苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.30
  • (1026)
  • (705)
  • (262)
  • (50)
  • (17)
本棚登録 : 12032
感想 : 847
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478107829

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いや~これは面白かった。志のある全てのビジネスパーソンにオススメできる作品です。タラレバの叶わぬ願いですが、この本に20代の頃に出会っていれば私の人生も変わっていたかもしれません。少し大げさか(笑

    著者の森岡さんは、ジリ貧のユニバーサルスタジオジャパンを総合戦略やマーケティングで短期間の内にV字回復させた立役者です。まさにスーパービジネスマン!

    私は、USJの復活の過程を大阪で過ごしていました。大阪に赴任したときにはUSJなんて気にも止めず、さしたる興味をもっていませんでした。が、数年後には元旦を家族でUSJで過ごすまでにハマってしまいました。休日は人気があり過ぎて人だらけ。元旦は意外にすいているとリサーチまでしたんですよ。今思えば私も完全に森岡さんの策略にはめられた一人ということですね(笑

    以前からUSJを人気テーマパークに復活させた中途入社のプロがいたということはメディアなどで聞きかじって知っていましたが、実際どのような方なのかは、本書で初めて知りました。そんなスーパービジネスマンが、就職活動を控え自分の人生の進路に思い悩んでいるであろう娘に書き連ねたメッセージが本書のベースとなっています。

    自らの人生経験を赤裸々に伝えてくれつつ、将来や仕事のことを考える際の「考え方(フレームワーク)」を教えてくれています。

    以下印象に残った内容を記しておきます。
    ・現実を見極め正しい選択をすることで人は目的に近づく、重要なのは現実を生み出している構造を明らかにすること。
    ・自分のなかに軸をもつ。軸とは基準となるもの。複数もありうる。
    ・人生において自らコントロール可能な変数は、1己の特徴の理解、2それを磨く努力、3環境の選択 の3つのみ。
    ・強い人間は、環境に合わせて自分を変えるか、自分に合わせて環境を変えるか、そのどちらかができる。

    その他にも大変興味深い考え方を教えてもらいましたが、やはり感動したのは、本書のタイトルにもなっている第5章ですね。まさに森岡さんの苦しかったときのはなし。ネタバレになりますので控えますが読み進めつつ大きな共感を禁じえませんでしたね。

    日本は今や弱い国になってしまいました。経済大国、今は昔。ビックマック指数というのがありますが日本は33位の約400円、27位韓国が440円で、1位スイスは倍804円。日本はグアテマラとほぼ同額です。この事実をどれだけの日本人が認識しているでしょうか。

    本書はそんな経済ジリ貧の日本復活の処方箋が描かれています。日本人よもっとしたたかに強くなれ、そんなメッセージをこの作品から受け取りました。

    • 傍らに珈琲を。さん
      TAKAHIROさん、こんにちは!

      この本は読んでいないのですが、森岡さんはテレビのインタビュー番組、密着番組で釘付けになりました。
      その...
      TAKAHIROさん、こんにちは!

      この本は読んでいないのですが、森岡さんはテレビのインタビュー番組、密着番組で釘付けになりました。
      その時にまず、どんな年代の方にもまっすぐ真摯に向き合う姿勢が素晴らしいと思いました。
      相手がまだとても若くて、投げ掛ける質問でさえ未熟であったとしても、その姿勢は変わりませんでした。
      それにユーモアもある。
      ターゲットの掲げ方も具体的で、そのターゲットに対してどのようにアプローチしていけば良いかも明確。
      そしてその熱量。
      テレビ番組を通してでしたが、こちらも何かに掻き立てられるような思いでした。

      仕事をしていると、森岡さんレベルではないにしろ、似たような方と稀にお会いできる時があります。
      その方とお話しているだけで、私ももっと出来るんじゃないか、そうだ、こうしてみよう、ああしてみよう、とモチベーションを上げてくれる人。
      曖昧だった目標が明確になってきて、頭の中がクリアになるような人。
      そんな方に出会えた時は、チャンスを狙って度々お話をさせて頂きました。

