その仕事、全部やめてみよう 1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」
- ダイヤモンド社 (2020年7月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478108598
作品紹介・あらすじ
" 24歳でアプレッソ(現・セゾン情報システムズ)社長、そしてわずか43歳でクレディセゾン常務執行役員CTO。本書は、「プログラマー×ITベンチャー社長×大企業CTO」という異色の経歴を持つ小野和俊氏の処女作です。
ITベンチャーの代表を10年以上務め、現在は老舗金融企業のCTO。小野氏は、この2つのキャリアを通して、それぞれがどんな特徴を持ち、そこで働く人がどんなことに悩み、どんな風に仕事をしているのかを見てきました。その中で、ベンチャーにも大企業にも共通する「仕事の合理化のポイント」と「無駄」を見出します。
本書は、具体的なエピソードを交えながら、仕事の無駄を排除し、生産性を高めるための「仕事の進め方・考え方」を解説するものです。
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感想・レビュー・書評
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To Stopリストを作るという発想に共感できた。
日々忙しさを増すばかりでリモートワークでのミーティング設定のやり易さ(移動しなくていいし)が引き起こす中身の無い定例会議や打合せ、こういったモノを見直して止めて行く。これは業務ばかりではなく日常生活にもあるかもしれない。
以下Amazonより-------------
24歳でアプレッソ(現・セゾン情報システムズ)社長、そしてわずか43歳でクレディセゾン常務執行役員CTO。本書は、「プログラマー×ITベンチャー社長×大企業CTO」という異色の経歴を持つ小野和俊氏の処女作です。
ITベンチャーの代表を10年以上務め、現在は老舗金融企業のCTO。小野氏は、この2つのキャリアを通して、それぞれがどんな特徴を持ち、そこで働く人がどんなことに悩み、どんな風に仕事をしているのかを見てきました。その中で、ベンチャーにも大企業にも共通する「仕事の合理化のポイント」と「無駄」を見出します。
本書は、具体的なエピソードを交えながら、仕事の無駄を排除し、生産性を高めるための「仕事の進め方・考え方」を解説するものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【超凸出】
読む前に思っていた内容とは異なりましたが、谷を埋めるではなく、山を創ることはすばらしい。
受験の必勝方は苦手科目をつくらないことですが、これだけ情報が瞬時に世界中を駆け巡る世の中になった今となってはNo.1しか生き残れません。
No.2では意味がないのです。受験勉強のように満遍なくそこそこの点数を取れる人間では意味がないということです。
逆にごくごく狭い範囲でも世界一、第一人者と認められるならばその情報は世界中に流れ、ごくごく狭いマーケットとしても、例えば世界人口の0.001%しかないマーケットでも世界人口が70億人とすると70,000人もいることになり十分に生活することができます。
情報伝達に時間がかかる世の中であれば、世界では1億番目の順位でも、ごくごく狭い地域で1番であれば十分に生活できたかもしれませんが、いまは逆の戦略が必要です。
つまり、苦手、不得意と感じることはしなくても食うに困ることはないということです。
どんなにマニアックなことでも、好きなことだけをして没頭し、第一人者になればいい、それだけです。
「マツコの知らない世界」でいいのです。さらに言えば、本人の幸福度も上がります。
世界中を見て自分しかやってないことを見つければ第一人者になれるのです。
改めて納得。 -
「谷を埋めるな山を作れ」が一番刺さりました。
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ITベンチャーと大企業を経験した元プログラマの著者による、仕事での考え方についての本。
短所より長所をとらえてよくしていこうという考え方は、一理あるのだろうなと思った。短所をよくするというだけでは、似たり寄ったりにしかならないしね。なお、短所より長所に目を向けることを本書では『「谷」を埋めるな、「山」を作れ』と書いてあって、イメージしやすいとらえ方だなと思った。
「理論よりも実践を」という考え方は確かに大事だろうなと思う。自分は本を読んだだけで満足してしまうことがよくあるので、アウトプットなり実践できるようにしていきたい。
後、できの悪いコードのことを「ひよコード」と呼ぶようにした話がよかった。この言葉はちょっと普及してほしいなぁ。自分も使うようにしたい。
それにしても、才能あるプログラマは変人が多いということだけど、その例に驚愕した。「うちの会社のビジョン、イマイチだなと思ったので、僕のほうで直しておきました」と社内wikiの会社ビジョンを勝手に書き換える人とか、面接した日の夜の24時過ぎに、採用通知をだしてないのに、「明日から入社したいんですけど、どうしたらいいですか?」と言う人とか。いやもう、才能あるかもしれないけど大丈夫かその人って思ってしまった。短所より長所に目を付けるという例としてだしてたけど、さすがに限度はあるような気がする…(著者や同僚が大丈夫ならいいのだけど) -
2021年9月23日読了。エンジニアとしてベンチャー立ち上げ・大企業CTOを歴任した著者による、仕事のムダをなくし成果を上げるチームを作り上げる方法論。著者は根っからのプログラマーのようで、ロジカルに考え抜くこと、その中でひらめき・インスピレーションが生まれることを重視すること、またそのような発想が生まれる環境・土壌を準備すること、これを日々の仕事や経営にも当てはめる、という考え方は間違っていないものだと感じる。チームワークを進める場合、相手をコントロールしようと考えるよりまず相手を理解し、相手に理解できるやり方でガイドしゴールを共有することが重要ということなのだろう、心がけたい。
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題名からは、事業の絞り込みや、優先度の設定といったテーマかとおもいましたが、違っていました。エンジニア個人個人に関する対応や、考え方といったより現場に近い、顔が見える対応が描かれていて参考になりました。
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割と一般的な内容
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プログラマーの合理性、ベンチャー経営者の情熱、大企業経営者の組織理論を併せ持つ著者がそれぞれの立場で実践してきたことを通じて仕事の本質とこれからの働き方を語ります。特にレビューの所でのレビューイに対するレビューアとしての配慮、「谷」を埋めることより、ユニークな価値である「山」を作ることを優先することにとても感銘を受けました。それから、おわりにでの山田先生の教えもまた素晴らしい
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感動するdxをしようは刺さる。
谷を埋めるな山を作れもよい。
一つでも勝てるポイント、強みをつくること。
ワンフレーズって本当に大事だな。
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気付きはたくさんもらえたけど、インパクトのあるタイトルの内容はあまりなかったかも。
表紙裏に書いてあったこの7行が全てかな。
みんないつも忙しく仕事をしている。
真剣にとり組んでいるようにも見える。
なのに、
「その仕事は誰のどんな喜びに寄与するか」を
誰も理解していない。
こんな滑稽なことが少なからずある。
なぜだろうか?