世界最高のエビデンスでやさしく伝える 最新医学で一番正しい アトピーの治し方

  • ダイヤモンド社 (2020年1月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784478108475

みんなの感想まとめ

アトピー性皮膚炎の治療に関する新たな視点を提供する一冊で、標準治療やステロイドに関する正しい理解を深めることができます。著者は、エビデンスに基づいた情報を丁寧にまとめ、民間療法のリスクやステロイドの適...

感想・レビュー・書評

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  • アトピーの治療と周辺情報について本当に丁寧に纏めてくれています。

    基本的には、エビデンスの王者と言われる"標準治療"、ステロイド使用が王道だと言うことです。
    その為、民間療法の誤り(医学的な根拠に欠かる)を指摘しつつステロイドについて多く紙面が割かれています。
    ステロイドは悪魔の薬、と言うイメージを覆しつつ、肌が黒くなる事の無根拠さ、プロアクティブ療法のやり方、保湿剤と併せて使用する時の順番、等知りたかった事が網羅されています。
    新薬のデュピクセントについても知れた事は良かったです。

  • アトピー性皮膚炎の治療を続けている患者の立場で読んでみて、とてもよかったです。
    今の時点でわかっている、治療に役立つ知識を知ることができました。

    標準治療やステロイドについて、しっかり説明してくださっていることも、私にとっては安心につながりました。

    そして、民間療法のことについても。

    若い頃は、藁をもすがる気持ちで民間療法も頼り、そして撃沈(数ヶ月間、日常生活に支障をきたすレベルで悪化)した経験を持つ身として、「当時の私に読ませたい」と思う内容でした。否定するのではなく、あくまでもわかっていることをベースとして説明してくださっている大塚先生の姿勢に信頼の念を抱きました。

    読んでよかったとしみじみ思う一冊でした。

  • 幼少の頃からずっとアトピーに悩まされている。様々な情報に踊らされ、今までずっとステロイドは怖いと思っていた。脱ステロイドも何度も試みた。でもやっぱり良くならない。そして皮膚科に行く。せっかく薬をもらっても、ステロイドの副作用が怖いから塗ったり塗らなかったり。その繰り返しでいつまで経っても皮膚はきれいにはならなかった。
    この本には知らなかったことや目の前の医者には聞けなかったことがたくさん書いてあった。そして何よりもエビデンスに基づいていて信頼できる。早速プロアクティブ療法を実践中。今、肌は以前よりもいい状態を保っている。

  • 内容が難しそうと思いつつ、自分の遺伝でおそらく我が子にもアトピーが生後3ヶ月で出てきてしまったので読みました。Twitterでフォローしている小児科医の先生がお薦めしておりました。
    リアクティブ療法しか知らなかったので量には気をつけつつプロアクティブ療法を試してみようと思います。
    とてもやさしい言葉で説明してくださってるので読みやすくすらすら読めました。

  • 20代で出会いたかった本。
    標準治療の皮膚科はたくさんありますが、本当に正しい塗り方を教えてくれる皮膚科は少ない印象。
    実際に看護師さんに塗ってもらえると、いかに今までの塗り方が間違っていたかわかります。
    皮膚科探しも大変なことなので、ぜひこの本を読んでほしい。
    本屋で1600円+税払うだけです!
    私のように10-20代を棒に振らないでほしい。
    私はこの本にあるような正しい塗り方(FTU)に辿り着くまでに28年かかりましたので......

  • 医者への不信感から民間療法に走る。
    本当にそうだと思う。忙しいのは分かるけど、上から目線の医者は良くない。医者の見分け方が分かりやすく書いてあって面白かった。

  • 環境の変化でアトピー体質の多くなった今、そして薬の使い方などが丁寧に書かれている、押し付けがましくなくとても優しく導いてくれる本です、文字が大きくてすぐ読めます

  • 僕はアトピーです。
    小学生のころアトピーやろうと言われたのが、今でもトラウマ。いまは比較的落ち着いていて、自己肯定感も高まりつつあるけども、皮膚が弱い人はなんかしら悲しい過去を抱えているから、きっとみんないい人なんだと漠然と思っている今日この頃。
    本屋でたまたま見つけた本。
    今までは何となく皮膚科に月一で通って悪くなったら強めの薬もらってずっと過ごしてきた。このまま一生アトピーでいるのだろうと、諦めていた。
    この本に出会えて、始めて真摯にアトピーと向き合えた気がした。
    書いてあることは、奇抜な治療法ではなく王道をいこうということ。しかし、フィラグリン、th2サイトカインなど寝耳に水な知識を知れた。同時に医療という物の見方を学ぶことができた。
    プラシーボ効果とノシーボ効果には気をつけて、うまく付き合っていきたい。
    地道だが、プロアクティブ療法をFTU意識しながらやって完治したい。いや、できるかもとはじめて思えた。

  • エビデンスに基づいた本。書店に並ぶ医学書は主観的すぎると思っていたのでこう言う客観的な視点を持つ書籍を大切にしなきゃなと思う

  • 標準治療がファーストチョイス。
    自分は別の生物製剤使っているので保湿とステロイドでがんばる。

    • arrayさん
      標準治療に頼ろう。
      標準治療に頼ろう。
      2020/03/05
  • 田舎の診療所のちいさな診察室から感謝を述べたい。これからも自信を持って標準治療をしていきたいと思えた。

