このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 1836
レビュー : 230
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478105559

作品紹介・あらすじ

転職に必要なのは「情報」でも「スキル」でもなく、確かな「判断軸」である。一生食えて、心から納得のいく仕事を見つける方法。

感想・レビュー・書評

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  • 転職エージェントの著作なので基本的には転職をお勧めする内容なのだけど、ここに書かれていることは日ごろから意識したい内容。
    小説風の内容となっており、読みやすい。
    ・会社を変えても価値のあるスキル・経験を有しているか?
    ・自分が所属しているマーケットに、今後の成長性はあるか?
    ・意味のある意思決定というのは、必ず何かを捨てることを伴う。多くの人が転職に恐怖を感じるのは、人生で何かを手放すことになるから
    ・自分が信じていないものを売る、これほど人の心を殺す行為はない
    ・ベンチャーは資本や人数で大企業に勝てないため、世の中の流れを味方にして勝つのが定石
    ・市場価値がない人ほど、しがみつく際に残酷になる
    ・ベンチャーの確認事項:
     ①競合はどこか、競合も伸びているか
     ②現場のメンバーは優秀か。現場との面談で確認を
     ③同業他社からの評判は悪くないか
    ・転職エージェントには、どこが評価されなかったかを聞く
    ・本当に優れた会社には、勝手に人が集まる
    ・今の給料は低いけど今後自分の市場価値が高まる会社とで悩むことがあれば、迷わず挑戦

  • 転職を考えて読もうと思ったというよりも、
    どういう思考で今の会社と向き合う、
    何よりも自分自身と向き合うのがベストかについて
    考えさせられる本でした。

    なるほど自分もそうだったと感じたことも多いし、
    すごく分かりやすいと思いました。
    やはり、自分の今の仕事・スキル自身が、
    会社内ではなく市場価値としてどれくらいなのかは、
    常に意識して活動していかないとダメだなと思った。

    会社に気を使うのではなく、自分も会社も良くするには
    どういう行動を取るべきかという視点で行動していきたい。

    【勉強になったこと】
    ・市場価値(マーケットバリュー)の測り方
     業界の生産性
     技術資産
     人的資産

    ・自分の市場価値を測るための質問
     ①会社を変えても通用するスキルをいくつ持っているか?
     ②そのスキルは今後も使えるスキルか?
     ③他社でも通用する「レア」な経験はいくつあるか?
     ④その経験は、世の中にどれだけ強いニーズがあるか?
     ⑤社内外に自分が転職しても力を貸してくれる人が
      どれくらいいるか?
      また、意思決定権を持った人はどれくらいか?
     ⑥自分の所属するマーケットは、どれくらい
      成長性が期待できるか?
     ⑦自分の所属するマーケットは、他と比べて
      どれくらい生産性・先進性が高いか?
     ⑧今後、自分はどれくらい成長しそうか?

    ・キャリアは20代は専門性、30代は経験、40代は人脈
     で築き上げられるもの。

    ・伸びるマーケットの特徴
     ①複数のベンチャーが参入していて、そのサービスが
      伸びている。
     ②既存業界の非効率な部分を見つけて、それを解決
      するネタを見つけられそう。

    ・強い会社とは、
    「いつでも転職出来るような人が、それでも転職しない
      会社である」ことを指す。

    ・面接時に聞くべき大切なこと
     ①どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているか?
      →これが答えられない、もしくは中身が薄いときは、
       その会社自身には魅力がないとみなしてよい。
     ②今活躍している人は、何故活躍・評価されているのか?
      →評価の軸を知ることで、その会社が大事にして
       いることを知ることが出来る。
     ③転職組の人は、どのようなキャリアを経て活躍
      しているのか?
      →入った後のイメージが付きやすい。

    ・99%の問題は手段の目的化によって起きる。

    ・意思決定とは、いちばん情報を持っていて、
     いちばんコミットしている人間がやるべき。

    ・人間には、
     to do型:何をするかといった目的に重きを置く、
          明確な夢を持っている人間
     being型:どんな人、状態でありたいかを重視する人間
     の2種類がいて、ほとんどの人はbeing型。

