- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478109182
感想・レビュー・書評
-
私は自分で自分はアートが好きな人間だと
思っていたが
そもそも「アート」ってなんだ?から考え出すと
これまでの自分の考えは
あるはずも無い型にハマっていて
アート思考とは違うことを感じた。
一方で、David Stenbeckの作品を観て
「この作品、私だったら『ひらめき』にするな」
なんて考えていたあの思考は
アート思考なのかもしれない。
アートが楽しいと思うのは
きっと想像の余地が残されていて、
自分なりに解釈して答えを見つけられるから、
そしてその過程も含めてようやく
ひとつの作品になるからだと思うと、
思いのほか世界にはアートが溢れてるんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説以外を手に取ることが少ないので、はじめは恐る恐る読んでいたけれど、気がつくとあっという間に読了。
美術館に行って、作品の横にある解説文を読んで鑑賞した気になっていたわたしは、これまで本当に作品を見ていたんだろうか?
文章と作品、どちらを長く見つめただろうか?
これまでのアート体験をひっくり返された感覚だった。
芸術家・アートとは無縁だと思っていたわたしも、実は芸術家たちと同じ思考で仕事をしている場面があるかもしれないという発見もあり。
どうして最近の教育界でアートが重要視されるようになってきたのかが腑に落ちた1冊だった。 -
「この絵がなんでそんなに価値があるの?」
「こんなのだったら僕だって描けるよ」
「そもそも良い絵、悪い絵ってなんなの?全部個性じゃん」
世の中には様々な絵がありますが、何が優れているのかわからないものもありますよね。この本を読めば、そんな疑問が一瞬で解けます!
絵にまっっったく興味がなかった私が、「世界中の美術館に行ってみたい!!」と思うようになったほど、この本は強烈です。
時代とともに移り変わる、アートの価値観をぜひご堪能ください!
(F.T.先生) -
音楽は聴いて初見で楽しめるがアートは難しい場合が多い
歳をとるにつれ固定観念
土の上にある花『見た目』ではなく
土の中の根『思考、経緯、思い』を伸ばすことが大事 -
父に勧められ読了。
アートに対する見方が変わる一冊だった。
今まではアートというと、キャンバスに描かれた絵や美しい彫刻など、目に見える具象物をイメージしていたが、実はアートとは探求の根であり、自分自身のものの見方、捉え方、そして自分の興味をどのように表現するのかということなのでは無いかと思った。
本書の一説に、「たとえ今の状態が周りの人から褒められるようなものでなくとも、一向に成果が出なくても、目標さえも見つからなくても、ちゃんと「自分の興味」に向き合っていれば、必ず点と点は繋がります。」という言葉があった。
これからの長い人生、時にはどんな方向に進めばいいのか、道に迷うこともあると思うけれど、どんな時も自分の興味の赴く方向へ進んでいきたいと思った。 -
今まで何となく、よく分からないまま解説を読んで芸術作品と言われるものを観てきた。自分に美術センスが無いため美術作品ってこんなものなのかなと、あまり興味が持てなかった。
この本を読んで多少は作品の鑑賞が楽しめるようになった。
色使いや構図などの面でなく、作品が生まれた背景や作者のメッセージ、作品そのものだけでなく部屋+作品で真の意味をもつなどアートそのものの概念が変わった。
パッと見の印象だけでなく奥にある背景を考えることが鑑賞には必要だと感じた。 -
初めてアートの見方を知った。
作品を見て
①どう感じたが
②どこからそれを感じたか
③どうして作者はそうしたのか
をアウトプットすることで自分なりの思考力をつけていく。