      森岡さんのお話って、へ~すごいな~で終わらずに、森岡さんの話を読んだり聞いたりした人間まで動かす力があると思うので、本当に凄いですね。
      自分ももっとこうしてみよう!って、延いては自分自身の事も今より好きになれそうな気さえします。
      2022/11/27
    • TAKAHIROさん
      傍らに珈琲を。さん

      コメントありがとうございます!
      森岡さんて、けっこうテレビに出てるんですね。知りませんでした。興味あるので私もユーチュ...
      傍らに珈琲を。さん

      コメントありがとうございます!
      森岡さんて、けっこうテレビに出てるんですね。知りませんでした。興味あるので私もユーチューブか何かでチェックしてみます。

      本の印象ではとにかく熱いヒトですね。働いて思うのですが、今の時代の若者(Z世代などと言われてます)はこういう熱さや一生懸命さなんかが前面に出て
      しまうと敬遠されると感じてます。
      私なんかは単純なのですぐ感化されるのですが(笑)

      傍らに珈琲を。さんさが見た森岡さんの印象から推測するのですが、心に熱さを秘めつつも、暑苦しさが表に出ていない真摯さを演出し自らをブランディングされているのかなと、非常にクレバーな方ですね。

      ところで、傍らに珈琲を。さんのコメントの最後の言葉がら印象的でした。
      私も自分自身の事をもっと好きになれるようになりたいです。自己肯定感てめちゃくちゃ大事ですよね。やりすぎるとナルシストですが(笑 では

      2022/12/03
  • ◆◇━━━━━━━━━━━━
    1.この本を選んだ目的 
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    何かでこの本が紹介されていたことがきっかけです。
      
    ◆◇━━━━━━━━━━━━
    2.概要
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    筆者の森岡さんが娘さんへ本という形で間接的に伝えたいことをまとめたもの。

    ◆◇━━━━━━━━━━━━
    3.感想
    ━━━━━━━━━━━━━◆
    面白い本でした。
    自分自身と向き合うことをおろそかにしている人に向けたメッセージとして、響くものがあると思います。
    序盤の「自分自身を知るための努力」なんて、キーワードは、なかなかに考えさせられると思います。

    パークペクティブとか、バイアスという言葉が、10代の段階で常に頭の端っこに置いてある状態が理想的だと思います。なので、こういう本は、10代で読むべきで、そこから、自分の考えを導き出していくように、考える時間と行動をとっていくことが大切だと思います。
    ぜひ、若いうちに、読んでほしいです。

    身近な人から、考えることを、しっかり教えてもらえることは、早い段階で他者よりも優位な立ち位置になるだろうな〜と感じるとともに、いかにして、考えることに興味を持たせていくかは、親として難しいミッションだろうか〜と感じました。

    娘さんがどう捉えて、どう感じて、どう行動したかを別冊で出してほしいた思いました。

    自分の世界観というものは、いくつになっても大きく変わっていない気がします。会社をいくつ変えても、学びをより深めても、海外旅行に行ってみても、劇的に変化したとは感じられていないのは、思考のベクトルが少ないことに起因しているとわかっています。

    そして、人生の半分を過ぎたところで、あらたに自分が目指すものがなんであるのかをしっかり頭に置いて、また、一歩を歩んでいかなければならないと、考えさせてくれる本でした。

    ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━
    4.具体的にどのような点を学習したか?
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
    残りの人生を選択する時の軸となるものを考えた。

    ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━
    5.具体的にどのような行動をするか?
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
    仕事以外で、多くの目標設定をして、自己評価をしていますが、それは1、2年先までです。
    人生残り40年と定義して、あらたな目標を定義する。