    ・being型人間が仕事を楽しむための2つの条件
     ①マーケットバリューを高める
     ②仕事でつく小さな嘘を最小化すること
      (我慢する内容を最小化すること)
      例えば、悪い緊張が10近くあるのであれば、
      そもそも職場を変えてしまったほうがよい。
      逆に良い緊張が3つ未満であれば業務を変えた
      ほうがよい。
      悪い・良いの判断は自分で決めてよい。

    ・being型の人間が、好きなことを見つける方法
     ①ほかの人から上手だと言われるが
      「自分ではピンとこないもの」から探す
      →自分で出来ることはすごいと思わないもの。
     ②普段の仕事の中で「まったくストレスを
      感じないこと」から探す
      →ほかの人はストレスと感じることでも、
       自分は感じないのであればそれが差別化出来る
       ポイントにもつながる。

  • 1.周りの友人達の約8割が転職をしているが、あまり良い転職先を選んでいません。そのため、なぜ転職がうまくいってないのかを探りたくてこの本を購入しました。

    2.転職に必要なのは「判断軸」を正しく持つことです。転職者の多くはエージェント制を利用したり、SNSを利用したりする方が多いですが、メリットデメリットを踏まえた上で自分が分析していかなくてはいけません。また、それだけでなく、自分自身の価値を売り込まなければ転職は失敗する確率が高いです。著者は自分自身の価値を「マーケットバリュー」と定義し、業界の生産性、人的資本、技術資本の3要素から成り立ってるとされ、自分がどのくらい価値があるかを理解することが重要と述べています。
    これをきっかけに、会社を選ぶ基準は仕事のライフサイクルを参考にするなど、実際どのように転職活動を進めていくかをストーリー形式で書いてあります。また、エージェントとの付き合い方についても述べているため、読みやすい1冊となっています。

    3.自分が予想していた通り、「嫌だからやめる」という転職理由ではたいてい失敗するとわかってよかったです。私の友人達は自分の価値について何も言ってなかったので、自分が相談役になったときはこのようなことを聞き、良い判断軸が作れるようにサポートしていきたいです。
    また、自分は転職について考えてなかったため、エージェント制など、初めてのことを知ることができたので勉強になりました。

  • 新聞広告で絶賛していたので図書館でだいぶ待って借りた。キャリア本。小説形式で読みやすい。

    以下メモ。
    ●転職というのは「初めての意思決定」。意味のある意思決定というのは必ず何かを捨てることを伴う。人生の中でそんな決断をしたことがあるか。
    ●「どんな会社からも必要とされる高い技術力を持った人間」「どんな人間とも仲良くなれ、可愛がられる力を持った人間」「特に才能がなくても、安定して高い給与をもらい続けられる人間」
    ●自分の技術資産は「専門性」も「経験」に分かれる。専門性は営業やマーケティング、会計税務、プログラミングやデザイン、法人営業や新規開拓なども当てはまる。経験は「職種に紐付かない技術」のこと。事業部長の経験、子会社の経営、プロマネの経験、リーダーの経験など、チームを率いた経験。商品開発、営業開発、人事制度の設計などの企画系の業務も含む。「他の会社では展開」できないなら、技術資産とはいえない。
    ●20代は専門性、30代は経験。40代は人脈。
    ●子育てはコントロールが難しいからこそ、キャリアはコントロールできる状態にしておく。
    ●普通の人間こそ、ポジショニング、経験で勝負する。ポジショニングは思考法で解決できる。
    ●会社が潰れそうになったり不満があると、すぐに社長や上の人間のせいにするが、自分の乗っている船は社長や先代がゼロから作った船であり、他の誰かが作った船に後から乗り込んでおきながら、文句を言うのは筋違い。
    ●どれだけ出世しても上には上がある。課長になっても部長がいる。部長になっても本部長がいる。本部長になっても役員がいる。社長になっても銀行と株主、クライアントがいる。「自分の人生を選ぶ力」を得るまでは永久に自由などない。
    ●面接で質問すること「どんな人物を求めていてどんな活躍を期待しているのか」「今いちばん社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か?なぜ活躍しているのか?」「自分と同じように中途で入った人物で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているのか?」
    ●「入社する上での懸念点や心配されていることはおっしゃっていませんでしたか?」
    ●何を強みにする会社かは、サービスや商品に表れる。例えばECサイトの場合、配達がスピーディなサイトと、品揃えが豊富なところ、割引やプロモーションが上手なところなどがある。配達がスピーディな会社は開発や管理部門が強い。品揃えがいい場合は渉外や店舗開発、営業が強い。割引やプロモーションが上手な場合は、マーケティングや広告宣伝部が強いはず。
    ●99%の人間はbeing型であり、「心からやりたいこと」がなくても悲観する必要はない。
    ●いい緊張と悪い緊張。社内からもたらされたものか、社外なのか。上司からのプレッシャーなど目線が社内だけに向いている場合は悪い緊張。コンペやクライアントへのプレゼン、タフな交渉が伴う営業の場などは「社外」に目が向いている。いい緊張。

