ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 1070
レビュー : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478108345

作品紹介・あらすじ

7万部突破のベストセラー、大反響です!
★ベストセラー『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』で話題沸騰!!
★今、最も注目される著者が明かす、「アート」「美意識」に続くキーコンセプト!

「直感」「意味」「構想」「モビリティ」
「フォーカス」「アンラーン」「エグジット」…他

大きく切り替わった時代をしなやかに生き抜く、
「思考法」「働き方」「生き方」「キャリア」「学び方」
をまとめた生存戦略の決定版!!

◎これから価値が高まるスキルとは?
◎GAFAによる勝者総取り最終戦争で生き残るには?
◎「役に立つ」で戦うと「ほぼ全員」負ける
◎問題解決者より「問題発見者」の価値が増す
◎重要な局面で「必ず」未来予測が外れる理由
◎なぜリベラルアーツで「構想力」が磨けるのか?
◎どうすれば論理と直感を使いこなせるのか?
◎なぜ「逃走」が、最も有効な生存戦略なのか?

感想・レビュー・書評

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  • モノも人もしごとも飽和しており、人口が緩やかに減少しており、経済成長も減少の一途を辿っていく日本において、問題解決力より課題発見力、賢い頭より賢い体、経験より目の前にある学びに目を向けるなど
    目まぐるしく変化していく世の中に適応するための考え方が示唆されており、非常に興味深い。
    こらからの時代を生き抜くために一人でも多くの人に読んでほしい一冊。

  • 「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか」の著者、山口周氏の新刊です。「世界の~」の衝撃もすごかったけど、こちらもいい衝撃、感性を揺さぶられる内容でした。

    内容は終始、VUCA化する世界において、新しい人間をニュータイプとして、逞しくこの世の中を歩んでいく上での指南書です。「意味を与える」、「問題を発見する」このような、自ら問題を発見して、解決して新たな意味を与えることは、大学の建築学科や芸術系学科で訓練されるもの。ただ単に、問題が合理的に解けて提案されたものより、その人独自の視点で問題を発見して、問題を世の中に訴えてできたものの方がよっぽど面白い。

    こ考え方がもっと広く、伝わって欲しいと思うものの、実際の社会は、特に日本の教育や社会は、より率先力や実戦力を求める方向に進んでいると思います。できるだけ、こういった考え方に感化された大人が、それを若者へ伝えることが必要と感じます。

  • 数年前に読んだ外資系コンサルの知的生産術は面白かった。
    今回はそれと比べると鮮度がイマイチであまり刺さらなかった。

    良かったポイントは1つ。

    課題を発見し、意味をもたせること。

    これはまだまだできてない。
    なんの為に仕事をするか、なんの為に生きるのか。を考えられていない。

    問題解決型の人間だから、正解を求めて右往左往している。
    これまでの人生を振り返り、どんな意味合いを持たせるか。意味がないと思ってても、こじつけてみたりしよう。

    それでも、将来が見通せないなら、今後どんな意味合いを持たせたいか、思うままに書いてみる。

    正解はないからこそ、意味のもたせ方1つで、
    働き方も生き方も変えられる。

  • ・問題を発見して、提起する
    ・意味を資本とする
     – 役に立つ/立たない×意味が有る/無い
    ・勝てる場所にポジショニングする
    ・努力のレイヤーを変える
     – 自分の価値が相対的に高まるポジションにい続ける
    ・傾聴して共感する

  • 何が一番変わっているのかというと、「問題解決」の時代ではないということ。そして、問題を解決するのにも、過去の経験に照らし合わせて、パターンに当てはめ、解決策を導き出すアプローチではないということかな。こうやって、全体を軽く要約することを厳に戒めていらっしゃいますが・・・

    まず、前者。そもそも問題とは「あるべき姿」と「現実」とのギャップと定義し、その差を埋めるのが問題解決。コンサルが良く言う、AsIsとToBeですね。先進国にキャッチアップする時代はそれでよかったかもしれないけど、今や日本はれっきとした先進国。ある程度のレベルに到着したところで、「あるべき姿」=目標というのを失ってしまったということ。故に、大事なのは問題を解決することではなく「あるべき姿」を構想する力。いわゆるビジョナリーなのかな。「未来がどうなるのか?」ではなく「未来をどうしたいか?」を考えるのがニュータイプだということみたいです。あと、こういう文脈の上に「モノから意味の時代」にという指摘もあります。量を増やすのではなく質だというといいすぎかもしれませんが、ある程度物質的に満ち足りている現状では、単にモノを持つことではなく、意味が重要だというのはその通りかな。あればよいという時代では確かにないと思います。

