医者が教える食事術2 実践バイブル 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方70

  • ダイヤモンド社
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  • 本 ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478106730

感想・レビュー・書評

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  • 既知の情報も多かったのですが、世間での誤解として特に脂質に対する考え方は目から鱗でした。

  • 縄文人の食事に近づけるべき。

    人間ドックで早期発見はほとんどできない

    カロリー制限を全くしなかった低炭水化物食で、最も減量効果が高く、脂肪を減らした低カロリー食がずば抜けて成績が悪い

    魚と鶏肉を交互に、牛肉は月一のご褒美
    「青魚」サバ、アジ、サンマ、イワシを毎日食べる

    チーズは「ナチュラルチーズ」
    プロセスチーズは日持ちするよう作られた

    アルコールは週100グラム

    大腸CTなら安全で低負担
    胃癌、食道癌は内視鏡で早期発見
    膵臓癌はMR-CP
    前立腺がんはPSA検査

  • 肉を食べたほうが長生きする(できるだけ鶏肉がいい)。牛肉と加工肉は大腸がんの原因となる。魚と鶏肉を交互に食べ、豚肉はほどほど、牛肉はたまに。

    アメリカ産牛肉は肥育ホルモン剤や抗生物質を与えている可能性が高いので避ける

    牛乳自体が悪いというよりも、その牛がどうやって育てられているか、その牛乳がどうやって製品化されているかが問題。

    脂肪を摂るほど脳卒中と心筋梗塞が減って死亡率は下がる。

    健康診断では尿アルブミン値を見るべし(正常値は上限18)

    超加工食品の摂取量が多いほどがんにかかりやすい。食べ物は手を加えないほどいい。

    サバ、アジ、サンマ、イワシ等の青魚を毎日食べるとがんのリスクが下がる。
    ツナ缶の油はEPAやDHAが溶け込んでるので、捨てずに使う。

    野菜はお金をかけてでも有機無農薬を食べたほうが費用対効果が高い。

    チーズはナチュラルチーズを選ぶ(プロセスはNG)

    安いオリーブオイルは使わない。

    フライドポテトは絶対に避けたい悪魔の食べ物。

    腹部と胸部のCT検査、胃と大腸の内視鏡検査(大腸CTでもOK)、脳のMRI検査で早期発見。
    (肺のレントゲン、便潜血、バリウム、腹部超音波検査は意味なし)

    前立腺がんを発見する「PSA(腫瘍マーカー)検査」は信用できる。

    イチョウ葉エキスのサプリは効果あるが、コンドロイチンやグルコサミンは効果なし。肝油も古くて新しい健康維持サプリ。

    ビタミンDはがん予防効果が期待でき、1日400(IU)までOK

    男性で貧血があった場合、どこかで出血が起きている可能性大。

  • 内容的には役立つものだが続編となる2はやはり新鮮味に欠ける。とは言え昔読んだ1の内容の復習という意味では良い本

  • 2年ぶりに再読しました。定期的に読み返して、しっかりと覚えておきたいと思える内容です。
    自分の健康にとって本当に良い事は何か、常に考えながら生活することが大切だと気づかせてくれました。

  • 筆者が糖尿病を専門とする医学博士なので、やはり糖尿についての記載が多い。
    とはいえ、栄養全般に関しての誤った知識やアップデートされていないデータについては、最新の知見でその間違いをどんどん指摘されているので分かりやすい。

    栄養学としてのスタンスは糖質制限派で、それについての言及が多い。ここらは栄養学者の中でも意見が分かれるところだが、糖質の摂り過ぎは間違いなところだろうが、たんぱく質の摂取に否定的(十分日常生活で足りている!)なところや、肉食を薦める(タンパク質は摂れるが不要な脂質、カロリーは?)辺りは同意できなかった。
    さらに乳酸菌などにもはほとんど触れられておらず、最近のマイクロバイオームの研究はまだ反映されていないよう。
    常にアップデートしていくのが栄養学・医学の世界だからこちらも学び続けないといけない。

  • 糖質制限ありきの情報収集と結論にしか見えなかった。
    あとエビデンスの重要性の語りつつ、無農薬野菜を勧める理由を「私は農薬は使ってない方がいいだろうと思っているからそうしています」と言いつつ章立てするなど、この時点でちょっとねという感じに。

    勿論全てが嘘ではないし、エビデンスがちゃんとある章もあるので、著者のバイアスがある前提で読む分には害悪ではない。

  • 医者が教える食事術2
    2023/06/19 20:52
    食事についての決定版。
    1よりも詳しく書いてある。
    相変わらず自尊心の高い文体は気になるが、相当勉強しているし謙虚な気持ちになって読んだ方がメリットあると思う。
    お勧め

  • 肥満の原因は“糖質”
    糖質=炭水化物

    三大栄養素
    ・糖質(炭水化物)(4kcal/g)
    ・脂質      (9kcal/g)
    ・タンパク質   (4kcal/g)

    ●理想
    ・炭水化物120g、痩せたい人は60g
    →ご飯1杯(150g)で、炭水化物(57g)
    朝4:昼5:夜1
    夜は全く取らないくらいのつもりで

    ●タンパク質
    タンパク質はプールされるので足りなくなることはない
    肉類はおよそ4分の1がタンパク質
    肉は出来るだけ“鶏”
    豚肉はほどほど、牛肉はたまに

  •  糖質中毒に陥れば、肥満や糖尿病をはじめ、がん、心筋梗塞、脳卒中、アルツハイマー病などあらゆる生活習慣病の罹患率を高めることになる。牧田善二「医者が教える食事術2 実践バイブル」、2019.8発行。①糖質は抑えないとすぐオーバーする(死亡率を上げるのは炭水化物)②脂質を摂るほど死亡率は下がる ③蛋白質はプールされるので足りなくなることはない(摂り過ぎないこと)。プロテインは気楽に飲まない。コーヒーはブラックで。イチョウ葉エキス・肝油・ビタミンDは飲んでいいサプリ。なお、検査はCT、内視鏡、MRIで。

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著者プロフィール

牧田善二(まきた ぜんじ)
AGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。1979年、北海道大学医学部卒業。
ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行う。この間、血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『THE LANCET』等のトップジャーナルにAGEに関する論文を第一著者として発表。
1996年より北海道大学医学部講師。2000年より久留米大学医学部教授。2003年より、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業し、延べ20万人以上の患者を診ている。
著書は『決定版 糖質オフの教科書』『老けない人はこれを食べている』(ともに新星出版社)、『医者が教える食事術 最強の教科書』『医者が教える食事術2 実践バイブル』(ともにダイヤモンド社)、『糖質中毒』(文藝春秋)、『人間ドックの9割は間違い』(幻冬舎)などベストセラー多数。

「2023年 『医療に殺されない 病院・医者の正しい選び方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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