米国防総省・人口統計コンサルタントの 人類超長期予測 80億人の地球は、人口減少の未来に向かうのか

  • ダイヤモンド社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478107065

作品紹介・あらすじ

米国防総省は人口データから世界の動きを予測している。あなたも人口学者のような思考力を身につけられる

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りて読んだら面白くて、Kindle版をポチった。人口問題を補助線として世界の未来を展望する本である。

    『人類超長期予測』というタイトルだと思わせる装丁になっていて、その点がミスリーディングでよくない。
    内容は徹頭徹尾人口の話なのに、このタイトルだと、あらゆる分野の長期未来予測が網羅されている本に思えてしまう。そう勘違いさせて買わせるための方策なのだとしたら、あまりにセコいではないか。

    邦題の問題はさておき、中身はよい。
    英国の人口学者が書いた『人口で語る世界史』という良書があったが、 本書はその未来シフト版ともいうべき内容である。人口の話がメインだが、それだけで十分面白い。

    日本が“主役級”の扱いを受けている点も、2冊の共通項である。人口問題を扱う本では、日本に光を当てざるを得ないわけだ。

  • 人口が減る、だから何?

  • 人口統計学者が分析している事柄の一端を明かした一冊。
    出生、死亡、移住という3要素によって起こることを世界各国について分析しているので話題の範囲が広くて面白い。

    「人口ボーナス」の定義を改めて知ったことがよかった。
    単に若年者人口が増えていればよいのではなく、その増加に見合った働き口の増加もなければマクロ経済における消費が増えることにつながらず、仕事のない若者たちの増加はむしろネガティブに働く(社会不安の増大)というのは、言われてみればその通りなのだろう。
    しかし、世界市場で戦える工業化でなければポジティブなスパイラルにならないというのは、いまとなってはハードルが高い話だ。先進国や、アジアNIESといった国々は先行者利益を得たという印象を受けてしまう。

    本書の主要なテーマではないというが、移住に関して世界で起きているコンフリクトは重いテーマだ。日本も例外ではなく。

  • 東2法経図・6F開架:334.2A/Sc9j//K

  • 2023年3月号

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