人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.03
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本棚登録 : 480
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478106341

感想・レビュー・書評

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  • 話題書だったので、タイトルを見てライトな本かなぁと思って手に取りましたが、
    「錯覚資産」をテーマにした
    きちんと心理学に基づく内容で、その説明もきちんとされてあり、心理学の実用書として様々な人に響く内容で面白く読めました。
    「認知心理学」の内容でしたが、昔勉強していながら理論のみしか理解していなかったんだなと思いました。


    匿名で書かれていることや、最初の導入部分のからくりが本書のテーマとリンクしていて、
    しっかり騙されていることに気づきました。

    実生活で使えるようになりたいです。

  • 友人がオススメしてて読んだ。人に教えたくない本。何となく目を逸らしてきた不都合な真実を、整理して目の当たりにさせられた感じ。「あいつできそう」っていう錯覚資産を貯めていくことの大切さ。
    「錯覚資産に騙されないで判断する」「錯覚資産を上手く使って生きる」の2面から説明されてるので、どちらに重きを置いても使える。
    あと、表紙のイラストが良い。キーメッセージを最適な方法で的確に伝えている気がする。

  • 本著は、錯覚資産を用いて、人生を好転させる方法を述べている。錯覚資産とは、認知バイアスにより、人々がある人に対して持つ都合の良い思考の錯覚であり、一種の資産として機能するものである。
    錯覚資産が生じる原因として、脳が「一貫性・原因・結論」を過剰に求めることが挙げられる。脳は、自分に都合よく事実を書き換え、一貫したストーリーを好む(〇〇はなにをやってもできる)。また、原因を作り出す(成功したのは、(偶然であっても)実力があったからだ)。さらに、充分なデータが揃っていなくても、むりやりに結論を出す。
    錯覚資産を運用していく上では、1つの良い属性値に引っ張られ、ほかの属性値も底上げされるという「ハロー効果」と、人々の脳は、すぐに利用できる情報だけを使って答えを導き出すという「利用可能性ヒューリスティック」の掛け合わせで算出することができ、これを活用することで、人生において様々な可能性に恵まれ、環境が変わり、錯覚資産も雪だるま式に増加していく。
    今ある資産(仕事での成功)を、どのように魅せ、うまく錯覚資産として運用していくか。現実世界は、実力ではなく思考の錯覚を通して判断されるため、錯覚資産を最大限に作り出していけるかが成功の秘訣である。

  • 自分に相いれない価値観を否定して、別の価値観を打ち立てることで精神の安定を計るやり方がある。
    それは短期的には安心できるけど、続けていたら、どんどん
    社会不適合になって、つまはじきになってしまう。
    昔に思っていたことを、大きな文脈の中で教えてくれた。

  • ベストセラーになっているので敢えて穿った見方をすると、この本も従来の成功指南書同様、「読者に夢を見させる」というフォーマットに則っている。実際問題、効果的な「錯覚資産」を作るのは難しい。だから、痛い肩書・経歴がツイッターのプロフ欄に溢れている。世の大多数の人はしょぼい経歴しか書けないからだ。

    とはいえ、自分はこの本を実に面白く読んだ。例えば、「胡散臭い」と感じる人間(特にカウンセラーを自称する人間に多い)は、ハロー効果という張りぼてを被っている。「錯覚資産」という名称を始め、このような直感的に感じていた怪しいものの数々に名前が与えられるだけで、世の中をすっきり見通す視点を手に入れることができる。読んだ後に世界がよりクリアに見えるなら、その本はいい本だと思う。

  • 人気ブロガー『ふろむだ』氏の初の著書。「勘違いさせる力」は、作中では『錯覚資産』と呼んでいる。あまり聞き慣れない言葉だけれど、作中では「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」という意味だそうだ。