  • とりあえずアトピーで悩んでいる方がいたらこの本を勧めようと思う。

  • アトピーの方は是非読みましょう。医師としての考え方、スタンスなど、共感出来ます。

  • 生まれてきてから付き合っているアトピー
    今までは目を背けてネットの情報に埋もれていたが、初めてきちんとアトピーの本を読んだ

    何か新発見があるのかと期待して読み進めたが、そうではなかった
    でも、それは悪い意味ではなく、タイトルの通り根拠のある正しい治療法が書かれており、情報に流されていた私にとって基本を再認識することができた1冊であると感じている

    変に抗うことなく、標準的な治療を適切に続けていきたい

  • エビデンスレベルに基づく医療選択を。海外ジャーナルに論文を通している著者が、普段読者をしない層まで分かるように本を書いてくれている

    【感想】
     私はアトピー持ちなので、読んでみた。「アトピーの治し方」では一冊持たないからだろう、本書の半分以上は医療情報リテラシーにまつわる話で占められる。研究に疎い人や普段本を読まない人にも分かるようにRCTやメタアナリシスを解説している。本書で何度も語るように「医療は患者さんの気持ち・不安に寄り添うことが大事」「医者が正しい情報を押し付けても、解決しない」と語っているように、非常に優しく、丁寧な作りとなっている。巷の売れ行きのビジネス本ぐらい読みやすい作りとなっている本書が、バリバリの研究者・医師によって書かれていることに感動。忙しい中、合間を縫って本書を刊行していただいたことに感謝。
     アトピーの治療法として学べたのはシンプルだった。基本的にステロイド処方の標準治療は最もエビデンスレベルが高く、過度に恐れることはない。医師から指示を受けたとおりに薬を使うこと。あとは適切に保湿を行うことだ。かゆみがあっても爪を立ててかくのは避ける。目の周りがかゆくなることがあっても、叩いててはダメ。冷やすことは1つ有効である、などなど。
     私はアトピー持ちかける鼻炎アレルギーなのだが、著者曰く、アトピーのの患者は別のアレルギーも引き起こしやすいらしい。これを「アレルギーマーチ」と呼ぶそうだ。
     あと、個人的にポイントだったのが医学博士という肩書きだけでは信頼する根拠に値しない、と指摘していたこと。医学博士は、大学によって取る難易度が全く異なるが、どれも一緒くたにして「医学博士」と語られてしまうという。私も、巷の医療本(それも年配の著者でタイトルが過激なもの)では、民間療法の根拠をサポートするように医学博士が使われていることが多く、訝しかった。そのことを、現役の研究者・医師である著者によって指摘をしているのは、素人である私にとって意味があった。
     個人的に目立った発見はなかったものの、医療情報リテラシーが低い層にも手に取りやすいコンセプトで手に取りやすい本になっているところが良い。今日もYoutube、web広告の質はかなり酷く、相変わらず皮膚ケアに悩む人を搾取するきらいがある。本書にあるような正しい医療情報選択の知恵が広まることを願うばかりだ。

  • 著者自身の経験や考え方もふんだんに交えながら書いてあるので、エッセイのような感じですらすら読める、素晴らしい本。

    どの領域でもそうなのかもしれないけど、医療への不信感と、医療・患者の対立、民間療法への誘いというのは本当に奥が深い。

    1人でも多くのアトピーの方に届いてほしい。

  • 極めて科学的で役に立つ内容であった。偽医学によく立ち向かってくれたと思う。

  • エビデンスで医療を理解するための本。特に感受論が多いアトピー界隈の治療法をきちんと知りたくて。医療に感情論が入り込んで蔓延するのは医者と患者のコミュニケーションの失敗が原因ってあって本当にそう。これは説明が足りない医者も悪いし、理解力がない患者も悪い。啓蒙しか手がないので、自分はしっかり啓蒙されようと思う。

    まずアトピーのしくみの説明、ステロイド薬の説明をしっかりしてくれているから、信頼できそうな本だと分かる。簡単だけど要点は抑えてきちんと教えてくれてありがとう。

    そして、患者がいかに医者の言うとおりに薬をぬらないかが分かった。そりゃあ治らないさ。きちんと徹底して数か月は薬をべたべたに塗らないと治らない。これは面倒だし、こわくなる。でも徹底するってことが大事なんだよな。
    庶民は感情論もだけれど、お手軽な方法を求めて民間療法に飛びついちゃうんだろうなって思う。

     そしてアトピーの新薬についての話もあるが、意外と少なかった。それもそのはず今はステロイド治療でもうまくいかなかった重傷者しか適用できないとのこと。つまり、まずは既存の標準治療でしっかり治してくださいってことだ。それが一番だよね。

    標準治療という言葉についても話があったが、たしかに言葉が悪いよな。「標準」という言葉じゃあ一番効果的なtって意味が伝わらないよな。「最適治療」とかに名称変更してほしいわ。これだけでだいぶ患者の不信感は取れるんじゃないのか?

  • 私は脱ステロイドをやめた人に該当するので読みやすかったですね…『私の病気の標準治療はなんですか』は全般的に使えそうと思いました。

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著者プロフィール

近畿大学医学部・大学院医学研究科皮膚科学学教室主任教授

「2022年 『アロスエルゴン Vol.2No.2 ここまで変わったアトピー性皮膚炎病態論と治療UPDATE ~新しいコンセプトに基づく治療へのアプローチ~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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