  • 職業柄、転職に関する気になる本は読んできましたが、これ程、絶対皆に読んで欲しいと!!と感じた本は初めてです!!
    転職を考えている人は勿論、むしろ転職を考えた事がない人に読んで欲しい!というか、日本の社会人全ての必読書と言い切ります‼️

    転職のハウツー本ではなく、現代社会の企業体質を描写しながら、リアリティを持ってキャリアをどう構築していくか、各々がしっかりと考えられる思考法が書かれています。

    以下、内容抜粋しています。

    ・マーケットバリューの測り方
    業界の生産性、技術資産、人的資産で決まる!

    ・20代は専門性、30代は経験、40代は人脈が重要

    ・伸びている業界に身を置くことは、それだけで価値がある

    ・才能は不平等だが、ポジショニングは平等だ

    ・面接で聞くべき質問
    1. どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか?
    2. 今いちばん社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か?なぜ活躍しているのか?
    3. 自分と同じように中途で入った人物で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているのか

    ・会社選びの3つの基準
    1. マーケットバリュー
    2. 働きやすさ
    3. 活躍の可能性

    ・会社としていいという軸と、転職先としていいか、という軸は必ずしも一致しない

    ・マーケットバリューと給料のギャップを、この国では40代後半になるまで誰にも教えてくれない

    ・今後、世の中の仕事は大別すると三つに分類されていく
    1. 仕事として好きなことを続ける
    2. 仕事は最小限にして、趣味に打ち込む
    3. 嫌々ながら今の仕事を続ける

    ・人間には、「何をするか」に重きをおくto do型の人間と「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる

  • 転職の思考法

    〈市場価値マーケットバリューの測り方〉
    技術資産×業界の生産性×人的資産
    ・どこでも通用するスキル(専門性)や経験
    そのスキルや経験の社会からのニーズ
    ・社内外の人望、意思決定の力
    ・市場の生産性と成長性
    →その業界の人一人当たりがどのくらいの価値を生み出しているか
    ・自分の市場価値の成長見込み

    ◎意味のある意思決定
    =自分の意思で何かを捨てることを伴う

    ◎20代は専門性、30代は経験、40代は人脈
    普通の人ほど経験で勝負すべし

    〈仕事のライフサイクル〉
    ①ニッチな市場
    代替不可能で雇用少ない
    ②スター
    雇用多くなる
    →仕事を汎用化し仕組み化する必要性
    ③ルーティーンワーク
    同じ仕事を誰でもできる状態
    ④消滅
    機械化が進み人の担う部分が少なくなる

    ◎ピボット型キャリア
    ピボット→方向転換

    〈伸びているマーケットに注目する方法〉
    ①ベンチャーや投資の動向に注目
    複数のベンチャーが参入している
    ②業界の非効率を突く正しいロジックを持っているかどうか

    〈会社選び〉
    ・マーケットバリュー
    ・活躍の可能性
    ・働きやすさ
    ★なぜその会社がエージェントを使っているのか、エージェントがその会社をオススメするのかが分かっていること

    〈良いベンチャー企業選び〉
    ・競合はどこか?その企業も成長しているのか?
    ・現場の社員も優秀か
    →面談を頼んで逆質問への応答を見る
    ・他社からの評判を業界に詳しい人に聞く
    ・新卒or中途が活躍できるカルチャーか
    ・自分の職種と会社の強みとなるエンジンが一致しているかどうか→裁量権
    ①BtoC
    商品やサービスに触れてみて良いところを探し、どの部署なのか考える
    ②BtoB
    経営陣などのバックグラウンドを調べて、どの部署出身の人が活躍しているか見る


