ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478108345

感想・レビュー・書評

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  • オールドタイプとニュータイプの比較が描かれていて非常に勉強になる。

  • 1 飽和するモノと枯渇する意味
    2 問題の希少化と正解のコモディティ化
     ボトルネックは問題の解決から問題の発見へとシフトし、 解決能力は供給過剰の状況に陥る
     MBA志願者の減少 人工知能のよる追い打ち
    3 クソ仕事の蔓延
    4 社会のVUCA化 volatile 不安定、uncertain 不確実、complex 複雑, ambiguous 曖昧 アメリカ陸軍が現在の世界状況を説明するために用いだした用語
    経験の無価値化、予測の無価値化、最適化の無価値化
    5 スケールメリットの消失
    6 寿命の伸長と事業の短命化 アメリカの企業の平均寿命が60年から20年へ

    日本 フォローすべき先行者のいない状況に歴史上初めて立たされた
    日本の思想史 コンテンツがない 外来のものに無批判にといついて、それを飲み込んでいくという文明受容の態度

    イノベーション停滞の真因は問題の希少化

    セグウエイ 黒字化できず
     どんな問題をとこうとしているのか、はっきりしない製品だった

    課題設定とその解決にこだわる

    未来は予測せずに構想する
    ニュータイプは未来がどうなるかでなく、未来をどうしたいか考える

    重要な局面ほど予測は外れる
    予測をもとに自分の行動を決定するのはオールドタイプ
    未来予測は原理的に不可能

    人工知能を人間が手にしたことで、私達にどのような可能性が開けるかと問うことが大事

    意味を与えると人は豹変する

    ピーチ・アビエーション 社是 戦争をなくすこと

    ニュータイプのリーダーは、仕事の背景をなす大きな意味を明らかにすることで、組織からモチベーションと創造性を引き出す

    広島 マルニ木工 アップルに数千脚の椅子を納入
    山中社長 本気で自分がほしいと思う椅子で勝負したいと方向転換
    グローバル市場におけるニッチ

    フランクとクック 市場が絶対評価から相対評価へ変化することで勝者総取りが進行すると考えた

    役に立つとい市場で生き残りをかけた熾烈な戦いに身を投じるか、意味があるという市場で独自のポジションをとるか

    役に立つという市場で戦うとほぼ全員負ける

    役に立つより意味がある方が高く売れる

    モノが飽和し、モノの価値が中長期的に低落傾向にある時代だからこそ、これからは、役に立つものを生み出せる組織や個人にではなく、意味やストーリーを生み出すことができるニュータイプに、高い報酬が支払われる時代がやってくる

    意味はコピーできない
    テクノロジーもデザインもコピーされやすい

    優秀な人材を集め、彼らのモチベーションを引き出すためには、what,why,howを明確化し、それらを整合的に共感できるストーリーと伝えることが必要になる

    カーネマン
    外部からの刺激に対して、大きく2種類の意思決定の過程が同時に、異なるスピードでおこる システム1直感、システム2論理
    論理と直感をしなやかにつかいこなす 相対的に直感が重要な時代

    わがままが最高の美徳
    ルールさえ守ればいいが破滅を導く
    不確定な時代こそ真・善・美による意思決定をする

    進化のスピードが早く、複雑化していく社会において、外在的なルールだけに頼って自分達の行動を律するのはリスクが大きすぎる。これからの時代は、自分の中にある真・善・美の基準に照らして、自分達の行動を律して行かなければ大きなカタストロフィを回避することはできない

    複数のスタンダードを同時に当てて絶妙なバランスを取るというのは、日本が得意としているところでした
    日本人がもつデュアルスタンダードの特徴

    量的指標から質的指標へ

    ☓ 努力は報われる
    ○ 自分の勝ちが高まるレイヤーで努力する

    モチベーションが最大の競争要因 モチベーションのマネジメントが必要

    専門家が斬新なアイディアを潰す 

    大量に試してうまくいったものを残す

    賢人とは人生を楽しむ術を心得た人

    何が良いかは試さないとわからない

    試し上手は、やめ上手 撤退の巧拙が事業創出の鍵

    人生の豊かさは逃げることの巧拙に左右される

    パラノ型は環境の変化に弱い

    行き先などは決まっていなくても、「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げる、というのがニュータイプの行動様式

    専門領域を自由に横断するためには教養=リベラルアーツが必要だ 加藤周一

    リベラルアーツを学ぶことで、自分の中に時間軸・空間軸で眼の前に相対化するリテラシーを持つことができる。この「常識への違和感」が、誰も気付いていない新しい問題の提起へとつながることになる

    オールドタイプの行動様式は、私達の精神世界を「わかり会える者たち」だけの閉じたものとし、その外側にいる「わかりあえない者たち」を断絶する、あるいはそもそも「存在しないこと」にしてしまう可能性があります。つまりインターネットが登場したことで、むしろ私達は「孤立化・分散化」する恐れがある、ということえす。

    ニュータイプは、短兵急に「わかった」つもりになるのではなく、また「わからない」と排除するものでなく、他者の声に耳を傾け、共感することで、新しい気付きの契機を作り、その契機からの学びを生かして成長し続ける

    苦労して身につけたパターン認識を書き換える
    パターン認識による経験は不良債権化する
    カギは速習でなく古い学びのリセット

    権威ではなく問題意識で行動する

    日本人は権威がなんとかしてくれると考える傾向が強いが、権威は常に正しい判断をして状況を救ってくれると考えるオールドタイプの思考様式は、特にVUCA化する世界においては極めてリスクが大きい。このような時代に適応するニュータイプは、権威に頼らず、自ら問題意識を持ち、人に働きかけていく