    ・成功・失敗を収める要因は、「運+実力」ではなく「運+錯覚資産+実力」であることをベースとして考える。
    ・錯覚を意識して利用すれば、『錯覚資産』で下駄を履かせた状態となり、他者との比較の際に有利に働く。ただしマイナスの錯覚も同様なので注意。
    ・「思考の錯覚」を複数掛け合わせることで、『錯覚資産』が複利で増やせていける。
    ・この錯覚は認識できない。直感が騙されてしまう。意識しておかないと、バイアスのかかった認識をしてしまう。判断が難しい時に直感が出した答えは、思考の錯覚に汚染されていることが多いので、粘り強く思考することが大切。

    人間が無意識のうちに、もしくは自覚していると思っていても、思考の錯覚が働いていて、見えない下駄(錯覚資産)のハロー効果が働いてしまうということを徹底的に意識しないと、騙されてしまうことに繋がるわけですね。

    選択肢は本当に足りているのか。錯覚で物事がよく見えていないか、または悪く見えていないか。図式化するなりして客観的に確認することを心がけたいと思います。また、この錯覚を意識して利用することで、成功確率を上げられるかもしれない。失敗確率を下げられるかも知れない。そんなノウハウを伝授頂けました。

  • エビデンスのある情報と筆者の考えがごちゃごちゃになってて信頼性のあるソースとしては使えないように感じました。
    「こういう考え方もある」というレベルの本です。

    内容的にはハロー効果を中心に世の中にはいろいろな認知バイアスがあるという話なのですが、
    同じ内容の繰り返しが多くて微妙です。
    おすすめはしないです。

  • ”錯覚資産”という新たな価値観を生み出すことで見えるもの説明。

    ・数字は瞬時にハロー効果を生じさせるから数字を使った紹介でも何でも湯買うべき。具体的な数字を生み出す仕事を取って、ハロー効果を複利で運用しよう。


    ・人間の判断だなんて曖昧なものである。判断が困難なればなるほどデフォルト値を選ぶよ。

    ・人生がうまくいくかどうかは、かなりの部分、環境に依存する

    ・学歴で判断しないというのは学歴で判断するようなやつだと思われてしまうと大損のリスク回避である。そして、錯覚資産は年々変わりゆく。22歳東大卒という資産よりも30になったときには元Googleとかのが強い。資産が目減りすることもある。

    ・行動心理学の認知的不協和

    ・感情ヒューリスティックwうまく使って人に好かれるということは換金可能な資産になるということ

    書かれてある内容はかなり心理学の寄りな内容で人の心理を上手に使おうというもの。他人がよく見えるのも錯覚資産だと思えると少し生きやすくなるかもね。

    そして上手に錯覚資産を使えるようになるといいね。

  • 今までなんとなく感じていたようなことがズバッと書いてある。文章形式は合う合わないがあると思うが、個人的には読みやすかった。イラストやグラフも多数あり、イメージしやすい。繰り返し読んで実用していきたい内容。

  • 認知心理学の本を複数読んだことがある人から見ればさほど目新しいことは書かれていない。

    しかし、著者はそんなありきたりの内容をずば抜けて面白く表現している。

    少々、極論ぽいところもあるがそれは著者の計算と思われるし、こんな表現の仕方があったか!と目からウロコでした。

    錯覚資産という言葉はお見事ですね。

    この本は書かれていることをそのまま理解するのではなく、その裏側まで推理して読むと面白い。

    読んだ人によって感想が分かれそうだが、私は文句なしに面白かったです。

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著者プロフィール

ふろむだ(fromdusktildawn)
のべ数百万人に読まれたブログ「分裂勘違い君劇場」の著者。多様な業務経験を活かして、主に仕事論などの記事で人気を博す。リアルでは複数の企業を創業し、そのうち1社は上場を果たした。ポストとして、平社員、上司、上司の上司、上司の上司の上司、取締役、副社長、社長を軒並み経験している。業務内容として、プログラミング、設計、仕様定義、企画、マーケティング、採用、アートディレクションなどを経験。

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