    ■残りの人生の目指すべきものを明確にする。
    ■必要な行動を定義する。
    ■期日を定める。

    本を読むことだって、1年間に70冊だと、あと、2800冊しか読めないです。

    • Sintolaさん
      MANIDEさん、2800という数字は、非常に少なく感じられますね。精一杯本を読んで勉強しても、私たちが知ることのできる世界はほんのひとかけ...
      MANIDEさん、2800という数字は、非常に少なく感じられますね。精一杯本を読んで勉強しても、私たちが知ることのできる世界はほんのひとかけらであり、人生の終わりに「後悔」する可能性は高いです。ただし、計画を立て直して決意を新たにするのは、どのタイミングだって良いはずです。(日日是好日という言葉が示すように)
      年間何万冊も新しい本が出版されているなかで、MANIDEさんに選ばれし2800冊がどれも素敵な本であることを願います。
      2023/06/15
    • Manideさん
      sintolaさん、コメントありがとうございます。

      そうなんですよね〜
      もう、それだけしか読めないんだな〜と感じています。

      そうですね、...
      sintolaさん、コメントありがとうございます。

      そうなんですよね〜
      もう、それだけしか読めないんだな〜と感じています。

      そうですね、大切に一冊を選ばないといけないですね。
      ありがとうございます。
      楽しみながら、本を読んでいきたいとおもいます(^-^)
      2023/06/15
  • 静かで熱い、本だった。読んでいて何度も「もう少し若いうちにこの本に出会えていたら」と思ったが、その度に「人生で一番若いのは“今”だ」と打ち消した。変化には時間がかかる。コツコツやっていこう。ただし、戦略を持って。

  • 森岡さんの本は、『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』以来2冊目。

    もっとも読み応えがあり、本のタイトルにもなっている第5章では、P&G時代の苦労話が語られる。P&Gジャパンからグローバル本社に抜擢されることは大変レアケースだったらしく、米人の同僚、配下から執拗な嫌がらせに会い、自信喪失しかけたところからの再起のストーリーがかっこいい。剛腕で鳴らす筆者でもそういう時期があった、というのは逆に励みになる。

    フィジークという、社長肝入りの大失敗ブランドの責任者に据えられ、自分が信じられないものをひとに信じさせなければならない立場に追い込まれた時のしんどさは察して余りある。程度の差はあっても、組織の中では似たような話は多いだろう。

    元々は我が子のために書き溜めた文章ということで、若者への応援歌的な内容だけど、戦う気概のない人からすると少々暑苦しいかもしれない。(そういう人は、そもそもこの本に手を伸ばさないだろうけど)

  • 自分だけのキャリアの形成方法を、著者の体験に基づいてアドバイスをくれる本。

    著者自身が仕事人間で熱いけれど、特にそれを人に押し付けるような印象がなく、自分の軸(どうありたいか)に合ったようにと、寄り添ってくれるのが好印象でした。

    将来どうありたいかを今一度点検しなおしたいと思う。

  • 周囲の空気や圧力に流されず、本当に必要なことに集中して仕事の成果を出し続けたストーリーの数々。受話器が取れなくなった体験、ブラジル訛りの英語による渾身のプレゼン、社内で相当上の立場の人にも噛みつく話など、多くの伝説を生み出している。そして筆者は、崖っぷちまで追い詰められた時に、絶対に逃げず、底力を発揮して突破している。

    持ち前の無骨な精神を生かし、あらゆる困難に立ち向かい泥臭く突破するのだが、「ここまでやるか?愛する家族のためここまでできるのか!?」という驚きの連続であった。

    資本主義における労働者搾取の構造、学歴社会、社内出世事情なども、ズバズバと直球で分かりやすく語りかけてくれる。何となく就活をしている学生、何となく大企業に就職したがくすぶっている人、人生100年時代のキャリアプランを考えな直したい人にはおススメの一冊である。

  • 「悪人正機」と同時期に交互で読んでいた一冊。
    駅前の本屋さんで手に取った一冊なんですが、
    手に取ったきっかけは…思い出せない。苦笑
    でも、私にドンピシャに刺さる一冊でした。

    読書って本当に不思議で、
    自分が欲しているものや、考えたいことが、手元に来る。
    読書ってすごいです、ほんとに。

    本書は、
    著者の森岡さんが
    就活を控えた娘さん宛に書いたものらしいのです。
    今読めただけでも十分幸せですが、
    欲を言えば私も大学生のときに読みたかったです。苦笑
    今読んでも十分刺激をもらえましたが、欲を言えば。苦笑

