天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(下) 偶然を支配した男のギャンブルと投資の戦略
- ダイヤモンド社 (2019年4月5日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784478107621
みんなの感想まとめ
ギャンブルや投資に関する深い洞察が魅力の作品で、天才数学者が如何にしてブラックジャックやヘッジファンド戦略に挑むかを描いています。特に、著者の独自の視点や経験から得た教訓が、金融や経済学の未熟さを浮き...
感想・レビュー・書評
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とても面白かった。ナシーム・タレブの「ブラックスワン」が好きな人には特におススメ。本当の天才数学者がいかにギャンブル(主にブラックジャック)と投資(主にヘッジファンド戦略なので投機とも言える)に向き合うかがとても良く分かる。天才なので再現不可能だし、昔の話(60〜80年代が中心)が多いので今とは環境が随分異なるが、世界金融危機でも活躍しているので、考え方はとても参考になる。やはり金融や経済学は未熟な学問だと思う。あと、アメリカ人が投資から財を為すことに貪欲であり、財を失わないことを目的とする日本人とは考え方がかなり異なる事も分かる本だと思う。あまりそう感じる人は多くないかもしれないが。
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上巻に比べると下巻は少し退屈に感じてしまった。それは筆者自身についてよりも、投資業界や金融商品の話の比率が多くなるためにやむを得ないことなのかもしれない。ただ、経済にまつわる様々な視点での意見を知ることができるのはとても面白かった。例えば、今まで私が読んだ本では効率的市場仮説を概ね肯定するものが多かったが、筆者は明確に否定している。その仮説とは相反する状況の中で利益を上げてきたのだから当然だろう。特に「100ドル札が落ちてますよ」で始まる、効率的市場仮説の生みの親のユージン・ファーマの逸話は笑える。
ただ、どれだけ稼いでも「人生の時間をどう過ごしたかが重要である」という筆者の言葉は重い。お金はより良い時間を過ごすための手助けはしてくれるかもしれないが、より良い時間そのものよりも価値があるものではない、と解釈した。 -
下巻は自分の能力(勿論、優れた人物との出会いという縁もあるが)で、富をつかんだが、当局から難癖によりヘッジファンドを畳まざるを得なかったことから始まっているが、検事がジュリアーニ元ニューヨーク市長だったのが、興味深い。元トランプ側近として訴追されているが、当時のエピソードから首肯させられた。そういった経緯からエスタブリッシュメントに批判的な件が大きな割合を占めるが、後半では一般の投資家へのアドバイスも述べられている。特に目新しいことはないが、この人が書くと説得力が違う。
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処分
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上下2巻あって、ボリュームがあるが楽しくすぐ読めた。
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「マーケットは効率的だ,それを出し抜く隙はない」
「賭博場では参加者は胴元に必ず負けるようになっている」
定説に対して,本当か?と疑問を抱き,
考える力という己の武器を駆使して相手に正面から(相手の土俵,つまり相手のルールに従った上で)相手を打ち破る.
そして,この資本主義社会において間違いなく成功と言われる経済的自由を掴みとる.
惚れ惚れする,ナシームニコラスタレブに並ぶ自分の中のヒーロー.
リターンを追い求めるためにリスクはとるもの,その上で以下にそのリスクを最小化するか.筆者は卓越した思考力で数理ファイナンスを当時誰よりも先駆けたことで市場から途方もないお金を取っていった.
ルールに沿った上で皆を出し抜くには,自分しか持っていない重要な情報をいち早く掴んでポジションを取るか,公開されている情報で誰も到達していない洞察を得るしかない.
それをつかめない以上(地震と根拠を持ってそれが説明できないのであれば)偶然を除き,平均に勝つことはできない.
株式市場であれば,アクティブ運用をするということはそういうこと
インデックス運用を支持することと、市場公立仮説を信じることはまた別。自分をはじめとして、市場や投資対象に無知であるが故に効率的に見えるのかもしれない。
(非合理的な投資家と、その非合理性をとって裁定取引により利鞘を稼ぎ、それにより商品価格も適正になる。この時、市場には最低取引が可能な非効率的な状態があり非合理的な投資家と非合理的な価格が確実に存在している )
・新車は買った瞬間、車庫を出た途端に価値が何割か下がる
・年次で貸借対照表を作って、資産推移を振り返る
・P164の市場観はnote。
自分がやっているマーケットへの参加方法(個別株投資,投資信託購入)は真似事にすらなっていない,危険な火遊び.
売買のテクニックや銘柄選びではなく,リスク管理方法から見つめ直した方がいいかもしれない...
2020/02/25,ちょうど米国株は大幅な調整が入っている様子...) -
上巻が面白かったが、下巻はそれに比べるとあまり面白みがなかった。
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ブラックジャックの必勝法を編み出してカジノに打ち勝ち、次はヘッジファンドの原型のようなファンドでワラントなどのアービトラージでマーケットに勝ったという著者の自叙伝。
ブラックとショールズがオプション方程式を厳密に導出する前から実装していたというから驚きだ。
それぞれが昔の話であり、こちらの頭が付いていかないこともあって具体的な投資手法が参考になるわけではない。それでもマーケットへの向き合い、リスクに対する考え方は今後も不変なものだろう。
このような人がいて、奔放に活躍できること自体、アメリカの資本市場の豊かさだと感じた。 -
最高。読むしかない。面白さはうまく説明できない。歪があればそこで儲けることができる。大数の法則を信じられるか。ギャンブルも株も同じ。アービトラージ。
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