!が正しい、という固定概念があったが、自分自身はどういう状態にいたいか!という人が沢山いる。

    そーですよね。
    なんかおかしいと思ってたんです。

    緊張と緩和のバランスが大事。
    ドラクエと同じです。
    レベルに合わせた適切な敵が楽しい。

    緊張の種類も大事。
    社外の緊張はハッピー、社内の緊張は苦しい。
    確かに…不平不満は社内が多い。

    覚悟を決めるべきときに覚悟を決めれないのが失敗。

    面白かった。

  • 転職を考えて読もうと思ったというよりも、
    どういう思考で今の会社と向き合う、
    何よりも自分自身と向き合うのがベストかについて
    考えさせられる本でした。

    なるほど自分もそうだったと感じたことも多いし、
    すごく分かりやすいと思いました。
    やはり、自分の今の仕事・スキル自身が、
    会社内ではなく市場価値としてどれくらいなのかは、
    常に意識して活動していかないとダメだなと思った。

    会社に気を使うのではなく、自分も会社も良くするには
    どういう行動を取るべきかという視点で行動していきたい。

    【勉強になったこと】
    ・市場価値(マーケットバリュー)の測り方
     業界の生産性
     技術資産
     人的資産

    ・自分の市場価値を測るための質問
     ①会社を変えても通用するスキルをいくつ持っているか?
     ②そのスキルは今後も使えるスキルか?
     ③他社でも通用する「レア」な経験はいくつあるか?
     ④その経験は、世の中にどれだけ強いニーズがあるか?
     ⑤社内外に自分が転職しても力を貸してくれる人が
      どれくらいいるか?
      また、意思決定権を持った人はどれくらいか?
     ⑥自分の所属するマーケットは、どれくらい
      成長性が期待できるか?
     ⑦自分の所属するマーケットは、他と比べて
      どれくらい生産性・先進性が高いか?
     ⑧今後、自分はどれくらい成長しそうか?

    ・キャリアは20代は専門性、30代は経験、40代は人脈
     で築き上げられるもの。

    ・伸びるマーケットの特徴
     ①複数のベンチャーが参入していて、そのサービスが
      伸びている。
     ②既存業界の非効率な部分を見つけて、それを解決
      するネタを見つけられそう。

    ・強い会社とは、
    「いつでも転職出来るような人が、それでも転職しない
      会社である」ことを指す。

    ・面接時に聞くべき大切なこと
     ①どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているか?
      →これが答えられない、もしくは中身が薄いときは、
       その会社自身には魅力がないとみなしてよい。
     ②今活躍している人は、何故活躍・評価されているのか?
      →評価の軸を知ることで、その会社が大事にして
       いることを知ることが出来る。
     ③転職組の人は、どのようなキャリアを経て活躍
      しているのか?
      →入った後のイメージが付きやすい。

    ・99%の問題は手段の目的化によって起きる。

    ・意思決定とは、いちばん情報を持っていて、
     いちばんコミットしている人間がやるべき。

    ・人間には、
     to do型:何をするかといった目的に重きを置く、
          明確な夢を持っている人間
     being型:どんな人、状態でありたいかを重視する人間
     の2種類がいて、ほとんどの人はbeing型。

    ・being型人間が仕事を楽しむための2つの条件
     ①マーケットバリューを高める
     ②仕事でつく小さな嘘を最小化すること
      (我慢する内容を最小化すること)
      例えば、悪い緊張が10近くあるのであれば、
      そもそも職場を変えてしまったほうがよい。
      逆に良い緊張が3つ未満であれば業務を変えた
      ほうがよい。
      悪い・良いの判断は自分で決めてよい。

    ・being型の人間が、好きなことを見つける方法
     ①ほかの人から上手だと言われるが
      「自分ではピンとこないもの」から探す
      →自分で出来ることはすごいと思わないもの。
     ②普段の仕事の中で「まったくストレスを
      感じないこと」から探す
      →ほかの人はストレスと感じることでも、
       自分は感じないのであればそれが差別化出来る
       ポイントにもつながる。

  • 転職を考えているわけではないのですが、書店でパラパラとページをめくってみて、キャリアの考え方について参考になる気がして読んでみました。
    ダニエル・ピンクの「フリーエージェント社会の到来」にもありましたが、働くものが会社と対等な位置に立ち、仕事を選び、貢献しながらキャリアを重ねていくことで、より能力を活かせる働き方ができるように思います。本書でも、常に転職をいう選択肢があることを意識しながら仕事に取り組むことで、働くものはより自由になり、会社も魅力的になり、結果として社会がより活性化していくと指摘しています。その通りだと思います。
    個人的には今の年齢で転職はないと思いますが、人生100年時代ですから、会社の定年後もまだまだ仕事をしていくはず。そのときに向けて、参考になる1冊でした。

  • 転職を実際したい人はもちろん、ずっと今の会社にいないんだろうなーと漠然とした不安を抱えてる人は、読むとちょっぴり答えに近づけそうな一冊。
    物語形式になっていて、たぶんドラマ化しそう(笑)
    でも、ちゃんと内容があって為になりました。
    今働く会社の未来での市場での立ち位置。自分の向いていること。やりたいことがないのが皆ほとんどで、大体の人がどのように働きたいかを持っている、など転職実用書にありがちな、自分の強みを知り、やりたいことをみつけよう! といったバリキャリ向けじゃないのがいいです。
    ふつうに生きるために働けたらいい。
    でも、転職なんてできそうにない。そこで思考がとまってしまうんじゃなくて、思考をどのように持っていくか丁寧に説明してあって、悩んでる人にはとてもいいアドバイスになります。

  • 物語風になっているノウハウ本が得意になれません。

  • 就活生に勧める一冊。
    題名では「転職」となっていますが、大学生のときに行う就職活動においても応用できます。

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著者プロフィール

北野唯我(きたの・ゆいが)
兵庫県出身、神戸大学経営学部卒。就職氷河期に博報堂へ入社し、経営企画局・経理財務局で勤務。
その後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ワンキャリアに参画。執行役員として事業開発を経験し、
現在同社の最高戦略責任者、子会社の代表取締役を兼務。テレビ番組や新聞、ビジネス誌などで「職業人生の設計」「組織戦略」の専門家としてコメントを寄せる。
著書に『転職の思考法』『オープネス』(ダイヤモンド社)、『天才を殺す凡人』(日本経済新聞出版社)、『分断を生むエジソン』(講談社)がある。

「2020年 『これからの生き方。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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