    とても厳しい現実を書いてる部分もありますが、
    叱咤激励のように熱く背中を押してくれる一冊です。

    自己研鑽を怠ってはいけないが、
    正しい努力(自分の強みや特徴を伸ばす努力)をしなければいけない。
    職業を決めた時点で年収は決まる、
    突き抜けるためには資本家にならなければいけない。

    もう心も耳も頭も痛くなることばかりで、
    有給消化中にのんびりアニメを見ている私は、
    罪悪感と不安でいっぱいになりました。苦笑

    レビューを書くのは得意じゃないし、
    だいぶ時間が経っているので、読み返すと、
    (頭の中に残ってない証拠ですね。泣)
    ぞわぞわと来る一冊です。苦笑

    定期的に読み返して(再読もパワーがいるの。苦笑)、
    怠けそうになる自分のお尻を叩こうと思います。
    この本も、付箋がいっぱいです。

  • 20代の頃に読みたかった…

    途中、横文字も多いしちょっと難しくて挫折しそうになったけど森岡さんのしんどかった時の話がとても心に響きました。

    目的や将来のビジョンもなく、ただ何となく働いている自分に「今からでも遅くないんじゃない?」とお尻を叩かれた気分です。

  • ・好きなこと、自分の強みを認識する
    ・それを磨く事に努力する
    ・環境を選択する
    ・資本主義→資本家が儲ける構造
    ・本質→構造→現象 を意識する。何事も現象に捉われず、本質・構造をみる
    ・株式売買の分析→企業のマーケット需要、シェアの持続性 →売らなくて良い株、買うタイミング→暴落した時に買う
    ★すること
    ・my brand設計
    戦う場を決める→who ターゲット(戦略+コア)→what (便益+reason to believe)→how(どうやって? +ブランドキャラクター)

  • ライフシフトに影響され、人生100年時代に合った働き方を模索する中、尊敬する森岡さんがキャリアの本を出されたので、つい。
    専門性のある職能を身に付けろという趣旨で、ローテの多い日系大企業での総合職&器用貧乏な自分には耳の痛い話も多いですが、ピシリと言われて良かったかなとも感じます。

    そして、森岡さんがこれまで大変な苦労や努力をされてきたことがよく分かりました。
    正直私には森岡さんのような猛烈な生き方・働き方は出来ませんが、my brandは参考にしたいなと思いますし、早い段階で自分のことをよく理解しておくべき、だというのが肝と感じます。

    他人と比較して優劣を決めるのではなく(何事も上には上がありますので)自分の中で得意なものを大切に磨きまくろうと思います。

    読み物としては最後のお仕事での実体験のパートが生々しく最も面白かったです。

  • 物事にはタイミングが重要と言われますが、、、。
    この本ほどそれを強く感じたことはありません。
    就職活動の時に、いや、高校生くらいの時に、この本と出合っていたら、今とは違う人生を送っていたと思います。
    20歳でこの本の内容を知って行動した人と、40歳で知って行動した人。その差20年!(キャリアの20年って大きい('Д'))

    ”君がコントロールできる変数は、①己の特徴の理解と、②それを磨く努力と、③環境の選択、最初からこの3つしかないのである”

    まさに、コレ!
    キャリアを築いていく上で、最も重要な考え方はこの言葉に集約されているのではないでしょうか。

    本の中では、自分の強みを探すためにワークがあります。(本に書かれている通りにやるだけです)
    大まかにT(Thnking)、C(Communication)、L(Leadership)の3タイプに属するというものです。(全部持ってるとか、2つ持ってるとかもある)

    私の場合、明らかなTタイプなのですが、時代的にCがもてはやされていたこともあり、「Cが得する!」と間違った思い込みをしてしまったんですよね。自分の性格にCの要素を持つことが成功への近道だと勘違いし、長年生きてきました。
    営業とか、全く性格に合わないのにやって、心が折れたり、、、。
    人生の暗黒時代を数年過ごしてきましたが、そりゃ苦しいわけです。
    あるものを積んでいくのではなく、マイナスをゼロにする作業なんですから。(本を読みながら戦略が間違っていたと痛感)