    〈良いエージェントの条件〉
    ①面接に対する良かったところと懸念点のフィードバックをくれる
    ②その人のキャリアにとってどういう価値があるかという点からのアドバイスをくれる
    ③企業に回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる
    ④「他に良い案件はないか?」という質問に粘り強く付き合う
    ⑤社長や役員、人事責任者とのパイプがあって、面接を自由にセッティングできる

    〈意思決定に必要なこと〉
    ・ロジック
    ・共感
    ・信じてもらうこと

    〈人間の2パターン〉
    to do→コトに重きをおく
    being→状態に重きをおく(自分と外部環境)

  • 転職を考えているわけではないのですが、書店でパラパラとページをめくってみて、キャリアの考え方について参考になる気がして読んでみました。
    ダニエル・ピンクの「フリーエージェント社会の到来」にもありましたが、働くものが会社と対等な位置に立ち、仕事を選び、貢献しながらキャリアを重ねていくことで、より能力を活かせる働き方ができるように思います。本書でも、常に転職をいう選択肢があることを意識しながら仕事に取り組むことで、働くものはより自由になり、会社も魅力的になり、結果として社会がより活性化していくと指摘しています。その通りだと思います。
    個人的には今の年齢で転職はないと思いますが、人生100年時代ですから、会社の定年後もまだまだ仕事をしていくはず。そのときに向けて、参考になる1冊でした。

  • 転職を実際したい人はもちろん、ずっと今の会社にいないんだろうなーと漠然とした不安を抱えてる人は、読むとちょっぴり答えに近づけそうな一冊。
    物語形式になっていて、たぶんドラマ化しそう(笑)
    でも、ちゃんと内容があって為になりました。
    今働く会社の未来での市場での立ち位置。自分の向いていること。やりたいことがないのが皆ほとんどで、大体の人がどのように働きたいかを持っている、など転職実用書にありがちな、自分の強みを知り、やりたいことをみつけよう! といったバリキャリ向けじゃないのがいいです。
    ふつうに生きるために働けたらいい。
    でも、転職なんてできそうにない。そこで思考がとまってしまうんじゃなくて、思考をどのように持っていくか丁寧に説明してあって、悩んでる人にはとてもいいアドバイスになります。

  • 「最終的に転職するような優秀なやつは、在籍しているときは、必死になって会社という『みこし』を担いでいるわけでしょ。辞めるまではさ、一生懸命、会社を担いでくれる人材なのよ。でも、反対に、一生この会社にしがみつくぞ、みたいなやつはさ、おみこし担いでいるふりして、ぶら下がっているわけよ。」

    みこしを担ぐ、そう決意した瞬間でした。

  • 今話題の「天才を殺す凡人」の作者の前作ということで目に止まりました。「天才を〜」よりも内容に興味があったのでこちらの本を選びました。
    今の会社を転職したいわけではなくて、キャリアコンサルタントとして役立つ知識があれば、また自分の市場価値を知ってどうキャリアを積むべきかを知るために読みました。

    内容は物語形式なので非常に読みやすい。
    転職活動の一連の流れがあるので、転職を考えている人には分かりやすい。これから伸びる業界や企業の選び方、面接でのポイント、パートナーへの説得の仕方や人材紹介会社の仕組みまで書いてあります。

    上記に加えて、今の会社のマーケット価値と自分の市場価値、その高め方を調べることができました。私にとってはこの点が一番役に立ちました。

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著者プロフィール

兵庫県出身。神戸大学経営学部卒。 就職氷河期に博報堂へ入社し、経営企画局・経理財務局で勤務。その後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ワンキャリアに参画。 執行役員として事業開発を経験し、現在同社の最高戦略責任者。2019年1月からは、子会社の代表取締役、社外IT企業の戦略顧問も務める。
作家としても活動し、著書にベストセラー『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』(ダイヤモンド社)、『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』(日本経済新聞出版社)がある。

「2019年 『トップ企業の人材育成力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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