    システムに耽溺せずに、脚本をしたたかに書き換える

    中西輝政 脅威やリスクを見て見ぬふりをし、対立を避け、誰とでも仲良くしようとするのは、行きつくところ「滅びの哲学」にほかなりません

  • 問題を発見し意味を創り出す能力

    システムの大きな問題を解決するには
    システムそのものを微修正しながら

    何か儲かりそうなアイデアはありませんかとお見合いを繰り返すのがオープンイノベーションがうまくいかないと理由

    人工知能を人間が手にしたことで私たちは
    どのような可能性が開けるのか?
    テクノロジーによってわたしたちはどのように人間を進化させられるのか?

    意味はコピー出来ない

    素晴らしいデザイン
    素晴らしいテクノロジー
    素晴らしいプロダクトが生まれるか?

    コピーという攻撃に非常にき弱

    その製品やブランドが持っている固有の意味はコピー出来ない

    アップルはすでに一つの文学

    モノが過剰になり、意味が不足している時代において、私たちはなぜ働き続けるのか?

    WHATの要件は共感
    共感を獲得できるビジョンを打ち出せるのか?

    役に立つよりも意味があることの方が高い経済価値がある
    役に立つトヨタより意味があるイタリア車
    論理と直感を状況に応じて適切に使いこなすしなやかさが必要だ

    二重過程理論
    論理と直感のバランスでパフォーマンスは上がる

    自然界では短期的な非効率が中長期的な高効率につながる
    生産性という概念がトリッキーだという事
    日本の効率性重視が高付加価値を生み出せずにいる

    グーグル、3Mは規律と遊びのバランスが絶妙

    過去の大発明は偶然
    使用目的を想定された後に、発明という行為が行われる
    結果的にイノベーションになった
    何の役に立つのかよくわからないけど、なんかある気がする
    ブリコラージュ

    キャリアプラン
    大量に試して、うまくいったものを残す
    何が良いかは試さないとわからない
    成功は確率論
    成功者のキャリアは8割が偶然

    不甲斐ないリーダーに対して、これを是正させるオプションとは、意見をして行動を正すかその人の元から逃げ出す

    構想力を高めるには、何が必要か?
    →リベラルアーツ
    リーダーの役割は、問題を設定する事もある
    MBAを代表とするサイエンスでは解決出来ない

    リベラルアーツとは自由になるための技術

    問う、疑うのための技術がリベラルアーツの真髄

    インターネットが誕生したことで、分かり合える者たちだけの閉じたものにしている
    インターネットが孤立化・分散化する恐れがある

    自分と価値観のフィットするわかりあえる者たちだけでコミニュケーションをループさせるのが、オールドタイプ

    GAFAも経験の少ない新参者
    大手企業は過去の経験と知識によって敗者となった

    オールドタイプは貧富の格差が拡大する富の側に入るよう頑張る姿勢

    生産性の爆発的な向上?
    江戸時代の倍以上の労働時間と消費エネルギーで生産したものは、ゴミ

    人間は意味を食べて生きる生き物
    ゴミを作り、売ると言う事に対して意味を見いだせていない

    テクノロジーが進化して逆に退化している

    資本主義というシステムに根本的に問題がある
    意識が変わらなければシステムをかえても変わる事は無い
    無自覚で無批判であったのだ

    ※意見を言って疎まれ、会社辞めたよ。
    上司のパワハラでハカイダーはいっぱい退職させて
    自殺したのもいた。

    学習したのは、嫌な辞めればいいや。

  • 著者のイノベーションの定義が最高。
    今後僕も同じ説明をしようと思う。

    本書の主張は、「正しい正しくない」よりも「好き嫌い」を判断軸にする方が価値のある時代になったというもの。

    この辺り誤読しそうになるのだが、だからといって「正しい正しくない」を理解できる技能の習得をサボってよいわけではない。
    「正しい正しくない」のコモディティ化は進んだ。それゆえ、過去と比較するとその部分において相対的に価値を生みにくくなった。ただ、その部分が最低限クリアすべきハードルになっているため、そこがクリアできないならそもそも論外になっているというのが僕の認識である。おそらく著者も。

    品質管理の世界での当たり前品質と魅力的品質である。

    当たり前に必要とされるビジネススキルレベルはほんの10年前と比較しても大幅に上がっている。
    この当たり前品質と魅力的品質の両方を高度に発揮しなければならない。

    のだけれども、この本をうちの若い子とかに読ませると「好き嫌いでの判断こそ価値があるのだ」という勘違いが発生しそうでこわい。

  • 今の時代に必要なマインドセット、思考法を書いており
    現在は問題を設定する力の方が重要である事を説いた本
    VUCAと言われる不確実性が増し、物質的、精神的な物が満たされている現在では
    問題解決する物自体が減っていくため、新しく問題を設定する人、未来を構想して
    作っていく事が重要。
    論理自体には納得性が高いので、読んで参考になる部分は多いはず

  • 『ニュータイプの時代』(山口周著)/ダイヤモンド社)vol.510
    https://shirayu.com/blog/topstory/enlightenment/8522.html

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著者プロフィール

1970年生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科前期博士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)など著書多数。神奈川県葉山町に在住。

「2018年 『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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