    Tを伸ばすことに注力していたら、今とは違った世界が見えていただろうに、、、。
    覆水盆に返らず、とはこのことですね。

    こちらの書籍は、マーケター・戦略家としてキャリアを積んできた著者が就活で悩んでいたお嬢様に向けて書いた本です。
    どのようにキャリアの戦略を立て、積んでいったのか。
    どのように苦難を乗り越えていったのか。
    著者の思想・哲学だけでなく、具体的な行動指針、経験談を交えて説いてます。
    (読者の方が知りたいのは後者なんじゃないかなーって思います)

    自分の就活には間に合いませんでしたが、子どもの就活には間に合う!
    と、いう事で、子どもが就活に悩んでいたら、この本の内容を伝えてあげるといいのかなって思いました。
    もしくは、本をプレゼントしてもいいかもしれません。
    それだけでも就活に悩んでいるお子さんは救われるのではないでしょうか。

  • 職場の同僚に借りっぱなしで積ん読してました...ゴメンナサイ。
    自己分析すると確実にT(Thinking)の人...。C(Communication)は弱め。L(Leadership)はまあ普通か...。
    学生や社会人になりたてぐらいに読んでおくと良い本。娘に送ろうっと!

  • 壮絶な苦労と努力でそれを克服していく姿が、率直に、切れ味良く、痛快に記載されていて興奮します。興味深く、面白くためになります。また、娘さんへの愛も深く感じます。

    読んでいるときは、非常に学びになる充実感があります。読了後、ふと自分自身のことを考えてしまい、鬱症状的な精神状態になる副作用もありました。

    おそらく、森岡先生の英雄的な精神・行動と自分を無意識に比較してしまい、そのギャップを、無意識に受け止めてきれない心境になってしまったからではないかと推測します。

    自意識過剰にならず、人は人、自分は自分である事実を再認識すると、読後に訪れる、自分の心の的外れな反応から、早めに立ち直れるような気がします。

    • こまつなさん
      丁寧なコメント誠にありがとうございます。杉浦さんの人柄を感じます。
      10年以上前に、30通の手紙も読んでおられたのですね。大先輩ですね。
      ...
      丁寧なコメント誠にありがとうございます。杉浦さんの人柄を感じます。
      10年以上前に、30通の手紙も読んでおられたのですね。大先輩ですね。

      30通の手紙は、大学生から社会人10年目ぐらいの成長時期を中心に、特に役立つ内容を扱っているように思いますので、ちょうど、今の時期に復習すると、新たな気づきがあり、面白いかもしれませんね。

      手紙といえば、「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」(喜多川泰著)は、ご存じでしょうか。
      こちらは、就活生を舞台に、役立つ内容が書かれており、また、ストーリー自体も大変面白いので、もし、機会があればぜひ、手にとってみてください。
      2022/04/23
    • 杉浦 亮さん
      >「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」(喜多川泰著)
      こちらの本は知りませんでした。機会があれば手に取ってみたいと思います。
      >「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」(喜多川泰著)
      こちらの本は知りませんでした。機会があれば手に取ってみたいと思います。
      2022/04/23
    • こまつなさん
      喜多川泰さんの本は学びが多く面白いです。
      手紙屋、運転者、賢者の書、君と会えたからなど、どれも楽しく読ませていただきました。
      喜多川泰さんの本は学びが多く面白いです。
      手紙屋、運転者、賢者の書、君と会えたからなど、どれも楽しく読ませていただきました。
      2022/04/24
  • 自分の人生の意味を考えさせられる一冊でした。自分自身はなにが好きでなにをしたいのか、なんに喜びを感じるのかを考えさせられました。そして自分自身の強み、弱みを知ること。組織としてもその人の特性を生かすには強み、弱みを理解して配置してあげることで力の発揮度合いがかわること。これは経営者として最適な人事配置を考えなければいけないなと思いました。また私自身何か技術などはもっていませんが、やはりチャレンジすることに楽しみを感じる人間です。T,C,Lタイプのはなしでは私は完全なるLでした。今日はみんなでこの本をつまみに会います。その時にみんな一人一人の強みをみんなからみた場合にどうかやってみたらまた、新たな気付きがあるかなと思いました。自分自身に嘘つくことなく思考を現実化することで自分の人生の満足感、またなりたいじぶんになれるんだと思います!この本の紹介者に感謝、またひとつ勉強になりました!