    それから、解決策へのアプローチ。世の中が混とんとして、不確実性とか不確定要因が多い中では、計画を立ててしっかりとやっていくというアプローチではなく、やってみて、少しずつ修正してというアプローチでないと解決策に行きつけないという指摘。アジャイルですね。そうなのかもしれないけど、会社ではこれでは説明できない。まあ、典型的なオールドタイプなのかもしれませんが、今の時代は試行錯誤を繰り返して少しずつゴールを目指すというのも何となくその通りと思います。計画が立てられないとは気持ち悪いし、何よりも説明力がないけれど、ある程度の試行錯誤ができないと新しいものは生み出せないと、それは何となく感じています。

  • 薄っぺらい精神論かと思って期待せずに読んだのだが、なんとなくそう思っていたことが明確に書かれてあって妙に腹落ちした。
    ◎変化する時代における成功は確率論。リスクをとって試すこと。リスクをとるには撤退上手である必要あり。
    ◎教養(リベラルアーツ)は目の前の常識から自由になるための技術。疑うべき常識を見極める力。

  • 1 飽和するモノと枯渇する意味
    2 問題の希少化と正解のコモディティ化
     ボトルネックは問題の解決から問題の発見へとシフトし、 解決能力は供給過剰の状況に陥る
     MBA志願者の減少 人工知能のよる追い打ち
    3 クソ仕事の蔓延
    4 社会のVUCA化 volatile 不安定、uncertain 不確実、complex 複雑, ambiguous 曖昧 アメリカ陸軍が現在の世界状況を説明するために用いだした用語
    経験の無価値化、予測の無価値化、最適化の無価値化
    5 スケールメリットの消失
    6 寿命の伸長と事業の短命化 アメリカの企業の平均寿命が60年から20年へ

    日本 フォローすべき先行者のいない状況に歴史上初めて立たされた
    日本の思想史 コンテンツがない 外来のものに無批判にといついて、それを飲み込んでいくという文明受容の態度

    イノベーション停滞の真因は問題の希少化

    セグウエイ 黒字化できず
     どんな問題をとこうとしているのか、はっきりしない製品だった

    課題設定とその解決にこだわる

    未来は予測せずに構想する
    ニュータイプは未来がどうなるかでなく、未来をどうしたいか考える

    重要な局面ほど予測は外れる
    予測をもとに自分の行動を決定するのはオールドタイプ
    未来予測は原理的に不可能

    人工知能を人間が手にしたことで、私達にどのような可能性が開けるかと問うことが大事

    意味を与えると人は豹変する

    ピーチ・アビエーション 社是 戦争をなくすこと

    ニュータイプのリーダーは、仕事の背景をなす大きな意味を明らかにすることで、組織からモチベーションと創造性を引き出す

    広島 マルニ木工 アップルに数千脚の椅子を納入
    山中社長 本気で自分がほしいと思う椅子で勝負したいと方向転換
    グローバル市場におけるニッチ

    フランクとクック 市場が絶対評価から相対評価へ変化することで勝者総取りが進行すると考えた

    役に立つとい市場で生き残りをかけた熾烈な戦いに身を投じるか、意味があるという市場で独自のポジションをとるか

    役に立つという市場で戦うとほぼ全員負ける

    役に立つより意味がある方が高く売れる

    モノが飽和し、モノの価値が中長期的に低落傾向にある時代だからこそ、これからは、役に立つものを生み出せる組織や個人にではなく、意味やストーリーを生み出すことができるニュータイプに、高い報酬が支払われる時代がやってくる

    意味はコピーできない
    テクノロジーもデザインもコピーされやすい

    優秀な人材を集め、彼らのモチベーションを引き出すためには、what,why,howを明確化し、それらを整合的に共感できるストーリーと伝えることが必要になる

    カーネマン
    外部からの刺激に対して、大きく2種類の意思決定の過程が同時に、異なるスピードでおこる システム1直感、システム2論理
    論理と直感をしなやかにつかいこなす 相対的に直感が重要な時代