  • 不安とは挑戦している証拠なのだ!
    comfort zoneを出なければ成長できない!

    就活中の今響くし勉強になりました、、、

  • これからのキャリアを選んでいく、娘に向けた父親のメッセージ。

    自分がどういう人間で、どんな強みがあって、というのを、著者の専門のマーケティングの視点から解説しています。
    何より大事なのは、人生の目的、と説いています。

    これから変化してもいい、更新されてもいい、今の自分が思う「どんな人生ならハッピーか」というのを決める。
    それを実現するためには、という逆算の考え方で、細かく落とし込んでいました。

    ご本人がどこまでも努力されていたからこそ、たくさんの壁を乗り越えてきたからこそのメッセージだと感じました。

    これからの自分の強み、人生の目的の大切さを学べる一冊です。

  • サブタイトルは「ビジネスマンの父が我が子の多面書きためた『働くことの本質』」。里緒ちゃんにも推薦したいタイトルですが、まずは自分で読んでみようというのが動機。いくつか心に残った言葉。強いて言えば、以下の4つ。

    ・君がコントロールできる変数は、 ① 己の特徴の理解と、 ② それを磨く努力と、 ③ 環境の選択、最初からこの3つしかない のである。

    ・具体的な〝こと〟から発想するのではなく、〝どんな状態〟であれば自分はハッピーだろうかという未来の理想〝状態〟から発想すること である。

    ・Tの人(Thinking)、Cの人(Communication)、Lの人(Leadership)の3分類

    ・大切なことは自分の強みで戦うしかないことと、自分の強みを知っておくことの2つ。

    多分、森岡さんという人を知り、ある程度聞く耳をもって読まないと、特に若い人は素直に受け入れられないかもしれない。でも、最後のP&G時代のアメリカ時代の話は良かった。マイノリティとして苦労して結果を出したからこそ語れる話かなと思った。もう少し森岡さんの本を読んでみたいと思いました。

  • 来年から社会人として働きはじめるので、仕事で悩んだ時はまたお世話になります

  • 父親が娘の進路に向けてアドバイスを書いた本。ビジネスにおいても通用するような事が書かれている。
    自分の強みを伸ばすことに特化し、量産型サラリーマンにならないよう警告している。
    自分の失敗体験も記載してあり、人それぞれ修羅場をくぐることもあるのだなぁと感じさせられる。その逆境をいかに捉えるかで、その後の人生が大きく変わる。
    挑戦と不安は裏表で存在しているという事も納得できた。不安を感じている時は挑戦している時。
    T、C、Lのカテゴリもわかりやすく自分に当てはめて考えるきっかけになった。

  • この本は森岡さんが自身の子供に向けて書かれたものであり、現代の若者向けの本かなと感じました。しかし、やりたいことのない私にはとても刺さる内容でした。

    「君がコントロールできる変数は①己の特徴の理解、②それを磨く努力③環境の選択、最初からこの3つしかない。」
    この3つについて具体的な方法を紹介しながら話は進んでいく感じです。
    最後に苦しかった経験を語られています。
    この経験に関しては、スケールは大きく成功者の苦悩といった感じでした。
    ただ、悩み自体は、劣等感、嘘、いじめ等、私にも理解しやすいものでした。

    この本はキャリアに悩んでいる私には刺さるものがありました。私も自身の強みを知り、自分をブランディングすることから始めていきます。
    また、森岡さんは選択することの重要性もかなり強く語られている印象でした。視野を広く持って今後のキャリアを考えてみます。


著者プロフィール

株式会社刀 代表取締役CEO

「2020年 『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森岡毅の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アンデシュ・ハン...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×