    わがままが最高の美徳
    ルールさえ守ればいいが破滅を導く
    不確定な時代こそ真・善・美による意思決定をする

    進化のスピードが早く、複雑化していく社会において、外在的なルールだけに頼って自分達の行動を律するのはリスクが大きすぎる。これからの時代は、自分の中にある真・善・美の基準に照らして、自分達の行動を律して行かなければ大きなカタストロフィを回避することはできない

    複数のスタンダードを同時に当てて絶妙なバランスを取るというのは、日本が得意としているところでした
    日本人がもつデュアルスタンダードの特徴

    量的指標から質的指標へ

    ☓ 努力は報われる
    ○ 自分の勝ちが高まるレイヤーで努力する

    モチベーションが最大の競争要因 モチベーションのマネジメントが必要

    専門家が斬新なアイディアを潰す 

    大量に試してうまくいったものを残す

    賢人とは人生を楽しむ術を心得た人

    何が良いかは試さないとわからない

    試し上手は、やめ上手 撤退の巧拙が事業創出の鍵

    人生の豊かさは逃げることの巧拙に左右される

    パラノ型は環境の変化に弱い

    行き先などは決まっていなくても、「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げる、というのがニュータイプの行動様式

    専門領域を自由に横断するためには教養=リベラルアーツが必要だ 加藤周一

    リベラルアーツを学ぶことで、自分の中に時間軸・空間軸で眼の前に相対化するリテラシーを持つことができる。この「常識への違和感」が、誰も気付いていない新しい問題の提起へとつながることになる

    オールドタイプの行動様式は、私達の精神世界を「わかり会える者たち」だけの閉じたものとし、その外側にいる「わかりあえない者たち」を断絶する、あるいはそもそも「存在しないこと」にしてしまう可能性があります。つまりインターネットが登場したことで、むしろ私達は「孤立化・分散化」する恐れがある、ということえす。

    ニュータイプは、短兵急に「わかった」つもりになるのではなく、また「わからない」と排除するものでなく、他者の声に耳を傾け、共感することで、新しい気付きの契機を作り、その契機からの学びを生かして成長し続ける

    苦労して身につけたパターン認識を書き換える
    パターン認識による経験は不良債権化する
    カギは速習でなく古い学びのリセット

    権威ではなく問題意識で行動する

    日本人は権威がなんとかしてくれると考える傾向が強いが、権威は常に正しい判断をして状況を救ってくれると考えるオールドタイプの思考様式は、特にVUCA化する世界においては極めてリスクが大きい。このような時代に適応するニュータイプは、権威に頼らず、自ら問題意識を持ち、人に働きかけていく

    システムに耽溺せずに、脚本をしたたかに書き換える

    中西輝政 脅威やリスクを見て見ぬふりをし、対立を避け、誰とでも仲良くしようとするのは、行きつくところ「滅びの哲学」にほかなりません

  • 問題を発見し意味を創り出す能力

    システムの大きな問題を解決するには
    システムそのものを微修正しながら

    何か儲かりそうなアイデアはありませんかとお見合いを繰り返すのがオープンイノベーションがうまくいかないと理由

    人工知能を人間が手にしたことで私たちは
    どのような可能性が開けるのか?
    テクノロジーによってわたしたちはどのように人間を進化させられるのか?

    意味はコピー出来ない

    素晴らしいデザイン
    素晴らしいテクノロジー
    素晴らしいプロダクトが生まれるか?

    コピーという攻撃に非常にき弱

    その製品やブランドが持っている固有の意味はコピー出来ない

    アップルはすでに一つの文学

    モノが過剰になり、意味が不足している時代において、私たちはなぜ働き続けるのか?

    WHATの要件は共感
    共感を獲得できるビジョンを打ち出せるのか?

    役に立つよりも意味があることの方が高い経済価値がある
    役に立つトヨタより意味があるイタリア車
    論理と直感を状況に応じて適切に使いこなすしなやかさが必要だ

    二重過程理論
    論理と直感のバランスでパフォーマンスは上がる

    自然界では短期的な非効率が中長期的な高効率につながる
    生産性という概念がトリッキーだという事
    日本の効率性重視が高付加価値を生み出せずにいる

    グーグル、3Mは規律と遊びのバランスが絶妙

    過去の大発明は偶然
    使用目的を想定された後に、発明という行為が行われる
    結果的にイノベーションになった
    何の役に立つのかよくわからないけど、なんかある気がする
    ブリコラージュ

    キャリアプラン
    大量に試して、うまくいったものを残す
    何が良いかは試さないとわからない
    成功は確率論
    成功者のキャリアは8割が偶然

    不甲斐ないリーダーに対して、これを是正させるオプションとは、意見をして行動を正すかその人の元から逃げ出す

    構想力を高めるには、何が必要か?
    →リベラルアーツ
    リーダーの役割は、問題を設定する事もある
    MBAを代表とするサイエンスでは解決出来ない

    リベラルアーツとは自由になるための技術

    問う、疑うのための技術がリベラルアーツの真髄

    インターネットが誕生したことで、分かり合える者たちだけの閉じたものにしている
    インターネットが孤立化・分散化する恐れがある

    自分と価値観のフィットするわかりあえる者たちだけでコミニュケーションをループさせるのが、オールドタイプ

    GAFAも経験の少ない新参者
    大手企業は過去の経験と知識によって敗者となった

    オールドタイプは貧富の格差が拡大する富の側に入るよう頑張る姿勢

    生産性の爆発的な向上?
    江戸時代の倍以上の労働時間と消費エネルギーで生産したものは、ゴミ

    人間は意味を食べて生きる生き物
    ゴミを作り、売ると言う事に対して意味を見いだせていない

    テクノロジーが進化して逆に退化している

    資本主義というシステムに根本的に問題がある
    意識が変わらなければシステムをかえても変わる事は無い
    無自覚で無批判であったのだ

    ※意見を言って疎まれ、会社辞めたよ。
    上司のパワハラでハカイダーはいっぱい退職させて
    自殺したのもいた。

    学習したのは、嫌な辞めればいいや。

  • 問題を解決し、モノを作り出す能力から、問題を発見し、意味を創り出す能力へとシフトしている

    現代は、問題が希少で、解決策が過剰という時代に突入している


    ニヒリズム=何のためにという問いに答えられないこと(ニーチェ)

    社会のVUCA化=Volatile(不安定)、Uncertain(不確実)、Complex(複雑)、Ambiguous(曖昧)

    コンピューターなんて役に立たないね、あれは答えを出すだけだ(パブロピカソ)

    問題が足りないということは、ビジョンが不足しているのと同じこと

    未来は予測するのでなく「構想」する

    ヒトモノカネのうち、可変性があるのはヒトだけ

    ピーチの社長井上慎一
    「戦争をなくすため友達がいろんな国にいる状態にしたい。そのために格安航空会社が必要」

    役に立つか、意味があるか。役に立つよりも、意味があることに経済的価値が認められている

    人生から不確実性を追い出してしまうことは、自分の人生が大化けする可能性も排除してしまうということ

  • ニュータイプというか、十数年前くらいから言わ続けていることを改めてまとめ直した感じ。
    共感した点としては、
    ・市場は、役に立つものを低価格で売る激しい競争(大規模な者が勝つ)と、意味があるもの(オンリーワン的なもの)を売る多極化した市場の2つになってきている。
    ・本来不要なはずの、仕事のための仕事(クソ仕事)蔓延している。
    ・こうあるべき又はこうありたい というビジョン明確な者がより大事になってくる。
    といった点。
    逆に、現代は解決策ありふれる一方で問題が希少になってきているというのは、環境問題や格差社会やテクノロジー発展に伴う価値観の激変といった課題に直面している現状を考えると疑問符がつくところ。
    うまくまとまってはいるが、あまり自分の中で芯に響く感覚がなかった。

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著者プロフィール

山口周(やまぐち・しゅう)
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。
慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。その他の著書に、『劣化するオッサン社会の処方箋』『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『外資系コンサルの知的生産術』『グーグルに勝つ広告モデル』(岡本一郎名義)(以上、光文社新書)、『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)、『武器になる哲学』(KADOKAWA)など。2019年7月4日、『ニュータイプの時代』(ダイヤモンド社)刊行。

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